南斗屋のブログ

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法務省、刑務所などでの断酒指導を強化へ

2007年08月29日 | 未分類
 飲酒運転及びそれによる事故については、刑事上は、罰則がかなりひきあげられています。
 重罰化で、ある程度は飲酒運転による事故も減りそうですが、完全にはなくならないでしょう。

 飲酒運転をしている人の中には、アルコール依存症者もいると思われるからです。
 アルコール依存症は、いわば病気であり、治療なくしてはなかなか治りませんし、治療をしても完全に治るというものではなく、非常にやっかいなものです。

 このアルコール依存、脱却については、2008年度から、刑務所などでアルコール依存症脱却のためのプログラムを開始するそうです(引用記事)。

 ウィキペディア(Wikipedia)の、アルコール依存症では、その治療には、
「大事なのが、「本人の認識」である。多くのケースでは、アルコール依存症の患者は自分がアルコール依存症であることを認めたがらない。認めてしまうと飲酒ができなくなってしまうからである。何よりもまず、本人に疾患の自覚と治療の意思を持たせることが大切である。」
としております。
 刑務所でどの程度「本人の認識」を喚起させられるかという問題はありますが、それを機会に改善する人が増えてほしいものです。

(引用記事)
2007/08/21-18:53 来年度から断酒指導を強化=飲酒運転の受刑者対象-法務省
 法務省は21日までに、刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所)での断酒指導を2008年度から強化する方針を固めた。飲酒運転による受刑者を対象に、特別のプログラムを策定し、実施する。飲酒運転の厳罰化を求める世論を踏まえ、出所後の再犯を防ぐのが狙いだ。
 同省は06年5月から、全国75の刑事施設のうち20カ所で、交通事件の受刑者向けに交通安全プログラムを実施。被害者に対する理解や対応、「酒の害」などについて1回50分、計10回の講習を行っている。しかし、飲酒運転による受刑者の中にはアルコール依存症が少なくないことなどを考慮。08年度から、依存症脱却のためのプログラムを追加して「酒の害」に関する内容を充実させることにした。

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1 コメント

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アルコール検知器付自動車?。 (コスモス)
2007-08-29 10:16:34
刑罰の抑止効果の限界の一つがアルコール依存者の運転であると思います。
ところで、アルコールのはいった人が運転できないような車を作ることは技術的に難しいのでしょうか。例えば、アルコール検知器のついた車です。検知器をクリアーできないとエンジンがかからない車。
もちろん、これをかいくぐる者も出現するでしょうが、それでも一定の効果はあるように思うのですが…。
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