南斗屋のブログ

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高次脳機能障害と認定されるためには 3

2006年05月01日 | 高次脳機能障害
 第2の要件は、
「2 家族や実際の介護者や周辺の人が気付く日常生活の問題。」
です。

 交通事故後、周囲の人から見て、被害者がなんか変わったな、変だなと思うことがありますが、そのような日常生活上の問題点が必要です。

 自賠責の認定上は、「日常生活状況報告表」という定型の用紙に日常生活の問題点を記載することになっています。
 これは、該当する箇所に丸をするものです。
 たとえば、
「今日は何月何日かわかりますか」
という質問があり、
「 わかる だいたいわかる わからない」
というような三択になっています。
 高次脳機能障害はいろいろな障害のでかたがあり、何月何日かわかる人もいますし、カレンダーを見ないとわからないというひともいます。カレンダーを見ないとわからない場合、どれに丸をつけたらよいのかについて悩まれると思います。
 これで「わかる」の欄に丸をつけてしまう人もいますし、「大体わかる」にしてしまう人もいます。
 私は、カレンダーを見ても間違いが多いような場合は、「わからない」につけるべきだと思いますし、また、そのことを補足して書くべきだと思っています。

 このように日常生活状況報告表で、三択だけで答えるのは、実情が正しく伝わらない可能性がありますので、補足して各必要性が生じますし、できれば弁護士などの専門家のアドバイスを受けながら、完成させたほうがよいと思います。

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