レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

左利き資料展示「左手をご覧ください!」国立国会図書館関西館で開催

2023-08-26 | 左利き
8月23日の産経新聞夕刊の「山上直子の 犬も歩けば」というコーナーの国立国会図書館の記事中に、<関西館「左手をご覧ください!」展 来月21日から>というニュースが掲載されていました。


(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事「山上直子の 犬も歩けば」)

(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事<関西館「左手をご覧ください!」展 来月21日から>)

内容は――
「左利き」という身近な個性について、そして利き手に関わらず誰もが暮らしやすい社会について、この機会に考えてみませんか? 左利きに関する本や雑誌など約70点を、歴史、科学、社会等の切り口から紹介します。》(国立国会図書館 関西館サイトから)


日時は、9月21日(木)~10月7日(火)9時半~18時(日・祝 休館)。

関連講演「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」が、9月22日(金)14時30分~15時45分、山下光氏(関西福祉科学大学教育学部教育学科長・教授)を招き、「けいはんな学研都市7大学連携 市民公開講座2023」において開催されます。

講師から――世界の人口の約10%が左手利きです。なぜ左手利きは少数派なのでしょうか? 右手利きの人と左手利きの人の脳には違いがあるのでしょうか? 右手利き社会で生活する左手利きの人にはどのような不便があるのでしょうか? 左手利きについての様々な疑問を通して、「多様性」と「共生社会」について考えます。また、最近話題になっている左右識別困難(左右盲)についてもお話ししたいと思います。》(国立国会図書館 関西館サイトから)



(画像:「左手をご覧ください!」展関連講演「左利きの科学と社会」山下 光 /国立国会図書館 関西館サイトから)

*参照:
第31回 関西館資料展示「左手をご覧ください!-左利きというまなざしで、見えてくる風景-」(NDL)
講演会「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」(NDL)


サイトから展示の一部の内容を紹介しておきましょう。

第1章 左利きをめぐる歴史
神々の左手 : 世界を変えた左利きたちの歴史 / エド・ライト 著 , ricorico [訳]. スタジオタッククリエイティブ, 2009.6 【GK11-J64】
見えざる左手 : ものいわぬ社会制度への提言 / 大路直哉 著. 三五館, 1998.10【SC71-G177】
第2章 利きとはなにか
左対右きき手大研究 / 八田武志 著. 化学同人,2008.7 【SC71-J47】
左きき学 : その脳と心のメカニズム / ジーニー・ヘロン 編集, 近藤喜代太郎, 杉下守弘 監訳. 西村書店, 1983.6【SC71-304】
第3章 左利きをめぐる現在
ユニバーサルデザイン事例集100 / 日経デザイン 編. 日経BP社, 2004.10 【DH415-H44】
》(国立国会図書館 関西館サイトから)





(画像:『世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト、『見えざる左手 ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉、『左対右きき手大研究』八田武志)

左利きに関してこのような企画展示をしてもらえるのは、嬉しい限りです。

左利きについて、利き手について、ご興味をお持ちの方、多様性についてお考えの方は、機会を作ってぜひご観覧いただけますよう、お願い致します。


左利きの人にとって不便でない社会というのは、必ずしも左利きの人だけの利益につながるものではない、と私は確信しています。
それはまさに、誰にも暮らしやすい社会になると思っています。

例えば、こんな理由があります。

右利きの人の場合、右手を使えなくなりますと、世の中は非常に生活しづらいものになるからです。
なぜなら、世の中の多くが右手で使いやすい道具や機械やシステムにできあがっているからです。
右手用の道具は選び放題ですが、左手用の道具は限られています。
それだけでも右手を使えなくなり左手を使わなければならなくなった人には、生活しづらいものになるのは火を見るよりも明らかです。

「そんなことは滅多に起きない」という人もいるかもしれません。
でもないともいえません。
私の父も自転車事故で左側頭部を打ち、脳挫傷で右半身不随のようになりました。
(参照:2023.8.10
自転車用ヘルメット買いました!Shinmax自転車ヘルメット57-62cmAFモデル
(新生活版)

それが人生というものです。

どうか、一度じっくり観覧してこの問題を考えてみてほしいものです。
いえ、遊び半分でいいので、一度展示を見てほしいものです。
きっと何か心に響くものがあると思います。

私は、このイベントの回し者ではありませんが、ぜひお願いしたします。


 ●右利き左利きの問題における<多様性>

最後に、余談ですが――

どんな人がこの企画を話題にしているかしらと検索してみますと、いつも左と右について考えてきたガボちゃんのブログ記事ぐらいでした。

検索して…

文中、一点気になりましたので書いておきます。

何で右利きor左利きで多様になるんでしょうか?/
動作は右か左かの2種類だけで、
多様ではありません。
また左利きの不便はそこに存在しますが、
左利きがすべて左動作とは限らず
右利きがすべて右動作とも言えません。


なるほど、動作は右か左かの違いにすぎない、というのは事実です。

しかし、実際は<右利きの人>or<左利きの人>でないように――(私が呼ぶところの)<中間の人>もいるのです。
また、右利きであれ左利きであれ、それぞれに「右利きであっても右使いとは限らない」という現実があり、逆もまたありで、「手は右利きでも○○は左利き」という現象もあります。

それ故に右利き・左利きの問題もまた、人間としての<多様性>の問題なのだ、と考えています。


--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き資料展示「左手をご覧ください!」国立国会図書館関西館で開催
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私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・静かな人のための『静かな営業』を読んでみた-楽しい読書348号

2023-08-17 | 本・読書
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』【別冊 編集後記】

2023(令和5)年8月15日号(No.348)
「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・
 静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2023(令和5)年8月15日号(No.348)
「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・
 静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 本来ですと、「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から」の
 三回目「集英社文庫 ナツイチ2023 この夏、一冊分おおきくなろう。」
 からの一冊を紹介する予定でしたが、
 大阪も連日35度を超え、時に37度、38度といった猛暑の日々、
 予定していた、東野圭吾『白夜行』が読み切れず――
 文庫本860ページ、十年ほど前に一度読んでいるので大丈夫、
 と軽く見ていたのですが、メモ取りしながら読むと……。
 で、時間切れとなり、予定を変更することにしました。

 今月初めに本を贈っていただいていた、
 友人で左利き仲間の渡瀬謙さんの新刊を取り上げます。

 彼の著作を取り上げるのは、6月に一度ありました。

2023(令和5)年6月15日号(No.344)
「私の読書論171-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から」
2023.6.15
私の読書論171-渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から-楽しい読書344号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-929a0f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/59ae185f3daf8eebaec62cad6639e4f4

*渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』
日本実業出版社 2023/5/26


 今回は正味営業の本をその面から読みますが、
 そこは私流の読書論ですので、
 前回同様、単なる営業本の紹介とは限りません。

 では――。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - 「静かな人」の生き方とは、自己アピールとは -

  ~ 営業のノウハウを処世術として人生に活かす(2) ~

  渡瀬謙『静かな営業
  「穏やかな人」「控えめな人」こそ選ばれる30の戦略』
(PHP研究所 2023/7/20)から

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●本書『静かな営業』について

渡瀬謙『静かな営業 「穏やかな人」「控えめな人」こそ選ばれる
 30の戦略』PHP研究所 2023/7/20


(画像:献本いただいた書状と共に)


(画像:帯を外した本書『静かな営業』)

出版社の紹介文――

《「内向的な人」「無口な人」「控えめな人」でも売れる
 ではなく
 「内向的な人」「無口な人」「控えめな人」
 だからこそ、売れる!
 悩める2000人以上の営業パーソンを救ってきた、
 常識を覆すメソッドを紹介!》

<目次>
第1章 時代は「静かな売り手」を求めている
第2章 「相手がイヤがること」など、何もしなくていい
第3章 「自分の弱点」を活かす工夫をすればいい
第4章 「繊細な人」が最小のコミュニケーションで
     最大の効果を出す方法
第5章 生真面目すぎるあなただから、信頼される
第6章 「静かに売る」ことだけを考えれば、売れる
(コラム)


 ●タイトル『静かな営業』に納得!

まず初めに、この本のことを知ったのは、渡瀬さんのメルマガでした。

まず『静かな営業』というタイトルに納得しました。

なるほどなあ、という感じでした。

以前から渡瀬さんは、従来の「元気な」「明るい」
「ハイテンション」な営業に疑問を抱いておられました。

そういう方法は、高度経済成長時代の営業手法で、
現代では嫌われる最たるものだ、と。

では現代において実績を上げているのは、どういうものかといいますと、
意外なことに、
内向型で無口で口下手で、気の弱い押しの弱い営業パーソンが
売上を出すのだ、と。

それは、内向型の人の控えめな売り方が好意を持たれるからだ。
なぜそれが有効かというと、
相手のことを思い、相手にフォーカスした相手本位の対応だから。

要は、売ることよりも、相手の信頼を得ることを重視した、
対等のWINWINの関係を築こうとする姿勢が好感されるからだ、と。

で、こういう押しつけにならない、うるさすぎない営業を、
そのものズバリと「静かな営業」と呼んだわけです。

従来は、(この本の前著ともいうべきPHP研究所の著作では)
『しゃべらない営業』とされていました。

営業の方法の基本は全く変わりません。
一部、時代に合わせて変更されている程度(例:ファックス→メール)。
呼び名が変わっただけ。
よりスマートな名前になっただけですね。

内向的な「静かな人」による、落ち着いた「静かな営業」。

とても気に入りました。

この本は、そういう「静かな人」たちのための、
営業のマインド的なものを教える本です。


 ●タイトルを付ける難しさ

渡瀬さんの個人メルマガ

2023/07/27「サイレントセールスのススメ」
[959号]新刊『静かな営業』の裏解説

------------------------------------------------------------------
渡瀬 謙の独自配信メルマガ
◆無料メルマガ「サイレントセールスのすすめ」
 https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=watasemail
------------------------------------------------------------------

に掲載されていた、この「裏解説」にあったのですが――


「内向型」という言葉を使ったタイトルゆえに、
手に取りにくいと感じる読者がいた、というお話です。

ご自分の本は、ネットでよく売れている、といい、
その理由の一つが、この「内向型」という言葉にあるのではないか、
という疑問。


これは理解できます。

私自身は左利きで、「左利き用」と銘打たれた商品を手に取るとき、
ちょっと躊躇します。

レジに持っていくときに、何かしら恥ずかしさがあります。
昔は左利きといえば、○○のように考えられていたものでした。
そこで、自ら左利きとカミングアウトするのははばかられるものでした。

商品を手に取り、レジに運ぶというのは、
その言葉(およびそれ自体)にコンプレックスのある人には、
ちょっとキツいものがあります。

私は今でも正直考えてしまって、
手を出さないまま終わるケースがあります。

左利きの本をネットで購入したりするのは、
単に近くの本屋さんに置いていないから、だけではありません。


私の「左利き」コンプレックス同様に、
「内向型」等の言葉も、どちらかといえばマイナスイメージの言葉で、
それがネックになり、読んでみたいのに手に取れない、
というもどかしさを感じる人がいてもおかしくはありません。

そういう意味で、「静かな人」向けの「静かな営業」という発想は、
マイナスのイメージが払拭されていて、
正当に評価できる機会を与えるものとなっているでしょう。


 ●自己アピールとしての営業行動

この本は営業の本ですけれど、
営業といっても、「相手との信頼関係を築け」という内容で、
そのための自己アピールの方法を解説している本でもあります。


営業という行為は、商品を売るときに行うものだけではない、でしょう。
自分をアピールするというのも、営業の一つと考えられます。

生きてゆく上で、自分を知ってもらうということは重要です。

リタイア組であっても、新たな人間関係を築く必要が出てきます。

逆に言えば、リタイア組こそ、
自分を「売ってゆく」必要があるかもしれません。

リタイア組となりますと、
どうしても友人知人との交際範囲がどんどん縮小してゆきます。
自然と縁が切れる人、亡くなる人もでてきます。

そんななか、一人寂しく孤立してしまうこともあるかもしれません。

一方で、スマホにしろ、マイナンバーカードもそうですが、
次々とIT関係など、色々わかりにくいことがでてきます。

ちょっと人に聞けばわかることでも、
聞く相手がいないというケースも出てきます。

自分の便利のために他人を利用するというのではないのですが、
何事であれ、ちょっと話を聞いてもらえる人がいるのは、
助かるものです。

若い人と話せば、若いエキスを吸収できるものです。
肉体は若返らないけれど、心は若返ります。
元気がもらえます。

賢いお年寄りと近づきになれば、いろんな経験を教えてもらえます。

老後も長くなってきた昨今ですので、積極的といわなくても、
少しは自分をアピールして、交友範囲を拡大するように心掛ける方が、
楽しい時間を過ごせます。


 ●自己紹介は特徴をより具体的に

人間関係というものは、実は単純なもので、
ほんのちょっとした挨拶や声かけから始まるものです。

そういう自己アピールの仕方なども、この本には書いてあります。

コラムにある自己紹介の仕方がそうです。
「相手から声をかけてもらえる「自己紹介」のコツ」p.70

ここに書かれている営業の場面に限らず、
人生では自己紹介の場面というものがあるものです。

そんなときに知っていて役立つ知恵かもしれません。

それは、より具体的に自己の特徴をアピールするということ。

『孫子』の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
といいますように、相手はもちろんですが、己についてよく知ることが、
そして、それを正しくアピールできれば、友達も自ずと増えてきます。


私は「左利きライフ研究家」を自称していますが、
これも渡瀬さんの本にあった知恵を拝借して考案したものです。

渡瀬さんは「サイレントセールストレーナー」と名のっておられます。
これは、そのまま「静かな営業トレーナー」ということになります。

「名は体を表す」などというように、
単なる「営業コンサル」というのではなく、
「無口で口下手、話し下手の営業さん向けのコンサルですよ」
というアピールですね。

もしあなたが内向型のそういう「静かな人」なら、
単なる「営業コンサル」よりも、どうせなら、
こういう「静かな人」向け専門の営業コンサルに教えを乞うほうが
有効ではないか、という気になるのではないでしょうか。


 ●営業ノウハウを生き方に活かす

本書で紹介された営業ノウハウを実際に、
リタイア組も含めた私たちの生き方に活かすことができます。

例えば、《自分のエリアで勝負する》というもの。

サッカーの試合でも、アウェーで戦うよりホームで戦う方が有利、
といわれます。

自分にとって居心地の悪い場所では、精神的に落ち着かず、
実力が発揮できないものです。

常に自分の得意エリアで戦うように心掛ければ、
まさに百戦危うからずですよね。


生きていますと、何かしら、壁にぶつかるときがあります。
その時に、壁を乗り越えようとせず、避けて通る、という方法もある、
と渡瀬さんを説きます。

壁は乗り越えなくちゃ、
というふうに思い込んでいる人も少なくないでしょう。

でも、嫌なことから逃げるという手もあるのだ、とよく言われますよね。
そういうものです。


 ●個性を武器にする――自然体で生きる

もう一つは、自然体の自分のままで接する、ということ。
弱点を含めて素のままの自分で、
自分を飾らないで人と接するということ。

誰もが何かしら苦手をすることやコンプレックスを抱いているもの。

そういうコンプレックスや苦手なものも、
実は他人と比較したときの感じるもので、
比較しなければ、自分の持つ一つの特徴にすぎない――
優劣ではなく違いだ、言い換えれば個性だ、と渡瀬さんはいいます。

その個性はかならず武器になる、とも。
無口なのに営業をやってるなど、ギャップが生まれるからだ、と。
そのギャップが他人様にアピールできる要素となる。


このように、自分の性格を個性としてそのまま出す生き方――
その方が楽ですよね。
毎日演技して生きているのは大変です。

役者が天職といえる人がいたとしても、
そんな人でもホントのところはどうなんでしょうか。
無理せず生きていく方がいいですよね、絶対。


 ●最後に一言だけ

こういう風に見てきますと、やっぱり、一つの生き方論的、
処世術的な要素が感じられる営業の本といえるのではないでしょうか。

もしあなたが「静かな人」なら、
一度手に取っても損はないと思います。

 ・・・

書かない方が、渡瀬さんは喜ぶかもしれませんが
(けなされるのは嫌だ、という人なので。私もそうですよ!)、
やっぱり気がついてしまった限りは書いておく方が、
結果的に良心的ではないか、と思いました。

渡瀬さんも本の中で、どんな商品にも「悪い点」はある、といい、
《マイナス情報こそ先に伝えてしまいましょう》p.162 
と書いておられます。


先のメルマガの「裏解説」に書かれていたことですが、
タイトルを付けるときに影響を受けた本として、

『「静かな人」の戦略書
 ──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』
 ジル・チャン/著 神崎 朗子/訳 ダイヤモンド社 2022/6/29

というベストセラーを挙げておられます。

私も内向型の「静かな人」の部類なので気になり、本屋さんで見ました。

すると、装丁も黒に四角い白地の枠で書名が入っている感じで、
一見、『静かな営業』と似通って見えます。

「静かな人」という言葉は、
この本『「静かな人」の戦術書』のオリジナルではありません。

調べた範囲では、例えば『静かな人ほど成功する』
(ウェイン・W・ダイアー/著 幸福の科学出版 2007/2/26)
がありました。

しかも、「静かな営業」という言葉は、
そこからさらに一歩進んでいます。
この書名は、オリジナルといっていいでしょう。

そういう意味では、最初に知らずにタイトルや装丁を褒めたわけですが、
この装丁の相似はちょっと残念な気がしました。

 ・・・

さて、台風も近づいています。
時間に追われてかなりドタバタとした紹介になってしまいました。

かなりメモ取りもしていたのですが、活かせないままです。

一応、テーマやその展開など意識して書いているつもりなのですが、
思うようにはできていません。
ご勘弁ください。


最後の最後に、著者の裏解説から一言――

 《長い人生を考えたときに、
  何を優先して頑張るべきかを考えるきっかけにしてほしいのだ。》

――そういう本です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」と題して、今回も全文転載紹介です。

時間に追われつつ書いたものですが、少しは何かの足しになっていれば、幸いです。

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論173-友人渡瀬謙の新刊・静かな人のための『静かな営業』を読んでみた-楽しい読書348号
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8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号

2023-08-13 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

第647号(No.647) 2023/8/12
「8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第647号(No.647) 2023/8/12
「8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今年も、暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
 今年はまた一段と暑い夏となっています。
 大阪でも連日35度以上、37度、38度という日もあります。

 で、昨年同様、今年の八月も勝手ながら、合併号として、
 第二土曜日(12日、<国際左利きの日>の前日)にお届けします。

 ・・・

 8月13日<国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY>を前に、
 この記念日について、および
 この日に対するマスメディアの報道への注文(?)を
 書いておきましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ 始まりは1976年アメリカ ◆

 8月13日は「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」

-メディアに注文-
  左利き問題への本質的な取り組みを根底に置いて欲しい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」について

昨年も書いたことなのですが、
8月13日は「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」です。

毎年この日に関しては、ブログ等で書いていますように、
日本語版 Wikipedia「左利きの日」等で紹介されている、

《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により制定》

という、“1992年イギリス・レフトハンダーズクラブ”説は、
あくまでもこの会の「主張」であって、真実ではありません。

正しくは、1976年アメリカで始まった、が正解です。

英語の「International Lefthanders Day」
「International Lefthander's Day」等で検索しますと現れます、
英語版のWikipediaやその他の左利き系サイトには、

(私の英語読解力に誤りなければ)
1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカに開店した
左利き用品店のオーナー、ご自身左利きである、
ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、
開店一周年を機に左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日にあたる<8月13日>を
「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という
記念日に制定したのです。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた)

イギリスの「Left-Handers Club」は、
イギリスの左利き用品専門店「Anything Left-Handed」の顧客を
もとにした左利きの人の会です。
「Anything Left-Handed」は、2018年に開店50周年を迎えたという、
1968年創業の老舗ですが、
当初は右利きの人が始めた隙間狙いの業態でした。
その後、左利きの人がオーナーとなり現在に至るのでした。
ロンドンという大都会での営業ということで、
特に宣伝に知恵を絞らなくても、世界中からお客さんが集まり、
結構経営的には、そこそこだったのでしょうね。


一方、州都とはいえ、アメリカの田舎での営業ということで、
1975年に開業した後発のお店であるキャンベルさんの左利き用品店は、
色々な工夫と宣伝が必要だったのかもしれません。

そこで、こういうイベントを考案されたのでしょうか。

イギリスの方は、キャンベルさんちが一足先に始めた
この記念日にあとからのっかったという形でしょうか。
(ほんとうのところは存じませんが……。)


 ●<国際左利きの日>の日本での報道について

さて、この8月13日の<国際左利きの日>ですが、
当日、テレビのニュース番組やネットのSNS等で、
「今日は何の日?」的に紹介、取り扱われることがよくあります。

そんな今までに見たテレビや雑誌、ネットの報道や投稿等について、
私の思うところを書いてみます。

 ・・・

先ほども書きましたように、
この日のテレビ番組やネットの投稿などでよくあるのは、
「今日は何の日?」的なニュースです。
それらではもっぱら次のような扱いが為されてきました。

まずはこの記念日について、

(1)「8月13日は<国際左利きの日>ですといい、
左利き用品の普及や生活向上を考える記念日で、先に書きました、
“1992年イギリス・レフトハンダーズクラブ”説を紹介する。

次に、左利きの人の日常生活での不便について、

(2)左利きの人の日常の不便の具体的な例として、
左利きの人は右手用のハサミの扱いで困るとか、
自動改札機が使いにくいとか、ファミレスのお玉が使いにくい等――
左利きの人の証言を流す。

という形が多いのですね。

(2)に関しましては、もちろん間違いではないのですが、
そもそもなぜ子おような現象が起きるのか、
どのような理由でこれらの左利きの人の不便が生まれるのか、
という根本の考察が見られません。

現象面のみが取り上げられるだけで、
それでは根本的な解決にはつながりません。

ただ単に記念日を取り上げただけの、
「気遣いましたよ」というポーズだけの発信です。


 ●「左利きの日」についてのメディア・発信者への注文

ここで、私からの注文です。

(あ)“1992年イギリス・レフトハンダーズクラブ”説をやめ、
 “1976年アメリカのキャンベル”説の正しい情報に差し替える。

(い)左利き用品の紹介の前に、なぜそのようなものが必要か、
 を「利き手の違い」という本質から解説する。
 
(う)現状の社会は、右利き優先/偏重の社会――「右利き社会」だ、
 という事実を示し、右利きの人は多数派ゆえに「恵まれた存在」だ、
 という認識を明らかにする。


 ●誤りを正したいという願い

(あ)“1992年イギリス・レフトハンダーズクラブ”説をやめ、
 “1976年アメリカのキャンベル”説の正しい情報に差し替える。

冒頭に書きましたように、
日本語版 Wikipedia「左利きの日」等で紹介されている
「1992年イギリス制定」説を鵜呑みにしたかのような、
情報を垂れ流している人たちがいる、というのが
いつも気になっているのです。

とにかく、この日本での「1992年イギリス制定」説はなんとかしたい、
という願いです。
それは何も、イギリスの左利きの会の人がマネした、とかパクったとか、
非難するというのではなく、もっと単純に
「もっと長い歴史があるのですよ」と強調したいということです。

左利きの人たちは、
「もっと昔から不便を解消しようと努力してきたのだ」
という事実を明らかにしてほしいのです。

日本語版 Wikipediaをチェックする係の人もいるらしいのですけれど、
どこにいえばいいのかわかりません。


 ●利き手の違いという本質論を

(い)左利き用品の紹介の前に、なぜそのようなものが必要か、
 を「利き手の違い」という本質から解説する。

テレビ番組の「左利きの日」のトピックとして、
左利きの不便について、右利き用の道具を左手で使ったり、
左利きの人のインタヴューを交えたりした動画を流す場合もあります。

左利きの不便について、現象面として確かにそのとおりなのですが、
そもそもなぜそういう状況になっているのか、
という本質について考えて欲しいのです。


前号

第646号(No.646) 2023/7/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
 新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(1)新潮文庫
 左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ
 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』」
2023.7.15
左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ『ぼくはイエローで…』
-週刊ヒッキイ第646号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-e456f6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bef4ad5a52cfa242388eb430fbc39b3f

で、ブレイディみかこさんの
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のなかの、
エンパシーについて「自分で誰か人の靴を履いてみること」
という場面があります。

それに対して左利きの問題は、
「靴の左右を入れ替えて履く」ようなものだ、と書きました。

「右利き優先/偏重社会」で生きてゆく左利きの生活は、
左右の靴を入れ替えて履くような違和感があるものだ、という意味です。

以前、音楽に関しての号では、『マンウォッチング』にあった、
指組の例を挙げました。

第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06


指組も人により、決まった組み方があり、右手の親指が上になる人、
逆に左手の親指が上になる人がいます。
それを逆に組むと何かしら違和感があり、しっくりきません。
それが利き手の違いに似たようなものだ、と説明しました。
 
『マンウォッチング(上)』デズモンド・モリス 藤田統/訳
 小学館ライブラリー13 1991/11/1
「動作」p.20の指組イラスト




昔、左利きの不便について右利きの人に話した際に言われたことは、
「(左利き用の道具がなくて不便だというけれど、
 右手があるのだから、右手用を)右手で使えば済む問題」と。

「利き手・利き側とはなにか」という本質を知解していない発言です。

右利きの人に「どうして右手を使うのですか」と問いかけたとき、
こう答える人がいました。
「右手を使うように教えられたから」と。

例えば箸を使うとか字を書くとかの場合は、
そういうこともあるかもしれません。

実際に、字を書くのは右だけれど、箸は左という左利きの人がいます。
箸を使うというのは食事の際の行動で、早い段階から利用するものです。
一方、字を書くのは小学校に入る前、4、5歳ぐらいからでしょうか。

しかし、そもそも右利きの人の場合は、教えられなくても、
まず右手でものをつかむという行動に出ます。
左利きの子は、自然と左手が出ます。

教える教えないという段階よりも前に、そういう動作をするものです。

そういう利き手・利き側の性質をまずはしっかり理解できるように、
解説してほしいものです。

その上で、「右利き優先/偏重社会」で生きている
左利きの人の不便を伝えて欲しいのです。


 ●現状は「右利き優先/偏重社会」という「右利き天国」

 (う)現状の社会は、右利き優先/偏重の社会――「右利き社会」だ、
 という事実を示し、右利きの人は多数派ゆえに「恵まれた存在」だ、
 という認識を明らかにする。

「左利きの不便」を裏から見れば、それは「右利きの便利」そのもので、
社会のあらゆる場面で、右利きを想定した状況が作られているのだ、
という事実をしっかり示し、右利きの人がいかに廻られた存在であるか、
ということを明確に示して、理解してほしいものです。

人は、自分が恵まれていると自覚したとき、余裕を持てたとき、
初めて人に「施す」という気持ちになるものです。

恵まれているからこそ、その一部でも人に分けてあげたい、
人と分かち合いたい、と思うものなのです。

右利きの恵まれた現状を知ることで、
他の立場の人への思いが生まれてくるものなのです。


今、右利きの人たちの多くは、自分たちの置かれている状況を、
「ふつう」と捉えているのではないでしょうか。

実は、それは「ふつう」ではなく、
主流派の、多数派の、優遇された立場なのだということを、
しっかり自覚して欲しいものです。

そういう報道をメディアの人たちには、心掛けて欲しい、
と私は思います。


 ●最後に――左利きの人のための実用書をもっと出版して欲しい

この手のニュースなどでは、
左利き用品のあれこれが紹介されるケースもあります。
それはいいのですけれど、たいていはありきたりなもので、
そんなの知ってるよ、というものも結構あります。

反面、左利きの本の紹介などはほとんど見られません。
その点をいつも残念に思ってきました。

ネットで、YouTubeなどの動画で、
なんでも勉強できる時代ではありますが、
いつでも手元に置いて参照できる紙の本の力は、
まだまだ捨てきれないものがあります。


昔から、左利きや利き手・利き側に関する科学的な研究本は
色々と出版されています。
とはいえ、最新の本といえるものがほとんどない状況です。

(2022年)
『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN文庫 2022/5/16
――日本の利き手研究の第一人者による、2008年発行のDOJIN選書版の
 増補文庫版


(2021年)
『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き
「選ばれた才能」を120%活かす方法』加藤俊徳/著 ダイヤモンド社
2021/9/29
――左利き・利き側の科学解説書というより、<左利きの脳内科医>に
 よる“左利き応援本”というのが本当のところでしょうか。


ただ最近では、ポツポツとではありますが、
左利き用の実用書の類いが出るようになっています。

左利き用のペン字練習帳とか、ギターのコード・ブックとか。

こういう本の方が、まさに実用性が高く、
科学的な解説書より需要があって、便利なものかもしれません。


(2021年)
『左利きギター専用! ギターコードブック』
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス 2021/3/14


(2020年)
『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』
萩原 季実子/著 アスコム 2020/7/23



今年7月には、編み物の本が出ました。

編み物というのも、左利きの人にはむずかしいところがあるようです。

両手に針を持って編むものもあるでしょうけれど、
片手に針を持ってするという編み方もあるようです。

その場合、右手に針を持ってどうするこうする――
という教え方が基本になっているため、
左利きの人は二の足を踏むことも多いようです。

そういう人に朗報ですね。

(2023年)
『左利きさんのためのはじめてのかぎ針編み』佐野 純子/著
日東書院本社 2023/7/19




《手芸好きの左利きさん必携の一冊ができました!
 【左利き専用】かぎ針編み入門書
 編み物を諦めていた左利きの担当編集者が、
 どうしても編めるようになりたくて作った一冊》

著者は、《右利きの母から初めて編み物を習》ったという、
文部省認定毛糸編物技能認定1級で、人形作家、左利きの佐野純子さん。

 ・・・

今後ともこういう左利きの人のための実用書が、
様々ジャンルにおいて出版されることを期待します。

 ・・・

毎年書いてきました過去の
<8月13日国際左利きの日>に関するブログ記事は、
以下↓のカテゴリからご覧になれます。

*『レフティやすおのお茶でっせ』
〈8月13日国際左利きの日〉カテゴリ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文」と題して、今回も全紹介です。

<国際左利きの日>を前に、この記念日をニュース等で取り上げてくださるテレビ番組や、メディア、SNS等で個人的に発信してくださる人たちには、感謝の気持ちを表明しておきましょう。

しかし、これらのせっかくの好意に、どうしても素直になれない自分がいます。

それはなぜかと考えますと、やはり本当のところ、どうも当事者である私の心に響かない部分がある、ということです。

正確な事実が反映されていなかったり、現象面を撫でるだけで、本質に踏み込まない報道になっているからではないか、と思います。

そこで、今回こういう注文を書いてみました。

ご理解いただけると嬉しいのですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号
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自転車用ヘルメット買いました!Shinmax自転車ヘルメット57-62cmAFモデル

2023-08-11 | 新しい生活のために
もう何年になるでしょうか。
父が亡くなる前年のことです。
自転車で老人センターから帰る途中、坂道を登り切れず、転倒。
左側頭部を打ち、脳挫傷に。
で、右半身不随に……。
リハビリで歩けるようにはなったのですが、右手は箸も使えず字も書けず。

持病はあったのですけれど、そうはいっても結局、死を早めたのでは……、という気持ちでいます。

以来、いずれは自分も自転車用のヘルメットを! と考えていました。

もう何年も前から、高齢者には補助金が出る、とも聞いていましたが、なかなか購入までは踏み切れませんでした。
まだまだ着用している人を見ることも少なかったので、恥ずかしさもありましたから。

この4月から大人も着用が努力義務となり、いい機会だと思い、色々探してみました。

近くの自転車店にも「4月からおとなも着用が努力義務に」といったポスターは貼ってあるのですが、それらしい大人用のヘルメットはあまり置いていませんでした。
子供用のと、おとなも使えるサイズのものが置いてある程度で、しかもあまりバリエーションもなく、スポーツ・タイプ(?)のカッコイイ派手めなものばかりでした。

スーパーのイオンなどでも、おとな向けなる商品が一時期置いていましたが、その後いったん売場から消えてしまったり、今ではまた少し置いていたりするようですけれど。

通勤通学用のような地味目で、おっちゃんでもかぶれるような、それでいてあまりダサくもないものを探していました。

仕方なくネットであれこれ探してみました。
「OGK KABUTO(オージーケーカブト) 自転車ヘルメット」などは、日本の会社のもので、東洋人向けの形状でかぶりやすそうでした。
通勤通学用の形状もおとなしく、かつスマートな感じで、色も各種あって良さそうなものがありましたが、お値段もそれなりで、ちょっと……。

外国製のようなものは、西洋人向けになっているものが多く、これは日本人にはちょっとキツいものがあるようです。
西洋人の頭は、同じサイズでも前後に長く横幅が狭い、長円形のものになっています。
東洋人向けは、前後が短く横幅が広めで、正円に近い、まん丸に近いタイプになっています。


そんなこんなで、なかなか思ったようなものが見つからず、あっという間に6月に。
そうしてやっと見つけたのがこれでした。

Shinmax 自転車 ヘルメット 大人 街乗り 通勤 通学 CPSC/CE認定済み スクール LEDセフティーライト付 通気&快適 高剛性 調整可能 57~62cm 男性 女性 学生 L/M AFモデル



樹脂製なので経年劣化のため、表面的には無傷でも三年程度で交換するようにと、書かれていました。
それでも一年につき千円程度という価格になりますので、その程度である程度の安全が確保できると思えば、無理なく購入できました。

通勤通学用で、スポーツ車用のような派手さもなく目立たず、それでいてカッコ良く、買い物や遊びにも使えます。
軽くて(料理秤で測ると、295gぐらい)、アジアン・フィット(東洋人タイプの頭の形)でかぶりやすくなっていました。

ひさし一体型のものを選びました。
以前、知り合いが前方に倒れて、顔を打った(顔面の切り傷を何針か縫い、歯医者にも行ったとか)という話を聞いたことがありました。
たいていは左右どちらか横に倒れるケースが多いのですが、たまに下り坂などで前方に倒れることもあります。
そういうとき、ひさしがあると顔までの間に少しでも距離が保て、何かと助かるのではないか、と思います。

ただ、このヘルメットは空気穴が少なめで、黒一色なので直射日光が強い夏は、ちょっと「暑い」感がありますが……。
黒色ですが、後ろにライトがついているので夜間でも安心できます。

日本語他各国語の説明書も付いていて、顎のベルトの調整も割と簡単で、すんなりかぶれました。
ただ、このベルトの長さを調整して位置決めしてパチンと止めるようになっています。
ところが、以外に簡単に外れるので、着用時、ちょっと気を付けた方がいいかもしれません。

ほかに、薄い布製の袋と予備電池も付いていました。
袋は小さめで、すっぽりとは入りませんし、とっても便利とも言えません。
しかし、かぶっていない時間の方が長いので、無駄にはなりません。


コロナ禍以降、毎日夕方一時間程度、近所を散歩しています。
すると、自転車で走ってくる人にも、2,3人はヘルメット着用者を見かけるようになりました。

スポーツ・タイプの自転車に乗ったカッコイイ若者だけではなく、この頃は中高年の利用者もいて、日によっては比率的にも半々程度だったりもします。

ピンクのヘルメットといえば、小学生の女の子もいますが、年配の女性にもいます。
ファッションの一つとして、中高年も自転車ヘルメットが定着すればいいなあ、と思います。


涼しくなれば、コロナ禍以前のように、週一程度、本屋巡りなど自転車であちこち走り回ってみたいものです。

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
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左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(号外)8月合併号(12日第二土曜発行)のお知らせ

2023-08-06 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(号外)8月合併号(12日第二土曜発行)のお知らせ

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(号外)8月合併号(12日第二土曜発行)のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

弊紙は、<週刊hikkii>という名のとおり、
本来は毎週土曜日発行の週刊誌でした。

個人的な事情により、
現在は第一と第三の月二回の発行になりました。

この暑さですので、昨年に続き、
今年も八月は月一度の合併号の発行とさせていただきます。

昨年は、ちょうど8月13日の
「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」と
土曜日が重なりましたので、
「左利きの日」記念号といった形でした。

今年は一日ずれますが、第二土曜日の12日に発行します。

「<国際左利きの日>を前に~メディアに注文」と題して、
この「左利きの日」の記念日報道について、
私が以前から思うところを綴ってみます。

ご了承ください。

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<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』-楽しい読書347号

2023-08-03 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

2023(令和5)年7月31日号(No.347)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・
筒井康隆『時をかける少女』わが青春の思い出の一冊」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年7月31日号(No.347)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・
筒井康隆『時をかける少女』わが青春の思い出の一冊」
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 今年も毎夏恒例の新潮・角川・集英社の
 <夏の文庫>フェア2023から――。

 昨年同様、一号ごと三回続けて、一社に一冊を選んで紹介します。

 第二回は、角川文庫から筒井康隆『時をかける少女』を取り上げます。


新潮文庫の100冊 2023
https://100satsu.com/

角川文庫 カドブン夏推し2023
https://kadobun.jp/special/natsu-fair/

集英社文庫 ナツイチ2023 この夏、一冊分おおきくなろう。
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/
よまにゃチャンネル - ナツイチ2023 | 集英社文庫
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/yomanyachannel/



(画像:新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023小冊子3点)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ 2023年テーマ:わが青春の思い出の一冊 ◆

  新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)
  角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●角川文庫 カドブン夏推し2023

カドブン夏推し2023/しらない世界とつながる!
13点 既読:0

カドブン夏推し2023/驚きの謎とつながる!
15点 既読:0

カドブン夏推し2023/語りつがれる想いとつながる!
22点 既読:D坂の殺人事件、蜘蛛の糸・地獄変、海と毒薬、檸檬、
      吾輩は猫である、坊っちゃん、こころ、走れメロス、
      少女地獄、注文の多い料理店、銀河鉄道の夜、馬鹿一、
      羅生門・鼻・芋粥、人間失格、
      ビギナーズ・クラシックス源氏物語(15点)

カドブン夏推し2023/心揺さぶるラストへつながる!
20点 既読:0

カドブン夏推し2023/大人も子どももみんながつながる!
25点 既読:アルケミスト、時をかける少女(2点)

五つのジャンルで95点の中から選べます。

既読といっても、角川文庫版ばかりではなく、
他社版も含めてのもので、近代の日本文学の名作ぐらいですね。
短編集に関しては、内容はそれぞれですので、表題作に関して、
というところです。

最近の作家やその作品は、私にとって、
結構知らない、読んだことのない作家・作品ばかり、
ほとんど手つかず状態です。
そこから選ぶのは非常にむずかしい。

というわけで、未読の作家・作品を選ぶのがいいのでしょうけれど、
新潮文庫では新顔作家を取り上げましたので、
今回は、思い出の作品ということで、既読の本の中から選びましょう。


 ●大人も子どももみんながつながる!―『時をかける少女』筒井 康隆

そんな中から選んだのは、
<大人も子どももみんながつながる!>25点中から

 ↓

『時をかける少女』筒井 康隆 角川文庫 新装版 2006/5/25





(画像:筒井康隆『時をかける少女』と「角川文庫 カドブン夏推し2023」フェア小冊子)

(画像:筒井康隆『時をかける少女』と「角川文庫 カドブン夏推し2023」フェア小冊子の該当ページ)

思い出の一冊です。

ある意味で、古典中の古典ともいうべき一冊ですね。

1960年代のジュブナイルSFの名作で、
1970年代から、初々しいヒロインによる青春ドラマとして、
度々テレビ・ドラマに映画にアニメに、
と映像化され続けてきた作品です。

中学時代からSF作品には触れていましたが、
この作品もそういう中学生向けのジュブナイルSFでした
(原作は、学年別学習雑誌、学習研究社『中学3年コース』
 1965年11月号~『高校一年コース』1966年5月号連載)。

 ・・・

映像化作品については、本書の巻末の江藤茂博さんの解説
(「時をかける少女」の文彩(フィギュール))で紹介されています。

まずは、それら映像作品について書いておきましょう。


 ●「NHK少年ドラマシリーズ」第一作『タイム・トラベラー』

私が最初に見たのは、1972年1月1日~2月5日(6回)放送
「NHK少年ドラマシリーズ」の一作、『タイム・トラベラー』
(脚本:石山透 主演:島田淳子=浅野真弓)でした。

放送は、私が高校の三年生のお正月からですね。
毎回楽しみに見ていました。

この時間帯(夕方6時代)は昔から子供向け番組が放送されていました。
『ひょっこりひょうたん島』など人形劇が有名でしたが、
それまでの時間帯にドラマが放送されました。

好評で続編『続 タイム・トラベラー』
(昭和47年11月4日~12月2日/5回)も作られました。

『タイム・トラベラー』は、全6話。
原作よりも多くの登場人物を配置し、精神科のお医者さんらも登場、
早い段階でネタ――自分で発明した薬品で、
27世紀の未来からタイム・リープ(時間跳躍)してきた、
ケン・ソゴルが未来へ帰るための秘薬の実験の事故で、
中学三年生のヒロイン芳山和子がタイム・トラベラーとなった――
を割り、ヒロインと未来人の男性のタイム・トラベルの冒険を
科学者が解明しようとしたり、複雑なストーリーに仕立てています。
最終的な結末――過去や未来は変えられない――は同じなのですけれど。


今回、何十年ぶりかでシナリオを読んでみますと、
こういう内容だったか、と記憶のなさにびっくり。
印象が変わってきました。

原作は、文庫本100ページぐらいのが中編で、
割とストレートにストーリーが進みます。

連続ドラマということで、膨らませた部分があるということですね。

当時の男の子はタイム・トラベルのSFの部分とその冒険に、
女の子はヒロインの異常な事態による不安と「彼」との冒険に
心ときめかしたのでしょう。

 ・・・

「NHK少年ドラマシリーズ」では、もう一作、
筒井康隆の作品を原作とする名作がありました。

多岐川裕美主演で、テレパス(精神感応者)の七瀬と、
その仲間となる超能力者たちの冒険物語『七瀬ふたたび』です。
これは、人の心が読めるテレパスの飛田七瀬のシリーズ全三作の第二作。

私の選ぶ「NHK少年ドラマシリーズ」のベスト3の一つです。
(残りの一つは、新田次郎原作の『つぶやき岩の秘密』――
 石川セリが歌った主題歌「遠い海の記憶」が印象的でした。)

*参照:
・『タイム・トラベラー』石山透 大和書房 1984/2/1

――1972年、NHKドラマ『タイム・トラベラー』全6話、と
 続編『続・タイム・トラベラー 』全5話のシナリオ集。巻末に
 「NHK少年ドラマシリーズ放送作品リスト」、主題歌楽譜を収録。

・『タイム・トラベラー』石山 透 復刊ドットコム 新装版 2016/12/13

・雑誌『東京おとなクラブ 5号』(1985年6月1日)
 <タイムトラベラーと少年ドラマシリーズ>特集・号
――「NHK少年ドラマシリーズ」のリストと解説や、
 第一作『タイム・トラベラー』制作者のインタビューなど。



(画像:角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』(2006年新装版)と
「NHK少年ドラマシリーズ」シナリオ集『タイム・トラベラー』石山透・著(大和書房 1984/2/1)と
『カドカワ フィルム ストーリー 時をかける少女』原田知世主演 大林宣彦監督作品 角川文庫 ‎1984/11/1と
雑誌『東京おとなクラブ』5号(「NHK少年ドラマシリーズ」特集から『タイム・トラベラー』の一シーン写真)

・『七瀬ふたたび』筒井 康隆 新潮文庫 改版 1978/12/22
――テレパス(精神感応者)飛田七瀬シリーズ全三作の第二作の長編。
 第一作・連作短編集『家族八景』第三作・長編『エディプスの恋人』。



(画像:筒井康隆『時をかける少女』と
テレパス(精神感応者)飛田七瀬シリーズ全三作の第二作の長編『七瀬ふたたび』(筒井 康隆 新潮文庫 改版 1978/12/22) 第一作・連作短編集『家族八景』 第三作・長編『エディプスの恋人』)

 ●大林宣彦監督、原田知世主演『時をかける少女』

二度目の映像化が、1983年7月公開の角川映画による
大林宣彦監督、原田知世主演『時をかける少女』でした。

連続ドラマと違い、一気に見せる映画ですので、
ストーリーも比較的ストレートに進行します。

主人公・芳山和子は高校生となり、
舞台も尾道と限定され、また違った雰囲気のお話になっています。

私はラストの薬学教室へ向かう場面で、
タイム・トラベルに関する記憶を奪われた、
大人になった芳山和子が“再来”したケン・ソゴルと出くわし、
何かを感じる和子の様子が印象的でした。

・『カドカワ フィルム ストーリー 時をかける少女』筒井康隆原作
大林宣彦監督作品 角川文庫 昭和59年 ‎1984/11/1



 ●その他の映像化作品

その他の映像化作品については、見ていません。

内田有紀主演のフジテレビ系の連続テレビ・ドラマがありました。
それは知っています。

また、この文庫本の新装版のカバーになっている、
劇場版アニメのことも知ってはいます。

懐かしさを感じたものの、改めてみるということはありませんでしたね。

私の場合、先の二作のイメージが強烈に残っていて、
他の作品を受け入れるのは、ちょっと……という気持ちだった、
ということでしょうか。


 ●『時をかける少女』の切なさと希望

改めて原作の『時をかける少女』にもどりましょう。

この作品の急所といいますか、象徴的存在がラベンダーの香りです。

文中にもありますように、香水に使われたりして、
よく知られた香りなのでしょうけれど、
私が思い浮かべるのは、北海道のラベンダー畑ですね。

ドラマ『タイム・トラベラー』では、実際にケン・ソゴルが北海道へ、
ラベンダーを探しに行きます。

このラベンダーの香りというのが、
この作品を非常にロマンチックなものにしています。

お花と少女と、幼い頃からの同級生だったはずの男の子――
その彼との別れとともに、共に過ごしたはずのその記憶すら失われる、
という切ない初恋の物語。

《ただ、ラベンダーのにおいが、やわらかく和子のからだをとりまく時、
 かの女はいつもこう思うのだ。/
 ――いつか、だれかすばらしい人物が、
 わたしの前にあらわれるような気がする。
 その人は、わたしを知っている。
 そしてわたしも、その人を知っているのだ……。/
 どんな人なのか、いつあらわれるのか、それは知らない。
 でも、きっと会えるのだ。そのすばらしい人に……
 いつか……どこかで……。》p.115


切なくも優しい物語です。

多くの人は映像化作品でストーリーはご存知だったろうと思います。
しかし、実際に読んでみるのとではまた違うでしょう。

小説の方が、もっと心優しいお話、という感じがするのは、
私だけでしょうか。

他の筒井康隆さんの小説をほとんど読んでいませんので、
よくわかりませんが、筒井さんのものとしては、
本当にストレートな小説なのかもしれません。
ジュブナイルならでは、かもしれませんけれど。

若い人も老いたる人も、一度は読んでいただきたいものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』わが青春の思い出の一冊」と題して、今回も全文転載紹介です。

青春時代の思い出の一冊でもあり、私より下の世代の方にも映像化作品でおなじみの一作ではないでしょうか。
それぞれの世代毎に作品は違っているでしょうけれど、それぞれの思い出をお持ちのことと思います。
しばしの間、思い出に浸るのもよいかと思います。

 ・・・

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』-楽しい読書347号
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