森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

大磯丘陵のテフラ

2007年12月19日 | Weblog
神奈川県平塚の大磯丘陵のテフラです。
3万年ー8万年前の富士山の噴火による
テフラは火砕流堆積物、軽石、火山灰が
降り積もったものです。
最初の写真は「降下軽石」です。噴火による
火山灰が偏西風に流されて静かに降り積もって、
横に長い筋になっています。境界面が波打って
いるのは多分火砕流のせいで撹乱されたためと
みられます。
森林を支える大切な土壌のお話です。

年忘れ 大地をさぐる ロマンかな(遊仙)

軽石をみて大昔に想いを馳せます。
いつごろ、どうやってこの丘陵はできたの
だろうかこれからどうなるのだろうかと。
それこそ想像を逞(たくま)しくしていきます。

2番目は
大きい軽石の「降下軽石」です。軽石と軽石の間に
火山灰がありません。火口からの距離に応じて
軽石がふるいにかけられて大きさが決まります。

3番目は
軽石流堆積物です。
軽石流堆積物は軽石と軽石の間に火山灰が詰まっています。
白っぽいのが軽石です。
これは火砕流によってできたものです。
時速300km位で流れてきたようです。

4番目は4万年前位の東京軽石です。
テフラの年代を測定することによって地層の年代が
判ります。

5番目は泥炭層です。
黒っぽい地層です。

6番目は遠藤原でみた、1707年、
300年前の宝永火山の噴火にによる軽石です。
ぱらぱらと白い軽石が横に並んでいます。
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