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待機児を生み出さないための緊急対策を

2010-12-22 20:45:13 | 教育・子ども

昨日、日本共産党区議団は、来年度の保育園の入園申し込みが締め切られた状況の下で、大量の待機児が生まれる可能性が高く、緊急対策をとるべきと区長に対して、申し入れをしました。

申し入れ書は以下の通りです。

待機児を生み出さないための保育に関する緊急要望

足立区長 近藤やよい様               平成22年12月21日

                             日本共産党足立区議団

 12月10日に来年度の保育園児入園募集が締め切られました。今年は新規入園募集定員が2042名ですが、申込者は転園希望者を除いても3440名で、昨年よりさらに200名以上増え、このままでは1400人前後が認可保育園からあふれだすという大変な事態になってしまいます。

 経済危機以降の生活悪化はかつてなく深刻で、保育園に入れて働かなければ生活できない若い世帯が大幅に増えています。                   
 保育園に入れない、子どもを預けるところがないと、いわゆる「保活」に奔走する困難さは、
数年前と様変わりし、深刻さを増しています。以前は、年度途中で育児休業を終えて、とりあえず認証保育所や保育ママなどの認可外保育にあずけて、新年度に認可保育園に入所するのが当たり前でした。しかし、今年は、年度当初から認可外の保育施設も満杯でどこにも預けることができない方も続出しました。

                
 さらに来年度に至っては、現時点で「認可保育園は初めからあきらめて、認証や保育ママを第一希望で申し込む『予約』で4月からの枠が埋まっている、もう空きがない」認可外の保育施設が何ケ所もあります。このままでは、入所の必要性(指数)が高くても、どこにも入れない、母親が仕事を辞めざるを得ない区民が多数生じる懸念もあります。


 日本共産党足立区議団は、この間、認可保育所の計画的整備をくり返し求めてまいりました。認可保育園を整備できる手厚い補助金である「安心こども基金」の実施年次が限られている中、早急に整備計画をもつことと共に、来年度当初からの緊急対策の実施を行って頂きたく、以下強く要望いたします。   

1、認可保育園の入所申込み状況、および認可外保育施設の定員充足状況を大至急把握   し、保育園入所審査事務を迅速に行い、待機児の実態を正確に早急につかみ、明らかにしてください。

2、緊急対策として、ありとあらゆる場所・機会を活用し、保育施設の整備を行い、新年度に 「保育園に入れないために仕事を辞めざるを得ない」事態を生み出さないようにしてください。 

3、安心子ども基金は、平成23年度いっぱいで打ち切りが予定・されています。23年度は来年度施設建設を計画した箇所については、年度を超しても補助の対象になるとのことでした。

来年度が最後のチャンスです。抜本的な待機児対策として、保育園の増設に乗り出してくだ
さい。現在未利用または近い将来未利用となる以下の公有地等について、保育施設としての活用を検討してください。

国は「国有地を保育施設として貸し出す」意向を明らかにしており、国有地も積極的に活用すると共に、都有地などについての活用も、関係機関に働きかけてください。