●ロシアとウクライナは、ロシア産天然ガスの対ウクライナ輸出価
格を巡る交渉で、合意に至っていない。
●ロシアは2006年自らがG8議長国を勤める間、全世界的なエネ
ルギー問題の解決に関して、世界のリーダーとしての役割を果
たしていく用意があることをラブロフ外相が表明した。
●ロシアでは1月1日から、診療所で働く医師や看護師、軍人たち
の給与が引き上げられ、技術学校など専門学校で学ぶ学生の
奨学金が増額される。
医師や看護師の給与は5000ルーブルから1万ルーブル増額され、
平均1ヶ月で医師の給与が15000~2万ルーブル、看護師では
6000~8000ルーブルの水準となる。
●中国の化学工場爆破事故により、アムール川に流入した有毒物
質は、ハバロフスクから270km下流へと移動した。1月1日にはア
ムール市へ到達する見込み。
専門家たちは有害物質のうち、軽い成分は川の氷に閉じこめられ
るてるため、氷の解ける春に再び川が汚染されると予測している。
●アメリカ司法省は、極秘プログラムであった国内での通信傍受に
関する情報が、マスコミに漏洩した経緯を明らかにするため公式な
調査を開始した。
調査は極秘情報がいかにマスコミ、特にNEW YORK TIMES誌に渡
ったのかを焦点に進められている。NEW YORK TIMESがスクープ
した、国内での通信傍受に関する情報は、アメリカで大きな政治ス
キャンダルに発展した。
NEW YORK TIMESの報道後ブッシュ大統領は、テロ対策の一環と
して、このような作戦が実施されていることを認める一方、それらは
アメリカの法と憲法の枠内で行われていると述べた。
また法律家の多くは、裁判所の許可を得ずに電話を盗聴したり、電
子メールを傍受するのは、直接法に違反すると示している。
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●ロシア議会下院国家会議議長は、2005年の議会の活動が満足で
きると評価した。
●ロシアのアダーモフ元原子力エネルギー相が、スイスからロシアに
送還されたことを、スイス司法当局が明らかにした。
●ロシアのイスラム神学者会議は、ロシア国民と世界の人々に対し、
新年を祝うメッセージを贈った。西暦2006年はイスラム暦で1426年
に当たり、カレンダーの上では大きく食い違っているが、ロシア・イス
ラム神学者会議はイスラム教の道徳に反しない全ての行事と同じ
く、新年のお祝いに参加することには何の問題も無い声明を出した。
●モスクワのボイジョイ劇場では、新年を迎えるに当たり毎年恒例の
バレー「くるみ割り人形」が上演される。
●31日から1日にかけての夜、国際宇宙ステーションに滞在している、
ロシア・アメリカの長期滞在クルーは20回新年を祝う。
ロシア宇宙飛行管制センターの説明によると、この内16回は各時間
帯で、又残り4回はモスクワとグリニッジ、ワシントン、ヒューストンの
時間で新年を迎えることになる。
今回国際宇宙ステーションが、最初に2006年を迎えるのはモスクワ
時間で14時14分、アラスカとカムチャッカ上空でのことで、また16回目
の新年は1月1日モスクワ時間13時9分、北半球の太平洋上で迎える
予定。