ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

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サスペンスの岸辺にて

2013-01-23 23:50:23 | 書評、映画等の批評

 体の不調に耐えつつ、テレビで「エイリアン2」など見ているわけだが、(この選択がそもそも間違っているのは、自分でもなんとなくわかっている)すでに何度も見ていてストーリーも頭に入っている身としては、登場人物の行動にいちいち「そこでそんなことをすればそうなると、わかりきっているだろうが。何をマヌケをやっているのだ」と、苛立たしくなってならない。

 そもそも、そんな危険なところになんで生身の兵士たちを投入するのだ。索敵用ロボットでよかろうが。そのくらいのものは平気で作られているくらいの、未来社会の出来事じゃないのか。
 そうやって見物人をイライラさせる、そうしなければサスペンスというものが生まれないのだ、という作劇上の都合は理解しているのだが、それにしても仕掛けがセコ過ぎる気がする。

 一度、登場人物たちの行動に一つのドジもなし、偶然の不運も起こらず、使用する機械はきちんと作動し(つまり、車のエンジンは非常時でもちゃんとかかるし、銃は肝心な時に弾切れになったりしない)、密かに余計なことを企む(会社の儲けのためにエイリアンの保護を企む、とか)混乱形成用の登場人物も出てこず、そして登場人物たちは「おお、ジョニー!助かったのね」とか言って抱き合う前に、ちゃんと周囲の安全を確認する、なんて設定でやってみろというのだ。

 なおかつ、主人公は女でもなし子供でもなし、屈強な体と冷徹な判断力を持つクールなタフガイ、みたいな設定で、ちゃんとハラハラさせられる手に汗握るサスペンスを作ってみろと、映画人諸君に言いたいのである。どうだ、ええ?
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