レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

左利きにも公平な学研「自在プリント」に『本屋』が…

2005-04-17 | 左利き
こちらでも紹介しました左利き対応百マス計算プリントが作れる 学研『プリント自在 小学1年さんすう』の「プリント自在」シリーズの宣伝ページあの百ます計算もおまかせ,左ききにもやさしい 学研の「プリント自在」新発売!のニュース欄で、うちの『本屋』が紹介されました。

・「レフティやすおの本屋」さんで,★★★いただきました!

いやぁ、うれしいですね。光栄です!
こちらこそ、このような左利きに優しい学参を出版していただき、お礼を言わなければいけない立場です。

『店長日記』「学研「プリント自在さんすう」編集者さんからのメッセージ」にも書きましたが、学研さんは立派です。

学研さんは、この「プリント自在」でもそうですが、先の杉淵鉄良先生の『10マス計算ドリルたし算ひき算左利き用』、 同『かけ算わり算』といい、左利きに優しい左手書きに配慮した学習参考書を出している、公平かつ良心的な出版社です。

教育の分野こそ、公平というものが重んじられるべきだと私は思います。
単に利き手が違うというだけで、不利な条件に甘んじなければならないというのは理不尽です。それでなくとも左手書きには若干の不都合が生じます。さらに右手書きに便利な条件での練習を強いられては、ますます不便さがいや増します。勉強嫌いにならないとも限りません。
不要な障壁を設けないように気を配るのは、教育者として当然の義務だと思います。

学研さんにはこれからも、このような少数派にも配慮した、公平を重んずる教育的な出版をお願いしたいものです。
また、他社の学参編集に携わる方々にもご検討いただきたいものです。

※学研「プリント自在小学1年さんすう」は左利きの本棚/子供達への棚で紹介しています。
※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
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フジ・テレビのニュースで左利き用品紹介される

2005-04-13 | 左利き
本日(4/13)、FNNフジ・テレビのお昼前のニュースで左利き用グッズを紹介していたそうです。

FNN HEADLINES 最近では「レフティー」などとも呼ばれる左利きの人に便利なグッズに注目しました。:参照(real playerで見ることができます。)

こちらでも紹介している杉淵鐵良先生の『10マス計算ドリル』の左利き用も、実際に先生が登場して子供の使用後の感想も交えて紹介しています。
また、これもこちらで以前お世話になった、神奈川・相模原市の左利き用品店「きくやねっと」浦上幾久子さんが登場し、左利き用のカッターナイフ、右からの目盛りのついた左利き用の定規など様々なグッズを紹介しています。
取材されたアナウンサー氏も左利きで、左利き用の急須を実演していました。

そして、あの『右利き・左利きの科学』講談社ブルーバックス(1989刊)のなかで「郷に入れば郷に従え」で使い手の変更も良しといったニュアンスの文章を書いていた前原勝矢先生も、「個性の時代といわれ、左利きは個性として認められるので、あえて直して苦労する必要はない。左利きのグッズが、非常に便利という場合は、使うのもいい」と述べておられます。
左利きの割合は、人種に関係なく本来ほぼ1割前後存在するといわれている。
日本でも、以前に比べて左利きを右利きに直す人が少なくなり、人口の1割という数字に徐々に近づきつつあるという。
左利きの需要は高まっているので、今後もいろいろな左利き商品が出てくるとみられる。
と結ばれています。

ちょっとしたニュースですが、季節柄、新小学一年生や新たに幼稚園・保育園でお道具を使うようになるお子さんにとって朗報といえる内容です。
少しずつですが、左利きに対する正しい認識が広がってゆくのはうれしいことです。
これからも、こういうニュースが増えてくればいいなあと思います。

そしていつの日にか、左利きがニュースにならないような当たり前のことになる時代が来て欲しいなぁ、とも思います。

※参照
・2005.03.10学研 10マス計算ドリル 左利き用 二種・たし算ひき算/かけ算わり算 発売中
・2005.02.0910マス計算ドリル 左利き用2種 3月8日発売予定
・『レフティやすおの本屋』左利きの本棚/子供達へ
・左利き用品店「きくやねっと」

※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
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ラジオ語学講座を聴こう―良い習慣・その五―

2005-04-08 | 新しい生活のために
今までは、私が実行している良いと思う習慣について、朝起きてから順を追って書いてきました。
今回は、今はやめてしまった良い習慣のお話をします。

十二、三年ぐらい前に始めたもので、七、八年続けました。今ひとつ伸び悩み、壁を打ち破れないまま結果として目立った成果を挙げられず、講師の先生の交代と共にやめてしまいました。
それは、NHKのラジオ語学講座です。語学と書きましたが、英語ですね。
それも一から始めようということで、『基礎英語』および『続基礎英語』そして『ラジオ英会話』を聴くことにしました。

ちょうどこの季節です。春の新学期が始まる四月、各語学講座もスタートします。

私が英語の勉強を思い立ったのは、左利きの活動を始めて、外国には左利き用品の専門店があったり、左利きのための専門雑誌を出している左利きの会があることを知り、ぜひコンタクトをとりたいと思ったからでした。そのためには英語が必要です。

一番手っ取り早く、しかもお金を使わずに勉強できる方法はないかと頭をひねった結果、思い出したのが、このNHKの英語番組でした。

『基礎英語』および『続基礎英語』(今はまた区分けが変わっています。今年からは、私が勉強していたときのように、基礎編が二部構成になりました。)は、言ってみれば、中学英語レベルです。最も基礎から、文字通りいろはならぬABCから教えてくれます。一応会話が主体ですが、発音や聞き取りだけでなく、単語と成句、文法もきっちりと教えてくれるので、基礎勉強にはうってつけでした。

ところが一年目は、『基礎英語』を理解するのがやっとでした。『続基礎』はただ聞いてテキストを読むだけ。理解できませんでした。ましてや『英会話』は先生の日本語の解説をストーリイのおもしろいところだけ聞くのがやっとという有様。

初めから『英会話』は無理だろうとは思っていました。一通りテキスト四月号を買って下読みしていたので、レベルはだいたいわかっていました。何とかがんばって『続基礎』ぐらいは何とかしたいと思っていたのですが、これもかなわぬこととなりました。
やはりローマは一日にしてならず、というのでしょうか。

それでも、このふたつの講座は二年ごとにテキストが変わります。即ち二年目は再放送となるのでした。
『基礎』はこの年が二年目で、翌年から新テキストに、『続基礎』は翌年が再放送でした。すなわち、やさしい『基礎』は二年間それぞれ違うテキストで、もう一段難しい『続基礎』の方は二年間同じテキストを勉強しました。おかげで一年目わからなかったことも二年目には理解できました。
私の勉強のステップアップにはちょうど良い形になったのです。
そして、少し余裕の出てきた二年目は、『ラジオ英会話』のテキストも毎月買ってとにかくストーリイだけを追ってみることにしました。

私の勉強法は、6時に起きてラジオを聴きながら、20分番組だったので20分テープに『基礎』と『続基礎』を両面に録音し、朝の用意をする。幸いこの三番組は、一時間に渡って引き続き放送され聴くのに都合が良かったのです。
50分ぐらいの通勤時間にウォークマンでテープを聴く。帰りは、時間が合えば再放送を聴き、合わなければまたテープを、という毎日でした。また席に座れたときはテキストを出して見る。読むとまではいきませんが。

これで中一ぐらいの英語は何とかなるようになりました。二年かければ、少しは文法もわかるようになり、お蔭様で、英文手紙の書き方の本を横に置いてではありますが、英語の手紙を書くところまでゆきました。

その後も『ラジオ英会話』は、講師の大杉正明先生の楽しい講義とストーリイで先生がお辞めになるまで七年間ほど(先生は87年から11年間続けられた)継続して聴き続けました。

結局、英語の手紙のやりとりは長くは続かず、自然消滅になりました。根本的に語学力が足りず、こちらの意思を思うように伝えられないのが原因でした。

母国語とは異なる外国語を使うというのは、心理的な壁があります。これを乗り越えるのはやはりかなりの意志の力が必要です。
必要に迫られれば使えるようになる、というのも事実ですが、自分で切り開くというのは大変なパワーが必要です。習慣の力をうまく利用する工夫が大事です。

とにかく、テキスト代だけなら一月350円ぐらいで始められます。こんな安上がりで手近な入門方法はありません。
先に「手っ取り早く」と書きました。ラジオ講座なんてどこが手っ取り早いの、と思われるかもしれません。結局一年とか二年とかかかってるじゃん、と思われるかもしれません。しかし、本当のところ語学に近道はありません。勉強に、と言い換えても良いでしょう。遠回りに見える道が一番の近道なのです。
ぜひ一度お試しください。 生活の一部になると、案外簡単に続けられるものですよ。ひとえに習慣の持つ力です。

私の場合は、結果的には大きな成果にはつながりませんでした。
しかし、一度身につけたものの価値というのは、そのもの自身の価値だけにあるのではなく、次に同じようなことをするときに障壁が低くなるという利点にあります。受け入れやすくなるのです。
もしもう一度始めようと決心すれば、きっと前回よりスムーズに始められるでしょう。
何事も習慣づけが大切なのはこういうところにあります。
ねばり強く精一杯努力し、どんな機会も逃さず、怠け者ならムダに費やすようなわずか時間をも十分活用してみるがいい。驚くほど自己修養の成果が上るはずだ。
サミュエル・スマイルズ『自助論』竹内均訳(三笠書房知的生きかた文庫)より
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左利きの矜恃

2005-04-07 | 左利き
最近スカッとした気分になったお話をしましょう。
最近ネットの左利き関連の文章を読んで心の底から爽快(※爽快すら常用外とは、日本語がダメになるのもうなずけます。)に感じたものがあります。
それを紹介しましょう。

すぐるさんのホームページの『#4682B4』の「アーチャー室」の"「ちょっとでも迷ったら」アーチェリーを始めようと思っている、左利きの人及びそれ以外の人へ"のなかの文章の一番おしまいの言葉です。
僕が左射ちにした理由はというと――/左利きだから。/利き目(マスターアイ)が左だから。/というのはもちろんありますが、一番の理由は、「左利きの矜恃」です。この点に関しては大いにアーチャー気質です。だから、有利だろうが不利だろうが弓具が高かろうが僕にはまったく関係のないことなのです。
私の心を打ったのはもちろんこの「左利きの矜恃」という言葉です。右利きの人には、わからないのではないかと思います。想像はできるでしょうが、ホントの気持ちはその立場の人でないとわからないと思うのです。
私が生まれ変わってもまた左利きに、と思うのも、結局はこれじゃないのか。左利きの人がどんなに嫌な思いをしていても、心気高く生きてゆけるのは、これじゃないのか。人生の本質とはここにあるのではないのか。
世の中がどうであろうと、「左利きの矜持」を持って生きて行ければその人は幸せになれるのではないか。
たとえば、世の中右利き優先だから右手を使えたほうがいいのでは、といったことは所詮一時的な便宜的なことにすぎない。有利だ不利だ、損だ得だ、などどうということはない。人生においてはそんなことは本質ではないのだ。

本当に大切なのは、その人が自分に自信と誇りを持って、胸を張って生きてゆけるかどうかではないのか、ということです。

明治の日本人が欧米の人たちに負けず、独立を維持し、明治維新を達成できたのも、日本人としての矜持というものを持ち続けたからではないか。

まあ、話が大きくなりましたが、同じようなものが脈打っているのではないかと思います。人にはそれぞれ、そういう自負のようなものがあるかないかで、その人の価値が変わってくるのではないかと思います。

私が左利きにこだわる理由のひとつがそんなところにもあるのかもしれません。

左利きは、左利きでいいんだ! 自分は、自分でいいんだ! と。

※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
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左利きが手掛かりになる推理小説―クリスティー「厩舎街(ミューズ)の殺人」

2005-04-04 | 左利き
最近読んだ本の中から、左利きが重要な手掛かりになっている推理小説を紹介しておきましょう。

今NHKでテレビアニメにもなっている、あのミステリの女王と呼ばれたアガサ・クリスティー名探偵ポアロものの中編に、「厩舎街(ミューズ)の殺人」(早川書房 クリスティー文庫『死人の鏡』(1937)収録)があります。
これには原型ともいうべき短編もあるのですが、こちらの方がうまく左利きを扱っています。枚数的に書き込む余裕があるので、当然といえば当然かもしれませんが。そして、最後の謎解きも見事です。この辺がミステリの女王と呼ばれるゆえんでしょうね。

爆竹が鳴り花火が打ち上げられるガイ・フォークス・デイの喧騒の中、ジャップ主任警部はポアロに「殺人にもってこいの夜だ」と話していた。その翌日、密室状況で発見された若きの女性の射殺死体には、不審な点が…。
一見は自殺と見られるが、右手にある拳銃で左側頭部を撃ち抜くことはできないと医者は言う。自殺に偽装した殺人事件なのか。
ポアロは被害者の様子を丹念に検分する。右手首の腕時計、机の左側に置かれたペン皿…。
左利きを示す証拠を次々と挙げてゆき、事件が実は他殺に見せかけた自殺であったことを突き止めます。
で、もうひとつの謎解きは、読んでからのお楽しみです。その名も<アタッシェケースの謎>!

ところで、ポアロといえば、ちょっとした左右のずれも気になるという左右対称、シンメトリーを好むことで有名です。
私もポアロほどではありませんが、左右対称の右利きにも左利きにも優しい道具が好きです。

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