レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(7)その後の30年(6)「左組通信」3-週刊ヒッキイ第575号

2020-07-19 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第575号 別冊編集後記

第575号(No.575) 2020/7/18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その7)その後の30年―左利きライフ研究の30年(6)



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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第575号(No.575) 2020/7/18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その7)その後の30年―左利きライフ研究の30年(6)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その7)その後の30年―左利きライフ研究の30年(6)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(3)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の7回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の6回目です。

 前回に引き続き、今回も、
 今はなきホームページ「レフティやすおの左組通信」の
 紹介の3回目です。

(5)
第571号(No.571) 2020/5/16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)

2020.5.16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(5)
その後の30年(4)「左組通信」-週刊ヒッキイ第571号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-3f1520.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8f1f1162aeb6f7cbac603fcd67443b2f

(6)
第573号(No.573) 2020/6/20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)

2020.6.20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(6)
その後の30年(5)「左組通信」-週刊ヒッキイ第573号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/06/post-34fcfe.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3d4d39973d3500a1bc9cc608c93e0082

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その7)その後の30年―左利きライフ研究の30年(6)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(3)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●コンテンツ・その4「左利きphoto gallery」

--
【左利きphoto gallery】
▼ 〈HPG1〉 愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品
 ・左手用カメラ、左手用ハサミなど愛用品10点
 ・左手用カッターナイフなど愛蔵品5点
▼ 〈HPG2〉 左利きの本だなぁ・LL版(左利きの本の紹介)
 ・LL版
 ・Weblog「レフティやすおのお茶でっせ」版
 ・左利きメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」版
 ・小説で読む左利き
▼ 〈HPG3〉左手用/左利き(左きき)用 はさみ・ハサミ・鋏
   (SCISSORS FOR LEFTHADERS) コレクション
 ・子供用(幼児、児童)、一般事務用、大型、その他
 ・ハサミの注意点-右手・右利き用ハサミと
   左手・左利き用ハサミの違い 表記について etc.
▼ 〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA
    サムライSAMURAI Z2-L
 ・資料編-カタログ、取説 
 ・本体画像
▼ 〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)
 ・絵やロゴが逆立ちしない左手用
 ・躾箸/練習用(エジソンのお箸、サポートおはし、他)
▼ 〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)
 ・筆記具(万年筆、ボールペン、他)、
   持ち方補助具・グリップ(もちかたくん、他)、
  定規(直線、三角)、電卓、その他etc。
--

 ●〈HPG2〉左利きの本だなぁ・LL版(左利きの本の紹介) 

(初)2003.12.

▼ LL版1 お勉強編
・スタンレー・コレン『左利きは危険がいっぱい』
石山鈴子訳 文藝春秋

―1994年刊行当時、左利きは9年寿命が短い、
 という調査結果が話題になった。

▼ LL版2 激励編
・斎藤茂太『左ききの人はなぜ才能があるのか
 ―「左きき」の性格分析』KKベストセラーズ ワニ文庫

―『左ききの人の本』MG出版1987年刊の文庫版

▼ LL版3 お楽しみ編
・ロジャー・オームロッド『左ききの名画』
 野中千恵子訳 社会思想社・現代教養文庫 ミステリボックス

―ひとつのパレットを挟んで仲良く絵を描く、
 右利きと左利きのカップル。理想的な左右共存の姿。

▼ LL版4 雑誌カタログ編
・『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188 ワールドフォトプレス
 「特集/左を制するモノは時代を制す 左利きの商品学」

―左利き用品が写真入りで紹介されており、
こんなにあるのかと驚かされた。



▼ LL版5 雑誌コラム編
・「左利き生活向上委員会」
 ―『モノ・マガジン』1994年11月2日号 No.278 
  ワールドフォトプレス

―左利きの編集者による左利きの人のための小コラム。
 この回では私のLLにもふれている。



▼ LL版6 お楽しみ編
〈日米プロ野球女性サウスポー対決 その1〉
・梅田香子『勝利投手』河出書房新社 河出文庫

―星野監督がまだ中日の監督だった頃のお話。
 謎の甲子園優勝投手、実は女性だった…。

▼ LL版7 お楽しみ編
〈日米プロ野球女性サウスポー対決 その2〉
・ポール・R・ロスワイラー『赤毛のサウスポー』
 稲葉明雄訳 集英社 集英社文庫

―野球の本場アメリカの野球小説。黒人選手の登場以来の衝撃。
 女性がメジャーのマウンドへ。

▼ LL版8 お勉強編

・前原勝矢『右利き・左利きの科学 
 ―利き手・利き足・利き眼・利き耳…』講談社 ブルーバックス

―廉価で手に入れやすい左利きに関する科学の入門書だが、
 やや古くなっている。

▼ LL版9 名作編
・夏目漱石『坊ちゃん』(新潮文庫)他

―冒頭の坊ちゃんの無鉄砲な性格を紹介する
 エピソードのひとつとして、
 右手の親指をナイフで切ってみせる。
 右手を切るためには左手にナイフを持たなければならないので、
 坊ちゃんは左利きだ、という類推です。
(2008.9.26追加)

――(以下、詳細割愛)
 ●〈HPG2〉Weblog「レフティやすおのお茶でっせ」版
 ●〈HPG2〉左利きメルマガ
 「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」版
 ●〈HPG2〉小説で読む左利き

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その7)その後の30年―左利きライフ研究の30年(6)ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(3)」ということで、今はなきホームページ「レフティやすおの左組通信」から左利きに関するページのうち、メイン・コンテンツの一つ「左利きphoto gallery」の二番目「〈HPG2〉左利きの本だなぁ(左利きの本の紹介)」を紹介しています。

なかでも紙時代の「LL版」を中心に、このブログの初期に書いた記事に関する本などを取り上げています。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(7)その後の30年(6)「左組通信」3-週刊ヒッキイ第575号

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私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!-「楽しい読書」第274号

2020-07-17 | 本・読書
 ―第274号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年7月15日号(No.274)
「私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年7月15日号(No.274)
「私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!」
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 今回は、ネットで偶然目にした情報から
 気になった発言を取り上げて
 読書と本の購入について、私の考えを書いてみましょう。

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  ◆ 本と読書は将来への投資 ◆
  私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!
   未来へ生きる人には必ず「いつか」は来る
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「いつか読む本」

日垣隆『つながる読書術』講談社現代新書– 2011/11/18

からの文章(未確認)

保存してあった画像から書き起こしますと、

 《街の書店でも、インターネット書店でも、
  いざ購入という際に、思い出しましょう。
  「いつか読む本」は、
  なるべく買わない方がいいということを。
  プロでもない限り、
  「いつか」は来ないと思った方が現実的です。
  ただし、前と違って、買いそこなっても、
  必要が生じたら入手できる――というのが、
  現代ネット社会の良き点でしょう。》



 ●「いま必要な本」は「今が旬」の本?
 ●「いつか読みたい」と思う本こそ買うべきだ
 ●ベストセラーから考えると……
 ●「買うべき本」とは
 ●「いつか」はきっと来る
 ●「いつかのために」は、◎

「いつか」は必ず来るのです。

「いつかのために」は、
長い目で見れば、とても大切なことなのです。

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本誌は、「私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!」と題して、ネットで見た言葉への反論?を紹介しています。

それは、
《「いつか読む本」は、なるべく買わない方がいい》
《プロでもない限り、「いつか」は来ないと思った方が現実的》
という内容です。

しかし、必ずしもプロでなくても、人は未来・将来・明日のことを考えながら生きているのですから、必ず「いつか」は来るというのが、私の持論です。

それが、私の過去50年あまりの読書生活からの経験則とでもいうものでしょう。

そこで、あえて、ラストの言葉を転載しました。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論134-「いつか読む本」こそ買おう!-「楽しい読書」第274号

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左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』(2)-週刊ヒッキイ第574号

2020-07-03 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第574号 別冊編集後記

第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)



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左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」
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 過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というテーマの
 20回目です。

 元広島カープのエース・川口和久投手が
 引退後に出版された異色の野球本で、
 左利き必読ともいうべき、左利きの人の特徴や性格、
 左利きの投手の心理やらなにやらから考察した
 “サウスポー(左腕投手)論”の著書『反逆の左腕』から、
 私がとても気になった部分を紹介する第二弾です。

『反逆の左腕  サウスポー投手、極上の一球は、
  マウンドで自分の世界にはいったときに生まれる』
 川口和久/著 ネコ・パブリッシング 2001.8

目次
第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
 投球の美しさを追究する
第2章 左のエースと右のエース―サウスポーは投球術ではなく、
 感性でバッターを制圧する
第3章 サウスポー使いの名人達―サウスポーは
 自分の長所を伸ばしてくれる人間には頭が上がらない
第4章 左対左・左対右の醍醐味―サウスポーは
 最強の敵を相手にしたとき、思いがけない力を発揮する

金田正一、江夏豊、大野豊、新浦寿夫、石井一久…
人々を魅了してきたサウスポーには、
とんでもない個性があった!これは暴論か?あるいは新理論か?
かつてない野球論、ここに誕生。

史上に残る名投手・金田、三振にこだわった・江夏、
現役では工藤、石井など、左投手には右投手にはない魅力がある。
「三振こそ投手の華」を貫いた川口和久が語る新たな投手論。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~ 20
  ◆ 「サウスポー」は特別な言葉 ◆
  サウスポーによる、サウスポーのための、サウスポーの本
川口和久『反逆の左腕』から(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回は、

「第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
 投球の美しさを追究する」

から――

 ●「サウスポー」は特別な言葉

右利きの人を表す言葉として、
「ノウスポー」という言葉はありません。

 《となれば、サウスポーというのは、
  左利きの人間だけに作られた特種な言葉である
  といえるのではないでしょうか。/
   世の中では右利きの人間に比べれば、
  左利きの人間はごく少数の存在です。
  左利きの人間の方が特殊、特別ということです。
  あるいは異端であるともいえるでしょう。
  すなわちサウスポーという言葉は
  一般的な人間と区別するために、
  特別に与えられたネーミングということになります。》

 ●「サウスポー」の意味

 《左ピッチャーの投げるしぐさと、
  猫や犬が前足を使ってじゃれる姿とは、
  確かに似ているような気がします。
  サウスポーの投げ方も「HAND(腕)」という表現よりは
  「PAW」のほうがしっくりくるような気がします。
  いい得て妙です。》

 ●「SAUTH(南)」の意味

 《当時のアメリカ南部には
  左利きの人間を自然に受け入れる風土が
  あったのかもしれません。》

 ●「サウスポー」の語源

ジェームス・ブリス、ジョセフ・モレラ
『左利きの本――右利き社会への挑戦状』
草壁焔太訳 講談社 1980(昭和55).12)



「第一部外国編 第一章われらの右利き社会」
<サウスポーはスポーツ記者の造語> によりますと――

 《左利きにとっても不快でないアメリカのスラング
  「サウスポー」が急速に世界中に広まった。》

 《この言葉は、1890年代にシカゴの一スポーツ記者
  (多分、当時のヘラルド紙のチャールズ・シーモア)が、
  造語したものであると認められている。
  その頃のシカゴ球場は同市のウエスト・サイドにあり、
  メジャー・リーグの球場の常として、
  太陽がバッターの眼にはいらないように設計されていた。
  バッターは東か北東にむき、
  西または南西にむかって投げるピッチャーに対して構える。
  シカゴの住民は市を吹き抜ける冷たい風のせいで、
  方角にきわめて敏感である。
  どんな場合でもシカゴっ子は市の南側にある
  “サウス・サイド”を好み、憧れる。
  ひらめきのあるこの記者は、
  シカゴ人にはすぐわかる方角を示す言葉で、
  「左利き投手」を「サウスポー」と呼んだ。
  ポー(paw)は手の意味で、左腕投手の手は南から出てくる。》

 《サウスポーという言葉は
  アメリカから海を越えて遠く知られていった。
  左利きへの軽侮を含んでいない同義語として、
  かくも広まった言葉はほかにない。
  その上、サウスポーという言葉が誕生して数十年のあいだに、
  この言葉は左利きの利点を暗に示すことが多くなった。》

 ●日本の代表的サウスポーの出身地にも…

 ●自然なままの左利き

 《僕もそうですが、
  左利きというのは生まれつきのものです。
  生まれてからなんらかの矯正をしなければ、
  自然に右利きになることはありえません。》

広島カープ時代のチームメートの清川栄治さんが、

 《小さい時からまったく矯正された経験がなく、
  いまでも箸や鉛筆を左手で器用にこなします。
  ふつう、左手で横書きの文章を書くと、
  書いたそばから擦れてゆき、字がかすれたり、
  にじんだりして汚くなるものですが、
  清川栄治君は手首を器用に折り曲げて、
  擦れないように書いていくのです。
  何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
  左手ですべてのことが足りるのです。》

末尾の
《何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
左手ですべてのことが足りるのです。》
は、何度でも強調しておきたい言葉です。

 ・・・

*注:
ここでは原文の表記のままに
「矯正」という言葉を使っています。

私は左利きを右使いに変えることを「矯正」と呼ぶことに
反対しています。

詳しくは、こちらを↓

【「レフティやすおのお茶でっせ」
「矯正」という言葉の使用に反対する記事】

・ウェブページ(2004.10.16)
アピール:左利き-「矯正」という言葉についてのアンケート

・2017.5.24
右手使いへの変更(左利き「矯正」)について-1-
(「新生活」版)

・2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう

・2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう

・2004.11.26
「利き手(左利き)の矯正」という言葉の使用について

・2004.12.8
左利きを右手使いに変えさせる理由

【その他の「利き手判定/判別」に関する記事】
・2004.5.13
子供の利き手を見極めよう

・2004.5.17
「左利き矯正」成功者は利き手誤認?


 ●川口さんの左利きについて

 《将来、道具一つにも困ると思ったのでしょう。
  野球などをやる時は別ですが、鉛筆や箸に関してだけは
  「右手で持ちなさい」と、両親に厳しく注意されて、
  僕は育ちました。》

川口さんは、1959年7月生まれですので、
私よりは5歳年下になります。
現在は60か61ということになりますね。
「田舎」ということもあり、そういう時代だったのでしょう。

 《そのお陰で、食事をする時やものを書いたりする時は
  右利きの人とおなじように右手でこなすこともできます。
  それでも、全面的に矯正されたわけではないので、
  部分、部分では左利きの習性が残っていますが……。》

 ●右利きに「矯正」された経験から

 《スイッチヒッターになるために、
  左手で箸を持って大豆を皿から皿に移しかえる
  トレーニングをした選手もいました。
  僕の場合はそうした苦労もなしに、
  昔から両打席で打つことができましたが、
  それが野球選手としてよかったのかは、
  いまでもわかりません。》

 《というのも現役時代にある人から、
  「川口、お前が全部左だったら、
   もっとコントロールがよかったのに……」
  といわれ、ハッとしたことがあります。
  僕に限らず、たいていのサウスポーは
  右利きに矯正された経験を持っています。
  その結果かどうかわかりませんが、
  サウスポーの人間で針の穴を通す
  コントロールの持ち主には
  あまりお目にかかったことがありません。》

(以下略――)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌は、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」と題して、元広島カープのサウスポー川口和久三の著書、異色のサウスポー論とも言うべき『反逆の左腕』の第一章から気になる部分を紹介しています。

まずは「サウスポー」という言葉について。

引用以外の部分および私のコメントは本誌をご覧ください。


川口さんは、南部黒人投手説とでも言うべき語源を紹介されていて、彼らが(優れた投手という)特別な存在だったから、特別なネーミングとして「サウスポー」が生まれたのだと言います。


最後に、私の締めの言葉を転載しておきましょう。

右利きであれ、左利きであれ、
それはその人の持って生まれた才能で、
その才能を活かす方法とは何か。

それは――

自然な、ありのままの姿が、
その人の最高のパフォーマンスにつながるものなのだ、

ということです。


 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き者の証言から~19 川口和久『反逆の左腕』(2)-週刊ヒッキイ第574号
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中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)-「楽しい読書」第273号

2020-07-01 | 本・読書
 ―第273号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」
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 今回は、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の3回目。

 前々回は、「漢詩とはなにか」について。

2020(令和2)年4月30日号(No.269)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(1)漢詩とはなにか」

2020.4.30
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(1)漢詩とはなにか
-「楽しい読書」第269号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/04/post-4871b8.html

 前回は、中国最古の詩集『詩経』を。

2020(令和2)年5月31日号(No.271)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(2)『詩経』から」

2020.5.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(2)『詩経』から
-「楽しい読書」第271号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-55a373.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8784e67564bc9f86246c8785c366a2f2

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 中国最古の詩集 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)
  『楚辞』(1)
  ~ 『楚辞』とは何か ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●『楚辞』とは何か

日常的、現実的なテーマの『詩経』に対し、
『楚辞』は、空想的、非日常的。

「離騒」では、

 《この地上では自分の離騒が実現しそうにないので、
  天国にのぼって理想をかなえてくれる人物をさがすという、
  空想的、幻想的な内容になっています。》

   一海知義『漢詩入門』より

 ●屈原

 《民衆に人望のあった屈原の命日、五月五日に、
  人々は屈原の遺体が水神の竜に食われぬようにと、
  竹の筒に米を入れて川に流し、
  それが端午の節句の粽(ちまき)の起源だ
  という説があります。》

   一海知義『漢詩入門』より

 ●代表作「離騒」

入谷仙介『漢詩入門』によりますと、

 《代表作の「離騒」は、屈原が国を追われて
  その悲しみをまぎらわすために、
  四方の世界へ空想的な旅をし、
  最後は竜にひかせた車に乗って、
  天上はるかに去っていくという、
  雄大な構想になっています。》

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ● 漢詩の入門書等を読む

▲★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

▲★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

★『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫
BIBLIO 1980.9.10
―中国文学の原点『詩経』と『楚辞』の古代歌謡を『記紀万葉』と
 対比して考察する。文学の原点である神話が、中国では『書経』
 に人間の歴史として書き変えられ定着していると解説する。

 ●『楚辞』を読む

★『詩経・楚辞』目加田誠/訳 平凡社〈中国古典文学大系・15〉
昭和44 (1969)
―『詩経』の翻訳と解説。(後半は『楚辞』)

▲★『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
 明治書院 2004.6.20
―原文に書下し文と解説・背景を伏したコンパクトな入門書。

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌は、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」」と題して、について、中国で二番目に古い詩集『楚辞』を紹介しています。

『楚辞』は、揚子江(長江)下流域の楚という国の歌の辞(ことば)の意で、屈原という一人の詩人の作品を中心にまとめられたものです。

屈原は、貴族の出身で国王の側近として国事にも仕えていましたが、他の寵臣の讒言によって追放され、二度目には入水自殺したという悲劇の人物です。

そういう背景に基づく詩ですので、なかなか心に迫るものがあります。

現代にも通じるものがあります。
一度は読んでほしいものです。

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『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)-「楽しい読書」第273号
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