MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

せいろ

2011-12-30 21:30:37 | おもしろい
ばあちゃんが餅をつくと言うので 私はかまど係をしました。
去年まあちゃんが設置してくれたかまどの 活躍の時です。
何十年も使い続けてきたせいろに餅米を入れ 2段にしてのせました。



新しいのはかまどだけで 釜もせいろもふたも超古物ですが ここにはぴったり。
火を燃やすのは楽しくて 火を見ていると飽きません。

釜はものすごく熱いはずですが せいろは素手でも触れるのにびっくり。
せいろは金物は使わず サクラの皮で留めてあると ばあちゃんが言っていました。
ここでも 昔の人の知恵と技術にため息が出ます。
せいろは杉で作ってあるようですが やっぱり木はすごい!

せいろ三つ分の餅米をふかした後 残った灰で焼き芋を作りました。
あまりの甘さに ばあちゃんもたまげました。
干し柿と同様 ただじっくり焼くだけでうまれる自然の味です。

せいろもサツマイモも 素晴らしい。
いいもの 再発見でした。




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干し柿の発見

2011-12-27 17:00:49 | 食べる
今年はばあちゃんと二人で 今までに無くたくさんの干し柿を作りました。
猿柿の方は糖分が少ないので 早く干し柿になり硬めです。
四つ溝柿の方が甘い分 少し長く干しました。
どちらも 熱湯につけてから干したので 一枚薄い皮ができたような感じです。

友人のピカピカヒロさんが 力を込めて
「硬い干し柿なんてだめだめ。軟らかーいうちに食べるのが最高よ。」
そう何度も言うので ほんとかなあと思いつつ 今年は軟らかい干し柿を食べてみました。
「美味しい! こんなの初めて! ヒロさんありがと!」

ヒロさんは 熱湯につけないで そのまま干した方が断然美味しいと言いました。
それも試してみようとやってみたら ほんとに甘い!
ヒロさんはネットに干したらしいのですが 残念ながらかびてしまったそうです。

先日 柿の木に残っていたのを取って来て そのまんま干し柿にしてみました。
皮をむいて干すだけ。



厳しい寒さがやってくるという日だったので よし!と思いました。
予想通り ほれぼれするような干し柿になりました。
太陽にかざすと透けて見えるような 美しさ。
とろけるような美味しさは 表現できません。 

昔勤めていた頃 私も一人で何度か作ったのですが いつもかびてしまって失敗。
「勤め人には無理だ。」と 単純に諦めていました。
今考えると 見ていないからだめになるのではなくて まだ寒さが足りなかったからなのです。
静岡で干し柿を作るのは 寒波のニュースを聞いてからがいいと納得。

それにしても 寒波があの美しさ甘さを作るとは!
知っているようで 本当には知らなかったと気づきました。 

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落ち葉思考

2011-12-24 13:32:01 | 
家の裏にためて置いた落ち葉を運んで すっきりしました。
ほとんどクヌギの落ち葉だけで束ねるというのは まさしく職人技です。
湿った落ち葉はかごに入れましたが 束ねた方が断然量は多いです。



それにしても 落ち葉を集めている農家を見ません。
昔は多分 家族総出で木の葉かきをしたと思うのです。
それを腐葉土にして土作りをしていくというやり方を ばあちゃんはずっと続けています。
こういう農家の仕事は 労力をコスト計算するとどうなるか 想像できません。
だから 家の近くの落ち葉を使わず 専門業者の堆肥や化学肥料を買うのでしょう。

さっき偶然見つけた本棚の便せんに 20年位前に書いたこんなメモがありました。
「ペット化する現代人 自己家畜化論から」  羽に進 小原秀雄
家畜には、しばしば伝染病が流行したり、奇形が多く生じたりする。
人間が自分が作り上げた環境の中で、目標を厳しく定め、それに一直線に進むようになると、
短期的には大成功のように見えて、実は大失敗におちいることが恐ろしい。
効率よく多くのものが動くには、従属は欠かせない。
自己ペット化状態の現代人・・・「自然さ」の回復
マニュアルを求める=精神の自己ペット化
動物園で最も難しいのは、動物を檻に入れることではなく、住み慣れた檻から出すこと。

先日テレビで見た千葉県の農家のサツマイモ作りに 成るほどと思いました。 
味は良いけれど形の悪い品種を どうやって形を良くしたか。
10数年かけて 毎年形の良い種芋だけを使い続け 品種改良に成功したそうです。

土作りと種 そして育て方 考えてみれば当たり前のことですが やっぱりそれが王道です。
コメント (2)
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コンビ

2011-12-21 21:45:59 | 自然
ばあちゃんが 「この木も伐ってもらおう。」と言っている コナラの木
最初は私も (大きくなると困るから 伐ってもらった方がいいだろうな。)と思っていたのですが
写真を撮ったら やっぱり伐りたくないと気が変わりました。
ばあちゃんに言うと 「別にいいよ。」ということで 今年はこのままにします。

2010年の1月8日に 「気になる木」というタイトルで 載せてありました。
初めて撮った写真は 2009年1月11日だったので もうすぐ丸3年になります。



昔は クヌギもコナラも区別がつかなかったことを思うと 少し進歩したなという感じです。
自然に出てきた木が まっすぐ空に向かって 自然な形で伸びていく。
シュロとコナラのコンビというのも 面白いところ。
毎日この木の前を通るので そこにあるのが当たり前になっているのですが
やっぱり 気になる木 気持ちの良くなる木です。


今日はこの木の下にある畑の端に 水仙を100個以上植えました。
「水仙ロード コンビ前」と 名づけます。
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花壇のリフォーム

2011-12-18 21:02:45 | おもしろい
畑の仕事が一段落したので 花壇の土を入れ替えることにしました。
つい先日まで ヘブンリーブルーと風船かずらが カーテンを作っていました。
この花壇は昔 ばあちゃんが畑仕事の合間に 一人で造った物です。
大きな石が足りなかった所は ブロックを置いてあったのですが うーん・・・。

「やっぱり 自然の石がいい! 探してくる!」
あちこちのミニ土木工事で出てきた石が ここで役に立ちます。
気合を入れて 根性を出して 運びました。



写真の手前の7個が 今日の成果です。
石の重さを思い知りましたが 全力で頑張る心地良さも味わえました。

それともう一つ さも無い「目からうろこ」ですが 「石は好きなように置けばいい」です。
大きい石は つい安定するように置こうとしますが 逆さでも置ける訳です。
ちょっとした脳トレをした気分です。

この寒さの中 花壇にはバラが咲いています。
落ち葉で作った腐葉土をたくさん土に混ぜて やっと球根を植えました。
チューリップ スイセン フリージア。

さて 山ほどあるスイセンの球根を どこに植えるか。
もう芽が伸びているので 今週中には 居場所を決めて引越しです。
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