まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:六道珍皇寺「六道まいり」

2008年08月08日 | 京都市東山区

昨日、五条坂の陶器まつりへ出かけました。陶器まつりはもともと、お盆に近くの清水寺や六道珍皇寺へ参拝する人を見込んで、始まった市なのだそうです。

P1140096陶器まつりの行われている歩道歩き、そのあと、六道まいりが行われている六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)へ行くことにしました。歩いて15分ぐらいです。

平安時代のころに、このお寺のあたりは野辺送りをした鳥辺野の地に近いことから、六道にいく辻にあたるとして「六道の辻」と呼ばれていました。そのため、お盆にもどってくる先祖は六道珍皇寺を通ると信じられてきたそうです。8月7・8・9・10日に行われている「六道まいり」は、そのご先祖さんを迎えるお盆の前の行事です。

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まず、境内で精霊が乗るという高野槇(こうやまき)を求め、卒塔婆にご先祖様など故人の名前を書きます。境内にある冥途まで響くという「迎鐘」(写真右下)を叩いて、ご先祖様をこの世に呼び寄せるそうです。お盆の間、自宅で過ごされたご先祖さまは、16日に行われる「五山の送り火」に見守られながら、あの世へ帰るとされています。

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境内には、あの世とこの世の通路とされる井戸があります。その昔、昼間は宮中に仕え、夜は地獄の閻魔大王のお手伝いをしていたとわれる小野篁(おののたかむら)が、地獄に通うために通ったとされる井戸です。篁が、この世に戻る際につかまったのが、井戸のそばに生えていた高野槇だそうです。ちなみに、高野槇は、秋篠宮悠仁さまの御印です。

京都の行事といわれても、京都中の人がここへご先祖様を迎えに行くわけではありません。宗派によっても違います。我が家もお盆の間、ご先祖様をもてなしますが、近くの川のそばへお迎えにいきますし・・・。六道まいりは、興味本位で覗きにいけないような、重厚で神聖な感じがして、早々に立ち去りました。境内の様子はまたの機会に、ご紹介できればと思います。

P1140104おまけ:この日は浴衣で出かけました。ちなみに、下駄は新品です。実は、昨日、五条坂を歩き、そのまま六道珍皇寺へ行き、そして・・・四条まで歩きました。ついでに、四条の伊と忠本店さんで下駄を誂えてきました。台の部分と鼻緒を選び、足のサイズに合わせてその場で作っていただきました。お時間は30分ほど、気になるお値段は12,800円でした。思ったよりお得で、ホッとしました。(^^;)たくさん歩きましたが、帰りは、新品に履き替え、サイズぴったりで歩きやすかったです。



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