タケノコを茹でた釜は、しばらく水を満たして外流しに置きました。
もう使わないだろうと思ったので、いつもはばあちゃんが洗って片付けるのですが、
いつになるか分からないので、私が洗うことにしました。
米ぬかで茹でたので、それが吹きこぼれたのが固まり、なかなか取れません。
たわしで繰り返し洗って、やっと取れました。
驚いたのは釜の底、真黒なすすでとてもきれいなのですが、見事に水をはじきます。
柄のついたブラシでこすり、釜の底を動かしながら洗うと、手も黒くなりました。
こんなにすすがすごいということも、自分で洗って初めて知りました。
この釜はばあちゃんに頼まれて、15年前くらいに私が買って来た物で、
直径が32cmの大きな釜です。
昔からある釜はもっと小さくて、それは餅つきの米を蒸すのに使い、
70年前から使っていて、今も使おうと思えば使えます。
こういう物は保管の仕方次第で、何世代も使えるということです。
全国に緊急事態宣言が出されました。
県をまたいだ人の移動を止めるのが、大きな目的のようです。
ばあちゃんも私も、いつも通りの仕事を黙々とやっています。
リンゴの蕾が赤くなっているのを見つけました。