”YUI”
YUIという、最近人気の日本のシンガーがおりましょう?彼女が”制作活動に専念するために歌手活動を一時休止する”なんてニュースを見ましてね、彼女、YUIについて書いてみる気まぐれを起こしたんですが。
ブログ仲間のころんさんの名表現の一つに、「YUIみたいに、ギターをジャカジャカやりながらヘッポコな歌を聞かせてくれるのでは」というのがありまして、ですね。私はこのフレーズを読んだ途端、それが浮んだパソコンの画面めがけて吹き出した、という次第で。
いやもう、YUIのいかにも腹に力の入っていない頼りない発声法でヒラヒラ歌う感じはなんとも”ヘッポコ”の呼び名にふさわしく、思わず笑ってしまったのですがね。
でもって、YUIご本人にも”自分はロック・シンガーだ”みたいな自負といいますか思い入れがあるみたいで、その辺の意識とヘッポコ歌唱との落差あたりにも私の笑いの触覚に触れるものがあるのでありましてね。
いやまあ、リバプールからもウッドストックからも遠く離れて時代もここまで過ぎてしまって、いまさら”それはロックの名に値するのか?”とか”そもそもロックとは”なんてグダグダ言ってみたって滑稽なだけであってね。そんなこと言ったってしょうがないです、それは。
しょうがないんですけどね、だけど。私なんかはエレキ・ブームもあった、ビートルズも来日した、なんて子供時代を送り、もうちょっと小生意気な年頃となると、あの騒然たる世情の中で、海の向こうから聞こえてくる”ニューロック革命”のうねりの噂などに身を熱くしていた、そして同じような思いで青春の日々を過ごした仲間たちが辿った、決して平坦ではないその後の道のりなど思い返すにつけても。
とか。ほら見ろ、やっぱり時代錯誤の昔話をはじめちゃった私も相当なヘッポコオヤジと言われてもしょうがないね、うん。人の事を言える立場かというのさ。
けど、”ロック”の看板を掲げられちゃうと、やめときゃいいのに余計な事を言い出してしまうバカ正直な性分でやんす。あ、なんの話をしていたんだっけか?ああ、YUI・・・
いや、彼女も彼女の世代の人々には、なにごとか与えているものがあるのだろうと想像はつくんだよ。私には理解できないだけでね。
けど、そんな物分りの良い事を言うオヤジなんて、いかにもありがちでつまらないでしょ?と思ってこんな文章を書いてるわけですが。
○歌手のYUIが公の活動を一時休止
(ORICON STYLE - 08月30日 08:01)
歌手のYUIが29日(金)付の公式ホームページの日記を更新し、テレビ出演やライブなどの公の活動を一時的に休止することを発表した。
YUIは「ちょっとの間ですが、公の活動はお休みして、また来年に向けて制作活動に専念しようと思います。来年、素敵な作品をたくさん作ろうと思っています!」と発表。「日記もちゃんとUPするので、皆さん待っててくださいね」とも記しており、公式ホームページの日記は継続していくようだ。
4月に3rdアルバム『I LOVED YESTERDAY』を発売し、7月には12thシングル「SUMMER SONG」を発売。どちらも週間ランキングで1位を記録しているYUI。5月~7月には、自身最多となる全国22会場25公演を回るツアーも成功させている。
現在は新曲のレコーディング中で「制作作業も順調に進んでいて、新曲ももうすぐ完成します☆応援歌です!自信作になりました」と綴っており、秋にはリリースになるようだが、その後は制作活動に専念するために、露出を控えるようだ。
YUIは05年2月、月9ドラマ『不機嫌なジーン』(フジテレビ系)主題歌『feel my soul』でメジャーデビュー。06年、映画『タイヨウのうた』に初主演し、女優デビュー。役とリンクさせたYUI for 雨音薫名義で主題歌『Good-bye days』をリリースし、ヒットさせた。アコースティックな曲だけでなく、07年1月発売のシングル『Rolling star』ではエレキギターを抱えてロック路線にも挑戦。繊細な歌声は“天使の琴声”とも評されている。