カップヌードルに限らず、人はカップ麺に湯を注ぐと蓋が開かないようにとても神経質になる。
カップヌードルは従来蓋が浮かないようにフタ止めシールを付けていたが、それが地球環境に悪いということで2年前からフタ止めをWにした。
カップ麺を作る時に蓋が浮かないように何かを乗せる人はとても多いし、実際カップ麺ふた止めで検索するとシリコン等の専用商品がたくさん売られている。
日清食品もオフィシャルでフタ止めを作っている。
これは日本人に限ったことではなく、中国人はカップ麺に必ず入っているプラスチックのフォークを使って器用に蓋をとめる。
どうしても検索できなかったが、日清公式の発言で「フタをすることで温度の低下を防ぎ美味しく作れる」的なコメントを見たことがある。
しかし、私は思った。果たしてこの蓋にそんな大事な意味があるのだろうか?温度低下するのは表面だけじゃないのか?フタが開いたら不味くなる、というのは都市伝説なのではないか?
というか、所詮はカップ麺、味にそこまでのことを求める必要があるのか?
ということで検証してみた。
検証対象はこれ。「あっさりおいしい」にしたのは単に麺がすくないから。2個食べないといけない。
シーフードヌードルにしたのは単なる好み。
一つは説明通りの作り方。もう一つはフタなし。正確を期すため、湯沸かしポットで沸かしたての湯をメモリまで3回にわけ交互に注ぎ
正確に3分を図った。
出来上がり。目視での差は見当たらない。
通常食べるときのように双方とも箸でかき混ぜてから温度を測定した。
フタをしたカップヌードルは83度。
フタなしのカップヌードルは79.3度。
おお!なんと4度近い差がついた。(こちらを後から測定したから1度くらいは低く出てるかもしれない)
まあフタをするかしないかで温度が変わるのは当然の結果。
それにしても想定以上の温度差。なるほどこれだけ温度が違うのであれば、実際に味も違う可能性は高い。
フタ付きとフタ無しに記号をつけ、裏返してどちらがどちらかわからなくなるようにした。
そして、実食。どちらが美味しいか、フタ無しは実際美味しくないのか、完全なブラインドテストになっている。
その結果は・・・
「どちらが美味しい」という以前に、両者の違いは全く判らなかった。いかなる食通、神の舌を持つ人でも違いを見分けることは難しいだろう。
というか、そもそも所詮カップ麺なんだから、神の舌の人に登場してもらってごくごく微細な味の判定をすることに意味なんかない。
温度が4度違うはずだが、80度近くあると熱くて食べられないのですこし冷ましてから口に入れるわけで、結局その差もわからない。
結論
「カップヌードルはフタなしで作っても味は同じ。フタが少し開いてしまうことを気にする必要など全くない」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます