ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

日産フーガのテレマティクスナビ

2004年10月22日 | ITS
フーガのナビは日産テレマティクスであるCARWINGS対応となっている。
第三世代と呼ばれる、ブルートゥース対応のDVDナビだ。これを機に、日産は有人オペレータ利用を含む利用料を3年間据え置きとした。

この第3世代の売りはなんなのか?
ブルートゥース対応により携帯電話接続の手間がなくなったことが一番大きな違いであることは間違いない。ユーザーは携帯電話をポケットや鞄の中に持っているだけで、完全にシームレスにテレマティクスとの接続やハンズフリー会話が可能となる。
但し、現状では対応携帯電話はFOMA(F900iT)に限られる。

さらに、i-modeとの連携が発表されたが、ナビの位置情報や目的地情報からその周辺案内を携帯にダウンロードするという程度の内容で、これはさほどインパクトが無いように感じる。

このテレマティクスの本当のキラーコンテンツは、有人オペレータなのではないかと思う。
有人オペレータにボタンワンプッシュでつながり、目的地をいうだけでルート設定をして貰える。

これは、実は手間の問題ではないのだ。自分でやってもたいして難しいことじゃない。

このやり方なら、走行中でも目的地設定ができるのである。
純正のカーナビは怪しいケーブルで改造しない限り、走行中に操作ができない。信号停止であわてて設定するか、いったん停車して設定なければならない。
しかし、有人オペレータ方式は「ハンズフリー」ということなので、走行中も可能なのだ。

ハイテクが進む中で、有人オペレーションがキラーコンテンツになるというのも皮肉な話だ。

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