「ふぞろいの戒名たち」
お母ちゃんが亡くなって今月で一年になる。
世間ではしっかりと生活している御一統さんたちには、それぞれの儀礼事があるのだろうけど、
集まる家族も無いし、継いでいかない伝統も無い僕ではあるが、せめて前屈みの姿勢で、亡くなった両親の供養をと思ってる。
そこで母親の戒名を発注するー
早朝の始発の港行きの中で!
これでイイやんとー名入れのでの発注をポチする。
そして届いたのがーーー
「サイズあったんか?」
「親父のに比べて小さいやん!」
「あぁーやってもうた!」と一人ため息を吐く〜
でもでも、お母ちゃんの事やから、「かめへん、かめへんー」とあの世で言ってるのかもとー自己弁護をしてみる。
「千の風に乗って大きな空を吹き渡ってるから、小さい方が持ち運びに楽やしこれで充分ーー」
と言う微かな声をチューニングするのです〜
そして僕はこの不揃いの戒名を見る度に、
何かに気付き、色々な事を考え、想うのだろうーと思う。
ふぞろいの戒名ー
ヤエェ〜my Love so sweet