スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvs 「ベテランさん」と言う話し!

2018年01月29日 | 自分的エッセー
クリーニング店の資材の針金ハンガーを製造している市内の町工場で朝8時からバイトをしているのです。 そこではそこのルールもあり、ダンボールに詰め込む 作業でさえも成型機から流れて来る商品を無駄なくパックしなければならないし、モタモタしてると、出来上がって来た商品が目の前に溜まってしまうのです〜〜
要するに効率よく仕事をしないと、機械のペースに遅れて、日産の目標がクリアー出来ないのです〜〜
まだまだ慣れていないバイト君の僕ですので、マゴマゴしているのですが、そこに正義の味方の様に、混沌としている僕の前に登場して来るのは、
そう泣く子も黙る「ベテランさん」なのです〜〜
音もなく隣のレーンからやってきて、僕の前に溜まった商品を瞬く間にダンボールに入れて、綺麗にパッキンして、溜まった僕のレーンを正常に戻すのです〜〜
そして後ろに目がついてるのか?瞬く間に自分のレーンに帰って作業を続けるのです。
言葉もないし、ましてやアドバイスもしないし、叱咤も激励もなく、疾風の様にモタモタのラインに現れる「ベテランさん」が素敵なんです〜〜
今の慣れない不器用な僕には「ベテランさん」は頼もしいヒーローなんです。
会社から任命された役職の班長や主任と言うオフィシャルな立場を持たないけど、その動きや振る舞いは正しくお手本となるのだ。
ベテランの動きをトレースする事で仕事が覚えられるのだが、会社側はベテランさんにその教育係りを命じている訳でもないし、もし役職や肩書きを任じても「ベテランさん」は頑なに辞退するのだろうと思う。
「ベテランさん」は会社側の立ち位置を嫌う。
ただマゴマゴしているスキルの劣る誰かの横に現れ、ちょっと手を貸してくれるのだ。
そしてその理屈や能書きを一切言わないでサッと自分の持ち場に戻る。
いいイネ!カッコイイねー!
可憐だね!「ベテランさん」。
自分の行動が必ず評価され、そのメリットが確実に自分の懐に入る事ばっかりの社会の中で、「ベテランさん」は、誰も知られず、場の平静を整えてくれるのだ!
ようするに「ベテランさん」は大人なのだと思う。
みんなが「ベテランさん」になる事が理想ではないし、それを言う事は単なる餅絵になるだけだろう。
何人の中で数人の「ベテランさん」がいればシステムは崩壊はしないと思うのだがと、迫り来るラインの前でパニクル僕は、そんな事を考えている!


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とにかく生きてみるvs働くお母さんvs大変だとやっとわかった

2018年01月26日 | 自分的エッセー

仕事帰りに買い物をして、オカンと自分の夕飯の用意をする!
6時にバイト終わりにスーパーに駆け込む!
冷蔵庫の中にあるものと特売をコーディネートしながら、今晩のおススメを考える。
初めて知った!「本当に邪魔臭いし、疲れてるし、自分も腹が減ってるから焦りまくるし、結構イラつく」事を!
働くお母さんってこんな事をずーっとしていたのかって!
そこでこの買い物vs調理vs空腹の6時半頃をイラつかないでどう過ごすかを検討してみる。
まずは、一回座る事にする。
そして熱いコーヒーを飲み、この状況を自分の行動や理想を抑圧する敵と考えず、受け入れる事しかないと思う!こうなる事を予め望んでいた場を作る事なんだ。
その為にはとにかく落ち着く事が大事なんだ!
やっとわかった、夕方の働くオカンの葛藤とその果てしない賄いを。
ただ救いは、「メシまだか?」と痴呆ののオカンが急かさない事だ。
だから買い物の帰りに近所のカドヤで回転焼きを一つ食ってから、腹をおちつかして夕食の用意をする。
だから自分の作った飯はそれほど美味しいと思わないのだろう。
やって貰ったのだから、やらない訳にはいかないのもまた普通の事かもしれない。




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とにかく生きてみるvsフォークリフトとオカンと寝袋と豚汁

2018年01月21日 | 自分的エッセー
相変わらず寝袋で寝てる!
それでも良く眠れる。
風邪も引かないで、グッスリと!
そしてフォークリフトの技能講習を取得した。
いずれ沖縄の米軍基地で働く為と思ってみる!
そして日曜日、全くヘルパーの無い家で、痴呆のオカンが日に二回の徘徊からの警察保護二回!
今年に入って徘徊前科8犯となった。
今年から朝から仕事に出てしまうから、6時半に飯を食わせてそこからの徘徊だから9時頃に多いのだ。
環境の変化について来いよと言うのも無理な話しかもしれない。
講習会の帰りに迎に行く。流石一日二度となれば、警察も迎えに来る様に要請する。
所轄の警察署の入り口の椅子に座って3時間待っていたらしいが、全く自分の状況は理解していない!
もう市内の福祉課では有名人で、来週身の振り方が決まるというか、施設に入る事になるかもしれない!
それにしても頭はボケてるくせにすこぶる脚が丈夫なのが、逆に散歩をしてしまうしパトカーの送りとなる!

ちゃんと税金払ってる大人に聞いてみたい!
僕は何をしようとしているのか?と。
昨晩から仕込んだ豚汁を食わせて、昼に用意していたメロンパンを食わすのだが!
旨そうに食いよる顔に何も言葉は出てきません!

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とにかく生きてみるvs仕事に貴賎無しvs野菜イタメ弁当飯大

2018年01月13日 | 自分的エッセー

今年に入って探していた仕事が見つかったというより、とにかく仕事についたと言う事ですが、同じ市内で、クリニング屋さんが使う、ハンガーを製造している会社なのです。
当然その会社はアットホームな雰囲気満載で、まず此処で働く僕の気持ちが朗らかになるのがいいのだ。
朝は8時からだけどもう7時半には、あのギターリストのチャーに似た工場長と、トラックからリフトから製造機の修理、営業から配送、えべっさんのお詣りまでなんでも出来る、見るからに良い人な部長さんと、将来を渇望されてる安田大サーカスのヒロちゃん似の若手のにいちゃんがもう出社しているのです。
寒い朝の中チャリで20分を漕いで来た僕を待ってるのは、暖かいコーヒーでも、朝のミーティングでもないのです。
重さ25kのダンボールを倉庫に入れる事が朝一の仕事ときたもんですから、思い出す寒い朝の朝練の様に身体に熱が起こり、薄っすらと汗もかき、完全に心身共に目覚めるのです。
チャーに似ている工場長が僕の機械に材料を入れて、調整してスタートのボタンを押す。
25kほどのダンボール30個を作るのには1日かかる量を僕の仕事としてくれる。
作った製品を倉庫や、トラックに運ぶのにもこの身体を使うときたもんだから、鈍った身体は悲鳴をあげるが、決して無理な感じでもないのが味噌と言うか、彼らにはこれくらいは普通より以下の量なんだと、笑いながら言っているのです。
こんな感じで3日がたちました。
バイト君の僕の事も詮索しないし、ましてや薄髪にチョンマゲについても触れてくれもしませんし、もし聞かれたら、パターンC位まで用意してる僕ですが、そんな事はこの人達にとっては、沢山の変人や個性の強い人を見てきた経験からどうでもいい事なんでしょう!
でも、一つだけ僕を見せるシーンが立ち上がるのです。
それはお昼の弁当屋に注文をする時なんです。
ヒロ似のにいちゃんがメニューを11時頃に持ってきて、「何にしますか?」と尋ねてくれます。
身体を使う仕事、力がいる仕事は腹が猛烈に減ることを遥か昔のことの様に思い出しながら、
野菜炒め弁当!をお願いするのです。
「飯は大で?」と尋ねてくれるので、その勢いで「大で!」と返事をすると、50円アップです!と軽い返事が返ってくるから、「いいですよ!」と僕もかっての豪快野郎の気分になってくるから、さらに腹が減ると言う事になるのです。
伝票だらけの小さな部屋の椅子だけに座って、弁当を手に持って大盛り飯野菜炒めを喰らうのだが、その昼飯は、午後から力だけを湧き起こす為の飯として胃袋の中に消えていくし、確かにそれが力になる事は間違いない様な気がするのです。
もっと言えば、食堂の無いオフィスに文句を言う皆の衆よ、この状況を知って欲しいとも思うのです。テーブルが無いから弁当なんだと言う事を!
その次の日も、次の日も僕は「野菜炒め飯大〜〜」をお願いしてるのです。
機械から離れて弁当の注文を聞いてくれるにいちゃんに少しでも余計な手間(今日の日変わりは何?とか唐揚げに焼肉ミックスなど)がかからない様に、メモもしてない彼の可憐さに敬意を込めて、「野菜炒め弁当飯大〜〜でお願いします!」と言うのだ。
それが僕にできる、後からやってきたルールも知らない男の礼儀であると思うからなのだ!
テレビでみるオススメランチにはほどほどに遠い此処での弁当は、力だけを起こす為にあるし、それがなんかカッコいいんよねーと、Aマイナーコードで歌にしてみたいのだが!
仕事に貴賎無し!ただ軍手が増えて身体に力が起こる!ってー〜ーーーか!?



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とにかく生きて見るvs中高年の就活vsクリエィティブは老害!

2018年01月08日 | 自分的エッセー
新しい仕事を探しています。
年齢は58歳です。
そしてツーアウトランナー無しであと1球でゲームセットと言う状況であるから、決して余裕のある就活では無い。
また生活のリズムが変わると言うことに対する不安と邪魔くささがドッシリと僕の肩に被さって来ている。
そんな中で、美容系のリクルートな情報雑誌の制作会社の募集をindeedで発見した。
既にサイトに僕の履歴があるのでワンポチで応募できるのが便利な事もあり、又年齢制限も無かったので、クリエイターや雑誌ライターの業界的な想像を抱いてボタンを押した。
暫く経って、興味があるとのメールが届き、面談を受ける手筈になった。
ネットでその会社を調べ僕なりの目利きで、何か感じくる物を掴もうと努め面接に向かった。
お洒落なフロアーにデザインされたロゴタイプのサインに、僕もかっての業界人的な顔を作って、
「面談に来ました!」と挨拶をして頭を下げました。
その瞬間僕の目の止まったのは、採用担当者のいでたちである。
膝がクラッシュしたダメージジーンズにカナブンの背中のような勾玉色の光った革靴を、裸足で履いてるイケてる野郎だった。
デニムシャツにネクタイとコーデロのジャケットを着て、iPad を脇に抱えて僕を、コンセプトや切り口や、アイデアなどの音が流れてる様な打ち合わせルームに案内された。
暫くその会社が出している雑誌を見て下さいと言って退席をしたのだ。
お洒落で尖っていて、エッジの効かせたその場とそのメンバー達に、さぞやクリエイティビティな仕事をしてるのではと、期待と敬意を持ってその雑誌を開いて見る。
「なんか軽いなぁ! ぺジーレイアウトがチラシぽいなぁ!」と思いながら10分位待っていたのです。
そして一番気になったのが、写真が全部甘い印象がするのです。
僕のコンビを組んでいたグラフィックデザイナーのKなら、カメラマンを変える事を即進言するだろうし、仕事を取りに来たアドマンなら、その場で、「こんな写真でこんなページネーションの方がもっと厚みが出るのではーーーー当社ならそれが出来ますので、一度プレゼンをさせて頂ければ!」と言ってその場の主導権を握るだろうと思う。
でもこれは就活のそれも中高年のおっさんの面接と来てるから、話は変わるしちょっと違ってくる。
今までの経験とか、制作物とかの事を尋ねてくるのですが、僕が最近作ったものは自分のブログくらいしか無いのだ。
iPad で僕のブログをサクサクと読んで、褒めちぎった制作物の話を聞きながら、面談は終わった。
当然だが、数日して貴殿のこれからの活躍云々の!メールが届いた。
僕はその場で仕事してる自分を想像する事は出来なかったし、あのクラッシュジーンズに裸足で革靴を履くにいちゃん達には共感はしなかった。
それよりそこに座らせて、「カッコも大事かもしれんけど、創るものがダサいもんなら、一番恥ずかしいで!」と説教をカマスかもしれないと思ったら、それは老害ではないだろうか?と言う気持ちに変わったのだ。
歳を取り昔の事を今よりすべて良かったと頑固に言う事も老害だし、逆に若い連中の中に入ってイキリ倒すのも一つの老害かもしれない!
もうそれは彼らに裸足でカナブン色の革靴を履く奴らに頑張って貰うのが自然なのだろうと気がついた。
唯、雑誌の画像が甘いフラットな写真だった事に気づいた僕には、この寒い日々、パッチと厚手の靴下はどうしても必要だと思った!
この場所には若い人達の為に空けておこぉと決めたのだ。そして老害の被災を未然に防いだ事に安堵しながら、寒雨の中濡れた毛糸の手袋に息を吹きかけながらチャリを漕いでいる。


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