まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:非公開文化財特別公開「知恩院」経蔵・勢至堂

2008年01月17日 | 京都市東山区

先日、「第42回非公開文化財特別公開」中の知恩院へ行ってきました。

まずは、世界最大級の木造の門「三門」の公開をご報告しました。【前ブログ】そして、御影堂の南東に建つ経蔵(きょうぞう)へ行きました。

重要文化財に指定されている経蔵は、三門と同じ元和7年(1621)に建立されています。静かなたたずまいとは対照的に、内部は極彩色で描かれた飛天や鳳凰が舞っています。内部の撮影はできませんが、冬の旅のパンフレットの表紙や看板に、その壁画の写真が使われています。平成12年に修復された経蔵の壁画の写真です。経蔵の内部の3分の1ほどが修復されていて、とても美しいです。

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中央には、徳川二代将軍秀忠公の寄附によって納められた宋版大蔵(一切)経、約六千巻が、輪蔵(八角形の薬箪笥のような引き出し)に納められています。その輪蔵の周りには、羅漢像が安置されており、取っ手を持って輪蔵を一回転させれば、全巻を読誦(どくじゅ)するのと同じ功徳を積むことができるといわれています。最近回したのはいつなんでしょうね。(??)案内されている方に伺いましたが、わかりませんでした。

P1070939その後、階段を上って、勢至堂(せいしどう)へ行きました。

この地は、法然上人が、お亡くなりになるまで、教えを広められた知恩院発祥の地です。

ご本尊は、もともと法然上人のご尊像でしたが、現在の御影堂が建立された際に移されたため、上人の本地身(ほんじしん)とされる勢至菩薩像(重要文化財)をご本尊としてお祀りしてあり、これが勢至堂といわれる由縁だそうです。

堂内正面には、後奈良天皇による「知恩教院」という額が掲げられており、知恩院の名の起源となっています。

P1070938御本尊を間近で拝見することはできませんが、静かな堂内で、ご本尊を前に座ると心が落ち着きます。

そういえば、我が家(嫁ぎ先)は浄土宗で、知恩院が本山なんですが・・・まだ、その教えを深く知りません。少しぐらいは勉強した方がいいかな?いろいろお寺を回っているのに、ここを訪ねるのは、京都に嫁いで初めてです。すいません。(^^;)

なお、現在、すぐそばの御廟が改修工事中なので、そこにお祀りしてある金色の厨子が、勢至堂の御本尊の前に安置されていました。本来ならば非公開のものだそうです。

この後は、知恩院の一般公開の部分をご紹介します。

知恩院 http://www.chion-in.or.jp/index.html

おまけ:今日は京都市内にも雪が降りました。三千院あたりは白く積もったようですが、私の住む南区は、朝からちらちら舞う程度です。気温も上がらず、寒い(><)らしいのですが・・・今日は暇さえあれば窓から、雪の結晶を数えられそうなくらいゆっくり降る雪を見ていました。雪で困っている方には申し訳ないですが、雪の降る日はなぜか温かく感じる私です。