ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

駐車場シェアリングとETC2.0

2018年11月17日 | ITS
日本を離れて6年以上経つので日本の事情に疎くなっているのかもしれない。
日本でのシャアリングビジネスで最も成長しているのは駐車場シャアリングだというのを最近知った。

たしかに日本は基本的に路上駐車ができず、また都市部ではコインパーキングが増えているとはいえ駐車場が見つからない事が多い。
一方で都市部では車を持たない人が増えてきているし、高齢世帯ではすでに車を手放して駐車場が空いているという戸建ても多くなってきた。

空き駐車場の登録、管理、予約や料金支払い、受け取りなど、貸す側、借りる側どちらもスマホの通信を使えば簡単にできる。そうしたビジネスが「akippa」「B-times」など続々登場しており、急速に成長している。サイトを見ると、実際に駐車したかどうかは物理的には把握していないようだ。まあ、その程度の管理でも成立するのだろう。
今まで一円もお金を産まなかった土地がコストゼロで収入源になるのだから、貸す側としてはメリットしかない。借りる側も一般の駐車場より安いのでメリットが有る。
これは普及しないわけがない。

ETC2.0普及促進研究会もそれに目をつけてこのような研究をしているという。
まあ、正直やっておられる側ももはやこれくらいしかETC2.0の活用方法のアイデアがないので無理は承知だろう。
でも常識で考えて個人宅や農家がおそらく100万円はくだらないと思われるETC2.0の読み取り、通信ポストを設置する訳がない。
(しかし農家のイラストは笑っちゃうね。なんで「おじさんが現金を受け取る」んじゃだめなんだろう)

何回でも繰り返すが、ETCには高速道路のノンストップ料金収受以外の用途はないと思ったほうが良い。


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