スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvsボンレスハムのヘタvsカスタム後ろカゴ

2017年08月19日 | 自分的エッセー
ツーアウトを喰らった男の、とにかく生きてみるは、香港の安アパートの情景かもしれない。

嫁はんのご機嫌を伺いながら生きるのも、それはそれで良いのかもしれない。
近い未来、もし病気か何かで倒れたら、面倒を見て貰おうと、少し頼り気味の姿勢で生きることもそれはそれでほぼ正しい考えだと思う。
しかしそこの枠を外して生きるのも、其処ではチョットした事が沁みたり、むせたり、熟したりすると言う点においては、男の人生コスパは高くなるのだと思う。
要するに見ず知らずの外国で、質素に暫く独りで暮らすような生き方もたまにはどうでしょうか?と言う事なんだ。
僕の買い物は深夜のスーパー玉出がメインになる。
そこには売れ残った惣菜や激安の肉やハムやパンがある。
今晩見つけたのは、ボンレスハムのヘタだけを激の安で売っていたのだ。
素早くカゴに入れてしまう。まさに無意識の行動だった。どの様に料理するかなど、全くノープランでの買い物だから、自分自信の意識にさえも自由になるし、孤独にもなる。
そして、表に出てみると、後ろ荷台カスタム仕様の他の男が、意識してかそれとも偶然か、僕の横にチャリをつける。
その様子だけで僕に語ってくるのだ。
今の境遇や立場が、そしてとにかく生きている事を!
その荷台もカッコいいとは言わないが、そのトロ箱タイプには、漁師町からの威勢のいい声と、孤独な旅人感が漂うのだ。
その箱ではそれ程多くは積めないけど、出し入れの容易さに君のせっかちな生き方を心配するのだが、多分大丈夫だろう。
「しんどくて寂しくて厳しい日々の中でしか男は成長しないのだ」と念を押す様に僕のチャリの横に止めたのだろう。
そのメッセージ、思いっきり届いた事は、僕以外には誰にもわからないと思うけど、僕はそのお返しに記念に写真を撮らして貰う事にする。

深夜のスーパー玉出にはちょくちょくツーアウトを喰らった男が来る。
そして何かと引き換えに幸運にもボンレスハムのヘタを手に入れたりしている。
今晩はこのボンレスハムのヘタを焼こう、そして何もつけないでカブリつこうか。
「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい!」と古いキャッチが突き刺さる。
あぁーー今夜も遠い外国に来てしまったよ〜〜

ずいぶん前だが、香港のドヤ街の安い部屋でしか、酔えない酒がある事を知ってるのは、幸福なんだと言っていた、アル中のドイツ人の事を濃く思い出す。
あいつもまだゲームセットになっていない事を祈るのだが、どうだろうか?
僕は今はファールで粘るしかないのだ‼️


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とにかく生きてみるvsメガネ落としたvsご縁玉メガネ登場

2017年08月12日 | 自分的エッセー
メガネ落とした👓
常にかけている人間が何故?落とすのかの構造を曝露しましょう!
チャリを漕ぎ漕ぎ梅田までのフライトでした。
あまりにも熱いので、淀川土手のコースをとりました。
汗が落ちて来てメガネのレンズに着くので、メガネを外した迄は良かったのですが、一旦漕ぐと止まっての動作が邪魔くさくなるのが人情ですから、当然両手離しの運転で、メガネを後ろのスーパーの買い物籠に入れたのでした。
淀川南サイドのコースは、途中で赤川鉄橋で一旦土手から川べりに下りないといけないのが、難点なんですが、下りるルートが二つあって下り坂ラクラクコースと砂利jumpingコースがあるのですが、間違い無く僕は砂利jumpingコースを走りましたら、籠からメガネが👓落ちたらしく、梅田到着後それが判りました。
要するに不注意という事ですね〜

デモ、これがまた見つかるのですよー〜
そんな確信があるのですね〜
明日同じルートを走って見たいと思いますが!
先日も走りながら脱いだカッパを籠に入れてたら、途中で飛んだみたいで無かったのですが、次の日、同じルートを走って見たら、jumpingゾーンの所で、カッパが落ちていましたからね〜
明日はメガネの捜索をしながらチャリを漕ぎましょうかね。
デモ重大な問題があるのです。メガネが無ければメガネが探せないと言うジレンマに気づくのです。
あー痺れるくらい切ない矛盾を青年の様に悩み、その後に解決したいと思います。
昔、メガネを掛けたまま海に飛び込み、「メガネ無い〜〜〜」と気づいた時は既にメガネは、大海原に沈んだのでした。
僕も諦めて帰りの運転はご縁玉メガネでと思っていたのですが、宿に帰り高校野球を見てから、諦め満載でビーチで座っていたら、小学生が、「何やこれ〜〜」と言って、波打ち際から5メートルの所で、僕のメガネを手にしていたのでした。
これぞあの伝説の「小浜の奇跡」なのですが、そういう事もあるので今日はこれで、落ちこまないで帰りますね〜〜

とにかく生きてみる的、ご縁玉メガネデビュー‼️


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とにかく生きてみるvs内田百聞「大貧帳」vs素素麺

2017年08月01日 | 自分的エッセー
暑くて動けない、動けばさらに金が掛かると言うたもんだいちゅ!
丸山ブラリブラリと夜風に当たりなが歩くとこなんか無いと言うたもんだいちゅ!
そんわけで、月曜日の休み、細かい用事をこなし、図書館で借りた本を5冊の中から一つ選び出してページめくる。
偶然と言うか、必然と言うか、「大貧帳」のタイトル。
働いてもやんごとなき金に貧すると言う御自分の話しだった。

そんな時期を過ごしながら痴呆のオカンとの夕餉の用意となると清貧の食である素麺となる。
この夏僕は素麺をやたら食べている。
三輪、揖保 、半田を点々して各地の食べ比べをしている。そして今夜は佐賀県吉野ノ里の素麺とうどんのあいだの、「そ〜どん」を買ってきた。

ここからが話しの本遍である。
金がないから「素麺でもーー」がどうもいかん事に気がつく。
素麺を見下しているのが鼻に付く。
されば、お素麺と尊ぶには、素麺もこそばいだろうと考える。
それより素麺の具が全く無いとなると、素素麺(すそうめん)と呼ぶ事になるのかなぁと心配するが、心配ないからねと最後にきっちり愛は勝つのだ。
素うどんの街場感より、素素麺は一位上のお供え感たっぷりになって来るから、ちょっと興奮してしまう。
けど、うどんの三拍子がカレッジフォークなんだ。
と言ってもツユの方には、ちょっと芸を忍ばせてあるのだ。そう京都にいる時は忍と呼ばれた忍をさせてあるのだ。
海苔、煮しいたけ、を入れる予定であるが、お店で食べるくらいの量以上に、大胆に、ツユの中に具を入れるもんだからそのバランスが崩れてしまうし、海苔とか煮しいたけの個性を伸ばしてやれない、私の責任だ!選手はよくやった!と言わねばならない。
麺を湯掻く煮こぼれの子守も邪魔くさいので、バリ硬素素麺になってしまうが、それでもお金を借りに行って、飯に誘われて、貸してくれる人が酔っ払らい始める時に食べる飯よりは、断然美味い。
そんな時は、いくら数寄屋橋次郎の鮨でも味はしないし上手くは無いし、そんな状況なら断るべきなんだろう。

「お金を貸してくれるのなら飯を食う前に貸して貰え! 」と書いている。
その通りである。
酒に付き合って、最後に貸してもらえるか?どうかの心細さは辛いし自分の卑しさに折れてしまうと書いてある。
経験があるから心に響く話しだと思う。

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