ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

余談

2013-01-20 03:33:37 | いわゆる日記

 このところ、愚痴や悪口ばかり書いているなあ。と、反省してみる。
 まあ、体調悪いんで、ということで、甘えた話だがお許しください。先日の検査の結果もかんばしいものではありませんでした。まあ、再検査の結果待ちというところなんだけど、そもそも再検査がある、という時点ですでにヤバいわけであってさ。

 自分の不調な体と否応なしに向かい合わざるを得ない厳しき日々。こんな時はあんまり音楽を楽しむ気分にもなれないね。何を聴いても、というか何かを積極的に聴こうという気になれない。日常の雑音の中にいるだけでいいような。
 むしろ本なんかの方が癒しになる。それも小説とかじゃなくて、好きな書き手のエッセイとか。好きなエッセイストといえば私にとってオールタイムでNo.1である伊丹十三など、久しぶりに読み返してみるか。大学生の頃は、吉行淳之介のエッセイなど好んで読んでいたが、あれは今読んでも面白いかどうか、分からない。

 今は宮沢章夫とか穂村弘とか、あのへんか。いや、病院の待合室で読んで、最も不安な心を癒してくれた色川武大を忘れてはいけない。昔の芸人の話とか博奕打ち時代の思い出話とか書いているだけなんだけど、それが救いになるんだ。そうそう、一時、鷺沢萠のエッセイを好んで読んでいた時期があった。あれはなんだったのだろう。

 あと、音楽本関係か。昔、書店で立ち読み中、ガトー・バルビエリに関する文章で人前もはばからず大笑いさせてくれた、それ以来一目置いている中山康樹の本などまた読み返す。また、古紙として始末するつもりで部屋の隅に積んであったMM誌の古い号なんかが妙に面白かったり。好きでもないバンドの顛末記を読むことが、なんでこんなに楽しめるのか。つい、バックナンバーを注文してしまったりするのだが、なんかどこか本末転倒って気がしないでもない。

 などと言いつつ人生は過ぎ行く。助けておくれ。言いたいことは、つまりはこの一言か。


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