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廃プラのリサイクルで知的障害者の雇用促進

2014-02-16 23:07:26 | 障害者施策

エコミラ江東は、地球船クラブと江東区が協働して始まった環境福祉事業。家庭やスーパーなど、区内約9000ヶ所から使用済みの食品トレーを回収し、発泡スチロールを再資源化(ペレット化)します。トレーの収集は区が、再資源化を地球船クラブが行う事業で、知的障害者の雇用とリサイクルを結びつけた全国初の取り組みとして注目されています。

知的障害者の方を、社会人にしたい

エコミラ江東で働く職員は、現在16人。所長の鳥海氏と事務や機械操作を担当する職員など4人を除き、11人が知的障害者の方々です。事業を始めた当初はスムーズに作業が進まず、アルバイトを雇っていたものの、現在は全員が正規職員。賃金は12万円を超えるということで、チームワークもますます高まり、仕事の効率も上がっています。足立区の障害者保護雇用も正規職員として採用していますが、この約6割が現実です。

エコミラのような環境福祉事業を展開できる可能性を考えました。障害者の方々が仕事をして給与を得ることは、税金を使う側から納める側になること。自治体にとって、トレーの回収費用は決して少なくありませんが、このような事業が増えれば障害者の方々の雇用も増えるのではないでしょうか。

知的障害者の方々には、生活保護を受けない自立した社会人としての生活を。その保護者には安心を。また、区民には環境教育の場を。自治体や企業にとっては社会貢献の機会を。それぞれに参加の意義を提供しているエコミラ江東。これからは、民間の福祉施設と連携することで、障害者が社会へ出るための訓練施設として利用することも計画されています。