―第250号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2019(令和元)年6月30日号(No.250)-190630-
「2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...」
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「2019年 岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」
小さな一冊をたのしもう」
●2019年の岩波文庫フェア
●読んでるからといって…
●小さな一冊から
●芥川龍之介の王朝もの
●『今昔物語』に材をとった作品3点
●「羅生門」
●4作品について
●いつの時代も変わらぬ人の心
●芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読む
(画像:『図書』5月号フェア一覧と手持ちの本、龍之介本と今昔物語本)
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弊誌も、創刊以来12年、通算250号となりました。
いつもご愛読ありがとうございます。
これからも変わらぬ応援よろしくお願い致します。
・・・
今月末の本誌は、従来の「中国の古典思想」の紹介をお休みして、2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...」の紹介です。
過去に何度か岩波文庫のフェアを取り上げたことがあります。
今回久しぶり?に取り上げました。
「小さな一冊を楽しもう」というキャッチフレーズがいいですよね。
どうも世の中は「大は小を兼ねる」で、小よりも大を重んじる傾向があります。
確かにそういう面があることは事実ですが、必ずしも常に大が小よりも優れているとは限りません。
小ゆえに役に立つというケースもあるでしょう。
昔から「一円を笑うものは一円に泣く」と言います。
小さいからこそ全体を見通すことも可能になります。
人間の力というものは、常に大きなものに対応できるというものではありません。
個人の持つ能力は人それぞれですが、小ならばこそ、誰にでも手に届くという面もあるでしょう。
私は昔から体力に自信がないので、どちらかといいますと、小著を好む傾向にあります。
前号の「読書生活書籍購入50年」の時に選びました諸作は、ほぼ小著ばかりでした。
小著は「取っ掛かりやすく、読了しやすい」という長所があります。
小著は、「読書の入口」として最適です。
ぜひ、これらの小著をちょっと心に留め置いていただきたいと思います。
そして機会が見つけて、ぜひ手にとってのいただきたいものです。
さて本誌では、芥川龍之介の王朝ものの短編集『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読んでいます。
冒頭の3作品は、ほぼ50年ぶりの再読となったものです。
相変わらずの切れの良さを感じさせる芥川龍之介の作品でしたが……。
・・・
では、詳細は本誌で!
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
●芥川龍之介『『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読む
芥川竜之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』岩波文庫 改訂版 2002/10/16
―「王朝もの」第1巻。
芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』角川文庫 改版 新装版 2007/6/23
―学生時代からの初期の小説・感想などの作品集。
安西篤子『「今昔物語」を旅しよう―古典を歩く6』講談社文庫 1998/02
―古典『今昔物語』のそれぞれのお話の舞台を歩き、お話にまつわるあれこれを綴るエッセイ。龍之介「羅生門」の読み解きも。
『今昔物語』福永武彦/訳 ちくま文庫 1991/10/24
―本朝の部より、訳者が選んだ155篇を 第1部 世俗 第2部 宿報 第3部 霊鬼 第4部 滑稽 第5部 悪行 第6部 人情 第7部 奇譚 第8部 仏法 に再構成した現代語訳。「羅生門」「鼻」「芋粥」の基となった作品も収録。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...
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★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2019(令和元)年6月30日号(No.250)-190630-
「2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...」
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「2019年 岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」
小さな一冊をたのしもう」
●2019年の岩波文庫フェア
●読んでるからといって…
●小さな一冊から
●芥川龍之介の王朝もの
●『今昔物語』に材をとった作品3点
●「羅生門」
●4作品について
●いつの時代も変わらぬ人の心
●芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読む
(画像:『図書』5月号フェア一覧と手持ちの本、龍之介本と今昔物語本)
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弊誌も、創刊以来12年、通算250号となりました。
いつもご愛読ありがとうございます。
これからも変わらぬ応援よろしくお願い致します。
・・・
今月末の本誌は、従来の「中国の古典思想」の紹介をお休みして、2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...」の紹介です。
過去に何度か岩波文庫のフェアを取り上げたことがあります。
今回久しぶり?に取り上げました。
「小さな一冊を楽しもう」というキャッチフレーズがいいですよね。
どうも世の中は「大は小を兼ねる」で、小よりも大を重んじる傾向があります。
確かにそういう面があることは事実ですが、必ずしも常に大が小よりも優れているとは限りません。
小ゆえに役に立つというケースもあるでしょう。
昔から「一円を笑うものは一円に泣く」と言います。
小さいからこそ全体を見通すことも可能になります。
人間の力というものは、常に大きなものに対応できるというものではありません。
個人の持つ能力は人それぞれですが、小ならばこそ、誰にでも手に届くという面もあるでしょう。
私は昔から体力に自信がないので、どちらかといいますと、小著を好む傾向にあります。
前号の「読書生活書籍購入50年」の時に選びました諸作は、ほぼ小著ばかりでした。
小著は「取っ掛かりやすく、読了しやすい」という長所があります。
小著は、「読書の入口」として最適です。
ぜひ、これらの小著をちょっと心に留め置いていただきたいと思います。
そして機会が見つけて、ぜひ手にとってのいただきたいものです。
さて本誌では、芥川龍之介の王朝ものの短編集『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読んでいます。
冒頭の3作品は、ほぼ50年ぶりの再読となったものです。
相変わらずの切れの良さを感じさせる芥川龍之介の作品でしたが……。
・・・
では、詳細は本誌で!
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
●芥川龍之介『『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』を読む
芥川竜之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』岩波文庫 改訂版 2002/10/16
―「王朝もの」第1巻。
芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』角川文庫 改版 新装版 2007/6/23
―学生時代からの初期の小説・感想などの作品集。
安西篤子『「今昔物語」を旅しよう―古典を歩く6』講談社文庫 1998/02
―古典『今昔物語』のそれぞれのお話の舞台を歩き、お話にまつわるあれこれを綴るエッセイ。龍之介「羅生門」の読み解きも。
『今昔物語』福永武彦/訳 ちくま文庫 1991/10/24
―本朝の部より、訳者が選んだ155篇を 第1部 世俗 第2部 宿報 第3部 霊鬼 第4部 滑稽 第5部 悪行 第6部 人情 第7部 奇譚 第8部 仏法 に再構成した現代語訳。「羅生門」「鼻」「芋粥」の基となった作品も収録。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2019年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!」小さな一冊...
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