レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

私の読書論144-<左利きミステリ>その後-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画

2021-05-16 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第595号 別冊編集後記
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』第294号 別冊 編集後記

第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」


(画像:第595号x(No.294) 2021/5/15「コラボ企画 私の読書論144<左利きミステリ>その後」のメルマガ画像から冒頭部分)

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
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 × × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
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 今回は、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。

 以前一度試みましたが、その2度目。

 実は、体調不良(コロナではなく、ぎっくり腰からの腰と足の痛み、
 お医者さんで薬やベルトをもらい、少しずつですが回復傾向)で、
 別個に2本のメルマガを書く余裕がなく、
 やっつけでお茶を濁そうという企みです。

 ご容赦!


【前回】コラボ

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 
第577号(No.577) 2020/8/15
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)
×レフティやすおの楽しい読書(No.276)

2020.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)-週刊ヒッキイ第577号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ed8cea.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/612cd4bd3edfdbeb612069497aef79fa
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』

2020(令和2)年8月15日号(No.276)
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)
×左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(No.577)

20.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/245bddeded4348e10aaa4a027a6fab18

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  ★ コラボ企画 ★
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
  <左利きミステリ> その後
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

前回同様、<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後に見つけた作品をごくごく簡単に紹介しておきます。


*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説等のミステリの総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』



 ●過去に紹介した作品・書名

以下は、過去の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』の
「小説の中の左利き・推理小説編」、ブログ等で紹介したもの。

------------------------------------------------------------------
 1843:雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 番外編:左利き/左関連
------------------------------------------------------------------

・1843「黄金虫」エドガー・アラン・ポー
 短編集『ポオ小説全集4』創元推理文庫 他

・「黄いろい顔」アーサー・コナン・ドイル
 第二短編集『シャーロック・ホームズの回想』光文社文庫 他

・1891(1892)「ボスコム谷の謎」アーサー・コナン・ドイル
 第一短編集『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 他

・「藁人形」メルヴィル・デイヴィスン・ポースト
 『ミステリマガジン』1975年4月号(No.228)掲載 山田辰夫/訳
 短編集『アブナー伯父の事件簿』創元推理文庫
 短編集『アンクル・アブナーの叡知』ハヤカワ・ミステリ文庫

・(1981)「兄弟」阿刀田高
 短編集『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 他

・『三月は深き紅の淵を』「第二章 出雲夜想曲」恩田陸 講談社文庫

・「アンゴウ」坂口安吾
 『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
 『日本探偵小説全集 (10) 坂口安吾集』創元推理文庫

・UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇
 『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)

・『左ききの名画』R・オームロッド
 社会思想社・現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉

・『シューメーカーの足音』本城雅人 講談社文庫

・『霧の旗』松本清張 新潮文庫

・『ヘルたん』「第二話 ミラー・ツイン」愛川 晶 中公文庫

・(2004)『悪魔のヴァイオリン』ジュール・グラッセ ハヤカワ・ミステリ

・「時計収集家の王」ジェラルド・カーシュ
 短編集『壜の中の手記』 角川文庫

・「心臓と左手」石持浅海
 短編集『心臓と左手 座間味くんの推理』光文社文庫

・『カリフォルニア・ガール』T・ジェファーソン・パーカー
 ハヤカワ・ミステリ文庫

・2001「夜霧のサンフランシスコ」ジョー・ゴアズ
 『ミステリマガジン』2002年4月号(No.554) 早川書房

・『検察側の証人』アガサ・クリスティー
 ハヤカワ文庫―クリスティー文庫

・「厩舎街(ミューズ)の殺人」アガサ・クリスティー
 短編集『死人の鏡』 クリスティー文庫

・『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫

・1982「停電にご注意」鮎川哲也
 短編集『クライン氏の肖像―三番館の全事件III』 出版芸術社
 短編集『材木座の殺人』創元推理文庫

・『京都殺人地図』「第二話 偽装の殺人現場」「第三話 消えた配偶者」
 山村美紗 文春文庫

・『サウスポー・キラー』水原秀策 宝島社文庫

・『ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件』中井拓志
 角川ホラー文庫

・『新装版 8の殺人』我孫子武丸 講談社文庫

・『シャム双子の謎』エラリー・クイーン 創元推理文庫 他

・『ゴーグル男の怪』島田荘司 新潮文庫

・「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩
 短編集『メルカトルと美袋のための殺人』 集英社文庫

・『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 東京創元社<黄金の13>

・『春夏秋冬殺人事件』「冬の部 団地警察殺人事件」齋藤栄
  祥伝社ノン・ポシェット

・『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫

番外編・<左利きの探偵> 検屍官ケイ・スカーペッタ
 『死因』パトリシア・コーンウェル 講談社文庫



 ●その後に見つけた作品、再認識した作品

【海外ミステリ】

・1841「悪魔に首を賭けるな」エドガー・アラン・ポオ
 短編集『ポオ小説全集III』 創元推理文庫

<シャーロック・ホームズのライヴァルたち>
・1904「ミス・ペブマーシュ殺人事件」バロネス・オルツィ
 短編集『隅の老人〔完全版〕』作品社

・1906「余分な指」ジャック・フットレル
 短編集『思考機械〔完全版〕第二巻』 作品社

・1907「壊れたブレスレット」ジャック・フットレル
 短編集『思考機械〔完全版〕第二巻』 作品社

・1909「アルミニウムの短剣」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿I』 創元推理文庫

・1911「赤い絹の肩かけ」モーリス・ルブラン
 短編集『世界推理短編傑作集2』江戸川乱歩編 創元推理文庫
 短編集『リュパンの告白』

番外編・ワトスン役が左利き?(1914)「ディオニュシオスの銀貨」
 アーネスト・ブラマ
 短編集『マックス・カラドスの事件簿』 創元推理文庫

[未]・(1918)「消えた金融業者」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿II』 創元推理文庫

・(1925)「砂丘の秘密」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿I』 創元推理文庫

・(1927)「ポンティング氏のアリバイ」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿II』 創元推理文庫

・(1927)「フラットの惨劇」アーネスト・ブラマ
 短編集『マックス・カラドスの事件簿』 創元推理文庫

[準]・(1928)「金歯の男」モーリス・ルブラン
 短編集『バーネット探偵社―ルパン傑作集VII』 新潮文庫


・(1924)「夜鶯荘」アガサ・クリスティ 
 短編集『世界推理短編傑作集3』江戸川乱歩編 創元推理文庫 他

・(1927)『ビッグ4』「11 チェスの問題」アガサ・クリスティー
 クリスティー文庫

・(1933)『Zの悲劇』エラリー・クイーン 角川文庫 他

・(1934)『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー
 クリスティー文庫

・(1944)『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティー クリスティー文庫

・(1944)『暁の死線』ウィリアム・アイリッシュ 創元推理文庫

・(1952)「4月 皇帝のダイス」「6月 くすり指の秘密」
 エラリー・クイーン
 短編集『犯罪カレンダー<1月~6月>』 ハヤカワ・ミステリ

・(1956)「本物のモートン」マイケル・イネス
 短編集『アップルビイの事件簿』 創元推理文庫

・(1963)『白夫人の幻』ロバート・ファン・ヒューリック
 ハヤカワ・ミステリ

・(1969)『刑事マルティン・ベック 消えた消防車』
 マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー 角川文庫

・1995「待ちに待ったヒット」(「キルディア物語」より)
 エドワード・D・ホック
 短編集『革服の男』 光文社文庫

・(1999)「クリスマスの陰謀」エドワード・D・ホック
 短編集『エドワード・D・ホックの
  シャーロック・ホームズ・ストーリーズ』 原書房

・(2001)「死なないボクサー」エドワード・D・ホック
 短編集『サイモン・アークの事件簿IV』 創元推理文庫

番外編・<左利きの探偵>西部探偵ベン・スノウ
 1990「呪われたティピー」エドワード・D・ホック
 短編集『革服の男』 光文社文庫

・(2004)『歌姫』エド・マクベイン ハヤカワミステリ

・『旧約聖書』「士師記 第3章 12-30」
 『左ききの本』「十三 エホデ――ベニヤミンのジェイムズ・ボンド」
 マイケル・バーズリー TBS出版会

・(1207)『棠陰比事』「9 利手の左右」「10 傷跡の深浅」
 桂万栄 編纂 岩波文庫

・「教育の監督権を有する関係者に対する請願書」
 ベンジャミン・フランクリン 
 『左ききの本』マイケル・バーズリー TBS出版会
 『左利きの本――右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス、
  ジョセフ・モレラ 講談社
 『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン 文藝春秋

・〈玉突屋のおやじ〉マーク・トウェイン
 『ちょっと面白い話』大久保博編訳 旺文社文庫

・(1858)「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス
 短編集『僕の緑の芝生』 小沢書店

番外編・(1974)「手巻き煙草」ギュンター・グラス
 短編集『僕の緑の芝生』 小沢書店

番外編・1881「左利き トゥーラのやぶにらみの左利きと鋼鉄の蚤の話」
 レスコフ
 短編集『レスコフ作品集1左利き』群像社・ロシア名作ライブラリー1

番外編・(1871)『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル 新潮文庫 他

番外編・(1913)『オズのつぎはぎ娘』ライマン・フランク・ボーム
 ハヤカワ文庫
   
番外編・(2005)「左利き」J・ロバート・レノン 
 『左手のための小作品集――100のエピソード』関西大学出版部

SF・1896「プラットナー先生綺譚」H・G・ウェルズ
 短編集『白壁の緑の扉』 国書刊行会<バベルの図書館>8

SF・(1999)『ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語』パット・マーフィー
 ハヤカワ文庫SF


【国内ミステリ】

・(2014)『連写 TOKAGE3特殊遊撃捜査隊』今野敏 朝日文庫

・1980「最期のメッセージ」阿刀田高
 短編集『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫

・2003「書肆に潜むもの」井上雅彦
 『古書ミステリIII』ミステリ文学資料館編 光文社文庫

番外編・1978「ある東京の扉」連城三紀彦
 短編集『変調二人羽織』光文社文庫

番外編・(2019)『レフトハンド・ブラザーフッド』知念実希人 文藝春秋

ホラー・(2017)「左利きの鬼」宇佐美まこと
 短編集『角の生えた帽子』KADOKAWA

SF・(1977)『鏡の国のアリス』広瀬正 集英社文庫

SF・2003「大喝采」横田順彌
 『SFマガジン』2019年6月号
 短編集『押川春浪回想譚』 出版芸術社

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本誌では、「私の読書論144-<左利きミステリ>その後-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画」と題して、
発行日が同じになったこともあり、本文中にも書いていますように、個人的理由から急遽こういう手抜きになりました。

今回は、全編転載公開しています。
一部発表年代が抜けていたり、分類もできていなかったり、簡単な紹介コメントもなかったりで、中途半端なできです。

追々こちらのブログ上で追記して情報として整えていこうと思います。
ご期待ください。

では、これからも両誌をご愛顧のほど、お願い申し上げます。


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論144-<左利きミステリ>その後-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
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左利きの人生を考える(7)ダイバーシティと左利き-週刊ヒッキイ第594号

2021-05-03 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第594号 別冊編集後記

第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」
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 今回は「ダイバーシティと左利き(利き手/利き側)」
 について考えてみます。

 近年「ダイバーシティ」という言葉がよく聞かれます。
 日本語で言えば、「多様性」ということなのですが、
 ネットで「ダイバーシティ」だけで調べてみますと、
 男尊女卑の女性差別やLGBT等のジェンダー問題や、
 人種・民族、文化の違いに対する差別などの問題、
 障碍者などの問題にはふれていましたが、
 左利き・利き手の問題にふれているものは見かけませんでした。

 そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 すると……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(7)
  ◆ 忘れられていないか、左利き ◆
   ~ ダイバーシティと左利き ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「ダイバーシティ」という多様性についての文章で――

ダイバーシティと左利きについて
ネットで調べていますと、こんなふうに書かれていました。

 《左利きの人が親や教師から矯正されていたのは、一昔前の話。
  最近はダイバーシティの最も身近な例として尊重されることが
  増えています。》

 (テンミニッツTV コラム 2017.03.04
  「右利きにはわからない?左利きの悩み・ストレス」
より)

とありました。

ここでは「ダイバーシティの最も身近な例」とありましたが、
実際に「ダイバーシティ」についてネットで調べてみようとしますと、
最初の方に出てくる記事には、
ジェンダーや人種や障碍者関連について書かれたものは出てきましたが、
左利きについて言及されたものは見つけられませんでした。

ユニバーサルデザインにも左利きが取り上げられていたにも関わらず、
話題になりにくい面がありました。

このダイバーシティに関しては、
それ以上に話題になっていないように感じます。

そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 ●「利き手というダイバーシティ」の場合

「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみると
こんな記事が見つかりました。

(1)
2020年12月21日
利き手というダイバーシティ | Q by Livesense (金土太一)

(2)
2014年11月26日
Diversity is beautiful.| 第3回:人生いろいろ、左利きもいろいろ。
-人それぞれの『左利き』事情 (堤 藤成)


 ・・・

(略)

 ●差別の自覚

(略)

 ●左利きは「見えない」差別、「隠れた」差別

(略)

 ●ダイバーシティの視点をポジティブに活かせば……

(略)

 ●コロナ禍での新しい変化と左利きの問題

コロナ禍にあって、「新しい生活様式」ということがいわれています。
テレワークやオンラインなど様々なデジタル化であったり、
一方で、自転車通勤のようなちょっとアナクロな変化であったり、
経済と感染防止の兼ね合いの問題等々。

しかし、左利きの問題は埋没しているように感じてきた一年でした。

昨年は、
「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター、BLMと略)」
も話題になりました。

それらに比べると、
「たかが左利き」というふうに見られたのかもしれません。

しかし、それ故に私には悔しい思いでいました。
根っこはいっしょじゃないか、という気がするからです。


「ダイバーシティ」に対する真の理解があれば、コロナ禍対策にしろ、
BLMの問題にしろ、ジェンダーの問題にしろ、左利きの問題にしろ、
解決に向かうことは可能なのではないか、
という気がするのですけれど……。

 ・・・

次回は、左利き/利き手差別は
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか、
という部分をもう少し突っ込んで考えてみたい気になりました。

どうなりますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(7) ダイバーシティと左利き」と題して、
ダイバーシティと左利き(利き手)についてネット検索した結果見つけた記事を元に「ダイバーシティと左利き」について考えたことを書いています。

今回は、最初と最後の部分のみ転載公開しています。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利きの人生を考える(7)ダイバーシティと左利き-週刊ヒッキイ第594号

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中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦-楽しい読書293号

2021-05-01 | 本・読書
 ―第293号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2021(令和3)年4月30日号(No.293)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2021(令和3)年4月30日号(No.293)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の9回目。

今回からは、漢代の英傑たちの作品を取り上げていきます。

 まずは項羽と劉邦のそれぞれの作品から。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 楚調の歌 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)
  漢代の英傑たち
  ~ 項羽「垓下の歌」、高祖劉邦「大風の歌」 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の参考文献――

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社
「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より


(画像:書影(タイトル部分)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20)と司馬遼太郎の小説『項羽と劉邦(下)』(新潮文庫))


(画像:司馬遼太郎の小説『項羽と劉邦(下)』(新潮文庫)より項羽の辞世の歌「垓下(がいか)の歌」のくだり)

 ●楚調の歌

(略)

 ●項羽の辞世の歌「垓下(がいか)の歌」

(略)

「垓下の歌」
力抜山兮気蓋世 
 力(ちから) 山(やま)を抜(ぬ)き 気(き) 世(よ)を蓋(おほ)う
時不利兮騅不逝
 時(とき) 利(り)あらず 騅(すい)(項羽の愛馬)逝(ゆ)かず
騅不逝兮可奈何
 騅(すい)の逝(ゆ)かざる 奈何(いかん)す可(べ)き
虞兮虞兮奈若何
 虞(ぐ)や虞(ぐ)や 若(なんぢ)を奈何(いかん)せん

「私の力は山を引き抜くほど強く、
 心意気は山を蓋い尽くすほど盛んであった。
 しかし時の流れは私に味方せず、
 長らく乗ってきた名馬の騅ももう進めなくなった。
 騅の進めなくなったのをどうしたらいいか。
 そしていつも私について来てくれた虞美人よ、虞美人よ、
 君をどうしようか、もはやどうしようもないなあ」

 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より pp.92-93)

 ●虞美人の返歌

(略)

漢兵已略地  漢兵(かんぺい)、已(すで)に地(ち)を略(りゃく)し
四方楚歌声  四方(しほう) 楚歌(そか)の声(こえ)
大王意気尽  大王(だいおう)(項羽のこと)意気(いき)尽(つ)く
賤妾何聊生  賤妾(せんしょう)(わたくし)
        何(なん)ぞ生(せい)に聊(やす)んぜん
(略)「劉邦の漢軍はすでに私たちの故郷である楚を略奪し、
 今や四方から楚の民謡まで聞こえます」。
 八方ふさがりというわけです。
 「項羽さま、さすがのあなたも闘志を失われたのですね。
  かくなる上は、この私だけが
  どうしておめおめと生き長らえることがありましょうか」。
 歌い終わった虞美人は、手にした剣で自らの首を斬って自決します。
 やがて彼女が倒れた場所に小さな芽が出て草がのび、
 ひなげしの花が咲きました。人々は虞美人を憐れんで、
 ひなげしのことを「虞美人草」と呼ぶようになった――
 と、ちょっと悲しい話が残っています。
 
 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より p.95)

 ●司馬遼太郎『項羽と劉邦(下)』より

(略)

 《(あれは、楚歌ではないか)/項羽は、跳ね起きた。
  武装をして城楼にのぼってみると、地に満ちた篝火が、
  そのまま満天の星につらなっている。
  歌は、この城内の者がうたっているのではなく、
  すべて場外の野から湧きあがっているのである。
  楚の国は言語が中原と異なっているだけでなく、
  音律もちがっている。楚の音律は悲しく、
  ときにむせぶようであり、ときに怨ずるようで、
  それを聴けばたれの耳にも楚歌であることが分かる。/
  しかも四面ことごとく楚歌であった。/
  ――わが兵が、こうもおびただしく漢に味方したか。/
  とおもったとき、楚人の大王としての項羽は
  自分の命運の尽きたことを知った。
  楚人に擁せられてこその楚王であり、
  楚人が去れば王としての項羽は、もはやこの地上に存在しない。》

(略)

 《 力は山を抜き 気は世を蓋う/時に利非ずして

  と歌ったあと、拍っているひざの手をとめ、不意に床をみつめた。
  やがて、/

   騅逝かず

  と、歌った。脳裏に敵の重囲が浮かび、
  手も足も出なくなっている自分の姿が、
  雷光に射照らされるように映じたのにちがいない。
  項羽の目にふたたび涙が噴きだし、
  そのままふりかえって背後の虞姫をひきよせ、/

   騅逝かざるを奈何すべき/虞や虞や若を奈何せん
 
  と、うたいおさめた。/
   力抜山兮気蓋世 時不利兮騅不逝 騅不逝兮可奈何
   虞兮虞兮奈若何
  兮という間投詞が、ことばが切れるごとに入っている。
  兮は詞の気分に軽みをつける間投詞ではなく、
  むしろ作り手の項羽が、
  兮! と発声するごとに激情が一気に堰きとめられ、
  次いでつぎの句の感情にむかって
  いっそうに発揚する効果を持っている。項羽のこの場合の兮は、
  項羽のこのときの感情のはげしさをあらわしているだけでなく、
  最後に虞姫に対し、その名を呼ぶことにいちいち兮を投入したのは、
  この詩が要するに、虞姫よ、この項羽の悲運などどうでもよい、
  この世にお前をのこすことだけが恨みだ、という
  ただそれだけのことをこの詩によって言いたかったにちがいない。》

(略)

 ●高祖劉邦「大風の歌」

(略)

「歌一首」高祖劉邦

大風起兮雲飛揚  
 大風(たいふう)起(おこ)って 雲(くも)飛揚(ひよう)す
威加海内兮帰故鄕 
 威(い) 海内(かいだい)に加(くわ)はって
 故郷(こきょう)に帰(かえ)る
安得猛士兮守四方 
 安(いづ)くにか猛士(もうし)を得(え)て
 四方(しほう)を守(まも)らしめん

 (略)「大風が吹いて、雲が乱れ飛び、ちりぢりになった」。
 ここは自分を大風に、乱世のさまざまな豪傑を雲にたとえて、
 “そういう雲を吹き払って天下が統一された”という意味でしょうか。
 二句め、「権威は中国全体に浸透して、私は故郷に帰って来た」。
 最後は願望で、「この上はどうにかして、
 勇敢なもののふたちを味方につけ、中国全体を守らせたいものだ」。
 もう天下人ですから、帝王の感傷というか、
 大らかな感情に転化しています。(略)

 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より pp.96-97)

(略)

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 ● 漢詩の入門書等を読む

★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

▲★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

 ● 参考小説を読む

▲★『項羽と劉邦(上・中・下)』司馬遼太郎 新潮文庫 改版 1984/9/27
―中国を統一した秦の始皇帝の死去から始まり、その後起きた陳勝と呉広
 の反乱、さらにそれに続く項羽、劉邦の戦いを描く。
 《天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語》

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」をお届けしています。

前回までは『楚辞』をお送りしていましたが、今回からは、つぎの時代――秦から漢への時代です。
やはり流行っていたのは楚調の歌だったそうです。

今回は、その楚調の歌から時代を作った男たち――項羽と劉邦の歌を取り上げました。

かたや四面楚歌のなか愛する女、虞美人との別れの宴での歌と、その返歌。
そして漢の始祖となった高祖劉邦の故郷に錦を飾った時の歌。

人の世というものは、なかなかに難しいもの。
リーダーとなる条件――人望というものも相当に複雑なものですね。

歴史の流れというものを見ていますと、本当にわからないものです。
一人、人間の力だけでは動かない、何かがありますね。

コロナ禍においても同じで、人はどう動けば良いのか、運もありますし、人の努力だけではどうにもならない何かを感じます。

それでも、ジタバタせずじっくりと時を待つ、というのも一つの解決への道かもしれません。
もちろんただ何もせず待つのではありません。
準備ですね、次の時代に向けて今できることを――。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦-楽しい読書293号

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