色川三中「家事志」文政9年5月

色川三中「家事志」文政9年5月

土浦市史史料『家事志　色川三中日記』第一巻をもとに、気になった一部の大意を現代語にしたものです。

1826年5月13日（文政9年）

11日に入梅。今日は天社日。隠居（祖父）が江戸から戻ってきた。

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1826年5月14日（文政9年）

当年は祇園祭の当番であり、他の三名と共に役元から世話人を仰せつかった。

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1826年5月15日（文政9年）

（日記の記載なし）

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1826年5月16日（文政9年）

（日記の記載なし）

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1826年5月17日（文政9年）

夏至。亡父の祥月命日。

最近連日雨が降らず、川は渇水。田畑は難渋しているようだ。

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1826年5月18日（文政9年）

虎徹の刀を坂村まで持っていくよう、北条の佐助を遣わした。

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1826年5月19日（文政9年）

昔から「春の雪、夏のほこり」といわれているが、正にそのとおりの様子。今年の春は大雪であり、夏に雨が降らない。

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1826年5月20日（文政9年）

（日記の記載なし）

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1826年5月21日（文政9年）

谷田部の佐助は店に勤めてから5年になるので、その証文を認（したた）め、同人に一両を貸し与えた。請人の新右衛門も同席。

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1826年5月22日（文政9年）

中村屋惣左衛門殿の二男源三郎は、矢口家の養子となったが、素行が悪く不埒であるとして、いよいよもって勘当となった。

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1826年5月23日（文政9年）

伊勢屋の主人（菅谷庄三郎）が急病で危篤との知らせを受け、駆けつけたが間に合わず。昨夜から症状があり、今朝は随分な症状だったそうだが、いつものことと本人も油断していたらしい。

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1826年5月24日（文政9年）

異国船が水戸沖に出没している。今月も2日か3日ころ、水戸の磯の沖で北上していた異国船ありとのこと。異国船対応のため、土浦の御城下では毎月27日に御堅御陣御調練が行われている。

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1826年5月25日（文政9年）

伊勢屋の主人（菅谷庄三郎）の葬儀。香奠二百疋、米五升。男女一人ずつ手伝いに遣わす。

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1826年5月26日（文政9年）

晴れ

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1826年5月27日（文政9年）

（日記の記載なし）

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1826年5月28日（文政10年）

炎暑。明日の伊勢屋の主人（菅谷庄三郎）の初七日に備え待夜（逮夜）。

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1826年5月29日（文政9年）

炎熱耐え難し。伊勢屋の主人（菅谷庄三郎）の初七日。滞りなく終わったので、町方にて礼に歩く。

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（5月は29日まで）