MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

12分の1才

2024-07-21 21:11:16 | 自然
玄関にいつも3匹でいるのに、昨日の朝はビクとモーだけ、あちこち見ましたが子猫の姿はありませんでした。
胸騒ぎを感じながら、サツキの剪定を始めました。
カラスの声がします。
連れて行かれたのかな。
悲しいかな、これも野良猫の運命、自然は厳しい・・・
すると、屋根の上に子猫がいるのです!
生きていたんだ、ひとりでここまで来た?
まだ産まれて1ヶ月少々のヨタヨタ歩きで?
日々行動範囲が広がっているのを見ていたので、このたくましさが不思議ではありませんでした。
しばらくするとビクがやって来て、屋根の上でしばしのおっぱいタイム。

終わると、あちこち歩きまわりるのです。



見ている方はヒヤヒヤしたり、ビクのしっぽでじゃれる姿にほっこりしたり、なかなか仕事が進まない7時半でした。
そのうちに、ビクは玄関に戻ったのですが、子猫は後を追いません。

もう一度ビクがやって来て、体をなめていましたが、子猫はまた屋根に戻りました。
高い所が好きなんだなと見ていたら、熱くなって来たのか、屋根の出っ張りの下のすき間に入っていました。

私は剪定の後、草刈りもして家に戻りました。

11時半、子猫が軽トラの横で寝ているなと思ったら、ビクが近づき子猫をくわえて玄関に運んでいました。
あれ?どうしたんだろうと廊下から見ると、子猫はぐったり動きません。
午後になり、様子を見に行くと、子猫は横の花壇のドクダミの中でぐったりしたまま、少し手を動かしますが、目が開いていません。
数時間でこの変化、こんなこと、あるんだ・・・
猫達の様子を見るのが、ばあちゃんの一番の楽しみになっているし、私も辛い。
たった1ヶ月少々のお付き合いでこんなに悲しいんだから、何年間も飼っている人の辛さは、想像出来ないものだろうと思いました。
4時過ぎに、時々ここへやって来るmmちゃんが来た時は、子猫はまたコンクリートの上にいましたが、ぐったりしたままでした。
mmちゃんは先月、17年も飼っていた猫を見送ったばかり、今も3匹の捨て猫を飼っている優しい人です。
二人で話しながら、1ヶ月少々の命でも、生ききったんだねと。
mmちゃんが帰る時、さっきといた場所が違う!と声を上げました。
確かに少し動いてはいる、でも目は開かず反応しません。
小さなアリが子猫のまわりにいて、やっぱり死期が近いのかと考えてしまいました。

今朝、玄関にいくと、子猫が木の根の置物の上にいたのです!
死んでしまっただろうと思っていたので、嬉しいびっくりです。
もしかしたら、食べるかもしれないと思って、ビクとモーにエサを準備し、子猫だけ玄関の中に入れました。
先週来た友人がお土産に持って来てくれたチュールを、子猫の口に持っていくと、食べる!
この嬉しさは何だろう、子猫の生命力に感動と尊敬の念を覚えました。
しかし、まだまだどうなるかは分かりません。
一喜一憂せずに見守ろうと思っていたら、昨日のmmちゃんがやって来ました。

持って来てくれた品々、彼女もダメかもしれないと思いつつ、それでも命の可能性を感じてくれたのでしょう。
簡単に諦めちゃいけないって教えられたねと、二人で話しました。


昨日今日のこの暑さ、子猫も熱中症ではないかと思います。
玄関より裏の方が涼しいはずなのに、なぜここに?
玄関なら私の目が届く、カラスも近づきにくいだろうと考えてのことなのか。
ビクは、実に良く子どもをなめています。

mmちゃんの話では、マッサージ効果で血流がよくなるのかもしれないとのこと。

夕方、ビクのおっぱいを飲んでいる様子を見て、この暑さを乗り越えたら本当に奇跡の生還になる、でもわからないよと、自分に言い聞かせました。

自然の厳しさ、猫の頑張り、そして私の友人達の優しさを忘れまいと思った二日間でした。
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桜が枯れた訳

2024-05-21 23:39:41 | 自然
2012年3月末に自然塾「まいぺぇす」の卒塾記念としてプレゼントして頂いた河津桜は、完全に枯れてしまったようです。
去年まであんなにきれいに咲いたのに、今年は一輪の花もつけない、こんなことある?と不思議でした。
どこかから小さい芽が出て来るかも?と淡い期待を捨てずにいましたが、やっぱり無理。
近くで見ると、こんな感じです。

原因は虫だろうと言われていたので、幹に穴が空いているか見ましたが見当たらず。
植えた場所が悪かったのかなと思って眺めていたら、幹から乾燥したイトミミズのような物が垂れ下がっているのを発見!
もう一度、幹を良く見たら!

幹のあちこちに、何かの幼虫らしき物の死骸がくっついていました。
「桜が枯れる虫」で検索したら、クビアカツヤカミキリという虫が出て来ました。
河津桜が枯れた原因も、これかもしれません。
幹に卵を産み付けると、孵化した幼虫が幹の中に入って2~3年、道管を食い荒らすと書かれていました。
私が見つけた乾燥イトミミズのような幼虫が、クビアカツヤカミキリの幼虫なのか確定は出来ませんが、可能性は高い気がします。
枯れた原因が分かった、これですっきりしました。
残念ですが。
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イチジク潔く

2024-03-28 22:55:06 | 自然
植えてから15年以上経つイチジクの木、以前はばあちゃんが管理していました。
数年前から私が剪定するようになり、今日は太い幹を1本元から切ってしまいました。
イチジクは幹に虫が入りやすく、太い幹の表面も見るからに傷んでいてぐらぐらするのですが、幹の先には元気そうな枝も伸びていました。
どうしようか少し考えて、やっぱり幹は1本にした方が、形がすっきりすると判断。
太くてもイチジクの幹は切りやすくて簡単だったのは、もろくなっていたからかもしれません。
カミキリ虫が食い荒らしたあとなのでしょうか、幹の中をずんずん進んでいったのでしょう。
十分働いたら次の世代にバトンタッチ、それでいいんじゃない?
植物も人間も、老い方はそれぞれ、年数だけで決める意味は無いけれど、自覚し認める潔さは持ちたいと思いました。

先週の気管支鏡検査の結果を聞きに、従姉妹とがんセンターへ行って来ました。
結論は、採取した細胞にがんは無かったけれど、中心の細胞は採れなかったので、可能性はまだ半々。
来月ペット検査をして確定診断となりました。
通える距離に専門病院があってよかったよねと従姉妹に話し、一緒に、ゆっくりたっぷりお昼ご飯を食べて帰りました。
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猫の闘い

2024-03-11 22:43:15 | 自然
猫がケンカをしている声が聞こえたので、どこだろうと見渡すと、裏の桜のてっぺん近く。
2匹の雄猫が向き合って、威嚇の声を出していました。
すごい高さ!
多分3~4才の猫、若くて元気一杯なんだろうと想像しました。
ビクはお腹パンパンで、いつ産まれるのか・・・。
猫の更年期を調べたら、どうも無いみたいです。
今日は高校からの友人二人と、近況報告をしながらのおしゃべり会をしました。
それぞれに、なかなかの心配事があり、語り合いながらも落ち込むことは無かったような。
54年前に会って、部活で汗を流した仲間は、何年経ってもあの時の雰囲気のままです。
あっという間の6時間、友人二人を見送ってから、ジャガイモを2カ所に分けて植えました。
丸ごと17個は自然栽培、半分に切った芋13個は、比較の為に有機肥料を少し置いて庭の畑に植えました。
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出逢いから15年

2024-02-29 19:59:47 | 自然
コナラの道のコナラは、去年大風で太い枝が折れました。
折れた直接の原因は風でしたが、どうも枯れ始めていたようです。
見上げると、新芽が無い枝が3割程度あるようです。
このコナラを最初に紹介したブログを探したら、2010年1月8日で、出逢いはその前年の1月11日と記録されていました。
シュロの木と並んで双子のようだったことを、覚えています。
このコナラも土手ぎりぎりから出ていて、河津桜と似た境遇に思えますが、違うのは植えたのではなくて、自然に出て来たということ。
クヌギやコナラはシイタケの原木になるので、切って再生させると長く生き続ける木です。
出逢いから15年、変な場所で太くなり過ぎた結果かなと思いました。
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