スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。
「港には演歌がハマる」とやっと判る歳になったってか?
台風の為に欠航となった本日の南港フェリーターミナルには、乗客の姿はありません。
出航まじかには人でいっぱいになる待合室には、九州に向かう叔父やん叔母やんの姿も、リックを背負ったネェやんも、家財道具半分を持ったアジアンな人も見えない。
しかし誰もいない今日の待合室には、沢山の人生の魂魄が漂っていて、神聖な道場の扉を開けた時のようにその場所の「気」が漂っているのですよ。
別れ、再開、旅立ち、帰郷
駆けつけ、あてもなく〜
様々な人の心が行き交っている
そんな物語を是非読み取ってみたまえという大きな懇請が僕に切迫してくるのです。
それを演歌として僕が翻訳してみました!
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南港待ちぼうけ 作詞 洋北ナ
ちゃちゃ ちゃらら ちゃらちゃらちゃららー
南港 夕方 待合室 あの人は帰らない
誰もいないターミナルに一人待つ
「待っててくれと偉そうに言って」
「嫌いになったらそう言って」
台風のせいだと言い訳でもいいのです
何も届かないのが辛いのです
夕日は西へ沈むのに
西から入港(入る)船が見えない
あぁーー 南港待合室に風がふーくぅ