その女性は、秋月という源氏名で店にでていた。
風俗と一言で言ってもそのジャンルは幅が広い。昔からのソープを筆頭に、女性と裸でいちゃいちゃする普通のファッションヘルスと呼ばれるもの。ターゲットの思考にあわせ熟女や、萌え系の女性や、女王様などキャラクターを楽しみ。その性欲を満たすことが出来る。
その春木という女性は、「前律線マッサージ」というマニアが通う店に勤めていた。
店の名前は、「処女のお父さん」と英語で表記されていた。大阪南のある高級マンションの一室で営業されていた。数年来の風俗通いの私は、ファションヘルス的な店では興奮も興味も沸かなかい。また久々の大きな仕事、仕事らしい仕事のギャラが入ったので、サウナ、マッサージの類より、密かに新しい風俗を探し、自分の性へのアンテナを磨きたいと思っているから、スポーツ新聞の細かい記事に載っていた、このお店に電話をし、予約をいれた。「指名はございますか?」との問いに
「初めてですから、いい娘をお願いします。」と返事し、外室先でのこともありインターネットの確認もしないで、その店に向かった。「アナル開発のお店です。浣腸をしていただき、アナルと前律線をマッサージをいたします。」と説明を受けたが、前律線がどのように気持ちいいのかは、全くわからない。普通の玄関をのチャイムを鳴らすと、ナースの格好をした、(頭には何もつけていなかった)女性が対応に出て、「いらっしゃいませ。」と笑顔と丁寧な言葉で迎えてくれた。
マンションの中の一室に案内され、ゆっくりとその女性の顔をみた。「こっざぱりしていいて、なかなかのギャルソンぽい感じの女性だった。「秋月です。」と挨拶。「部下の○○に似ているな・・」と思いながら、秋月さんは、営業口調でシステムの説明をしてくれた。私もこの店が初めてであることを正直に話し、質問をしながらシステムの説明を聞くことができた。「まず浣腸をいたします。アナルに指をいれ前律線をマッサージいたしますから、腸の中を綺麗にしていただきます」と私が驚くのを予想しながら含み笑いをして説明をしました。「初めてです」と正直、まな板の鯉を宣言すると、「浣腸は普通の大きさで、量も普通句くらいでやりますね」といって、お金を受けとり部屋から出て行き、用意をしに行きました。部屋は6畳の洋室にマットレスを引いてあるだけで、テレビと小型コンポが置かれ、SM雑誌(マニア向きの活字が多い)ものが2冊と、あとはセンスのいい額と、いい色のカーテンが、ここのマダムのセンスのよさを想像させた。2~3分で戻ってくると、今度は少し厭らしく感じられた雰囲気がした。お客である私を脱がせてくれるのだ。