スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvsワンナイトウーマンvs「ふく」

2011年06月19日 | 日記

とにかく生きてみる。50歳を越えた今、人生にワンアウト、ツーアウトを喰らっている現状、したいことも、我慢というか、出来ない日々がつづく。ただ思い出すのは、あの頃痛快に遊んだ思いでだけが、甦るときがしばしばある。

それは2000年というプレミアムな時代の移り変りに運良く遭遇できた年の2月26日という私の誕生日を、仲間6人と韓国プサンで迎えた話である。プサンのカジノのメンバーの一人であった私の友人のお供で、Pホテル主宰のデイナーショーに招待のお誘いを受けた。たまたまその日が、私の誕生日であり、2000年という宇宙的な記念イヤーであったので、普段より高いテンションでその旅行は始まった。
その時代の韓国には、まだ買春というシステムが、公に存在をしていた。飲む、打つ、買うの三拍子がそろった男の天国であり、Pホテルはスパや、レストランや、ナイットショーなどのサービスが充実したホテルであり、また買い物も免税品店での高級ブランドや、国際市場での掘り出しもの漁りも、プサンでの楽しみの一つとなっている。

現地の、その道のガイドのチョンさんは、私の友達が、いつもプサン滞在中は、全てのことを面倒見ている人であり、当然「女性」のほうもチョンさんが手配することになっている。めちゃめちゃ可愛らしい女性をピックアップすることでもなく、気に入った女性のタイプをさっーと連れてくるほどでもないが、なにか憎めないその人柄と、韓国人と日本人という文化や言葉の違いが、かえって、「この女性・・・いい人、サービス一杯・・・間違いない・・・」と変な訛りをもった日本語で言う姿に、それが当っていても、外れていても、いいという気持ちで、いつもの調子でチョンさんセレクトの女性とお見合いをした。
その日が、私の誕生日ということもあり、友達は、選択優先権を私にくれた。
チョンさんの「この女性・・・OLです。そしてとても優しいです・・・」とのいつもの薦め方ににやりとしながら、杏里似の25歳くらいの女性をピックアップした。
全員がわいわい言いながら、それぞれにパートナーを決め、夜の街に食事に繰り出した。

杏里似の韓国の女性も特別に別嬪やじゃないし、愛想もよくはないと思いながら、横に座り、ビールをついでくれたり、焼肉をチシャに撒いてくれたりして食べさせてくれた。
食べさせてくれるという文化は、韓国の古い文化であり、儒教の中の男尊女卑の教えから来ている。初めは恥ずかしい気持ちであるが、そのうち自分がサービスされてること、お金の力で、そうしてもらっていると言うことも忘れ、天下を獲った気になる、させてくれるのがすごい。
自信がつくというか、もっと頑張ろうという気が、メラメラと心の端のほうから火が点くようで、この光景が、私たちにとって最も輝く時ではないかと、錯覚させるほどの魅力があるというか、
そもそも私の俗ぽい考えが、人間としてやらねばならない生き方や、真摯に生きることへの悩みなども全て忘れて、いや全く誤解して、これこそがこの世に生まれてきた意味だ・・・と間違ったテンションで騒いでいた。
多分他の友達は、日頃の厳しい仕事から、一時のがれ、しばし皆で騒ぐことで、また明日の活力にしようと、ごく当たり前に、大人としてその場を、楽しんでいたのだ。
単純な話し、私は小市民でありながら、頑張った人間(男)が息を抜く場所で、頑張った男の様な顔をして、一番喜んでいたのだ。

午後11時位まで、クラブで飲み、杏里似に女性と部屋に戻る。
Hタイムが・・それもあせる必要もなく、駆け引きも、優しい言葉も必要なく、ただ「したい」と思えば、出来るというノンストレスで部屋にいる。
私は、風呂に入るという言う。本来なら女性によっても違うのだが、お風呂の湯を入れ、体を洗ってくれる女性もいてた。今日も体を洗ってもらおうと・・・思って言ってみた。
「ごめんなさい・・私少し家に帰らないと・・お母さんにばれますから・・」1時間ほど家に戻りますと話した。それはこの女性が、その道のなかでも、素人であり、バイトでこの仕事をしているのであると言うことを証明するものである。
完全に脳天気な私は、「どうぞ・・どうぞ・・」と言って、タクシー代まで持たせて、送りだした。
1時間の間に、何人かいるであろうホテルのカジノに出向き、冗談を言いあい、小レートのブラックジャックのテーブルに座り、時間を潰した。12時前に部屋に戻り、照明を調整して、水割りを用意して、杏里似の女性をまった。

1時になっても・・2時になっても 杏里似の女性は帰ってこない。
「逃げられた・・・・」「明日一番でチョンさんに抗議だ・・」
「でもこの話題・・朝飯時には盛り上がるだろうな・・・・」と心密かに、美味しいタイミングと思ったのも夢ではない。

つづく。

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