goo blog サービス終了のお知らせ 

南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

高次脳機能障害認定システム検討委員会報告書

2007年02月22日 | 高次脳機能障害
 高次脳機能障害については、このブログでもたびたび取り上げてきましたが(まとめたものを、私のホームページに掲載しております)、その認定はなかなか難しい問題であり、自賠責の方でも認定システムをどうしていくのかということについては検討がされているようです。

 2月2日に、国土交通省の方で、
 自賠責保険における高次脳機能障害認定システム検討委員会の報告書
がまとめられ、発表されました。 
 その概要及び報告書そのものについては、こちらをご参照ください。
 
 大橋正洋医師(神奈川リハビリテーション病院)を座長に据えたこの委員会の報告書は、わかりやすくまとめられれており、非常に勉強になりました。

 折に触れてこのブログでも、その内容をご紹介していこうと思いますが、今日は高次脳機能障害の自賠責での認定件数について、お話ししておきたいと思います。

 自賠責の高次脳機能障害の等級は、上から順に1級、2級、3級、5級、7級、9級となりますが、この1級~9級の合計数は
 平成13年度 2529件
 平成14年度 3060件
 平成15年度 3015件
 平成16年度 2865件
 平成17年度 2754件
となっています。

 このようにここ5年間では、毎年2500件~3000件程度になっています。
 しかし、たとえば、平成17年度をみると、
1級 503件
2級 372件
3級 330件
となっており、1級が一番認定が多く、2級や3級の方が少ないとのですが、このように1級認定が2級、3級に比べて多いという現象が起こっています。

 これが、2級や3級のケースが被害者サイドで見過ごされてしまっている結果でないとよいと思っています。
 委員会の報告書では、この結果自体については考察は加えられていませんが、今後これについてどのような原因によるのか明らかになればと思います。

 委員会も「脳外傷による高次脳機能障害が、依然として見すごされやすい障害である」と警告を発しております。
 2級や3級のケースもみすごされず、きちんと申請のできる体制が整えられるよう願ってやみません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする