ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

祭囃子が聴こえる

2009-07-16 04:42:49 | いわゆる日記


 と言うわけで祭りの真っ只中である。祭りの運営と参加者、両方やってりゃそりゃたまりませんわい。疲れたよ~。
 とか言っていても生産的でないので、昨日書いた、祭り太鼓のビートの不思議について考えたところをメモしておくことにしよう。

 まず思うのは、これはお馴染みの阿波踊りの音楽でも連想していただければいいのだが、「馬鹿囃子」みたいなアップテンポのダンスナンバー(?)は普通に乗れるとしても、「鎌倉」みたいな描写音楽(?)は、どう乗ったら良いのか分らない、ということである。

 太鼓の音楽であるからリズムの拍動は確かに刻まれているわけで、だから音楽にあわせてリズムを取る事は出来るのだが、それで楽しいかと言えばそうでもない。なんか、普通の音楽で打楽器のアンサンブルだったら躍動感とか開放感とかにつながるものがあるのだが、こちらにはそれがない。むしろ抑圧的ビート、なんてものを感じたりする。
 リズムに身を任せていると、森羅万象のすべてを絡み取り抑えつけようとする意思とでも解釈したいものを感じたりするのだ。なんなんだろう、この抑圧感というものは?

 音楽の生まれてきた宗教的バックグラウンドなど考えられないだろうか。その源流を辿ると悪霊退散とかの意図を持って打ち鳴らされた太鼓に至るとか。
 まあ、そう考えてみたというだけで何の根拠もない話だが。

 と、何も分からないままに文章を終わるが、いやもうほんとに疲れた、明日は祭りへの参加はサボっちゃう予定である。ワシもう、そんな体力ないもん。若い者に任せますよ、若い者に。で、明後日の祭りの撤収作業に加わって辻褄を合わせりゃいいんじゃないかと。よくはないかも知れないが、まあ、それで許してもらわねばならんのさっ。