南斗屋のブログ

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てんかん 2

2006年06月02日 | 未分類
 てんかんの治療ですが、根本的な治療はなく、対症療法、つまり、症状をどのように軽減するかということが中心となります。

 抗てんかん薬の処方という薬物療法が治療の中心になりますが、これはてんかんの発作を抑制することを目的としています。
 抗てんかん薬にはさまざまな種類があるのですが、適薬(もっとも効果がある薬物)を決定するには、試行錯誤的な投薬が必要となります。

 まず発作の型から、薬を選び、それが発作に適しているとなれば、治療開始時と比べて発作日数の改善がみられるかを見極めます。
 効果がない薬物は、徐々に薬を減量して、別の抗てんかん薬について同様の方法を行って、効果をみます。

 このように薬を試行錯誤して副作用なども見ながら決めていきます。
 規則的に服用している薬を、急に減量したり飲み忘れたりすると、リバウンド(反跳現象)とよばれる発作が引き起こされることがあり、ときには、けいれん発作がとまらなくなることがあり、生命をおびやかす危険な状態に陥ることさえあるといわれていますので、勝手に薬をやめたりしないことが必要です。
 
 このように、てんかんとなった場合は、薬物を定期的に服薬しなければならなくなります。
 抗てんかん薬には、副作用が存在しますし、てんかん発作は、睡眠不足、過労、発熱などで誘発されることもあるため、全般的な健康管理も重要となります。
 



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