スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvs男の料理vs帰りたい場所

2019年03月15日 | 自分的エッセー
「男の料理なるもの〜〜人に食べさせるべき物では無い!」僕の晩飯と言うか朝飯というか、一人家メシの事である。とにかく朝5時に出て行き夜の22時、愛媛東予港行きの出航を見送って帰って来るとあと数十分で日ずけが変わる時刻になっている。イロイロ体調の面と、邪魔くささとを鑑みて、夜の家メシは、パンに程々なって来た。先ずトースターで焼くだけでサクっと行けるのがいいのだ。そしてどっかに混ざっている薄い薄い僕のアングロサクソンの血が少し落ち着き出したりするので、無理にでもなく、仕方無しでもなくパンを食する事にしてみる。今は23時時40分ゴソゴソと飯の支度を始めることにする。簡単だからいい!既にこの献立は朝メシ、ブレックファーストと言う指摘ツッコミあるだろう?「そうなんだ!これは今から4時間後の朝に食べるものを、時間のフライングで夜中に食べるというアクロバティックな事で、僕はフライングディナーと読んでいる」玉子やハムを焼くのもめんどくさいし洗い物も嫌なので、全ての願いをウインウインに持っていくためには、ピザトーストに行き着いた。ピザソースを塗って、ドライソーセージをナイフで切って載せ、その上からナチュラルチーズをタップリと載せて、トースターで焼くだけでいいのだ。味は?まぁそれなりなのだが、何んか二つほど足りない気がしてならない。でもそれを追求する程の男の料理でも無い事も知っている。そもそも雑誌なんかで言われている男の料理は、金と時間が余ってるちょこざいな男がやるもので、そこには作った料理を食べて貰える対象者が必ずいてこそ、絵にもなるしその対象者も含めてマスコミにも登場するのだ。だから、一人で作って一人で食べる男の料理なるものは、 お洒落、流行り、トレンドとは全く関係は無いのだろうと思うし。まぁマスコミの皆さん、興味があるなら「一人で作って一人で食べる、男の侘し飯!特集」でもしてくれ!そのページの仕上がりは、都会のサバイバル特集にしかならないだろと思う。さて僕のピザトーストである。足りないものはバジルの葉では?と三回目くらいから思い始めているものの、「バジルの葉を載せる程の料理けー!」と自問自答をしている。というか、これはこれ以上進化もしないだろうと確信する。美味くもまずくも無い!ましてや時間をフライングして朝に食べるであろうモノを夜中に食べるのだから。そしてハイテンションではあるが、全くロマンチックでは無い。ロマンチックで無いと言うことは、全て僕の胸の中でかたずけ、誰も巻き込まないで、誰とも共有しないという事なのだ。侘しと言う表現は、そうで無い男達との比較によってしか浮かんで来ないから侘しくも無い。男の料理〜〜俺の料理は人に食べてもらうようなものでは無い!それは美味いまずいの問題よりも、自分一人しか知らない味を、自分の胸に収める事なんだ。誰にも言えないhimitstuを持つ事って以外かもしれないが、男にはたまに必要になるのだから!そしてこのような気持ちを、一人旅と呼ぶのだろう。だからなのか僕はここ最近、「帰りたい」とよく思う。しかしその帰る場所が何処だかはわからないのだ。
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