レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』増補版?文庫化4月22日発売

2022-02-23 | 左利き
タイトルにも書きましたように、2008年に出版されました一般向けの利き手と左利きの科学的研究書、八田武志さんの『左対右 きき手大研究』(化学同人(DOJIN選書)に、《新しい話題を追加し内容がさらに充実》した増補版?が文庫になって登場します。

文芸関係の出版社のみならず、実用書教養書を発行している各社も競って文庫市場に参入している昨今ですが、新たに化学同人社さんも「DOJIN文庫」を創刊し、そのラインナップにこの左利き・利き手の本が上がってきました。
初版発行以来14年近くたっているということもありの話題追加なのでしょう。
新たな科学的知見左利きに対する社会の受け止め方の変化なども盛り込まれるのならば、という期待もあります。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第613号(No.613) 2022/2/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1
 第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」
の「別冊編集後記」

『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.19
『左組通信』復活計画[10]<左利きプチ・アンケート>(10)利き手調査(1)第20回-週刊ヒッキイ第613号
「新生活」版

でも書きました。
八田武志さんも以前、どこかで書いておられましたが、10年ぐらいたちますと、左利きに関する知識を学んだ人たち(親世代など)が“卒業”し、新たな人たちが左利きについての知識を求めるようになります。
そういう意味からもこれらに変わる本がそろそろ出版されることを期待します。

と、旧著から10年以上の年月が過ぎており、新たな本が欲しい、と書いたばかりでしたので、嬉しいニュースです。

『左対右 きき手大研究(仮題)』八田 武志 DOJIN文庫 2022/4/22

(旧著)
『左対右 きき手大研究』八田武志 化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20


(画像:利き手および左利きに関する一般向けの啓蒙書―八田武志さんの2008年発行の旧著『左対右 きき手大研究』と、1989年発行の前原勝矢さんの『右利き・左利きの科学』)

これも、先の「別冊編集後記」でも書きましたように――
(昨年久しぶりに、「左利きへの応援本」として出版された、加藤俊徳さんの『すごい左利き』のような)「左利き応援本」も貴重ですが、やはり利き手・左利きに関して科学的に解説した一般向けの解説書・入門書が欲しいものです。

そういう「次の時代」の科学啓蒙書が現れるまでのつなぎとして、増補版の本書に期待を持っています。

*参照:加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』 (ダイヤモンド社 2021/9/29)

『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』
「新生活」版

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』増補版?文庫化4月22日発売

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『左組通信』復活計画[10]<左利きプチ・アンケート>(10)利き手調査(1)第20回-週刊ヒッキイ第613号

2022-02-20 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第613号 別冊編集後記

第613号(No.613) 2022/2/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1
 第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第613号(No.613) 2022/2/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1
 第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」
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 昨年11月以来、お待たせの

 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画」
 の
 「<左利きプチ・アンケート> 全公開 利き手調査アンケート編」
 です。

第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について」

2021.11.20
『左組通信』復活計画[9]<左利きプチ・アンケート>全公開(9)
利き手調査-週刊ヒッキイ第607号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/11/post-704e5d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b856686f18f324f7a5b3603d4f92249

 これは、
 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、というもので、
 メイン・コンテンツの最大のものといってよいでしょう、
 <左利きプチ・アンケート>を順に再掲してきました。

 今回からは、その中でも一番の人気を博したと言っても過言ではない
 「利き手調査」アンケートのあれこれを再掲していく予定です。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その19)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(10)
  「利き手調査」アンケート編・その1
  第20回 05.9.4-10.2
  利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 ●はじめに

前回、「利き手調査」、「利き手テスト」とは何か?
について説明しました。

改めて説明しておきますと――
(八田武志『左ききの神経心理学』による)

人間の左右の大脳の機能差(ラテラリティ)を研究するとき、

 《研究対象である人間のきき手が重要な要因として関係し、
  その判定は標準化された検査で実施すべきである》(p.v)

といい、

 《「きき手はこれこれの方法で決めました」》

という手続きが必要で、その結果生まれたのが「利き手テスト」です。

複数の片手作業をそれぞれどちらの手で行うかを問う質問紙を作成して、
その回答に基づいて利き手を判定するもので、
「エディンバラ利き手テスト」と呼ばれるものが、代表的なものでした。

「エディンバラ利き手テスト」の他に、
『左ききの神経心理学』で紹介されているものとして、「アネット尺度」、
「H.N.利き手テスト」、「ポラック・コレンきき手テスト」、
当時最新のものとして「チャップマンきき手テスト」がありました。

*参照:八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996/11/1

 ●「利き手調査」アンケート編・その1

 第20回 05.9.4-10.2
利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう

出版当時、一般向けに書かれた本で、
廉価で手軽に手に入る、左利き・利き手に関する科学解説書だった

前原勝矢『右利き・左利きの科学』講談社/ブルーバックス 1989/6/1

に紹介されていたもの。

利き手とは何か、どのように判定するのか、
を科学的に調べる方法として、紹介されていたものです。


(画像:前原勝矢『右利き・左利きの科学』から「利き手調査」についてのページ)

 ●第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう


(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』のメイン・コンテンツの一つ<左利きプチ・アンケート>「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」のページのヘッド部分)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------------------------------
(初出)2005.10.2(最終)2007.6.21
------------------------------------------------------------------

 アンケート実施期間(2005.9.4-10.1)
 [2007/09/21 コメント受付停止]

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<左利きプチ・アンケート>
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
------------------------------------------------------------------

一口に「左利き」と言っても、
実はどう定義するかは非常にむずかしいものだそうです。
辞書を引いてみるとだいたい、右手より左手が得意なこと、
またその人を指すといった解釈が出ています。

では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、科学者はどういう人を左利きと定義しているのでしょうか。

前原勝矢著『右利き・左利きの科学』
(講談社ブルーバックス 1989年刊)で紹介されている
側性係数(LQ)を調べて、あなたの利き手を確認してみましょう。

この本によりますと、
利き手は右または左と二分されるものではなく、
右に近い両手利き、左に近い両手利きというように、
右手利きと左手利きは連続しているものであり、
「便宜上側性係数(LQ)マイナス30以下」を「左利き」としています。

側性係数(LQ)とは、
利き手調査票にある十項目の動作において、
実際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、
それを計算式によって数値化したものをいいます。


・<利き手調査票>―
いつも使う手はどちらですか、
右手か左手のどちらかに○印を記入して下さい。
右手と左手をほとんど同じように使う場合には
“両手”に○印を記入して下さい。

1 文字を書く 
2 ハシをつかう 
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる

・側性係数を求める式
 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)

よって、
すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。
逆にすべてを左でする人はLQ=マイナス100、となります。

14~15歳男性の調査結果によると、
すべての動作を右手で行う人(典型的な右利き)がもっとも多く、
全体の49%で、
逆にすべてを左手で行う人は約5%となっています。

その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、
以下漸減して反対極に(典型的な左手利きに当たる)
若干の盛り上がりがあるという構図です。

では、あなたの側性係数はいくらでしょうか。
以下の中で当てはまる番号に投票してください。

*今回は利き手調査のため、利き手別投票ではありません。
(手の不自由な方は、それぞれの判断で考慮の上、
投票に参加不参加を決定してください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください

1 90以上~100
2 70以上
3 50以上
4 0以上
5 0
6 0以下
7 -30以下
8 -70以下
9 -90以下~-100


*このアンケートは、
(2005.9.4-10.1)まで(4週間)に渡って実施されました。
現在、新規投票の受付も行っています。ぜひ投票にご参加ください。
順次、経過報告を追加してゆきます。

------------------------------------------------------------------
投票結果(初出締切時)
実施期間2005.9.4-10.1(総数:15)
------------------------------------------------------------------

1  90以上~100 2
2  70以上 1
3  50以上 0
4  0以上 2
5  0 0
6  0以下 1
7  -30以下 3
8  -70以下 1
9  -90以下~-100 5

ご意見ボードへの書き込みに対するコメント(4件)

------------------------------------------------------------------

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2022.2.17(追記)

当時のコメントから――
(「ly」:私レフティやすおのコメント)

・人にはそれぞれ(自分の意志で)変えた部分と
(他人によって)変えさせられた部分があるわけですが、
それもふくめて、自分の可能性もしくは本質というものが
はっきりと出て来るのではないかと思います。ly11:50 2005/09/05

・(《右利きに近い両手使い》という人に向けて)
これはかなり微妙ですね。
ある研究者によれば、世の中の人は(典型的な)右利きと
非右利きに分かれるともいいます。
その非右利きといわれる人の中に、左利きも含まれるというわけです。
ヒトは右利きになる因子を持っているとする<右利き因子説>によると、
右利きになる因子を持っている人は右利きに、
右利き因子を持たない人は偶然によってどちらにもなる、
と考えられていますが…。
ただ、調査項目の妥当性というものも考慮すべきではないか
とも思います。
その辺もこれからいくつかの調査票を紹介することで実証してゆければ
と思います。
もうひとつ、本人が意識していないところの
自分の潜在的な利き手・利き側というものが、
これによって顕在化する可能性もあると思います。
各人の側性係数を知ることによって、
自分の中にある右手(あるいは左手)使いの可能性
というものもご理解いただけるでしょう。
右手(あるいは左手)使いに比較的簡単になじむ人もいれば、
そうでない人もいるということが実感してもらえるのではないでしょうか。
ly11:44 2005/09/05


――幼少期に右使いに(「矯正」)されたが、のちに自分で左に戻し、
「両利き」に近いけれど、メインは左手という人や、
意外に「両手を使う」の項目があり驚く、という人もいました。

頭で考えていた「自分の利き手」との認識のギャップに気付く人もあり、
こういう利き手テストの持つ意義のようなものを感じました。

当時のコメントにも書きましたが、
利き手についての右利き因子説によりますと、
「強度の右利き/典型的な右利き」の人は、せいぜい半数程度で、
それ以外の人は、両手がある程度使える人や
右手も左手もどっちもどっちの人であったり、
左手が得意な人だったりする、というのです。

私の仮説は、
大脳の偏りと、それより下部の神経系の偏りとの複合の結果が、
その人の利き手になっているのではないか、というものです。

(a)大脳が「右利き」で、下部の神経系も「右利き」なら
「強度の右利き・典型的な右利き」
「右」+「右」=「(強)右」

(b)大脳が右利きで、下部の神経系が左利きなら、
あるいは、
大脳が左利きで、下部の神経系が右利きなら(すなわち混合利きの場合)
「弱い右利き」もしくは「弱い左利き」で、ある程度どちらも使える
「右」+「左」、「左」+「右」=「右・左」、「左・右」

(c)大脳が「左利き」で、下部の神経系も「左利き」なら、
「強度の左利き・典型的な左利き」
「左」+「左」=「(強)左」

本当のところはわかりませんけれど。

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<左利きプチ・アンケート>
●利き手調査テスト関連アンケート
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第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」(11)第221号 ~ 第240号

第221号(No.221) 2010/7/24「<左利きプチ・アンケート>第66回
利き手・利き足・利き目はどっち?」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  第66回 利き手・利き足・利き目はどっち?

第222号(No.222) 2010/7/31
「最近の<左利きプチ・アンケート>紹介」
 ●<左利きプチ・アンケート>●
最近の<左利きプチ・アンケート>紹介
第五土曜日は本来お休みですが、最近実施した
<左利きプチ・アンケート>について、紹介を兼ねてふれてみます。

第223号(No.223) 2010/8/7
「<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(3)」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”(3)  
(1)実在の人物 編 ■は行-ぷ■
 【プリンセス天功・PRINCESS TENKO】ぷりんせす・てんこう
(2)架空の人物 編 ■さ行-さ■
 【佐伯郁弥】さえき・いくや
 ・新津きよみ/著「左手の記憶」の主人公。小説家。
(新津きよみ/著『左手の記憶』出版芸術社社 2005.11)

第224号(No.224) 2010/8/14
「《矯正/直す》表現に思う(5)言葉より本質?―前編―」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (5)言葉より本質? ―前編―
内容:<左利きプチアンケート>再版(第11回)「利き手(左利き)の
矯正・直す」という言葉をどう思いますか のコメントに、
   言葉にこだわるのではなく、その根底にあるものを見極める
   ことが大事、といった内容のものがあります。
   言わんとすることは理解できますが、まずは言葉・表現から
   入る、という道もあります。本質を見極める前に、先に改め
   るべきことがあるのではないでしょうか。

第225号(No.225) 2010/8/21
「名作の中の左利き(番外編)「はさみ」岩井礼子」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―番外編― 「はさみ」岩井礼子
『最高の贈り物―'98年版ベスト・エッセイ集』
日本エッセイストクラブ/編 文藝春秋(1998.7)・文春文庫版(2001.8)

第226号(No.226) 2010/8/28「<左利きプチ・アンケート>
最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(前)」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(前編)
5/1~ 再版第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
5/22~ 第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?

第227号(No.227) 2010/9/4
「<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(4)」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”(4)
(2)架空の人物 編 ■さ行-さ■【雑賀小太郎】さいか・こたろう
 ・和田竜/著『小太郎の左腕』小学館(2009/10/28)の主人公。
 ■は行-ふ■【藤田三十郎】ふじた・さんじゅうろう
 ・和田竜/著『小太郎の左腕』小学館(2009/10/28)の登場人物

第228号(No.228) 2010/9/11
「《矯正/直す》表現に思う(5)言葉より本質?―後編―」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (5)言葉より本質? ―後編―
内容:前回は、「矯正」という単語に過剰な反応を持たず、根底
   に何があるのかを理解する事が大事だ、という意見に対し、
   危険だと書きました。その辺を考えてみましょう。

第229号(No.229) 2010/9/18「名作の中の左利き(9)ポー~左利きの母親」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その9― ポー「悪魔に首を賭けるな」~左利きの母親
自分の生きた時代の影響から免れる作家はいません。
その記述の中には、当時の人々の心情や考えの一端が示されています。

第230号(No.230) 2010/9/25
「最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(後編)」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(後編)
6/26~ 再版 第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か と、
7/24~ 第66回 利き手・利き足・利き目はどっち? 

第231号(No.231) 2010/10/2「創刊6年目に当たって」
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊6年目に当たって

第232号(No.232) 2010/10/9
「《矯正/直す》表現に思う(6)親御さんへ」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (6)左利きの子を持つ親御さんへお願い

第233号(No.233) 2010/10/16
「名作の中の左利き(10)「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その10― 「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス
ギュンター・グラスの短編小説「左ぎっちょクラブ」
(『僕の緑の芝生』飯吉光夫訳 小沢書店 1993.10.20)

第234号(No.234) 2010/10/23
「<左利きプチ・アンケート>第67回50年後21世紀後半はどんな社会?」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
第67回 50年後21世紀後半はどんな社会?

第235号(No.235) 2010/10/30
「<LYグランプリ>2011候補・2010年左利きの人・事・物」
 第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
  2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part1)
   <LYグランプリ>2011候補を総点検。2010年ここまでの
   左利きの人・事・物を総ざらいしてみましょう。

第236号(No.236) 2010/11/6
「<LYグランプリ>2011候補・2010年左利きの人・事・物(2)」
 第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
  2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part2)

第237号(No.237) 2010/11/13「左利きの教本について考える(1)
 ある幼児向け生活技術教本の不思議(前編)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その18― 左利きの教本について考える
  (1)ある幼児向け生活技術教本の不思議(前編)
内容:某社から出版されて、好評だという生活技術を教える図鑑。
   この本の目次にはある注意書きが示されています。
   これが一見当然? その実、非常に恐ろしい!内容で…。

第238号(No.238) 2010/11/20
「名作の中の左利き―番外編―2 夏目漱石『坊っちゃん』は左利き?」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―番外編―2 夏目漱石『坊っちゃん』は左利き?

第239号(No.239) 2010/11/27「<左利きプチ・アンケート>
再版 第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか?」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
再版 第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか?
 前回の●<左利きプチ・アンケート>●
  第67回 10.10.23 50年後21世紀後半はどんな社会?

第240号(No.240) 2010/12/4「<LYグランプリ>2011候補・
2010年左利きの人・事・物(3)」
 「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
  2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part3)」 

――

 第一土曜は、左利き講座 <左利きムーヴメント>宣言!
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
《矯正/直す》表現に思う → 左利きの教本について考える 
 第三土曜は、≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。


*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10] <左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1 第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」と題して、今回も全紹介です。

左利きに関する情報をネット検索していますと、最近は、どうも自分に都合のいいネットの情報を拾ってきて、根拠として持論を述べる傾向が見られます。
かならずしもか科学的かどうか、どうも怪しい情報を引用しているケースが見られるということです。

一般的な左利き・利き手についての科学的な解説書、初歩的な入門書といえるもので、廉価で手に入れやすい本が今はありません。
かつては、今回紹介しましたテストの掲載された、前原勝矢さんの『右利き・左利きの科学』(講談社/ブルーバックス 1989/6/1)のような本がありました。

前原勝矢さんの一部の考え方に異論はありますが、当時も(ある意味では)今も、非常に優れた左利き・利き手(利き側)の解説書でした。
こういう本がその後出版されないというのは、非常に残念です。

八田武志さんの利き手と左利きの科学的研究書、
『左対右 きき手大研究』(化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20)

は、すでに10年以上前の本ではありますが、内容的には広く読んでいただきたい本です。
一応一般向けの叢書から出された本なのですが、手に入れやすいかといわれると、ちょっと難しいところがあります。

八田武志さんも以前、どこかで書いておられましたが、10年ぐらいたちますと、左利きに関する知識を学んだ人たち(親世代など)が“卒業”し、新たな人たちが左利きについての知識を求めるようになります。
そういう意味からもこれらに変わる本がそろそろ出版されることを期待します。

昨年久しぶりに、「左利きへの応援本」として

加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』 (ダイヤモンド社 2021/9/29)

が出版されました。
こういう「左利き応援本」も貴重ですが、やはり利き手・左利きに関して科学的に解説した一般向けの解説書・入門書が欲しいものです。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』
「新生活」版

 ・・・

弊誌をおもしろいと思われました方は、ぜひ、本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">『左組通信』復活計画[10]<左利きプチ・アンケート>(10)利き手調査(1)第20回-週刊ヒッキイ第613号

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私の読書論154-荒俣宏『喰らう読書術』から~本は出会い-楽しい読書312号

2022-02-17 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書 別冊編集後記

2022(令和4)年2月15日号(No.312)「私の読書論154-
荒俣宏『喰らう読書術』から~本は出会い」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2022(令和4)年2月15日号(No.312)「私の読書論154-
荒俣宏『喰らう読書術』から~本は出会い」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 先人の読書論や読書術のノウハウ本を読み、紹介を兼ねて、
 私なりの読書論を語るシリーズ、というところでしょうか。

 今回は、高校生時代に翻訳書を読み、
 それ以来、その活躍ぶりを拝見してきました、
 私と共通する読書の好みを持つ作家である
 荒俣宏さんの本・読書に関する著書『喰らう読書術』から――


(画像:荒俣宏さんの若かりし頃の団精二名義の翻訳書『征服王コナン』『異次元を覗く家』ハヤカワSF文庫)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 私の読書論154 -
  ◆ 読書 ◆
  ~ 本は出会い ~
  荒俣宏『喰らう読書術』から――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●荒俣宏『喰らう読書術』

作家・博物学者の荒俣宏さんの読書術の本



 荒俣宏『喰らう読書術――一番おもしろい本の読み方』
  ワニブックスPLUS新書 2014/6/9

から、気になる部分を紹介します。


まず本書について――(《》内は、出版社の紹介文より)

《「知の巨人」荒俣宏、初めての読書術本!》で、
さすがにちょっと通り一遍の、自分のオススメ本を並べるといった
読書ノウハウ本とは異なります。
知的好奇心をくすぐる「本」の魅力の部分を語り、
《どんな本でも面白く読め、頭の栄養になる読書の極意を伝授します!》
というものです。

ただAmazonのレヴューにもあるように、やや散漫な部分、特に後半、
だんだん読書術的なノウハウ本というより、
ご自身の読書体験に基づき「本」の持つ魅力を語る、
という内容になって、荒俣ファン以外には、
ちょっと読みにくいものになっているかもしれません。

私は楽しく読みましたが、一般的な読書ガイドや読書本にありがちな、
必読書ガイドといったものはなく、
ご自身のお好みの本、影響を受けた本を紹介し、
たぶんに人の薦めない、しかしご自身の認める本を、
一人でも多くの人に知ってもらいたい、という熱意で書かれています。


 ●本を置く生活のノウハウ

冒頭の「はじめに――読書はおもしろいはずだが、実際はつらい」に、

《身の回りにいつも本を置く生活のノウハウ》のポイントとして、
三つあげています。

・本を読むという手間を惜しまない
・本棚には読まなくても本を並べる楽しみがある
・真の読書は、読むことに直接の利益を期待しないことである
(p.6)

「本」「読書」というのは、「頭の栄養」摂取だといいます。
毎日ご飯を食べるように、本を読む。
読書にはそれだけの価値があるといいます。

ただバーチャルな食べ物なので、いくらでも食べられる。
そこで、つい食べ過ぎになる。
本を読みすぎると、変になる、とも書いています。
そこで「ダイエット」も必要だと説いています。

で、そんなに本を読んでどんな偉い人間になったのか、
という問いに対して、

荒俣さんの答えが「らしい」ものになっています。

 《正直に、はっきり申します。
  聖人にも、悪人にも、また偉い物知りにも、なれません。
  ただ一つ、メリットといえば、人生に退屈せずに済んだことです。》
   (p.8)

いかにも荒俣さんらしいでしょ。

ただし、そういう実績ではなく、
可能性に目をむければ、大きな可能性が秘められている、と。


 《私には、まだ知りたいこと、したいことがたくさんあるからです。
  それが実現する方向へ手助けをしてくれるのが、
  このやっかいで場所塞ぎだけれども、
  手元に置いて大事にするべき本の山である、
  といってよろしいかと思います。
  仲良くなった本は、
  自分をどこかに導いてくれる「先達」にも変身できる、
  ということでしょう。》(p.8)


 ●「読書」と「本」を知る7つの「急所」

第一章で<「読書」と「本」を知る7つの「急所」>として、
7項目を挙げ、それぞれについて説明しています。

とりあえず項目を挙げておきましょう。

・急所その1
読書は「精神の食事」――でも、食わなくても死なない!
・急所その2
頭が要求する「栄養」は、かならずしも読書だけではない
・急所その3
本は全部読まないと、わからない
・急所その4
本は自腹で買え それだけ真剣に読みたくなる
・急所その5
世界の見方を一変させる「目から鱗」の本を探せ
・急所その6
毒本、クズ本でも、薬に変えられる
・急所その7
読書をおもしろくさせる「おもしろ感度」を磨け

今後、これらからいくつか気になる点を随時見ていこうと思います。


 ●読書も本との出会いから始まる

まずは、今回は、その一回目、
手始めにこんな言葉について見ておきましょう。

その6で、恋と同じで、読書も本との出会いから始まる、といいます。
で、《自分でみつけることが大切です。》(p.54)と。

そして、ここがキモだといい、
《「よい本だけに巡り合うのではない」からこそおもしろのです。》
(p.54)と。

さらに、
《「品質」には関係ない、ある種の魅力がかならずある、
 と考えています。本はクズでも宝になり得るのです。》(p.55)
といい、
《クズか宝かを決めるのは、自分である》(p.62)といいます。

《まわりの評価を最終的には優先させるな》といいます。

世間ではもう相手にしなくなった本であって、
そこに自分だけの価値を見いだすこともある、というわけです。

人によって、何を求めるかが異なります。
当然、価値観も違い、本の“宝物観”も異なってくるでしょう。

自分だけの宝物となる本もあるというわけです。
そして、それをどこで知るか、どうやって見つけるか、
という問題があります。

そのためには、勘を磨かなければいけない、
この本は、何かを見つけられそうな本だなあ、という勘を。

本は全部読んでみないと分からないものです。


それは、人の場合と同じでしょう。
人との出会いと。

どういう人なのかは、ぱっと見だけではわかりません。
実際に交際してみないと本当のところは分からないものです。

それでも、この人は? という勘をもっていれば、
第一印象でもある程度のところは分かるものです。

第一印象というのは、すべてを信用してはいけませんが、
思えば「結構当たっている」というものではないでしょうか。


本の場合も同じで、ある程度の勘を持っていれば、
自分の必要とする本かどうかは、大まかなところはわかるものです。

で、そういう本は、とりあえず買っておく。
今すぐ読まなくても、いずれ時が来れば、読めますし、
読んでよかった、という気になるものです。

 ・・・

本日はこの辺で。

当初書こうとしていた内容とは異なったものになりました。

次回、7つの急所から、
「本は、全部読まないとわからない」「本は、自腹で買え」
について書いてみます。

できれば、本のメリット・デメリットなども。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★創刊300号への道のり(12) 2019(平成31/令和元)年(12年目)

239.
2019(平成31)年1月15日号(No.239)-190115-
「私の読書論115-私の年間ベスト2018(後編)フィクション系」
 ●私の今年2018年〈フィクション系〉ベスト1
~ 母の愛と魔法の時 ~『紙の動物園 ケン・リュウ短篇傑作集1』
   ケン・リュウ 古沢嘉通編訳 ハヤカワ文庫SF
240.
2019(平成31)年1月31日号(No.240)-190131-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(27)
古代中国における「天」の思想について」
241.
2019(平成31)年2月15日号(No.241)-190215-
「私の読書論116-楽しみのための読書〈怪盗ニック〉退場」
242.
2019(平成31)年2月28日号(No.242)-190228-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(28)『荀子』性悪説と異端の儒家」
243.
2019(平成31)年3月15日号(No.243)-190315-
「私の読書論117-『荀子』「勧学篇」から学問のすすめ」
244.
2019(平成31)年3月31日号(No.244)-190331-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(29)『荀子』性悪説と現実主義」
245.
2019(平成31)年4月15日号(No.245)-190415-
「私の読書論118-読書の仕方あれこれ~ペラペラ読み」
246.
2019(平成31)年4月30日号(No.246)-190430-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(30)『韓非子』 」
247.
2019(令和元)年5月15日号(No.247)-190515-
「私の読書論119-読書生活&書籍購入50年」
248.
2019(令和元)年5月31日号(No.248)-190531-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(31)『韓非子』後編」 
249.
2019(令和元)年6月15日号(No.249)-190615-
「私の読書論120-読書生活&書籍購入50年(2)私のお気に入り」
250.
2019(令和元)年6月30日号(No.250)-190630-
「2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...」
「2019年 岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」
小さな一冊をたのしもう」から芥川竜之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』
251.
2019(令和元)年7月15日号(No.251)-190715-
「私の読書論121-読書生活書籍購入50年(3)短編集が好き」
252.
2019(令和元)年7月31日号(No.252)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2019から」
253.
2019(令和元)年8月15日号(No.253)
「私の読書論122-空海/弘法大師に関する本」
254.
2019(令和元)年8月31日号(No.254)
「お休みのお知らせ&少し空海のお話を」
255.
2019(令和元)年9月15日号(No.255)
「私の読書論123-追悼・横田順彌-明治SFを読む」
256.
2019(令和元)年9月30日号(No.256)-190930-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編」
257.
2019(令和元)年10月15日号(No.257)
「私の読書論124-蔵書と人生」
258.
2019(令和元)年10月31日号(No.258)-191031-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(33)『孫子』後編」
259.
2019(令和元)年11月15日号(No.259)「私の読書論125-
読書生活書籍購入50年(4)初期(20代前半)リアル編ベスト3」
260.
2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」
261.
2019(令和元)年12月15日号(No.261)「私の読書論126-
読書生活書籍購入50年(5)リアル編
-50代以降・世界の四聖編ベスト3(前編)」
262.
2019(令和元)年12月31日号(No.262)「私の読書論127-
読書生活書籍購入50年(6)50代以降リアル編ベスト3(後編)」
~【「世界の四聖編」ベスト3ぐらい】(順位はありません)~~
(1)孔子:『論語』
(2)ブッダ:『原始仏典(初期仏典)』から『スッタニパータ』
(3)ソクラテス:プラトン“ソクラテス対話篇”から「クリトン」

 ・・・

この年の月末「古典紹介編」は、引き続き古代中国の思想・哲学編で、
諸子百家を読み進めています。

月半ばの発行号の「私の読書論」では、5月に入り平成から令和へと
御代代わりしたのに合わせて、「読書生活&書籍購入50年」と題して、
私の読書生活および書籍購入50年の歴史を少しひもといてみました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「私の読書論154-荒俣宏『喰らう読書術』から~本は出会い」をお届けしています。

今回も、全編公開しました。

 ・・・

言い訳になりますが、今月は、2月10日が<左利きグッズの日>ということで、週刊誌やテレビで左利き関連の情報が流れ、それに関する記事をブログに挙げていました。
その原稿書きなどで時間を取られ、こちらの原稿書きおよびそれに先立つ資料読みなどがおろそかになり、思うように書けませんでした。

「毎度のことや!」という声も聞こえそうですが、内容の薄いものになりました。
次回に「乞う、ご期待!」ということで……。

 ・・・

では、弊誌を面白いと思われた方は、購読のお申し込みを!

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論154-荒俣宏『喰らう読書術』から~本は出会い-楽しい読書312号
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2月10日〈左利きグッズの日〉―左利き対応楽器を普及させよう!

2022-02-11 | 左利き
2月10日は〈左利きグッズの日〉です。
2月10日〈左利きグッズの日〉の由来につきましては、昨年のこちら↓の記事をご覧いただくとして、今年は本来の意義、左利きグッズの普及に関して書いてみます。

『レフティやすおのお茶でっせ』2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

前回の「2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報」の末尾で、今年の期待として
「心の栄養」としての芸術の世界等における左利き対応の道具、音楽でいえば楽器における左利き対応品の普及です。》と書きました。

「なぜ楽器の左利き用なのか?」の理由について書いておこうと思います。

 ・・・

昨今では、かなりの左利きグッズ(左手・左利き対応の道具類)が普及してきました。

ハサミ等の「生活必需品」はいってみれば「身体(からだ)」の一部、「身体(からだ)」の延長、「身体(からだ)」を手助けするものです。
言い換えれば「身体(からだ)の栄養」のようなものだと思うのです。

そういう生活必需品に関しては、左手・左利き対応の道具類は、かなり普及してきました。
ただし、コンビニで気軽に手に入るというところまでは行きません。
また、機能や色・デザインなどの選択肢も限られてはいます。

それでも、ある程度の規模のお店に行けば、とりあえず何かしらの必要最小限の左手・左利き用品が手に入る状況になってきました。

一方で、「贅沢品」といいますか「嗜好品」といいますか、「娯楽や芸術のための道具類」――楽器やカメラ等の道具・器具類では、全くといっていいほど左手・左利き用品が見当たりません。

生活必需品的なものはいってみれば、「身体(からだ)」の延長、一部といえます。
道具類は、生活を便利にする、豊かにするという意味では「身体(からだ)の栄養」的な「食べ物」にあたるとはいえないでしょうか。
それに対して嗜好品的なものは、心を豊かにする「心(魂・精神)の栄養」という意味での「食べ物」でしょう。

今、左利きの人たちは、「身体(からだ)の栄養」としての「食べ物」をやっと手に入れた状況です。
これからは「心(魂・精神)の栄養」としての「食べ物」、楽器やカメラといった「芸術」や「娯楽」に関するような道具類を必要とするのではないでしょうか。


楽器でいいますと、左利きに対応した製品といえば、ギターの類いのみ、という状況です。
それも「谷口楽器」のようなレフティー(左利き)ギター専門店をのぞけば、どこでも置いているというものでもなさそうです。
左利き用のバイオリンも一部売られているようですが、大きな店なら置いているというわけではありません。
ましてや左利き用のピアノなど売っていません。

子供が小学校で必需品のようになっている鍵盤ハーモニカの左用もありません。

過去に何度も私のサイトに相談のメールが来たりしたものでした。
「左利き用の鍵盤ハーモニカはありますか?」と。
その都度「残念ながらありません」と答えるしかありませんでした。

 ・・・

「楽器は両手を使うから利き手は関係ない」という人もいます。
(一眼のカメラなども。)
しかしそれは違うと思います。

もし本当にそのとおりなら、どうして楽器はみな右利き用にできているのでしょうか。
なぜ左右半々ではないのでしょうか。

楽器がみな右利き対応のものになっているのは、なぜか?
工場で機械で大量生産するから、という理由を考える人もいるかもしれませんが、それ以前の時代から右利き用が標準だったのではないでしょうか。

理由は簡単です。
「右利きの人は右手で弾きたいから」。
そして「人類の大部分は右利きだったから」です。

強度の左利きである私の持論は、「利き手は心につながっている」です。
「心の栄養」となる音楽を演奏するための道具である「楽器」は、やはり「利き手で弾きたい」ものです。

右利きの人は右手で、左利きの人は左手で。

両手を使うといいましても、役割が違うのです。
最初に音を出すのは右手(右利きの人の利き手)です。
音を出さなければ楽器ではありません。

利き手でない方の手は、単に音の調整のために使うだけです。
利き手で音を出し、非利き手で調整するのです。

そのため、楽器はみな右利き用になっているのです。

 ・・・

そこで、今年の「左利きグッズの日」の目標は、左利き対応の楽器の普及です。

┏━━━━━━━━━━━━━┓
♪(ギターだけでなく)♪
#左利き対応楽器     
   (#○○)が欲しい!

┗━━━━━━━━━━━━━┛
(「○○」には、ご自分の欲しい楽器名を入れましょう。)

拡散希望です!


*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”
・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249
・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート
・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知
・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告
・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした
・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉
・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日
・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提
・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む
・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ
・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から
・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉
(新生活版)〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

『レフティやすおのお茶でっせ』[カテゴリ]――
2月10日左利きグッズの日

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2月10日〈左利きグッズの日〉―左利き対応楽器を普及させよう!
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2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報

2022-02-10 | 左利き
実は、私のブログ(この『レフティやすおのお茶でっせ』&『レフティやすおの新しい生活を始めよう!』)の閲覧者が5日の夜から急激に増え、何があったのかと思っていたのです。
すると、左利きの友人からの連絡で、
TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」“SDGs的左利きへの配慮広がる”
というのをやっていたというのです。
それの影響だったのですね。

今ネットで調べてみたところ、こういうのが当たりました。
(それぞれのページで、放送内容の一部が紹介されています。)

2022/02/05 TBSテレビ 【新・情報7daysニュースキャスター】
“SDGs”で世の中に変化・左利きへの配慮広がる
――「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に左利き用教材導入
  学文社通信教育事業部・宮本美春のコメント

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?
――日本語が書きづらい、理由は左から右へが多い書き順

02/05 22時台 “SDGs”で世の中に変化・左利きへの配慮広がる
――左利きのコーナーを設けている文具店
  菊屋浦上商事株式会社・浦上裕生のコメント

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?
――特に気を使うのが食事の際の座り位置

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?
――左利きの苦労を発信している人
「悲しくも笑える左利きの人々」を出版した渡瀬謙

*右利き社会での左利き生活の不便さ解説本:
『悲しくも笑える 左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―左利きの著者による、右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?
――2年前「え、右利きなの?展」を開いた左利きの女子大生・下村えりか、左利きの友人・吉川結衣
《もし左利きがマジョリティだったらというテーマで、左利きの苦労を右利きに知ってもらおうというもの。左側にタッチのある改札や、左利きの間に挟まれて座るという大変さを右利きにしてもらった。》
なかや・中川秀晃のコメント

02/05 22時台 2月10日は「左利きの日」・“SDGs的”不平等解消への動き
――2月10日は左利きの日
《不平等をなくそうというSDGsの流れもあり、左利きへの配慮が広がっている。左利きの世界を取材すると知られざる苦悩と変化する社会が見えてきた。》
菊屋浦上商事株式会社・浦上裕生社長のコメント

 ・・・

で、私のツイッターに2月2日、
この番組のディレクターなる人から、
《今回、2月10日が「左利きの日」ということで、
 左利きの日常で不便さや左利きでの生活の大変さ等何か具体的な例などあれば、
 直接DMでやりとりしたいです。ご検討よろしくお願いします。》
と連絡が来ていました。

ここんところ、ツイッターを見ていなかったので気がつきませんでした。
思えばチャンスだったのに……。

ブログには、専用のメールアドレスを入れてあるのですが、そちらからだったらすぐに気がついたのですけれど。
最近はツイッターとかいわゆるSNSからのダイレクトメールで連絡を取るようなのですね。

発言の機会があれば、いいたかったことは、
今月初めのメルマガ――

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」

『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.5
左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器-週刊ヒッキイ第612号
「新生活」版

にも書いた、「心の栄養」としての芸術の世界等における左利き対応の道具、音楽でいえば楽器における左利き対応品の普及です。

┏━━━━━━━━━━━━━┓
♪(ギターだけでなく)♪
#左利き対応楽器     
   (#○○)が欲しい!

┗━━━━━━━━━━━━━┛
(「○○」には、ご自分の欲しい楽器名を入れましょう。)

拡散希望です!

 ・・・

「なぜ楽器の左利き用なのか?」についての詳しい理由は、次の記事に書いてみようと思います。


*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”
・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249
・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート
・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知
・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告
・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした
・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉
・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日
・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提
・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む
・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ
・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から
・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉
(新生活版)〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

『レフティやすおのお茶でっせ』カテゴリ――
2月10日左利きグッズの日

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報
--
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左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器-週刊ヒッキイ第612号

2022-02-06 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第612号【別冊 編集後記】

第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」



★お詫び★

またしても定時発行できませんでした。

今回は、正味私の怠慢。
原稿が書けませんでした。

前回に(今回向けの原稿の)ある程度のことは
書いておいたつもりでしたが、
肝心な軸になる部分が。

言い訳になりますが、
1月31日(月)に、左利き記事の掲載された『週刊ポスト』が出て、
こんな文章を書いていました。

2022.2.3
週刊ポスト2022年2月11日号に左利き記事―「左利き」の人は認知症に…
「新生活」版

では、
かなり手抜きですが、612号です。

遅れて申し訳ございませんでした。


昨年10月から体調不良は続いていますが、
コロナではありませんので、ご安心ください。
加齢から来るもののようです。
こればっかりは致し方ありません。

では、失礼致しました。<(_ _)>

レフティやすお


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前号まで「新春左利き放談」をお届けしました。
 そこでは、音楽・楽器の左利き対応について書いてきました。
 
 生活必需品ではなく、贅沢品といいますか、嗜好品といいますか、
 そういう生活する上での最低限の道具や器具類ではなく、
 もう一段上のレベルのアイテムにおける左利き対応品の存在こそが、
 左右平等、左右公平に関する左利き差別度を表す指標となる、
 ということではないでしょうか。

 私はそのように考えています。

 そこで、今年はそういう面からこのメルマガ誌上で考えていこう
 と思います。

 昨年12月まで月の前半は、

 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
  見えない差別」

 をお送りしてきました。
 今回は、そういう観点から楽器の世界をのぞいてみようと思います。

 「見えない差別――楽器」編ということで。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(11)
  ◆ 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」 ◆
   ~ (4) 楽器の世界――左利き演奏という選択肢 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●左利きの真の「解放」のために――「左利き対応楽器」を!

人間的に公平な「左利きという生き方」を考えるために大切なことは、
精神面での<左利き差別>をなくすだけではなく、
前号でも書きましたように、

精神科医の箱崎総一先生の著書

『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)に

 《左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、
  左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく
  生活していけるときである。
  それをはかる物指しは、結局、
  左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。》

真に「左右同権の社会」を作るためには、

 《左利きの人たちが
  右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、
  真の解放はありえないのだ。》

というのです。
その通りです。

 《左利きのための道具・器具の普及度》
 =<左右平等・同権社会の物指し>
 =<左利きの開放度>

「左利きのための道具・器具」としては、
単に「生活必需品」ではなく、
「贅沢品」もしくは「嗜好品」と呼ばれるものこそ、
その指標になるのではないか、と考えています。


 ●「レフティ(左利き)ギターなら谷口楽器」

そして、<左右平等・同権社会>の、
その象徴的な事象として、私が一番に考えるのは、
心の表現である音楽の世界における左右平等です。

「音楽の世界における左右平等」としては、
「楽器における左右平等」があります。

音楽の世界の道具である「楽器」こそ、
象徴的道具類ではないかと思います。

現時点では、ほとんどゼロに近いと言わねばなりません。

かろうじて市販されている左利き対応の楽器といえるのは、
ギターの類いだけでした。

幸い「左利きギター」に関しましては、
「レフティ(左利き)ギターなら谷口楽器」といわれる名店があります。

ネットで見ますとギターに関しては谷口さんだけでなく、
少しずつですが取扱店が増えているような気がします。
少なくともそれを売りの一つにしようというお店もあるようです。

*参照:
谷口楽器 オフィシャルウェブサイト|トップ
レフティ(左利き)ギター、アコーディオン、ハーモニカなら
谷口楽器へ! TANIGUCHI-GAKKI.
Leftyギター&ベース
・レフティ エレキギター
・レフティ エレキベース
・レフティ アコースティックギター
https://taniguchi-gakki.jp/


 ●音楽とは、魂が魂に話しかける

ヨハン・ゼバスティアン・バッハの言葉にこうあります。

 《音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。
  そこにおいては、魂が魂に話しかける。》

  ――『教養としての世界の名言365』
      佐藤優/監修 宝島SUGOI文庫(2021)


魂が魂に話しかけるには、
魂(心)につながっている「利き手」で演奏してこそ、
だと考えます。

少なくとも、右利きの人はそうしています!

楽器でも(カメラでも)、
「両手を使うから利き手は関係ない」という人がいます。
しかし本当にその通りなら、
どうして楽器はみんな右利き用になっているのでしょうか。

利き手が演奏に関係ないなら、
右用も左用も半々にあってもいいはずですよね。

でも実際は右利き用ばっかりです。

「左利き用のピアノ」を売ってるのを見たことはありません。
子供用の「左利き鍵盤ハーモニカ」も売ってません。

左利き用の子供ハサミは出てきたけれど、
ハサミ同様、学校でみんなが使うはずなのに、
「左利き鍵盤ハーモニカ」はありません。

本当にそれでいいのでしょうか。
それは違うと思います。

結局は、<右利き偏重の世界>が邪魔をしているのでしょう。
世界を変えなければ、左利きの人の幸せはないのです。

真の左右平等、左右公平の世界を作る必要があるのです。


 ● アピール「左利き対応楽器が欲しい!」

何度もいいますが、<左右平等・同権社会>を実証するのは、
「嗜好品」の中でも「楽器」という道具類において、
「左利き対応の楽器がどれだけ存在するか」
ではないでしょうか。


2月10日は、「左利きグッズの日」です。
今年はぜひ、この「左利き対応楽器」の普及をアピールをしたい
と思います。

2月10日「左利きグッズの日」には、

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃♪(ギターだけでなく)♪ ┃
┃#左利き対応楽器      ┃
┃   (#○○)が欲しい! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛

アピールを!

(○○)には、ご自分の欲しい楽器名を!

「拡散希望」です!

 ・・・

――次回からは、
  「楽器における左利きの世界」について考えていこう
  と思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」(10)第201号 ~ 第220号

第201号(No.201) 2009/12/12
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その16― 初めての生活技術(11)
   <特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと
   または、左利き人間の生き方にはコツがある
『左利きの人々』(中経の文庫)の著者・渡瀬謙氏の新著、
『内向型人間の人づきあいにはコツがある』(大和出版)

内向型の人が苦手とする人との付き合いをスムーズにするための方策は、
そのまま、左利きの人の生き方にも応用できる

第202号(No.202)2009/12/19
「<左利きムーヴメント>宣言!(6)【2009年を振り返って】(後)」
7-12月にはどのような左利きニュースがあったでしょうか。

第203号(No.203) 2009/12/26
「第4回<LYグランプリ>2010読者大賞アンケート/
<左利きムーヴメント>宣言!(7)」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  「第4回<LYグランプリ>2010」読者大賞アンケート
  <左利きプチ・アンケート>
   第64回「左利き?」と聞かれたことがありますか

第204号(No.204) 2010/1/2 
 「《新年の信念?》表明<左利きムーヴメント>宣言!(8)」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
《新年の信念?》表明<左利きムーヴメントLHM>宣言!(8)

第205号(No.205) 2010/3/6「《再開のお知らせ》」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
「《再開のお知らせ》」<左利きムーヴメントLHM>宣言!(9)
およそ二カ月お休みをいただきました。
その間、読者の皆様方には
ご迷惑ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
ようやくパソコンの新機を購入、再スタートできることになりました。
つきましては、
 新機に慣れる ブランク中の情報の収集 ネット活動のペースをつかむ
等の理由から、弊誌発行ペースを当面、
第一及び第三土曜日の月二回発行とします。
あしからずご了承ください。
私が左利きについての活動を始めて、今年で丸二十年になります。
記念すべき一年でもあり、
改めて活動を再スタートする良き機会かと思います。
これからもよろしくご愛顧のほどお願い致します。
 「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」発行人・レフティやすお

第206号(No.206) 2010/3/20「第4回<LYグランプリ>2010発表」
━<左利きムーヴメント>宣言!━
<左利きムーヴメントLHM>宣言!(10)
 第4回<LYグランプリ>2010発表
 ★彡 読者大賞2010 :1 左利きの本部門:
『左利きの人々』渡瀬けん/著(中経の文庫)

 ★彡 審査員大賞2010 : 2 左利きの本部門:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍


第207号(No.207) 2010/4/3
「《矯正/直す》表現に思う(1)なぜ使ってはいけないのか?」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (1)なぜ使ってはいけないのか?
   左利きにおいて、《矯正/直す》という表現を使うことに
   なぜ私が反対するのか、について改めて説明します。

第208号(No.208) 2010/4/17
 「《矯正/直す》表現に思う(2)小四時代の思い出」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (2)小四時代の思い出
 ●《響きと怒り》「週刊ヒッキイ」読者のお便り
   私の小四時代の思い出を聞いていただきましょう。
   大人の差別発言にショックを受けた私は、
   右手で文字を書く練習を始めますが…。

第209号(No.209) 2010/5/1
「<左利きプチ・アンケート>再版第35回 新版・利き手調査
   第2回―エディンバラ利き手調査」
<左利きプチ・アンケート>再版第35回 新版・利き手調査
   第2回―エディンバラ利き手調査    
   「再版第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性
   係数を調べる」に引き続き、再度更新します。
   (かなりブランクがあいていますので、ホームページのほう
   の準備が整っていないのですが、メルマガで先行します。)

第210号(No.210) 2010/5/8「GW明け特別編:左利きと玩具」
 ≪GW明け特別編:左利きと玩具≫
  ■おもちゃで語る左利き■『れっどあらあとの玩具日記』から

第211号(No.211) 2010/5/15 左利きの本から~「左手からの手紙」
≪左利き学入門≫ ■左利きの本から~■ ..第三土曜日掲載
  (1)ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙」
左利きの本から~「左手からの手紙」
   第三土曜日なので、旧来のテーマ別に立ち返り、
   左利きの本から、面白そうな左利きの話題をお送りします。
   「左手からの手紙」ベンジャミン・フランクリン
   アメリカの政治家で、雷が電気だということを発見し、
   避雷針を発明した科学者、『自伝』が有名な人です。

第212号(No.212) 2010/5/22
<左利きプチ・アンケート>第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
  <左利きプチ・アンケート>第65回
   洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
   久しぶりに<左利きプチ・アンケート>の新作です。
    第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
   スプレー洗剤を片手に、雑巾で窓ふきするとき、
   右手左手、どっちに洗剤、どっちに雑巾でしょうか?
   洗剤とスポンジで皿を洗うときは? など、
   いろんなパターンがあるでしょうけれど…。

第213号(No.213) 2010/5/29
初夏臨時増刊「既刊号一覧2009年後期~2010年5月」
 ◆ 既刊号一覧 ◆ 
  左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
  バックナンバーの案内 09年後期-10.5発行分(No.187-212)
   久しぶりにバックナンバー一覧号です。
   昨年7月以降、お休み期間をはさんで、今年先週号までの
   目次とバックナンバー・サイトのURLの一覧を掲げます。
   読み落としの確認、再読にご利用ください。

第214号(No.214) 2010/6/5
<左利きムーヴメントLHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
   かつて、ひでゆき氏のサイト『左利きの小ネタ』に「左利き
   の有名人」という人気ページがありました。主にテレビで活
   躍する芸能人やスポーツ関係の人たちを集めたものでした。
   今はそれもなくなり、少しさびしい思い…。そこで、私のと
   ころでも独自のリストを作成してみようと思います。“左利
   き紳士・淑女録”がそれ。「文化人」も含めた「少数派」の
   「左利き」の人たちを紹介するリスト作りのスタートです。

第215号(No.215) 2010/6/12
 「《矯正/直す》表現に思う(3)左利き研究者の場合」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う (3)左利き研究者の場合
「《矯正/直す》表現に思う(3)親として人として」
   私の思う左利きの子供の心に沿った親としての在り方と、
   《矯正/直す》表現を識者はどう見ているか、について。 

第216号(No.216) 2010/6/19
「名作の中の左利き(7) サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その7― J・D・サリンジャー
       『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
   前回は、■左利きの本から~■の第一回ということで、
   ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙」を
   紹介しました。今回は再び世界の名作から、サリンジャーの
   『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹による新訳版
   『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を取り上げます。

第217号(No.217) 2010/6/26「<左利きプチ・アンケート>
  再版第3回左利きの子に右手使いを試みるべきか否か」
 <左利きプチ・アンケート> ..第四土曜日掲載
  再版 第3回 左利きの子に右手使いを試みるべきか否か
04.4.25から実施しました「第3回 左利きの子に右手使いを
   試みるべきか否か」の再版を実施します。アンケート発行先
   「プチアンケート」さんの管理の都合で古いものは順に削除
   されてしまいます。そこで、重要なものは改めて、アンケー
   トを作成することにしています。ぜひ、再版にご協力を!

第218号(No.218) 2010/7/3
<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(2)
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”(2)

第219号(No.219) 2010/7/10
「《矯正/直す》表現に思う(4)親としての在り方」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (4)「親としての在り方」
「私の思う左利きの子供の心に沿った親としての在り方」

第220号(No.220) 2010/7/17
「名作の中の左利き(8)マーク・トウェインの小話」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その8― マーク・トウェインの小話&赤毛と左利き


――この2009年は、最初のパソコンが故障し、
新しい機械を購入するまでの2ヶ月にわたって休刊していました。
その後も新しいパソコンになれるまで月二回の発行でした。
5月のゴールデンウィークから従来のパターン――
毎週異なるテーマで書く――に戻しました。
 第一土曜は、左利き講座 <左利きムーヴメント>宣言!
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問 → 《矯正/直す》表現に思う
 第三土曜は、≪左利き学入門≫ 左利きミステリ編
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。


*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器」と題して、今回も全紹介です。

今年は、「左利き対応楽器」の普及を目指そう、と考えています。

「利き手は心につながっている」が私の持論です。

話をしているときにゼスチャーが入ることがありますね。
そういうとき、たいていの人は利き手を多く使っているものです。

楽器の演奏も利き手で弾く方が、絶対、心の入った表現ができるはずです。

左利きの人は、「エア」で表現するときは、左で弾いているものです。

*参照:『お茶でっせ』2018.5.13
左利きのAKB48Team8佐藤栞がエア・バイオリン演奏で左弾き
「新生活」版


本文にも書いていますように、「2月10日」は「左利きグッズの日」です。
今年は、「左利き対応楽器」をみんなで盛り上げていきたいものです。

ゴールの目標は、やはり「左利き用ピアノ」ですね。

当面の第一目標は、子供たちが学校で使う鍵盤ハーモニカの左利き対応品です。

ネットでもよく探している人がいます。
それだけ需要があるということでしょう。
是非ともメーカーさんには検討してほしいものです。

そして、電子楽器では、左右を入れ替えるというのは、難しくないように思うのです。
特に電子ピアノなどは簡単に作れるはず、と思うのですけれど……。

 ・・・

では、弊誌を面白い、興味深い、これからも読んでみたいと思われた方は、購読のお申し込みを!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器-週刊ヒッキイ第612号

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週刊ポスト2022年2月11日号に左利き記事―「左利き」の人は認知症に…

2022-02-05 | 左利き
『週刊ポスト』2022年2月11日号に、「◆新説「左利き」の人は認知症になりにくい」という左利き関連記事が出ていました。


(画像:『週刊ポスト』2022年2月11日号、記事の元となった「左利き応援本」――“脳内科医”加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』ダイヤモンド社、記事中の養老さんのお話に関連した記述がある養老孟司さんと角田光代さんの往復エッセー集『脳あるヒト心ある人』)

久しぶりに週刊誌を買いました。
(身近に本屋さんがなくなり、コンビニで。)
以前買ったのも、左利きの情報が載っているという女性週刊誌(女性セブンか女性自身だったか?)、
コンビニを利用するのもその時以来です。
週刊誌も今は510円もするのですね。

『週刊ポスト』2022年2月11日号 小学館 (2022/1/31)


(画像:『週刊ポスト』2022年2月11日号「◆新説「左利き」の人は認知症になりにくい」のページ108-109)

(↓『すごい左利き』について書いた文章)
『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』
「新生活」版


大体予想通りの内容で、見開き4ページで、昨年末に出た
『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』ダイヤモンド社 2021/9/29(《12万部を超えるヒット》だそうです)

という“脳内科医”を自称する左利きのお医者さん・加藤プラチナクリニック院長、
加藤俊徳の書いた「左利き応援本」に基づく記事で、
+認知症専門医・鳥取大学医学部教授・浦上克哉医師、
解剖学者・作家の養老孟司(幼少時に右使いに「矯正」された)、
左利きの将棋棋士・鈴木大介九段、の御三方のお話を紹介しています。

要するに、左利きの人は、
右利きの人のように何でも利き手一本で用を済ますことができないので、
両手を使う生活を強いられている。
結果として、左右両脳を使うことになり、記憶力もよくなる――云々。

簡単に言いますと、
両手を使い、握力を付けると認知症になりにくい、という話。

 ・・・

養老孟司さんの左利きに関する話の一部は、
『バカの壁』の解剖学者・養老孟司さんと直木賞作家・角田光代さんの往復エッセー集
『脳あるヒト心ある人』に書かれていたものと同じ内容です。

(産経新聞に連載された『往復エッセー/脳あるヒト 心あるヒト』をまとめた本の
2006年9月18日掲載分「普通ってなんだろう(解剖学者・養老孟司to作家・角田光代さん)」。


(画像:産経新聞2006年9月18日掲載分『往復エッセー/脳あるヒト 心あるヒト』「普通ってなんだろう(解剖学者・養老孟司to作家・角田光代さん)」)

それを元に書いた文章

『レフティやすおのお茶でっせ』2006.9.20
養老孟司と左利き
「新生活」版

『脳あるヒト 心ある人』角田 光代, 養老 孟司/著 扶桑社新書 2008/8/29

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ポスト2022年2月11日号に左利き記事―「左利き」の人は認知症に…
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私の読書論153-私の年間ベスト3・2021年フィクション系(後)-楽しい読書311号

2022-02-01 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書 別冊編集後記

2022(令和4)年1月31日号(No.311)「私の読書論153-
私の年間ベスト3・2021年フィクション系(後編)」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2022(令和4)年1月31日号(No.311)「私の読書論153-
私の年間ベスト3・2021年フィクション系(後編)」
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 年末年始恒例の「私の年間ベスト3」――
 昨2021年に私が読んだ本のなかから
 オススメの「私の年間ベスト3」を選ぶという企画です。

 今回は、フィクション系の後編です。

 前回の全編では、フィクションへの候補作品と
 「ベスト3」から(その1)を紹介しました。

2022(令和4)年1月15日号(No.310)「私の読書論152-
私の年間ベスト3・2021年フィクション系(前編)」

2022.1.15
私の読書論152-私の年間ベスト3・2021年フィクション系(前)
-楽しい読書310号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/01/post-96e3b9.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c5c432318b110b539f37ca56d5cb67c8

 ●私の年間ベスト3・2021フィクション系(その1)

~ 私の年間ベスト3・2021フィクション系 ~
(その1)小森収編『短編ミステリの二百年』2~5巻 
      創元推理文庫2020,2021

 今回は残りの二つの紹介です。


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 - 時を超え、異界を超えて、人の思いは続く -
  ~ 私の年間ベスト3・2021フィクション系(後編) ~
  (その2)梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』
        ソノラマ文庫 2003
  (その3)蒲松齢『聊斎志異』光文社古典新訳文庫 2021
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 ●私の年間ベスト3・2021フィクション系(後編)

~ 私の年間ベスト3・2021フィクション系 ~

(その2)梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』
      ソノラマ文庫 2003/6/1

(その3)蒲松齢『聊斎志異』黒田真美子/訳
      光文社古典新訳文庫 2021/2/9


 ●(その2)梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』



(2)は、前回の全作紹介の時に書きましたように、
デビュー作以来、時間恋愛SFの名手、梶尾真治の同系列の作品で、
<クロノス・ジョウンター>というタイムマシンでの冒険譚4話収録。

時間の壁を超える冒険の成否が、よく考えられた展開で進行する、
恋愛青春物語が感動的です。

古本屋さんで見つけた、今は亡き「ソノラマ文庫」の一冊。

「吹原和彦の軌跡」
――最初のお話。通勤の途上の花屋でやっとこ見つけた恋人候補の女性。
  しかしある朝、目撃した事故に巻き込まれて死んでしまう。
  主人公の男性の勤め先では、過去に物質を移動させる装置
  <クロノス・ジョウンター>を開発中。
  ただし問題があり、一旦過去に戻れるものの
  その“反動”で未来に飛ばされてしまうのです。
  彼女を助けるために彼は極秘にこれを使用します。
  しかし、彼女を説得できず、助けることができません。
  それからも何度も試みるのですが、その度に失敗し、
  次第次第に遠未来へと飛ばされ続けます。
  そして56年後の4度目、遂に助けることができるのですが……。
  最初の一編らしく、最も切ない恋物語でしょうか。

 《「一人じゃ逃げられない。私、和彦さんを信じる。
  和彦さんを待ってる。私を救ってくれる和彦さんを」》p.100

 《四千年後の世界に跳ばされることになっても、
  彼はあえて立ち向かうのだ。
  愛するもののために、信じるもののために。》p.105


「布川輝良の軌跡」
――第二話。写真でしか知らない建築家の建物に強い憧憬を抱く彼は、
  <クロノス・ジョウンター>の実験に志願する。
  壊される前に憧れの建築家の最後の建築物を目にするために。
  そこで出会ったのは憧れの建築物と一人の女性だった……。

 《クロノス・ジョウンターを使ったといっても、
  これは奇跡だと思った。輝良は圭の笑顔を見て、愛のためには、
  まだ起こりうる奇跡が存在するのだと確信した。/
  「愛する人のためには、どんな無茶なこともできるって、
  わかったわ。ごめんなさい。驚いた?(略)」》p.217


「<外伝>朋恵の夢想時間」
――<クロノス・ジョウンター>とは異なる
  「心」だけが過去に戻れる機械
  <C・C>(クロノス・コンディショナー)での冒険。


「鈴谷樹里の軌跡」
――少女時代好きだったヒー兄ちゃんを不治の病から救うため、
  未来から薬を持って過去に飛ぶ。
  一番ヒロイックでハッピーエンドなお話。
  映画『この胸いっぱいの愛を』(2005年10月)の原作。

 《奇跡とは、愛し合う者たちのまわりへ集まってくる……。
  樹里は比呂志の腕の中で、
  そんな真理があるのではないかと考えていた。
  それを司るのは……時の神(クロノス)。》


現在は、これらソノラマ文庫版の4篇に、のちに書かれた3編を追加し、
全7編のシリーズ中・短篇を収録した決定版が徳間文庫から出ています。

『クロノス・ジョウンターの伝説』梶尾真治 徳間文庫 2015/2/6

 ・・・

デビュー作「美亜へ贈る真珠」他、
時間&恋愛SFの原点たる八篇を収録した新版の

『美亜へ贈る真珠 〔新版〕』 ハヤカワ文庫JA 2016/12/20


 ●(その3)蒲松齢『聊斎志異』

(3)は、中国の清代に書かれた怪異譚集。
短いストーリーの中に、人間の様々な感情などが、
怪異譚の中に散りばめられていて、読みどころがいっぱいです。

子供の頃に『雨月物語』のお子様版を読んで以来、
元々こういう怪異譚の類いを好む私です。

前回も書きましたように、
高校生時代に柴田天馬訳の角川文庫版を読んでいたように、
この作品集にはなじみがあります。

 ・・・

『聊斎志異』蒲松齢/著 黒田真美子/訳 光文社古典新訳文庫 2021/2/9



訳者が選び出し、〈怪〉〈妖〉〈恋〉〈夢〉〈仙〉〈幽〉の6部に
分類した43編収録の選集。

著者・蒲松齢は、かつては神童といわれながら、
役人登用試験である科挙に落第し続けたという。
そのコンプレックスから生み出された、
古来の民間伝承などを元にした
人間と異界・異能のものとの交わりを描いた物語。

巻頭の「聊斎自誌」に「好きこそ物が集まる」と書いていますように、
自分で集めるだけでなく、
同好の士から知らされたお話などを収めています。

 《時には杯に酒を浮かべて筆を取り、
  ようやくこの「孤憤」の書を書き上げたのである。
  かようにわが胸の内を本書に託したが、あわれなことこの上ない。》
   「聊斎自誌」p.14

 ・・・

〈怪〉の巻
――「瞳人語」「画壁」「偸桃」「野狗」「夜叉国」「小猟犬」「酒虫」
  「周克昌」「阿英」「促織」
〈妖〉の巻
――「王成」「画皮」「嬰寧」「双灯」「醜狐」「阿繊」「黄英」
〈恋〉の巻
――「連城」「封三娘」「緑衣女」「瑞雲」「白秋練」「香玉」
〈夢〉の巻
――「鳳陽士人」「続黄粱」「蓮花公主」「江城」「夢狼」「竹青」
〈仙〉の巻
――「労山道士」「西湖主」「蕙芳」「青娥」「雲蘿公主」「丐仙」
〈幽〉の巻
――「王六郎」「陸判」「聶小倩」「連瑣」「李司鑑」「伍秋月」
  「小謝」「席方平」

各篇の多くに末尾、著者の教訓のようなものが書かれており、
そこがまた興味深いものです。

この選集のなかでは、「〈幽〉の巻」の諸編が私の好みでしょうか。


 ●ベスト3以外の本

司馬遼太郎『項羽と劉邦(上中下)』は、没後も人気の歴史小説家の
秦帝国崩壊後、漢帝国のできるまでを描いた、
古代中国を舞台にしためずらしい一編。

戦略とか戦術とか、天下を取る人の資格なり人間的な魅力などが
リーダー論として、ストーリーの中に説かれています。


ギヨーム・ミュッソ『作家の秘められた人生』は、
別荘地の小島で起きた殺人事件と過去の事件の物語。

登場人物の作家志望の青年と筆を折った人気作家の対話を通して、
作家論や小説論・創作論が語られ、読みどころになっています。


 ●私の年間ベスト3・2021年〈フィクション系〉ベスト1――

今年のベスト1は、海外ミステリのオールド・ファン――
特に『ミステリマガジン』のオールド・ファンは必読――
の「思い出がいっぱい」詰まった作品集であり、長編評論である
『短編ミステリの二百年』を挙げましょう。

各巻の前半の各短編も新訳で紹介されています。
後半の小森収さんの「解説」も、ご自身の過去の読書歴とともに
紹介されているところが、
リアルタイムで当時を経験して知っている人には、共感できる部分も多く、
楽しいミステリ談になっていて、懐かしくも嬉しいところがあります。


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 (1)小森収編『短編ミステリの二百年』2~5巻 
     創元推理文庫2020,2021

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 ★創刊300号への道のり(11) 2018(平成30)年(11年目)

215.
2018(平成30)年1月15日号(No.215)-180115-
「私の読書論101-私の年間ベスト2017(前編)リアル系」
~ 人生は実に旅である ~
『人生論ノート』三木清 新潮文庫 改版 1978/9
216.
2018(平成30)年1月31日号(No.216)-180131-
「私の読書論102-私の年間ベスト2017(後編)フィクション系」
~ 身分(階級)違いの恋愛と結婚 ~
『高慢と偏見(上下)』オースティン 小尾芙佐訳 光文社古典新訳文庫
217.
2018(平成30)年2月15日号(No.217)-180215-
「私の読書論103-産経新聞・朝刊コラム【明治の50冊】」
218.
2018(平成30)年2月28日号(No.218)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(19) 『老子』後編」
219.
2018(平成30)年3月15日号(No.219)
「私の読書論104-大学生の読書時間0分のニュースについて」
220.
2018(平成30)年3月31日号(No.220)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(20) 『荘子』前編」
221.
2018(平成30)年4月15日号(No.221)
「私の読書論105-私をつくった本・かえた本(4) 中3三学期編」
222.
2018(平成30)年4月30日号(No.222)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(21)『荘子』後編」
223.
2018(平成30)年5月15日号(No.223)
「私の読書論106-私をつくった本・かえた本(5)
高校時代前半・冒険探検編」
224.
2018(平成30)年5月31日号(No.224)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(22)『列子』前編」
225.
2018(平成30)年6月15日号(No.225)
「私の読書論107-私をつくった本・かえた本(6)
高校時代後半・ミステリマガジン編」
226.
2018(平成30)年6月30日号(No.226)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(23)『列子』後編」
227.
2018(平成30)年7月15日号(No.227)
「私の読書論108-〈私の読書論〉ベスト集の試み」
228.
2018(平成30)年7月31日号(No.228)
「新潮社・角川書店・集英社―3社<夏の文庫>フェア2018から
川端康成『雪国』(新潮文庫)『山の音』(角川文庫)」
229.
2018(平成30)年8月15日号(No.229)
「私の読書論109-本好きと読書好き ~ものとしての本が好き~」
230.
2018(平成30)年8月31日号(No.230)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(24)『列子』から 楊朱編」
231.
2018(平成30)年9月15日号(No.231)
「私の読書論110-紙の本と電子書籍について ふたたび」
232.
2018(平成30)年9月30日号(No.232)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(25)『墨子』前編 兼愛・非攻」
233.
2018(平成30)年10月15日号(No.233)
「私の読書論111-古本市と古本のこと~四天王寺大古本祭から~」
234.
2018(平成30)年10月31日号(No.234)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(26)『墨子』後編 墨守・墨経」
235.
2018(平成30)年11月15日号(No.235)
「私の読書論112-書物の多さ~『墨子』から~」
236.
2018(平成30)年11月30日号(No.236)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(8)
『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング」
237.
2018(平成30)年12月15日号(No.237)
「私の読書論113-言葉のちからの鍛え方」
238.
2018(平成30)年12月31日号(No.238)-181231-
「私の読書論114-私の年間ベスト2018(前編)リアル系」
- 好きじゃないけど、やっぱり凄い! -
『ツァラトゥストラ(上下)』ニーチェ 丘沢静也訳
    光文社古典新訳文庫 2010.11、2011.1

 ・・・

この年の月末「古典紹介編」は、引き続き古代中国の思想・哲学編で、
諸子百家を読みし進めています。
なかでも『墨子』の「兼愛・非攻」の考えには惹かれました。

月半ばの発行号の「私の読書論」では、
「私をつくった本・かえた本」について高校時代まで書いています。
そこからのちのお話は、またいずれ書いてみたいものです。

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本誌では、「私の読書論153-私の年間ベスト3・2021年フィクション系(後編)」をお届けしています。

今回も、全編公開しました。

今回は「後編」で、「ベスト3」から(その2)(その3)を、および「ベスト1」を紹介しています。

 ・・・

〔梶尾真治さんの作品について〕

「ベスト3」の(その2)に選んだ『クロノス・ジョウンターの伝説』の作家・梶尾真治さんの他の作品について書いておこうと思います。

一番好きな作品はやはり<エマノン>シリーズですね。

最初の一冊『おもいでエマノン』収録の表題作でシリーズ第一作の「おもいでエマノン」は衝撃的でした。

地球に生命が誕生してからの30億年の記憶を持つという謎の少女エマノンがにまつわる様々なお話です。
基本短編で始まった作品群ですが、日本に来る前の新聞記者時代のラフカディオ・ハーン、画家のゴーギャンが登場する『うたかたエマノン』という長編もあります。

図書館で新作を見つけるとポツポツと借りて読んでいます。

私が今持っているのは、ずっと昔に古本屋さんで見つけた、徳間デュアル文庫版の『おもいでエマノン』『かりそめエマノン』のニ冊だけです。

他には、本文でも紹介している、デビュー作「美亜へ贈る真珠」他、時間&恋愛SFの原点たる八篇を収録した新版の『美亜へ贈る真珠 〔新版〕』ですね。
デビュー作はやはりまだ硬い感じがしますが、結構が『クロノス・ジョウンターの伝説』の第一作につながるような作品です。

他の作品に目を移しますと、長編では『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、映画化された『黄泉がえり』があります。
短編も面白いですが、これらの長編もなかなかです。

*<エマノン>シリーズ
『おもいでエマノン』梶尾 真治 徳間文庫〈新装版〉 2013/12/6

『うたかたエマノン』梶尾 真治 徳間文庫 2016/11/2



短編で言いますと、弊誌

2017(平成29)年11月30日号(No.212)-171130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治」

クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治
―第212号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記


で紹介しました一編を含むショートショート集のような、
ユーモアSFの短篇集もあります。

*「クリスマス・プレゼント」収録
『有機戦士バイオム』梶尾真治 ハヤカワ文庫JA 1989.10

 ・・・

では、弊誌を面白いと思われた方は、購読のお申し込みを!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論153-私の年間ベスト3・2021年フィクション系(後)-楽しい読書311号
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