南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

成年後見制度11ー高次脳機能障害を中心に

2006年01月26日 | 成年後見
(家裁調査官との面接)
ポイント=なぜ家裁調査官が面接をするのか、その意味について覚えておいてください

 調査官との面接をしますが、この面接に至る手順としては
1.家裁の調査官から、電話で面接日を指定される
2.面接日までの間に、調査票を書くように指示されるので、郵送されてくる調査票に記載する
3.調査票を持参して、面接する
ということになります。
 この調査票というものは、現在の財産状況や、本人や近しい人が、後見を申し立てることを、知っているのかどうか等を、記載することとなっています。

 家裁の調査官と言うのは、心理学や社会学を大学で勉強してきた人がなることが多く、人間関係の調査ということを主眼にしています。
 実際に後見が申し立てられるケースでは、お金をもっている高齢の方が、要介護状態になり、子供のうち誰が親の面倒をみるかが、お金の問題とからんで後見申立られるケースが多くあるようであり、遺言相続の前しょう戦的な問題とすることもあります。
 このようなケースに該当しないかどうか、家裁の調査官は気を配っているようですが、交通事故のケースでは、このようなケースはほとんどありませんので、調査面接に際しては、何事も包み隠さずに話すことが必要でしょう。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 成年後見制度10ー高次脳機... | トップ | 高次脳機能障害2級の裁判例... »
最新の画像もっと見る