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リサイクル工場の見学

2009-11-07 16:53:27 | Weblog
産業廃棄物処理施設の悪臭対策で地元から苦情がなく、対策がすすんでいると言われている首都圏環境美化センターの見学会を入谷町会環境部が開催したので参加させていただきました。



区長への要望書提出がきっかけで悪臭対策を強化
このリサイクルプラントは飲料容器(ペットボトル・ビン・カン)のリサイクル工場で大きく3つの対策がとられていました。



第一は消臭噴霧器3台を設置、人体に影響のない天然植物エキスを原料とする分解消臭液を噴霧していること。消臭剤は試行錯誤を繰り返し、現在は炭を原料とするものを使用しているとのこと。



第二はオゾン発生装置により床の清掃にオゾン水を使用、夜間にオゾンガスを工場内に発生させている。



第三に今年6月に入谷町会から区長宛に要望書が出されたことをうけ、工場内に排気用ファン及びダクトを設置し、工場内の臭気を吸い込み、活性炭フィルターを通して排気するようにしたとのこと。



さらに廃棄物を運ぶパッカー車の清掃を丁寧に行うとともに、車庫には自社製のシートカバーを作成し、夜間駐車中に悪臭が出ないようにしているとのことでした。



さらに作業中、気温が18度を超えたときは常時オゾン水を流したまま作業することによって悪臭対策をとっているとのことでした。



私も説明を聞き、実際に見学をしましたが、工場内のにおいはあるものの、他の工場より軽減されていました。脱臭ダクト設置した成果として、工場の外ではほとんどにおいは感じませんでした。今日は気温もあがり、20度を越えていましたので対策は効果をあげていると思いました。
対策経費も聞いたところ多額の費用がかかると聞いていましたが、それほどではないこともわかりました。
斉京社長の話では悪臭対策はまだ、途上であり臭気を100%除去するすることは難しいが努力はしていきたいと語っていました。苦情がないというのも、こうした謙虚な態度に住民が理解を示している表れではないかと思いました。

入谷町会環境部としては引き続き、悪臭対策が不十分で近隣住民に迷惑をかけている工場について、見学会や要請をおこない、近隣住民への被害をなくし、町の環境をよくするため、取り組んでいくとしています。