スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

風俗嬢が求めたスピリチャルとは?vs「ヒーリングタッチ」のあとがき

2011年05月09日 | 日記

以前にこのブログで書いていた、風俗嬢の求めたスピリチャル「ヒーリングタッチ」について、ある方から電話があった。3年くらいはお会いしていない昔の知り合いであり、その方も以前は、風俗に少し触れる、セクシーチャットを運営されていた。
話の中心は、風俗嬢のサービスは「癒し」か?ということ。
他人にはそれぞれストレスがある。人はそのストレスを解消する為にある人はお酒を飲み、ある人はギャンブルを、また旅行や、音楽鑑賞や、美味しい物を食べることで、ストレス解消する。
その中で、性的な接待をしてもらい、気持ちよくなるという、人間三大欲のひとつ、性欲を満たすことも、人によってはストレスの解消になっている。この性的な欲求をお金を貰ってするのが、風俗嬢である。この業は、それこそ奈良時代以前からもあり、何時の世もこのサービスを必要とする人間がいるのである。
風俗の女性はこの世界に足を入れた時から、自分に対して何らかのひけ目をもつ。性的な行為は、純然たる「愛情」の上に成り立つものであると、幼いころから、もっと以前のDNAの中に、漠然と刷り込まれてきた。お金を貰ってすることが、いわゆる商売女として、蔑んだ言い方で自他共に心のどこかに影をおとしている。またこれが、お金を全く必要としないヤリヤリ大好きな女性では、意味が違ってくる。それは狂気という恐ろしさを携えていることで、男の方からしてみれば、性的な興奮がなく、情緒も素っ気ないものであり、本来の射精感からくる癒しには繋がらないのだ。いいペアー同士(結婚、恋人同士)でも本当の体同士で愛のある会話が出来る人は、これには当てはまらないだろうし、お金で女性に性的なサービスを受けるのが嫌な人もいるだろう。でも、そのような境遇にない人にとってその風俗嬢とのひと時は、正に癒しの時間になるのだろうと思う。
風俗嬢はその道に入り、お客を獲った瞬間から自分否定が始まる。しかしそんな思いをしてまででもやれるのは、身入りがいいからであり、お金と自分の気持ちを天秤にかけたら、心の弁償代を払っても、おつりがくるから続くのであろう。しかし幾らお金を得たところで、心のどこかには、穴が空いていて、いつも風が吹いていることを意識している。

しかしこと癒しのプロとした場合はどうだろう。巷には癒しやリラグゼーションの看板をだしているお店も多い。気功、オーラーソマー、チャネリング、瞑想・・・・etc 本当に沢山のヒーリングアイテムが今存在する。どのサロンも、一対一に近い設定で話を聞き、クライアント(お客)さの体に触れたりして、瞑想音楽を聴きながら、不思議な香りを焚きながらセッションをする。
何かボーとしてきて、体が熱くなって、自分自身の心が開放された気持ちになり、あー気持ちよかった・・癒されました・・・・・ありがとうと言ってお金を払う。この行為と風俗嬢に抜いてもらう行為と、どれだけの差があるのだろうか?
歳老いた男が、今更、自己発見や自分の魂を浄化するためにこのようなサロンに通っているという話は聞かない。殆どが20代30代40代であり、この先の人生をもとよりよくして、幸せに成りたいと思っているかこそ、ヒーリングサロンに通うのあり、死を現実のものとして見えかけてきている人は、ある意味、すでに今世では達観している。でも最後に、気持ちよいことをしてもらいたいと、もう一度だけSEXがしたい思う心は、人間らしくて私は好きである。その要望に答えてくれる風俗嬢も、セラピストであり、癒し家業>ヒーラーなのだ。
風俗嬢が、自分の境遇、自分の今の様子に対して自分を褒めることが出来ない理由は世間体であり、特に自分の今の仕事を堂々と言えないことで自分を信じられなくなり、心に偏重が起こり、必然的に生活にその余波は襲う。
一方では、全てとは言わないが、他人の人生に無責任に入りこみ、心の浄化や、カルマや、魂の目覚めなどと言って、商売をしているヒーラーたちは、ここぞとばかりにブログやホームページで自分の考え、その方法を肯定している。お金を取らずに人をリラックスすることならまだ話もわかるが、お金をとって、宇宙の法則を支配しているようなその態度は、体をはり、気持ちよく、してやろうとする風俗嬢より、なんか下衆と思うことがあるのだ。

障害者の性の処理と言う問題がある。やはり元風俗嬢の方が活躍されていると本で読んだ。
障害者の方が、チャクラや、宇宙の光がどうのこうのが理解できる訳がない。しかし男性の障害者も女性の障害者も人間の持つ「性欲」を満たすことが出来きることで、どれだけ癒され、生きるということに勇気をもらったことだろうかが判る。
そんな風俗嬢が、元来持っている資質(気を発しやすい)に気が付き、自分の手、自分体、自分の性器から伝わる、気が性的なものと合わさったら、どれだけ気持ちのいいものになるのか、
どれだけ、ストレスが発散され、明日の活力になるのか?至極の気持ちよさだ。・・・
私はあえて極端なことを言う。風俗嬢も巷のヒーラーも本質的には一緒であると。だからあの小説(私のブログにある)のように、風俗嬢が取得したレイキを、それがどれだけの力かをこの国で、見つけることができなったことで、やっぱり所詮・・・・風俗上がりのヒーラーなんか駄目だと、がっくりするのではなく、、その素晴らしいSEXが癒させることがいつか判るときがくると思っている。

今彼女は,外国にいる。多分向こうで彼氏が出来、幸せにくらしているだろう。
元風俗嬢の過去は海を渡ると同時に消える。また消えて欲しいと思い海外に旅立った。
そして今、愛する人だけにその癒しのヒーリングタッチをしてあげているのではないか!
すくなくとも、その彼は、死をイメージできる歳になっても最後の射精はこの元風俗嬢の愛する女性の手のなかのはずである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とにかく生きてみるvs負荷... | トップ | とにかく生きてみようvs出... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事