横浜地裁です。
以前、横浜地裁川崎支部の記事を書きましたが(→こちら)、上記の写真は横浜市にあるものです。
「支部」に対応するものだと、「本部」というような気がしますが、裁判所では
「本庁」
と呼んでいます。
横浜地裁は、交通事故事件については、集中部制をとっています。
集中部制というのは、少々わかりにくいかもしれませんが、こういうことです。
東京、名古屋、大阪では、交通事故事件は専門部制をとっています。
専門部制というのは、交通事故専門の部があるということで、東京地裁ですと、民事27部というところに必ず交通事故事件はかかります。
民事27部は、交通事故”専門”なので、そればかりやります。
これが専門部ということの意味です。
集中部制というのは、交通事故事件が来たら、一定の部に配点されます。
横浜地裁ですと、民事6部になります。
しかし、民事6部は交通事故事件だけをやっているわけではありません。
ほかの事件も扱っています。
このように、”専門”ではないけれども、集中的に交通事故を扱うので、「専門部制」といわれるわけです。
多くの地裁では、交通事故事件は、専門部制や集中部制をとっていませんので、どの部にかかるかは、ランダムに決まります。