スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみようvs出雲大社参拝vsおかげさまをいただく

2011年05月18日 | 日記

とにかく生きてみる。先日5月13日に、縁ありまして出雲大社の例祭に伺わせていただきました。そのことを出雲大社では、「おくにがえり」というので、私は、初めて「おくにがえり」をさせていただきました。2日間でしたが、神様との対話を十分にさせていただきました。
神社参拝は、正月の初詣で以外にはほとんど行くことはありませんし、また観光地などに行った時に参拝させていただく程度でした。
ところが、今回のおくにがえりは、その神道の習いに添ってのものなので、神様との向き合い方が、きちんとしていて心が洗われる気持ちになりました。
まず、出雲大社の出元である、熊野神社におまいりしました。「初め」を、「先人」を尊び、それに敬意と感謝をもって参拝いたします。全てのお社に参拝する場合には、鳥居の入り方、水で、手を洗い、口を濯ぎ、端を歩いて本殿まで歩きます。お賽銭は、神様に種を奉納するということで手の平にのせて賽銭箱に丁寧に入れる、4礼4拍(出雲大社では)でお参りをいたします。
そして、神様の故事にある、場所をすべてそのしきたりで参りいたします。
熊野神社では、お水をもらいました。
それから稲佐海岸に向かい、神様が神有月(11月)にこの出雲に帰ってこられ、八百万の神さまが、会議を開かれる時に神様が上陸される海岸に参り、そこで砂を頂ました。その近くにある日御埼にある、日御埼神社にお参りをして、本庁出雲大社に到着となりました。それぞれの場所では、それぞれの神様にお賽銭の種を奉納して、手を合わせ、お礼を(この場所にこれたこと)いたしました。出雲大社では、夜祭に参列させていただき、古の神々の神事を時代を遡り、その厳かな笛、太鼓、舞を見させていただきました。
翌日も、出雲大社の周辺にある神様を早朝から参拝し、天皇陛下の勅旨様がこられる例祭に参列することができました。例祭がおわり、祖霊社という先祖をまつる社で、祈祷を受け、この出雲大社の「おくにがえり」が、終わりました。

さて、私は今までこの短時間にこれほどの神社におまいりすることはなかったのです。ですから御参りについては、観光気分が殆どであり、心を込めてという感じではなかったのですが、10箇所も御参りさせていただくと、その作法も初めのうちはぎこちないものになっていたのですが、習うより慣れろといいますように、お社の歩き方、水でも清め方、賽銭のやり方、礼と拍のたたきかたが、馴染んでくるのでした。それにもまして、神様にお願いをすること、手を合わせて心で呟くことに、変化がでてくるのでした。
最初は、「どうか、私の仕事がうまく行き、お金儲けが美味くいきますように・・・・」と手を合わせ、祈るのですが、何回も同じことを祈ってると、「何かつまらん人間やな・・自分は」と思うようになり、そのうち「今日はありがとうございます・・いい天気で、無事にこれて・・」と感謝するような祈りにかわり、「最後のほうでは、子供達が健康で、幸せに暮らせるように・・」となり、最後は、「日本の安泰と繁栄をお願いいたします」と手をあわせているのでした。
自分でも不思議でした。が、その時感じたものは、それは今までの色々な方に指摘されていた、「自分の為だけに生きるなよ・・・人がよくなり、自分もよくなるもんだと・・」ということが、すーと心に落ちたのでした。神様に祈ることは、周りの人がよくなっていただくことを祈願することではないだろうか。親の病気、子供進学、娘の縁談、夫の仕事のこと、みんなそれは大事に思っている人の為に、祈っているのである。
私は今まで、本気で人の為に祈りをしたことがあるだろうか?
「ない」まったくない。あまりにも自分の欲に執着していたことだろうか!
神様は、この国が安泰で栄えるように、全ての民に向かって祈っていたのだ。神様は自分がいい暮らしをしたいなどこれっぽっちも思ってなかった。
また神様はこの自然界に、日月火水木金土 変え、そこに宿り、日々人間の暮らしを見ておられる。その神さまに感謝することは、この自然界に感謝をすることである。水を汚すな、木を無駄に切るな、地面に痰を吐くな!それをやられたら神様もいい気はしなだろう・・・

何かが、晴れた!
自分のことには執着することで、願望が実現できないのだ。
神様のおられる祭殿、お社や、拝殿は、とてもシンプルである。しかし厳かな感がする。
それは、わかりやすいということをであろう。偶像の神体があるわけでない。わかりやすいが故に人は、粗末にするし、私はしてきた。今から私の祈りは私の利益の為になく、わが子供、両親、そして私の周りの人々に捧げようと思う。

震災での慰問に、7週続けて被災地を見舞われた天皇陛下、皇后様のあの透明感のある行動には、その姿には改めて感心と共に、涙がでてくる。人の為に・・国民の為に、この国の為に、ただそれだけである。

私は、この出雲参拝により、有難いものをいただいた。「人の為に・・」という心である。
素晴らしい「おかげさま・・」を頂いた。

 

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