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足立区の都知事選挙結果に思うこと

2014-02-10 23:46:52 | Weblog

東京都知事選挙は9日、投開票され日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)=日本共産党、社民党など推薦=は、当選にはいたりませんでしたが、各メディアの出口調査で約2割を獲得するなど大健闘しました。

  宇都宮事務所のメッセージ http://utsunomiyakenji.com/

足立区では前回票・率ともに上回る4万957票(得票率18.82%)でした。日経新聞の調査では投票率が16.46%も低下する中で宇都宮氏は無党派層の28%が支持するなど舛添氏とほぼ互角。得票も前回比1万3634票、得票率で5.14%伸ばし、98万2594票(20.18%)得たことは、安倍内閣の暴走ストップの新たな足場を築くことができたと思います。

  

みんなの党のある議員が、「細川氏がでなければ宇都宮さんはいい戦いをしたと思う。細川氏の出馬は反原発勢力を二分させた支配勢力の計略だったと思う。細川氏が出馬表明した時点で舛添氏の勝利が決まった」と語っています。

私はこの指摘は当たっていると思います。細川氏を応援した9条の会の呼びかけ人がなぜ、そうなってしまったかが疑問です。細川氏の脱原発への転換には、反省という言葉はあっても、具体的に細川内閣時代に原発推進してきた言及はみられないのです。たとえば、1989年、ドイツなど欧米では原発の高速増殖炉の廃炉を決定しました。しかし、日本は細川政権時代に六ヶ所村に建設した高速増殖炉「もんじゅ」を運転を強行、「臨界」に達しました。しかし、その後、再三の事故で、現在は停止中ですが、当時は「高速増殖炉という原発は核燃料が増殖する夢の原子炉という神話」にとりつかれていたのです。

マスコミと財界による戦略は今も国民をたえず、だまし欺く戦略にたけています。オックスファム(国際NGO)昨年11月に発表した報告書で、所得格差の拡大を世界が抱える危機要因の第2位に挙げ、「世界の進歩に重大な危機をもたらしている」と指摘。そのような状態が放置されると、政治制度が崩壊し、政府は普通の人々を犠牲にして経済エリートの利益に奉仕するものになると警告しました。