まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の桜:鞍馬寺へ行ってきました。(2014/4/10)雲珠桜とは?

2014年04月10日 | 京都市左京区

今日は、午前中に「鞍馬寺」へ行ってきました。鞍馬寺は、もともと天台宗でしたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっています。山号は鞍馬山、開基は、鑑真(がんじん)の高弟鑑禎(がんてい)です。古来より、数多くの歌に「鞍馬寺の雲珠桜」と詠まれ桜の名所としても知られています。

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山門付近の山桜がポツポツと咲いていました。門口で(愛山費:200円・高校生以上)を納め、行きは「ケーブルカー」に乗りました。(片道:ご志納100円)日本で唯一、宗教法人が運営するケーブルカーで、到着までは、200メートル2分です。

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多宝塔周辺の桜は、両脇の紅しだれ桜が咲き始めていました。

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その手前の八重桜(おそらく)の蕾は膨らんでいるものの、ほとんど色づいていませんでした。今週末は寒いようですから、この辺りの見頃は来週半ば過ぎかな~?

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参道を登って本殿へ。途中、秋には紅葉の美しい場所以前の写真手水鉢の奥・・・「転法輪堂」へ参拝すると、桜景色(まだ咲いてませんでした)と、1丈6尺(4.85m)の阿弥陀如来像を拝めます。インパクトのある力強いお顔です。*休憩所洗心亭の2階部分です。

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参道を汗かきかき上った本殿は、桜が満開でした\(^0^)/ ところで?「鞍馬寺の雲珠桜」と詠まれた桜とは?実は桜の品種を指すのではなく桜が咲く景色を指します。その名の由来は、花の咲く景観が馬の鞍飾りである雲珠に似ていたからとも・・・鞍馬の山中に咲く桜が渦を巻いていたからとも・・・女性の結い上げた髪に桜のかんざしを挿した様子とも・・・諸説伝わります。今は往事のようにはいきませんが・・・参道の両脇や境内随所で桜が楽しめます。

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本殿にはご本尊の三尊尊天が祀られています。「尊天」とは、毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体のご本尊のことです。祈りの言葉は「月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く」と祈り「すべては尊天にてまします」と唱えるのだそうです。うーん、難しい・・(^^;)宗教にも人種にも国境にもこだわることなく、世界中が明るく豊かになることを理想としているそうです。本殿金堂前の六芒星の中心に立つことで、自然のエネルギーを受け取る事が出来るとされておりパワースポットとして人気です。その場に立ち手を広げたり、ひざまずいたり、手を合わせ拝んだり・・・パワーを得る方法は、人それぞれです。

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本殿前には、阿吽の狛寅さん・・・鞍馬寺のご本尊のひとつ毘沙門天が寅の月、寅の日、寅の刻に鞍馬山に現われたことによります。寅さんが見ていた桜は・・・濃いピンクの桜。3分咲ほどでした。

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ソメイヨシノは満開を少し過ぎた感じ、八重桜はつぼみが色づき始め・・・

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他にも境内あちこちに桜が咲いています。遅咲きの桜がたくさんあるので、4月中旬過ぎまでお花見を楽しめそうです。

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本殿から徒歩で参道を下りる途中には、「由岐(ゆき)神社」があります。鞍馬の火祭はこの神社の例祭です。樹齢800年を超える大杉さんが参道にそびえています。帰り道は桜はほとんどありません。

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帰りに、鞍馬寺門前の「杉々堂(さんさんどう)」で、お土産を買ってきました。よもぎだんご、山椒餅、きんつば(各110円)です。お店で座ってその場で頂くこともできます。さっぱりとした餡で、山椒餅は餅皮に山椒粉がまぜてありピリッとします。よもぎだんごは餡入りの草餅です。きんつばは、昔ながらの刀の「鍔(つば)」の形で、餡に衣をつけ焼かずに蒸したものです。*全国的には四角いものが主流ですが、富山の高岡・砺波では、昔ながらの鍔の形をした円いものが多く売られています。【こちら】へぇ~、今度帰省した時探してみよう。(^^)

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鞍馬寺 http://www.kuramadera.or.jp/index.html 愛山費:300円 拝観所要時間:60分~ マイカーご利用の場合、門前に私営駐車場がいくつもあります。(上限500円程度)紅葉ピーク時の土日祝などは交通規制がありますのでご注意ください。

鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】  紅葉の季節2013/11/20】【2013/10/31