まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都花景色:松尾大社「やまぶき」(2014/4/17)

2014年04月18日 | 京都市西京区

昨日、梅宮大社で八重桜を楽しんだ後「松尾大社(まつおたいしゃ)」へ寄りました。車だと3分、徒歩だと15分~20分ぐらいかかります。松尾大社は、京都でも最古級の神社で、この一帯の住民が松尾山の御神霊を祀ったのがはじまりだといわれています。

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地元では「松尾さん」と親しまれている洛西の総氏神様として、約10万戸の氏子を擁し、古来より開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれ、特に醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢などの製造・販売者からの信仰を集めています。

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京都の「やまぶき」の名所として知られています。境内を流れる一ノ井川のほとりの山吹の開花状況は・・・満開間近!とってもきれいでした。

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山吹は、中国と日本に古くから自生していて、山の谷間で枝が風に揺れる様子から山振とよばれたのが語源で、「万葉集」にも、山振と詠まれた歌があります。

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山吹の咲く頃は風が吹く季節なのか?昨日も時折強い風が吹いていました。よく揺れる事、水辺や斜面に自生していることが多いので、山吹の写真は難しいです。(><。

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山吹は、この地に自生していたといわれ、今は約3000株あるといわれています。八重山吹の他に、白山吹や一重の山吹も境内あちこちにあります。

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醸造の祖神様を祀っていますので、境内には奉納された酒樽がいっぱい。「樽うらない」なるものも・・・(^^;)矢を2本射って占います。(300円)見事に中央を射抜いた方には特別のお守りが!外れても残り福がもらえます。

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本殿奥には「霊亀の滝」があります。昔、珍しい亀が見つかったとか・・・。近年は癒しのスポットとして人気の場所です。しめ縄の向こうに、天狗さんのお顔が見える天狗岩があります。右下写真をじーっと見てると、真ん中に鼻や目が見えますよ~。

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「神泉・亀の井」もあります。亀さんの口から流れる水は、別名「よみがえりの水」ともよばれ、諸病快癒、延命長寿、寿福増長に効果があります。

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境内には、あちこち「亀さん」がいます。

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幸運の「撫で亀」さん、記念撮影パネルにもカメさんがいます。(^m^)

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本殿横には、昭和を代表する作庭家であった重森三玲氏の設計の庭があります。昭和50年に造られた庭で、古来から神社と深く関わりのあった「磐座(いわくら)」を表現したお庭です。磐座とは神様をお招きして祀る事です。

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庭は4つに分かれ「曲水の庭」「即興の庭」「上古の庭」「蓬莱の庭」があります。重森三玲氏の終生の目標“永遠のモダン”を感じる石組構成が中心のお庭です。なお、重森三玲氏作庭の代表的なお庭は東福寺山内にもあります。以前ご紹介しています。【東福寺方丈】【光明院】【龍吟庵】【霊雲院

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松尾大社  http://www.matsunoo.or.jp/ 参拝自由、庭園拝観:500円、拝観所要時間(庭園含め)30分~ 参拝者用無料駐車場有

以前も山吹の季節にご紹介しています。【2011/4/27】【2009/04/19】【2008/04/20

4月20日には、神幸祭「船渡御(ふなとぎょ)」が行われます。