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レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

<国際左利きの日>50回記念特別編―本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025-週刊ヒッキイ第692号

2025-08-24 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】

第692号(Vol.21 no.13/No.692) 2025/8/16
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―<国際左利きの日>
50回記念特別編― 本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第692号(Vol.21 no.13/No.692) 2025/8/16
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―<国際左利きの日>
50回記念特別編― 本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」
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 今回もまた、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界>をお休みして、
 「<国際左利きの日>特別編」として、
 「本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」年版をお送りします。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
   ―<国際左利きの日>50回記念特別編―

  ◆ 右利きも左利きも共存の社会のために、左利きを知ろう! ◆

   本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025
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 ●<国際左利きの日>について

『レフティやすおのお茶でっせ』2025.8.11
2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/08/post-7486e1.html

にも書いていますように、

今年2025年の8月13日は、1976年の第一回から、
50回目の8月13日<国際左利きの日>になります。

<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY の始まりは――

1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカの左利き用品店のオーナーで
自身左利きである、ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、
開店一周年を機に、左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日にあたる<8月13日>を
「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という記念日に
制定し、行事を開催しました。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)


(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン R. キャンベルによって設立された「Lefthanders International」発行の隔月刊の雑誌「Lefthander Magazine」から、チェアマンのキャンベルさん)


(画像:ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんがチェアマンを務めるアメリカの左利きの人の会「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」が発行していた左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」1995年7-8月号(JULY/AUGUST 1995)の「国際左利きの日」を祝う記事の一部――《"Some 20years ago"(約20年前)》の文字が見える)


今年は50回目ということで、ちょっと色々ブログを書いてみました。

2025.8.1
7月31日、二宮和也さんがガンホー協賛ロッテ戦でサウスポー始球式
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/08/post-d33bb8.html


2025.8.3
7月12日、元SKE48須田亜香里さんのドラゴンズ戦サウスポー始球式
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/08/post-8ba161.html


2025.8.8
7月25日、神戸新聞くらし欄に左利き用品オンラインストア
「左ききの道具店」紹介される
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/08/post-6ce6ba.html





 ●<国際左利きの日>特別編―本から学ぶ左利き――2025年最新版

それでは、私<左利きライフ研究家>レフティやすおの
オススメ左利き本の2025年版を紹介してゆきましょう。


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【左利きライフ研究家】レフティやすおの選ぶ
オススメ「左利き」の本:2025(令和7)年最新版・ベスト5
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下段左から(1)『左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛』ピエール=ミシェル・ベルトラン/著 久保田 剛史/訳 白水社 2024/6/27
(2)『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN文庫 2022/5/16―2008年DOUJIN選書の増補文庫版
(3)『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16
上段左から(4)『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を 120%活かす方法』加藤俊徳/著 ダイヤモンド社 2021/9/29
(5)「できるかな絵本」シリーズ『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫 作・絵 岩崎書店‎ 2024/11/18)

■1. 2024年6月 日本語版翻訳出版
『左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛』
ピエール=ミシェル・ベルトラン/著 久保田 剛史/訳 白水社 2024/6/27

著者は、1962年生まれの左利きのフランス人で、『左利き事典』
(Dictionnaire des gauchers, Imago, 2004)という著書もあり、
《フランスでは在野の歴史家として知られ、左利きの歴史をテレビや
ラジオなどで解説することもある。》という、フランスの左利き研究家。

原書は2008年の第二版で、その翻訳となり、翻訳者も左利きとのこと。

ヨーロッパ、特にフランスでの左利き差別の歴史を中心に、
時に左利き容認の時代もあったという、差別と容認、迫害と称賛
(というよりは、私の感覚では“緩和”?)とを綴った著作です。

注釈が豊富で、そのいう意味で資料としてしっかりしている印象でした。

フランス中心ですが、欧米の左利きの歴史がよくわかる一冊です。
今までに知っていたことも、改めてその時代であったり、
詳細のあれこれであったり、うわべしか知らなかったことも、
より深く理解できたように思います。

さらに、左利きに関した著作など、もっと色々と邦訳されていない
(であろう)作品のことなども知ることができて、私の作っている
(まだまだいい加減なものではありますが)<左利き文化史年表>なども
さらに充実させられそうで、うれしく思っています。

*参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2024.7.3
新しい左利き本『左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛』
発売される
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/07/post-e66fa0.html


(画像:2021年から2024年にかけて出版された左利きの本および関連本(実用書をのぞく)――
上段左から(1)八田武志『左対右 きき手大研究』DOUJIN文庫 2008年DOUJIN選書の増補文庫版 (2,3)マーティン・ガードナー『新版 自然界における左と右』(上下)ちくま学芸文庫 2021年 1992年紀伊國屋書店版の文庫化再刊
下段左から(4)加藤俊徳1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』ダイヤモンド社 2021年 (5)本書『左利きの歴史』白水社 2024年 (6)大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』PHP新書 2023年)


■2. 2023年9月 出版
『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書 2023/9/16

「日本左利き協会」発起人・大路直哉さんの、左利きの社会学的研究書
『見えざる左手』(三五館 1998/10/1)以来、25年ぶりの新著。
左利き入門的な左利きの割合や成因などを簡単にまとめた上で、
日本における左利きの歴史における“迫害と称賛”というわけでは
ありませんが、差別の歴史と現状がいかに「右利き社会」であるか、
および左利きの才人偉人たちの左利きに関する話、
さらに、今後の左利き解放への在り方についても解説しています。

巻末に「左利きのためのサポートファイル」という情報もあり、
ここに、弊誌も紹介されています。

この本も各章末に注釈が豊富にあり、巻末には参考文献も掲載されていて、
基本となる情報がしっかりしているのが特徴でしょう。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』
9月16日発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-64dede.html
2023.9.20
大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)
買いました
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-78206b.html


■3. 2022年5月 増補文庫版出版
『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN文庫 2022/5/16

日本の左利き・利き手研究の第一人者・八田 武志さんの2008年刊
『左対右 きき手大研究』(DOJIN選書)の増補文庫版。1996年刊の前著
『左ききの神経心理学』以後の研究成果をもとにした、1996年刊の前著が
学術書的体裁だったのに比べ、どこからでも読める一般向けに書いた
というトピック本。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.22
利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』
増補版?文庫化4月22日発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/02/post-8e1d20.html

2022.5.19
利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』
加筆・文庫版発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/05/post-c45ad7.html

『左対右 きき手大研究』八田武志 化学同人(DOJIN選書 18) 2008/7/20


■4. 2021年9月 出版
『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を
 120%活かす方法』加藤俊徳/著 ダイヤモンド社 2021/9/29

著者は左利きの「脳内科医、医学博士」で、脳科学的な見地から左利きの
人の特性を描いて、左利きの人の優秀さを示します。左利きの人を応援
する、<左利きに特化した脳科学を応用した自己啓発本>といったもの。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-6a4985.html


■5. 2024年11月 出版
「できるかな絵本」シリーズ
『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫 作・絵 岩崎書店‎
2024/11/18

左手右手、左右対等・平等に同じ大きさの絵で扱い、お箸の持ち方を
教える絵本。十何年か前、左手箸を「直すべき持ち方」とする本が出て
いた時代からは信じられないほどの、うれしい大変化。

*参照:
第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」

2025.7.5
<親御さんへ>特別編―左右共存お箸持ち方絵本
『おはしをじょうずにもてるかな』-週刊ヒッキイ第689号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/07/post-1e32
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4957237300a94d9647a22df9ff910703


 ●オールタイム・ベスト「左利き」の本

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【左利きライフ研究家】レフティやすおの選ぶ
オールタイム・ベスト「左利き」の本・ベスト10
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◆1.『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房マンボウブックス
 1979(昭和54)

箱崎先生の左利きの著作第二弾。「左利き友の会」の解散の顛末なども
含めて、箱崎先生の左利きに関する活動のまとめ的な一冊。
この本を読んで、
「左利きである自分が間違っているのではなく、
 左利きを受け入れない社会の方が間違っているのだ」
と、左利きであることに自信と勇気を与えてくれた本でした。
私にとっては、いまでも大切な宝物のような一冊です。


◆2.『左ききの神経心理学』八田武志 医歯薬出版 1996(平成8)/12/6

2025年版オススメの左利きの本の3.『左対右 きき手大研究』で書名
のみ紹介しました八田さんの前著。左利きの研究専門書。20年余りにわた
って収集した左利き・利き手研究に関する文献と自らの研究をまとめた
もの。学術的な内容でちょっと難しいのですが、左利きや利き手・利き側
というものの性質を知る上で読んでおくべきかな、という一書です。1996
年刊と出版からかなり経っていますが、基本は理解できると思います。


◆3.『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路 直哉 三五館
1998/10/22

この本も、2025年版オススメ本の2.『左利きの言い分』でもふれて
いますが、日本での左利きの迫害の歴史や現状認識、将来への展望など、
社会的文化的な面での研究書。題名に「左利き」とないので損をした本。
巻末に、左利き筆法等の実用情報も。


◆4.『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・
フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版 2000(平成12)/6/1

左利きの私は今までに何冊かの左利きの本を読んできました。それらは、
医科学的研究書・解説書、精神科医や左利き自身による左利きを応援し
激励する本の二つに大別できるようです。本書は後者です。しかし今まで
の本とは少し違います。前半は、左利きを社会学的に考察した書
「見えざる左手」の著者で左利きの大路氏による、左利きの歴史と現状を
コンパクトにまとめた左利き入門書。そして後半は本書の目玉ともいう
べき、左利き用品を製作販売していた通販のフェリシモの担当者とその
購入者の声からなる、この右利き社会で少数派の左利きが生きていく上で
必要ないくつかの技術(左利き筆法、左利き編み物法、左利きギター奏法
)と、左利き生活を便利で豊かにする左利き用品(フェリシモ左利き用品
カタログ)を紹介する実用書です。左利きに勇気と希望と、実用的な知識
と技術を与える、まさに左利き必見必読必携の書です。


◆5.『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著
講談社ブルーバックス 2006/10/21

イギリスの利き手研究20年の権威による、左利き・利き手の研究を中心に、
左右に関する話題を含めた科学研究書。一部抄訳。「利き手と社会」
「左利きの苦悩」といった章を含み、左利きには興味深い本。


◆6.『左利きの人々 悲しくも笑える』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009/1/1

かつて週刊で発行された左利きメルマガ「レフティサーブ」の書籍化。
家庭で学校で街中でファッションで趣味で、と各項目ごとに1ページで
綴る、よくぞ集めた右利き仕様の社会における左利きの不便を紹介する
短文エッセイ集。こんなものも右利き用だったんだ? と気付かせられ、
<右利き社会>の現実を教えてくれます。


◆7.『神々の左手―世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト
‎ スタジオタッククリエイティブ 2009/6/1

「左利きの著名人/偉人」本。左利きの特徴(性格的・器質的な)を挙げ
て、それが成功の一因であるとして、ラムセス大王からホワイトハウスの
4人(原書発刊当時直近の米歴代大統領)まで、世界を動かしてきた
左利きの偉人たちの歴史を描く。歴史上の人物の場合、本当のところ、
その利き手を知るのは難しいのですが、どうなんでしょうか。


◆8.『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28

イギリスの左利き用品専門通販ANYTHING LEFT-HANDEDのオーナーで、自身
左利きで左利きの子を持つ母親でもある著者の経験に基づく、左利きの
子供のための教育保育ガイド。左利き用品の紹介、学校への要望など、
いかにしてまわりのものが左利きの子供たちに配慮し支援して、右利き
仕様偏重の社会に順応させていくか、その方法を様々な場面に応じて
解説。左利きの子を持つ親だけでなく、教育・保育関係者も必読。
一般の人にも読んで欲しい一冊。筆者が巻末資料作成に協力した本。
訳者も左利きで、左利きと右利きの子の母でもある。


◆9.『「左利き」は天才?―利き手をめぐる脳と進化の謎』デイヴィッド・
ウォルマン/著 梶山 あゆみ/訳 日本経済新聞社 2006.7

自身左利きの科学ジャーナリストが、左利きの謎に挑み世界を駆け巡る
サイエンス・ノンフィクション。著者自身も参加した、日本での左利き
ゴルフ大会や日本人研究者も登場。


◆10.『新版 自然界における左と右(上下)』マーティン・ガードナー/
著 坪井 忠二, 藤井 昭彦, 小島 弘/訳 ちくま学芸文庫 2021/1/9

1992/5/1刊の紀伊國屋書店版『新版 自然界における左と右』の文庫化。
上巻では「9 人のからだ」「10 少数派の左利き」という人体における
非対称(左利き)に関する章があり、「9 人のからだ」p.162 に、
日本の左利き事情として「左利き友の会」を主宰された箱崎総一先生や
麻丘めぐみさんのヒット曲「わたしの彼は左きき」の話などが登場。

(元の単行本)『新版 自然界における左と右』マルティン・ガードナー
坪井忠二・小島弘訳 紀伊國屋書店 1992/5/1(原著:1990年刊)

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―<国際左利きの日>50回記念特別編― 本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」と題して、今回は全紹介です。

本文でも書いていますように、今年2025(令和7)年の8月13日は、1976年の第一回から数えて50回目の「国際左利きの日」に当たります。

というわけで、このメルマガもその特別記念として、最近出版された左利き関連本を5冊取り上げてみました。

また、私のオールタイムベスト10冊も並べてみました。
ほかにも、歴史的に重要勝つ、今も読む価値あり、と思えそうな本もあります。
そちらはスペース的なこともあり割愛しました。

この機会に一冊でも手に取ってみて頂けたら、と思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
<国際左利きの日>50回記念特別編―本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025-週刊ヒッキイ第692号
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2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

2025-08-13 | 左利き
今年2025年の8月13日は、1976年の第一回から、50回目の8月13日<国際左利きの日>になります。
(詳細は、以下に↓)

 ・・・

毎年書き続けていることですが(継続は力、といいます)、
8月13日の<国際左利きの日>を日本語でGoogle検索しますと、
《イギリスにある「Left-Handers Club」という団体により、1992年に制定》といった結果が上位に登場します。
以前は上位10件すべてこの調子、ということもありました。

でも今年は違いました。
7番目にこういうのが出ていました。


8月13日は49回目の「国際左利きの日」INTERNATIONAL ...
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0c08203a44b3c0b279250570c69aa9d2

元の記事は、
「レフティやすおのお茶でっせ」版 2024.08.13
8月13日は49回目の「国際左利きの日」INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY――始まりは1976年アメリカ
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/08/post-2af44d.html


次に<左利きの日>で検索しますと、こっちは残念ながら大半が「1992年イギリス説」でした。

私の上記のブログ記事は、14番目でした。

8月13日「(国際)左利きの日」について調べるのなら、英語の<INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY>で、検索していただくのが一番です。
外国で始まった行事ですので。
イギリスにしろ、アメリカにしろ、英語の国ですので、英語で調べるのがベストでしょう。

もちろん、現役で頑張っているイギリスの「Left-handers Club」は偉大ですが、先駆者も忘れて欲しくはありません。


 ●イギリスの「Left-handers Club」からのメールには――「our first ~ 」

ついでに書いておきますと、今年8月3日に届いたイギリスの「Left-handers Club」からのメール「Lefthanders Day 2025 - Special Offers & more」には、
This August 13th, Anything Left Handed is celebrating 33 years since we launched our first Left Handers Day,
(筆者訳)この8月13日、エニシング・レフト・ハンデッドは、33年お祝いし続けています、私たちの最初の「レフトハンダーズ・デイ」を始めてから。
とあります。
続けて以下の商品を、8月1日から14日までの2週間「信じられない33%のディスカウント」で販売するとも、ありましたね。

ここで、明確に書かれていますように、「Anything Left Handed(エニシング・レフト・ハンデッド)」が、「our first Left Handers Day(私たちの最初のレフトハンダーズデイ)」を始めてから33年祝い続けている、ということです。
あくまでも「私たちの~」であって、何も「世界で最初に私たちが始めてから」と書いていない、という事実です。


 ●世界で最初の「レフトハンダーズ・デイ」

話を戻して、世界で最初の「レフトハンダーズ・デイ」について書いておきます。

昨年の上記記事から、そのまた前年(2023年)の文章を孫引きしておきます。


『レフティやすおのお茶でっせ』2023.8.12
8月13日国際左利きの日を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号
goo「新生活」版

--
 
英語の「International Lefthanders Day」
 「International Lefthander's Day」等で検索しますと現れます、
 英語版のWikipediaやその他の左利き系サイトには、

 (私の英語読解力に誤りなければ)
 1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカに開店した
 左利き用品店のオーナー、ご自身左利きである、
 ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、
 開店一周年を機に左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
 左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
 開店記念日にあたる<8月13日>を
 「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という
 記念日に制定したのです。

--

昨年の記事の写真も再掲しておきます(三番目は、今回新規に追加)。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)


(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン R. キャンベルによって設立された「Lefthanders International」発行の隔月刊の雑誌「Lefthander Magazine」から、チェアマンのキャンベルさん)


(画像:ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんがチェアマンを務めるアメリカの左利きの人の会「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」が発行していた左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」1995年7-8月号(JULY/AUGUST 1995)の「国際左利きの日」を祝う記事の一部――《"Some 20years ago"(約20年前)》の文字が見える)


来年は、この「goo」ブログ版の記事は消滅してしまいますので、どうなるかわかりません。

この記事なり、過去の私の記事なりが上位に入ってくることを祈っています。
っていうか、何年も前から言っている、たぶん日本における誤認識の元凶だと思われます、日本語版ウィキペディアの記述が改められれば済む問題、だと思うのですけれど。


ちなみに、左利きの本の類いで、この「国際左利きの日」の情報を正しく記述している日本人による著作は、私の知るところでは、

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16



『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト ポプラ社 2017/2/7



ぐらいでしょうか。

*参照:上記昨年の記事より
『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16
――旧著『見えざる左手』から二十数年、新たに「日本左利き協会」を設立された発起人の一人として、左利きの問題に取り組んだ著作。
 「国際左利き日」については、イギリス「Left-Handers Club」による活動を紹介する箇所の注に、始まりは1976年アメリカのキャンベルさんによると明記している。



 ●50回目の記念日

1976年の第一回から数えますと、今年はなんと50年、50回目となります。

50年記念といいましても、私は別になにもいたしませんけれど。
どなたが何かしていただければ、幸いです。

ちなみに、8月13日の「国際左利きの日」の行事で記憶に残っているのは、飲食店でお箸を右向き(⇒)に置く運動を続けておられた「レフチャス」という活動がありました。

2007年8月13日から始まり、2019年8月までは、Facebookに情報が残っています。
しかし「レフチャス」サイト(http://www.lefteous.jp/)は消えています。
2020年に始まったコロナ禍により外食産業や旅行業界は大きな被害を受けました。
「レフチャス」運動も被害を免れなかったようで残念なことです。

*参照:
LEFTEOUS - Facebook



『レフティやすおのお茶でっせ』の「レフチャス」過去記事
・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される
・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2
■ お箸を左右逆さまに置くイベント/お箸をいつもと反対に置くことで、左利きの人たちの感じる違和感を右利きの人たちに楽しんでもらうイベント》【レフチャスDAY2013】fecebookより

・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日
今年もやらせてもらいます!8月13日レフチャスの日。
今年は、「れふ茶す」!みなさんをレフチャスのお茶の世界へご招待します。
(略)お散歩がてら、マイノリティの気持ちを体験にいらっしゃいませんか?



 ●この一年に出版された<左利き関係の本>を紹介

最後に、この一年のうちに新たに出版された<左利き関係の本>を紹介しておわりにします。

「できるかな絵本」シリーズ
『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫 作・絵 岩崎書店‎ 2024/11/18


岩崎書店サイトより

おはしを じょうずに もてるかな


 
左ききも大丈夫!箸の持ち方がわかる絵本

 
おはしの正しい持ち方をわかりやすく、ていねいに伝えます。/
 右きき、左きき、どちらでもおはしをじょうずに持てるようになる、
 画期的な絵本!


右手例と左手例が対等に、同じ大きさで説明されています。
しかも、ちょっとお姉さんふうの「左手」さんが幼児ぽい「右手」ちゃんに教えるという設定になっています。
この点は、いつも嫌な思いをしてきた私のような左利きさんには、少しですが優越感のようなものを感じさせてくれて、ちょっと溜飲が下がるといったところでしょうか。

*参照:
メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」

ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.7.5
<親御さんへ>特別編―左右共存お箸持ち方絵本『おはしをじょうずにもてるかな』-週刊ヒッキイ第689号
goo「新生活」版



参照:ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』―過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事

・2024.8.13
8月13日は49回目の「国際左利きの日」INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY――始まりは1976年アメリカ
goo「新生活」版
・2023.8.12
8月13日国際左利きの日を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号
goo「新生活」版
・2022.8.13
2022年8月13日左利きの日INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY合併号-週刊ヒッキイ第624号
goo「新生活」版
メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
 第624号(No.624) 2022/8/13
 「2022年8月合併号―「8月13日は国際左利きの日」―」
・2021.8.12
8月13日「国際左利きの日」を前に、左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」創刊600号達成
goo「新生活」版
・2021.8.7
「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」-週刊ヒッキイ創刊600号記念号
goo「新生活」版
・2020.8.12
2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日
・2019.8.13
8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目
・2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど
・2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー!
・2016.9.1
8月13日は〈国際左利きの日〉特別編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第474,475,476号
・2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました
・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日
・2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日
・2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年
・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!
・2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5
・2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4
・2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3
・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2
・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!
・2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日”
・2011.8.13
国際“左利きの日”を迎えて&週刊ヒッキイ273号特別編「個人モデル」から「社会モデル」へ
・2010.8.21
今週の-週刊ヒッキイhikkii225名作の中の左利き(番外編)はさみ
・2010.8.14
今週の-週刊ヒッキイhikkii224《矯正/直す》表現に思う(5)前編
・2010.8.13
13日の金曜日はナント…左利きの日
・2009.8.22
今週の週刊ヒッキイ―第193号「<左利きプチ・アンケート>再版第33回」
・2008.8.13
33回目の8月13日国際左利きの日
・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される
・2006.8.13 
きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です
・2005.8.13 
今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY
・2004.8.13 
きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」
・2004.8.12 
明日8月13日は「左利きの日」


カテゴリ:8月13日国際左利きの日

カテゴリ:2月10日左利きグッズの日


--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

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7月25日、神戸新聞くらし欄に左利き用品オンラインストア「左ききの道具店」紹介される

2025-08-11 | 左利き
【1976年から、50回目の8月13日<国際左利きの日>をまえに】
(※末尾に詳細を↓ )

 ・・・

兵庫県の30年来の右利きの“支援者”である友人からの一報です。
(この方は、現在、聴覚障害者の支援を仕事にされています。
 筆者と知り合い、「左利き」という「少数派」の「社会的弱者」に接したことが、「社会的弱者」の存在に気付き、その支援者となる決心をするきっかけになったのかも……、と勝手に想像しています。)

 ・・・

神戸新聞7月25日(金)の“くらし”欄に、「左ききの道具店」(オンライン販売、岐阜県各務原市に実店舗)の店長・加藤礼(あや)さんが登場。
お店や左利き用品と共に紹介されていました。


左ききの道具店(https://hidari-kiki.jp/)


左利き、専用グッズで快適に》の見出しのもと、前説として
 左利きの人にとって、左利き用の使いやすい道具は重宝されるアイテム。そんな人向けに実用的でおしゃれな用品を扱う「左ききの道具店」(岐阜県各務原市)が人気を集めている。自身も左利きという店長の加藤礼(あや)さん(46)は「暮らしが快適になったり、料理や勉強などが少しでも楽しいものになったりすればうれしい」と笑みを浮かべる。
とあります。

次に《オンライン販売、岐阜に実店舗》と小見出しが出ています。
まずは、日本人の約一割は左利き、右利きを前提に製造された道具は多いが、左利き用は数もバリエーションも少ないという現状を紹介しています。
さらに、《左右兼用も》と小さく、《台所用品や文房具100種以上》と大きめの見出し。

内容は、
 昔は、左利きの子どもが親に右利きに強制されるケースが珍しくなかった。加藤さん自身も箸は右手に持てるように直したが、筆記はどうしても左手の方が書きやすく、変えられなかった。「隠れて左手で書いて、怒られたこともあった」
といいます。

この「お箸は右で筆記(書字)が左」というのは、筆者の経験からいいますと、非常に稀な例ではないか、と思います。
筆者の知る“どちらかのみ左右転換成功派”(元々左利きだけれど、○○は右使いになった)の人の場合、「お箸など食べるのは元々の左使いで、字は右使いに変わった」という人が多かったものです。
やはり食べるのは本能的な行動で早い時期から始まりますが、字を書くのはある程度年齢がいってから始まる教育的な行動です。
そのへんに原因があるのでは、と筆者は考えています。
「隠れて左手で書いて、怒られたこともあった」という経験は、本当に悲しいものです。
右利きの人でこういう経験をする人はまずいないでしょう。
上に紹介したお箸を変えられなかった人のなかには「隠れて弁当を食べていた」という人がいました。
これも悲しい経験でしょう。
筆者は、外食が苦手でした、人前で字を書くのも嫌なものでした。


さて、こうして加藤さんは、自身の経験や
買いたいと思える左利きの道具があまり見つからなかったことから、2018年に左利き御人のためのオンラインショップをオープン
しました。
加藤さん自身が使って良かったという製品や、
品質やデザインが良い100種類以上を販売している

2023年に実店舗での営業も始めましたが、月に4、5回程度の不定期とのこと。
「みんなが使いやすければそれがベスト」
という加藤さんのお考えで、
左利き、右利きどちらでも使いやすい商品も積極的に取り扱っている
という方針のようです。

この点ですが、左右性のある道具類では、左用が絶対必要です。
例えばハサミや片刃の刃物類、料理道具ではフライ返し(ターナー)、バターナイフなど。
しかし、左右性のない道具、例えばお箸などは絵柄さえ横配置でなければ、どちらでも使えます。
スプーンなどの左右対称の道具類は、そのままで右手左手に関係なく使えます。
(ただし、へんに角度をつけた右手用のようなスプーンも時にはありますが。)

そういう観点から「何が何でも左利き専用」と力み返ると、かえって消費者に優しくない価格になってしまうケースもあります。
どうしても譲れない部分と譲り合える部分をうまく調整することが重要でしょう。

このお店特有の「左右兼用の商品」例として、初期に発売されていたシロクマさんの「左右兼用オリジナルクリアファイル」というのがありました。
切り欠き部分が左右にあり(位置が上下にずらしてある)、どちらからでも利用できるというものでした。


(画像:シロクマの左右兼用「左ききの道具店」オリジナル・クリア・ファイル)

「左利き専用の商品」例として、このお店オリジナルの商品の一つとして有名な「左利き用の手帳」があります。

この新聞紙上では、「左利き用の手帳」や左右どちらでも使いやすいレードルや左利き用のフライ返し等が写真で紹介されていました。


この「左利き用の手帳」は、初めはクラウドファンディングで製作されたと記憶しています。
新規に左利き用の商品を開発するというのは、メーカーさんにとっても冒険のようで、左利きのユーザーの意見は通りにくいものです。

左利き用品店の場合、どうしても取り扱う商品の性質上、一般人のお客様にとって消耗品ではないものが多く、どうしても一回ポッキリの購入が多くなります。
経営上、左利きという限られたユーザーが顧客となりますので、常に新鮮な商品の確保というのが、ポイントになると思われます。

新商品に果敢に挑戦する姿勢は、これからも大事にしていただきたいものです。
また、私たち左利きのユーザーも、メーカーさんや販売店さんの心意気をむだにしないように、できる範囲で協力したいものです。

このお店も、8月13日の<国際左利きの日>にオープンだった、と記憶しています。
今年もその記念日が近づいています。
この機会に大いにお店の存在と商品のあれこれを大いにアピールしてほしいものです。

(ちなみに、『左ききのブログ』の「みんなで祝おう! 8月13日は「左利きの日」」の説明に誤りがあります。訂正をお願い致します。
 詳細は↓に書いております。)

今後もかわらず、新商品の開発や世界中からの発掘、そして第一に永年継続しつづける安定経営を期待しています。

世界的に見ましても、左利き用品のお店というのは、かつて結構ありました。
1990年代の半ば過ぎぐらいが一つのピークだったかも知れません。
当時筆者が定期購読していたイギリスの左利きの会「Left-Handers Club」の雑誌「The Left-hander」のなかで世界各地の支店? の紹介が出ていたものがありました。
その後、こういうお話は出なくなり、たぶんその多くが閉店されたのではないか、と考えています。
海外旅行者の間でもあそこにあった、ここにあったといった情報が飛び交っていたものでしたが、いつしか聞かなくなりました。
それらも、たぶん閉店の憂き目に遭ったということではないか、と考えています。
どうしても左利き用品店の場合、主だった製品がお客さまに一巡してしまいますとリピーターではなくなってしまう、という事情があるのではないでしょうか。


「左ききの道具店」さんの今後の方向性として、できれば文具や調理道具といった生活用品のみならず、もっと広く「趣味」の世界の道具類にも領域を広げてもらえれば、うれしく思います。
今、筆者は、楽器類の左用について、メルマガで可能性を探っています。
そういう展開も考えてもらえればいいなあ、という思いがあります。
例えば、子供用の鍵盤ハーモニカのような商品を!

 ・・・

「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)の始まり――
1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカの左利き用品店のオーナーで自身左利きである、
ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、開店一周年を機に、
左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日にあたる<8月13日>を「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という記念日に制定し、行事を開催した。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)

(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン R. キャンベルによって設立された「Lefthanders International」発行の隔月刊の雑誌「Lefthander Magazine」から、チェアマンのキャンベルさん)

(画像:ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんがチェアマンを務めるアメリカの左利きの人の会「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」が発行していた左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」1995年7-8月号(JULY/AUGUST 1995)の「国際左利きの日」を祝う記事の一部――《"Some 20years ago"(約20年前)》の文字が見える)

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
--
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">7月25日、神戸新聞くらし欄に左利き用品オンラインストア「左ききの道具店」紹介される

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7月12日、元SKE48須田亜香里さんのドラゴンズ戦サウスポー始球式

2025-08-10 | 左利き
【1976年から、50回目の8月13日<国際左利きの日>をまえに】
(※末尾に詳細を↓ )

 ・・・

(左利きの芸能人等による<サウスポー始球式>の拾遺です。)

脚がピン!元SKE48・須田亜香里が衝撃始球式 白ミニスカ姿で豪快脚上げにバンテリンDどよめき 見事ノーバンに飛び跳ねガッツポーズ
によりますと、
名古屋出身の元SKE48須田亜香里さんが、7月12日のバンテリンドームで行われた「中日-広島」戦で始球式に登場。
中日のユニホームに白のミニスカート姿でピンと脚を伸ばしての豪快フォームで観客を沸かせて、ボールは見事ノーバウンド、とのこと。

(画像:始球式に登場した須田亜香里(撮影・市尻達拡)((C)デイリースポーツ))







「ネオドラちゃんねる」のYouTube
元SKE48の須田亜香里による始球式!!足を大きく上げた投球に会場から驚きの声が上がる!(2025/7/12)


*【過去の<サウスポー始球式>】:
・2025.8.1
7月31日、二宮和也さんがガンホー協賛ロッテ戦でサウスポー始球式

・2024.8.16左利きの鈴木福くん、大好きな広島カープでマエケン体操から入ったサウスポー始球式
「新生活」版
・2024.8.48月1日「日本ハム-オリックス」戦でGACKTさんサウスポー始球式
「新生活」版
・2024.4.8元卓球女子五輪メダリスト石川佳純さんがサウスポー始球式
「新生活」版
・2023.9.3西武ライオンズファンの乃木坂46向井葉月さんが左腕で初始球式
「新生活」版
・2022.5.18サウスポー始球式二連発(1)5月14日玉木宏(2)5月15日新川優愛、プロ野球西武-楽天戦で始球式
「新生活」版
・2022.3.21サウスポー“スーパーガール”桃月なしこが始球式で左腕から大暴投
「新生活」版
・2021.11.22左利きの女優・吉高由里子さんが4年ぶりプロ野球日本シリーズ第2戦でサウスポー始球式
「新生活」版
・2021.4.2
左利きの女優・森七菜さんのサウスポー始球式
「新生活」版
・2018.4.19
地元アイドルNegiccoのKaedeさんが左投げで新潟知事の代役始球式
「新生活」版
・2017.10.30
吉高由里子がサウスポーで伸びやか始球式 日本シリーズ第2戦
・2017.6.15
左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…
・2017.5.26
サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんの左利き始球式
・2017.5.7
女優の松井愛莉さんがサウスポー始球式
・2017.5.2
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式
・2016.8.17
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式
・2016.7.23
左利きの女優すみれさん左腕で始球式
・2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ
・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き
・2016.3.7
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2014.8.6 右利きの石原さとみさんの左投げ(撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。)
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き
・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式
・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

*【カテゴリ:<サウスポー始球式>

※「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)の始まり――
1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカの左利き用品店のオーナーで自身左利きである、
ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、開店一周年を機に、
左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日にあたる<8月13日>を「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という記念日に制定し、行事を開催した。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)


(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン・R・キャンベルさんによって設立された「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」発行の左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」から、チェアマンのキャンベルさん)


(画像:ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんがチェアマンを務めるアメリカの左利きの人の会「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」が発行していた左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」1995年7-8月号(JULY/AUGUST 1995)の「国際左利きの日」を祝う記事の一部――《"Some 20years ago"(約20年前)》の文字が見える)

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">7月12日、元SKE48須田亜香里さんのドラゴンズ戦サウスポー始球式

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週刊ヒッキイ第691号-楽器における左利きの世界(33)まつのじんさんのご意見(2)右手と左手

2025-08-08 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】

第691号(Vol.21 no.12/No.691) 2025/8/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(33)
過去のブ左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える(2)右手と左手・他」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第691号(Vol.21 no.12/No.691) 2025/8/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(33)
過去のブ左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える(2)右手と左手・他」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前々回、過去6回に渡ってご紹介しました、
 左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
 左利きに関するサイト、エッセイ集の左利きに関する文章をヒントに、
 私なりに左利きにおける楽器の演奏について考えようという企画の下、
 私自身の「うれしかった情報」について書きました。
 今回は、その二回目です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  左利きのヴァイオリニスト・まつのじん(松野迅)さんの
   ご意見から考える(2)右手と左手・他

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●まつのじん(松野仁)さんの左利きエッセイ

まつのじん(松野仁)さんの本とサイトの左利きエッセイは下のとおり


著作:
『すみれのスミレの花かご ヴァイオリンのある喫茶室』松野迅
 未來社 1992/1/1

a.「II マイ・プライベート・ライフ」<涙のひだりきき>


第676号(Vol.20 no.21/No.676) 2024/12/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(27)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(2)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.12.07
週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/12/post-55f0a7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b193894c6d7a3499fa16569f8282e7a

サイト:
 まつのじんのエッセイ&書評 Essays(Japanese)
b.「ゴーシュからの左右考」2019年7月27日
http://mjin.m1001.coreserver.jp/2019/07/27/%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e5%b7%a6%e5%8f%b3%e8%80%83/


第674号(Vol.20 no.19/No.674) 2024/11/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(26)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(1)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.11.02
週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/11/post-9afc9f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c61c87eab970c035e076d6c9e5e0876d

c.「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
(2019年8月13日)
http://mjin.m1001.coreserver.jp/%e3%83%92%e3%83%80%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88/


 ●利き手は、「好み」と「巧みさ」

b.「ゴーシュからの左右考」から――

 《わたくし、まつのじんは、
  幼い頃からヴァイオリンを演奏してまいりました。
  楽器(Violin)を左手に、弓(Bow)を右手に持って演奏しています。
  (略)
  幸せなことに私は左利きで、同時に「左手利き」です。
  ヴァイオリンを演奏する際、私の右手が持つ弓はなかなか思い通りに
  動いてはくれません。私はそれもひとつの個性と捉えながら、
  今もなお楽しく、時に厳しくつきあっています。》


「左手利き」なので、

 《私の右手が持つ弓はなかなか思い通りに動いてはくれません。》

といいます。

当然といえば当然のことでしょう。
だって、「左手利き」なんだもん! です。

利き手というものには、二つの性質があります。
一つは「好み」といわれるもの。
もう一つは「巧みさ」です。

「好み」というのは、
特に理由はない(理由は利き手だから、です!)のですが、
「つい使ってしまう側の手」ということです。

「巧みさ」は、説明の必要はないでしょう。

で、この二つの性質を鑑みて、先のまつのさんの言葉がいかに当然か、
は分かりますよね。

利き手ではない右手が思い通り動いてくれない、当然のことでしょう。


 ●「まつのじん稽古場」

このあと、

 《「まつのじん稽古場」には、左(手)利きの方々が
  自然に参集しています。》

とあります。

これも当然のことでしょう。

 《楽器や社会、そして人間関係と向き合う中で、各々が悩みと苦闘の
  体験の末に出逢った、かけがえのない接点を持っているのです。》

同じ悩みを共有できる「仲間」「同志」なのですから。

私にもこれだけの師匠がいれば、もっと活躍できたのでしょうけれど、
残念ながら、出会う機会がありませんでした。

今ならいろんなSNSなどでつながりを持つ機会がありますけれど。
昔は今のように知らない人同士で出会う機会が少なかったのです。

左利きは「組織化されていない数少ない少数派」といった言い方を
されます。
しかし、それはあくまでも、漠とした共通性のない現場でのことです。

「まつのじん稽古場」のような親密な集団が生まれるケースは、
実際の仕事上の困難さによるのでしょう。
音楽家、なかでもヴァイオリニストのような人々は、
非常に限られた職人さんというイメージですので、
そういう特殊な職業の場合には、また違うのかも知れません。

次に紹介します、まつのさんの著作にこうあります。

 《 左利き特有の演奏上の苦労は、本当は左利き同士でないと
  分かり合えないだろうと思う。》

 《 人知れぬ苦労を
  胸にしまって、左利きは成長していくのだ。》p.100


 ●左利きのままで育つ

a.『すみれのスミレの花かご』
「II マイ・プライベート・ライフ」<涙のひだりきき>から――

 《 小学校に入る前から、僕は左利きだった。文字を書くのも、
  絵を描くのも、箸を持つのも左である。それで、
  不自由を感じたことは、子供の頃はただの一度もなかった。
   しかし、いろんな人から言われて戸惑った記憶はある。
  「お箸を持つ手が右手で、お茶碗を持つのが左手でしょ」。
  その度に、ずいぶん困ったのである。》p.96

子供の頃から「左利き」で、
字も箸もという典型的な「左利き」だったようです。
「右と左」の混乱は、左利きの子供によくある悩みですね。

左利きの子にとっての最初で最大の危機というものがあります。
それは、左利きの「矯正」(右手使いへの転換させられること)、
もしくは「強制」です。

 《さいわい、僕には誰も、そんな強制はしなかった。》

これはよかったですね、と私は思います。
人間として当然のことなのですけれど、自然なままで育つのが一番です。

「社会がこうだから~」云々ではなく、自分本位でいいのです。

だって、右利きの人はそういう風に育っているわけじゃないですか。
それで誰も「アカン!」とか、何もいわないわけですから。

右利きが右利きのままでいいのなら、
左利きも左利きのままでなぜいけないのでしょうか?


 ●右利き社会の実態と左利き

 《左利きの人間は、右利きの人が気づかないところで、
  右利き社会のギャップとたたかいながら、
  さまざまな不便さを味わっているのである。》p.97

例として、よくあることですが、ハサミがあげられています。
まつのさんは、左手ではなく右手で使うそうです。

こういう人も多いようです。
子供なりの知恵なのでしょう。

通常のハサミは右手用ですので、右手用なので右手で使う、というのは、
当然のことなのでしょうけれど、私には思いつかないことでした。


ヴァイオリンもまた右利き用なので、左利きとの関係は?

 《 じつは、関係がないどころか、大ありなのである。
  ヴァイオリンをはじめ、すべての楽器の演奏が、右利きに適した
  構造になっている。とりわけ弦楽器は、
  左手で弦を押さえるだけでは音は出ない仕掛けになっている。
  弓で弾いたり、弦をはじいたり……、
  つまり右手が音を出す手段となっているのである。》p.99

音を出すのが、音楽の基本です。
“音を楽しむ”と書くぐらいですから。

そして、“音を楽しむ”のは心の作用です。
私の持論は、いつもいいますように、「利き手は心につながっている」。
すなわち心の作用を演じるのは、利き手です。

「利き手で音を出せない楽器」=「楽器ではない」
といっても過言ではない、というのが私の考えになります。


左手の動きと右手の動きについては、こうあります。

 《 ヴァイオリン演奏は、左手が細かく動くので、右手より左手の
  ほうがむずかしいように見えるのだが、じつは逆なのだ。》p.99

 《 右手、つまりヴァイオリニストにとっては弓を持つ手の方が、
  音量、奏法ともにむずかしいのである。だから右利きの人なら、
  何も考えなくてもできるテクニックが、左利きの僕らには、
  ときに非常に困難なものになったりもする。》p.99

右利きの人なら《考えなくても》勝手にできてしまう演奏テクニックが、
左利きの人には難しい、といいます。

なるほど、ですね。
この《考えなくても》という点がポイントです。

自然にできてしまう、これが利き手の不思議なのです!

 《 その代わり、左手のビブラートなどの、細かい音色の変化を
  表現することなどでは、何の不自由も感じないのである。》

このへんが、
「“左手の方が難しいから”左利きの人でも右利き用でいいのだ」
といった右利きの人の発言につながってきます。

しかし、何度も言いますが、音を出す方の手が本来の主役です!

左手でいかに巧みに弦を押さえて見せても、音は鳴りません。
巧みに弓を弾いてこそ、音が出て、名演奏ともなるのです。


 ●左用のヴァイオリンとその演奏へのまつのさんの感想

ヴァイオリンにも、左用に作り替えた楽器がある、といいます。

 《 弦を左右張り替えたり、内部の魂柱(こんちゅう)(表板と裏板を
  つなぐ柱。これによって音の振幅を広げる)やバスバー(力木=
  低音を響かせるために表板の裏につけられた板)をチェンジしたり
  しなければならないそうだ。/ でも、そのために名器を改造した、
  などという勇ましい話は聞いたことがない。》p.100

こういう事情もあってか、「名器を弾きたければ右利きで」といった
「迷言?」が出て来るのでしょうか。

名器といっても、所詮は人間が作ったもの、
今後はどうなるのかわかりません。

ストラディヴァリウスも、世界中で数百台とか。
いってみれば、メジャーリーグのレギュラー選手の数ぐらいでしょうか。
日本のプロ野球選手にも、
メジャー級の選手もいるのではないでしょうか。
メジャーだけがメジャー級ではないはずです。
さらに、準メジャー級といえる選手も、当然いるでしょう。

名器だけが名器ではないのでは?
少なくともストラディヴァリウスだけが名器ではないでしょう。

どこかのだれかのお言葉ではありませんが、「二番じゃダメなんですか」
ならぬ「名器でなくちゃダメなんですか?」みたいな。

もちろん、実力があれば試してみたいと思うのが人情です。
でも「オレが名器を作る」ぐらいの意気込みではダメなのでしょうか。

名器を上回るほどの左弾きの名手になる、というのでは?

そして、
ドイツの楽団の中に左利き用のヴァイオリンで演奏している人を見た、
まつのさんの感想です。

 《(隣りの人と弓がぶつからないかなぁ?)などと、余計な心配ばかり
  しながら、演奏を聴いたのを覚えている。》p.101

このへんは、事情を知っているゆえの心配ごとなのでしょう。
それで演奏を聞くのに身が入らない、ということはあるかも知れません。

右利きの人たちも、そういう余計な“雑音”に気を取られてしまう、
ということはあるかも知れませんね。
だから、(右利きとは違う“異端”? の存在の「左利き」は)嫌だと。

 ・・・

――次回は、c.「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
から、主に「左利きヴァイオリニストあるある」についてのご意見を
みてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(33)左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんのご意見から考える(2)右手と左手・他」と題して、今回は全紹介です。

左利きのまつのじんさんの左利きエッセイから、左弾きのヴァイオリニストとしての左利きに関する専門的なご意見を、<左利きライフ研究家>としての左利きの観点から改めて紹介しています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ヒッキイ第691号-楽器における左利きの世界(32)まつのじんさんのご意見(2)右手と左手
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7月31日、二宮和也さんがガンホー協賛ロッテ戦でサウスポー始球式

2025-08-06 | 左利き
【1976年から、50回目の8月13日<国際左利きの日>をまえに】
(※末尾に詳細を↓ )

久しぶりに、<サウスポー始球式>です。

7月31日、東京ドームで行われた、ロッテ―楽天16回戦のファーストピッチセレモニーに二宮和也さんが登場しました。

二宮和也 お見事!ノーバン投球に超満員の東京D大歓声“虹色球”&背番号「23」 自己採点「100点」

「ノーバン始球式」二宮和也が感動、25歳ドラ1からの〝たった一言〟に「こんな嬉しい事…」
によりますと、
《ロッテはガンホー・オンライン・エンターテインメントの冠協賛試合「ガンホースペシャルナイター」を開催。ガンホーのスマホゲーム「パズドラ」のイメージキャラクターを務め、CMに出演中の二宮が始球式を行った。》
見事ノーバン投球だったといいます。

(画像:<ロ・楽(16)>ファーストピッチセレモニーに登場した二宮和也(撮影・長久保 豊))




(画像:ロッテ対楽天 ファーストピッチで投球する二宮和也(撮影・鈴木みどり))



*【過去の「二宮和也」さんの左利き記事】:
・2015.06.11
『嵐にしやがれ』次回予告「左利きの大変さのニノ」のこと
・2015.06.14
『嵐にしやがれ』「左利きの大変さのニノ」のことpart2


*【過去の<サウスポー始球式>】:
・2024.8.16左利きの鈴木福くん、大好きな広島カープでマエケン体操から入ったサウスポー始球式
「新生活」版
・2024.8.48月1日「日本ハム-オリックス」戦でGACKTさんサウスポー始球式
「新生活」版
・2024.4.8元卓球女子五輪メダリスト石川佳純さんがサウスポー始球式
「新生活」版
・2023.9.3西武ライオンズファンの乃木坂46向井葉月さんが左腕で初始球式
「新生活」版
・2022.5.18サウスポー始球式二連発(1)5月14日玉木宏(2)5月15日新川優愛、プロ野球西武-楽天戦で始球式
「新生活」版
・2022.3.21サウスポー“スーパーガール”桃月なしこが始球式で左腕から大暴投
「新生活」版
・2021.11.22左利きの女優・吉高由里子さんが4年ぶりプロ野球日本シリーズ第2戦でサウスポー始球式
「新生活」版
・2021.4.2
左利きの女優・森七菜さんのサウスポー始球式
「新生活」版
・2018.4.19
地元アイドルNegiccoのKaedeさんが左投げで新潟知事の代役始球式
「新生活」版
・2017.10.30
吉高由里子がサウスポーで伸びやか始球式 日本シリーズ第2戦
・2017.6.15
左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…
・2017.5.26
サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんの左利き始球式
・2017.5.7
女優の松井愛莉さんがサウスポー始球式
・2017.5.2
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式
・2016.8.17
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式
・2016.7.23
左利きの女優すみれさん左腕で始球式
・2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ
・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き
・2016.3.7
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2014.8.6 右利きの石原さとみさんの左投げ(撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。)
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き
・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式
・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

*【カテゴリ:<サウスポー始球式>


※「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)の始まり――
1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカの左利き用品店のオーナーで自身左利きである、
ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、開店一周年を機に、
左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日にあたる<8月13日>を「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という記念日に制定し、行事を開催した。


(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)

(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン R. キャンベルによって設立された「Lefthanders International」発行の隔月刊の雑誌「Lefthander Magazine」から、チェアマンのキャンベルさん)

(画像:ディーン・R・キャンベル(Dean R. Campbell)さんがチェアマンを務めるアメリカの左利きの人の会「レフトハンダーズ・インターナショナル(Lefthanders International)」が発行していた左利きの人のための隔月刊の雑誌「レフトハンダー・マガジン(Lefthander Magazine)」1995年7-8月号(JULY/AUGUST 1995)の「国際左利きの日」を祝う記事の一部――《"Some 20years ago"(約20年前)》の文字が見える)

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
7月31日、二宮和也さんがガンホー協賛ロッテ戦でサウスポー始球式
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『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

2025-07-24 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
(『まぐまぐ!』 )
【最新号・告知】

第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
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 第657号(No.657) 2024/1/20 以来の 
 「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
 レフティやすおの左利き自分史年表」です。

 前回は、「左利き自分史年表」1991(平成3)-1994(平成6)春まで、
 「紙の時代」第一期として『ひだりぐみ通信』の時代を紹介しました。

 左手用カメラを入手、そのフィット感から左利き用品に目覚め、
 「左利きの人は、自分の身体に合った左利き用の道具を使うべきだ」
 という考えをまわりの左利きの人たちに伝えるべく、
 紙による発信を始めたのが、紙の活動の時代でした。

 今回は、1994(平成6)春以後、夏以降の「紙の時代」の第二期として、
 いよいよ季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の時代に突入です。

 先月までは、その『LL(レフティーズ・ライフ)』そのものを紹介
 してきました。ここでは年表として組み込んでいきます。


――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」――

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照してください。

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―
紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/01/post-36d5d0.html


 今回は、第四回の「1994(平成6)春」の分を付加しておきます。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。

*(参照)<左利きミステリ>

■第4回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」1900年代
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/131b4f7933014dcedf057c75702ff28e

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2023(令和5)年4月15日号(No.340)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-5b4e1e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d0e3f19af79760633cbcc87cac454f96

■第5回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第666号(Vol.20 no.11/No.666) 2024/6/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論185-<左利きミステリ>第5回 海外編
(前編)<ホームズ以前>紀元前から19世紀末まで」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.6.15
[コラボ]私の読書論185-
<左利きミステリ>第5回海外編(前)ホームズ以前-週刊ヒッキイ第666号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/06/post-d87703.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d7779b9ff44e6ebb34960bcf9883dd82

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2024(令和6)年6月15日号(vol.17 no.11/No.368)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論186-<左利きミステリ>第5回 海外編
(後編)<ホームズ以後>19世紀末以降」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.6.15
[コラボ]私の読書論186-
<左利きミステリ>第5回海外編(後)ホームズ以後--楽しい読書368号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/06/post-47adad.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3f2d372ae2e8a3073e2e853317ca3c76

■第6回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.15
[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-d8dc24.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/04302ce47c2cbca53937e7490e74f91e

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年2月15日号(vol.18 no.2/No.382)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(後編)再発掘作」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.15
[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(後)再発掘作-楽しい読書382号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-4c221d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ebac165aacd639b4e357741dc40953b6


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
  <レフティやすおの左利き自分史年表>(5)
 
  1994(平成6)-1995(平成7)6(春) ―紙の時代(2)
  『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 ●「1994(平成6)-1995(平成7)6(春)―紙の時代(2)『LL』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」

*(参照)――<紙の時代>

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・
紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある


--------------------------------------------------------------------
「1994(平成6)-1995(平成7)年6(春) 
  ―紙の時代(2)『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」
--------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

====================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
====================================================================

1994(平成6)40歳

1/1『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン/著
 石山鈴子訳 文藝春秋 1994/1/1




――出版社のセンセーショナルな宣伝の結果、左利きの人は右利きの人より
 9歳寿命が短いという「左利き短命説」で有名になった本。統計の処理に
 問題があると言われけなされたり、左利きの人から嫌われることが多いの
 ですが、著者の言いたいことは、左利きの人たちが、右利き社会のなかで
 右利き用の道具を左使いすることの危険性について警鐘を鳴らし、左利き
 の人たちに結束して、左利き用品の普及と社会変革を促すように助言する
 内容の書。右利き社会に生きる左利きの危険性を訴える左利き応援本。

1/21『ひだりぐみ通信』「創刊3号」発行

1/(テニス)伊達公子WTAランキングトップ10入り(9位)
――NSWオープンで海外ツアー初優勝。オーストラリアンオープンで初の
 四大大会ベスト4。左利きだが、子供のとき見よう見まねで始めたため
 右手打ちになったという話を聞いたことがある。

2/ “Lefthanders International”より左利き用品を購入
――1991(平成3)年発行の『モノ・マガジン』左利き特集号(1991年4月2日
 号 No.188)で紹介されていた、アメリカ、カンザス州トピカに本部を
 置く、左利きの会“Lefthanders International”入会後、送ってもらっ
 ていた隔月刊の会誌「LEFTHANDER MAGAZINE」の通信販売コーナーに紹介
 されていた左手・左利き用品を購入(子供用ハサミ2点、逆立ちしない
 “Lefthanders International”のロゴ入り消しゴム付鉛筆、左利き電卓
 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731(手のひらに入るもので、右手
 で持ち、左手でキーを打つ)、左利き用フォルダー(右に開くと左側に
 用紙が配置されている)。

3/1『ひだりぐみ通信』「創刊4号」発行

3/『モノ・マガジン』(ワールド・フォト・プレス)で、
「左利き生活向上委員会」というコラム(隔号連載)開始

――左利きの編集者A・K氏による文字通り、左利きの人の生活の質を向上
 させられるような新たな左手・左利き用品を探し出そう、という内容の
 コラムです。同志を見つけたという思いから、ここに「LL」を送る。

4/「Anything Left-Handed」の通信販売で左利き用品を購入
――『週刊プレイボーイ』1993年12月21・28日号の特集記事<「個人輸入
 作戦」、いよいよ出動! 海外28店アドレス付き>で、イギリスの左利き
 用品専門店「Anything Left-Handed」の存在を知り、左利きの子供向け
 缶ペンケース入り文具セット(子供用ハサミ、15センチ定規、万年筆、
 シャープペンシル、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、スペアインク、レフト
 ハンダーズ・クラブのバッジ)、パーカー万年筆左利き用、30センチ
 定規、ドイツ製手回し鉛筆削り、などを購入し、顧客が参加できる
 「Left-handers Club」の会員になる。会員向け雑誌「The Left-hander」
 を「No.16」から定期購読。(1997年10月No.27まで、LHIの場合と同様
 英語力の欠如からコミュニケーションが取れず立ち消えに。のちにこの
 小冊子no.20で“LHC of JAPAN”として当時私が活動していた紙の季刊誌
 「Lefties Life(LL)」および私の活動が紹介される。)

*参照:
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2018.8.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/08/816anything-lef.html


夏/季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』創刊
(1996年秋・第10号まで季刊、1997(平成9)年夏号 終刊号)
LL1 1994(平成6)年 夏号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―右利き社会を是正する
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その1 Left-handed tools & goods―筆記具・定規・はさみ
・私のお気に入り左利き用品 ベストテン
――新たに手に入れた左利き用の商品紹介だけでなく、左利きについて語り
 たいこともあり、はがきサイズでは多くを伝えられないと思い、もう少し
 分量のある小冊子を出すことにしました。とは言え、仕事が忙しく休みも
 少なく、時間的に難しく、季刊誌に落ち着きました。ワープロ原稿を切り
 貼りし、コピーしたものをホッチキスでとめた手作り感満載の小冊子。



*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」


8/21 『ひだりぐみ通信』「第5号―特別編―」発行
――左利きアンケート編(1.ハンディズム(利き手差別)イメージ調査
  2.利き手・利き足・利き眼・利き耳調査 3.左利きで困ったことは?
  ・嫌なことは?・不利なことは?・右利き社会と思うか?・新しい
  習い事を始めるときは?(a.何も考えず左手で、b.手本が右手なら
  右手で、c.手本が右手なら頭の中で左右を入れ換えて左手で)

9?/ 岐阜県関市の川嶋工業(株)、調理用品<愛妻専科>シリーズで
左利き用11点を発売。高齢者用も同時発売。

(「産経新聞」平成6年9月27日(火)、記事掲載)



*参照:『左組通信』第11号(愛妻専科 左きき調理用品紹介号)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6bee2c2cc9d5fd9c8b63de8a5bb9af9e



10/『モノ・マガジン』1994年11月2日号(NO.278)、編集部
A・K氏の左利きコラム「左利き生活向上委員会」に「LL」紹介される
――同志を見つけたという思いから「LL」を送っていたら紹介される。
 これが私の「国内」メディアでのデビューということになります。




(画像:『モノ・マガジン』1994年11月2日号(NO.278)に掲載された編集部A・K氏の左利きコラム「左利き生活向上委員会」の記事)

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第2号
LL2 1994(平成6)年秋号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―左右共用の製品を
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その2―はさみ

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2024.3.16
『左組通信』復活計画(28)『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次
-週刊ヒッキイ第660号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/03/post-4ddd3a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d31a2f5c2182c628280422c8cfa8e866


11/1『【右】の不思議?【左】のナゾ! おもしろショックの
隠れた法則』不思議データ調査室編 青春出版社 青春BEST文庫 1994/11/1

――左右にまつわる雑学本。


冬/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第3号
LL3 1994-95(平成6-7)年冬号 A5版4ページ
・前説 The Compliments of the New Year
新年明けましておめでとうございます。
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―鍋を囲む
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その1
 Words & Phrases―小学館『国語大辞典』より
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その3―はさみ(つづき)
・よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!
―いろんな用途のはさみ
・左利きの本だなぁ その1 お勉強編
 The Books on the Left-handedness―
 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.4.20
『左組通信』復活計画(29)『LL』復刻(2)LL3-週刊ヒッキイ第662号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/04/post-26b0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c44afca336774c5604749e1af1962327


--(1995 平成7)41歳

1/17(火曜日)5時46分 (日本時間)阪神・淡路大震災起きる
――淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の大地震。
大阪のほうは震度4でほぼ無事。早朝からの大きな揺れに飛び起き、
タンスを押さえたが、我が家の被害は屋根瓦が一部ずれただけだった。

春/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第4号
LL4 1995(平成7)年 春号 A5版8ページ
・前説 The Compliments of the Spring Issue 発信し続けること
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
  レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
 (1)私のいちばん嫌(いや)~なことば――
  「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
 (2)「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように
≪スタート! 新学期≫子供用品特集
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4〔子供用左利き用品の紹介〕―
  文具(はさみ・鉛筆・鉛筆削り・定規・缶ペンケース入り文具セット)、
  野球/ソフトボール用グラブ・ヘルメット・手袋
〔手を使い分けよう〕
 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店より
〔左利きの子供に対する接し方〕
 箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房より

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.5.18
『左組通信』復活計画(30)『LL』復刻(3)LL4 1995年春号
-週刊ヒッキイ第664号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/05/post-4ee9c2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/95b09d26c72d1aca35574e10b700d653


4/3 斎藤茂太さんに『LL』第5号で著者『左ききの人はなぜ
才能があるのか―左ききの性格分析』を紹介すると報告したところ、お葉書
をいただく

4/30『左手のシンボリズム: わが国宗教文化に見る左手・左足・
左肩の習俗の構造とその意味』松永 和人/著 九州大学出版会 1995/4/30


――副題にもありますように、日本の宗教文化に見る左右の研究。
(新版)『左手のシンボリズム「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の
認識の重要性』松永和人/著 九州大学出版会 2001/4/1


6/28 私の手紙と小冊子『LL』が紹介されたイギリスの左利き
の会“Left-handers Club”の会報「The Left-hander」No.20が届く
――『LL』の本文に、簡単な英語で内容をメモして送っていたところ、
「The Left-hander」第一面で、「A warm welcome to the LHC of JAPAN」
として紹介された。私の世界デビュー?
(後年、左利きの人のオフ会に誘われた際、この事実を紹介した次号の
『LL』のコピーを持っていったところ、現・日本左利き協会発起人の
大路直哉さんから、元の会報を見たことがあるとのお言葉をいただく。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」と題して、今回も全紹介です。

この当時の年表では、左利き活動を始めるにつれて年表に記入する事柄が増え、特に後年の参考のためにと詳細なメモを付けるようにしたところ、年表というより月表のようになってしまっています。
まあ、それでもいいかと思います。
いつか役に立つこともあるか、と。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号
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<親御さんへ>特別編―左右共存お箸持ち方絵本『おはしをじょうずにもてるかな』-週刊ヒッキイ第689号

2025-07-08 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号の告知】

第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界>をお休みして、「特別編」として、
 お箸の持ち方絵本を紹介しましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―特別編―

  ◆ 右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本 ◆

 『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫/作・絵 岩崎書店
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●お箸の持ち方を教える絵本

タイトル通り、お箸の持ち方を教える絵本です。

うまくお箸が使えない<みぎてちゃん>に、
<ひだりてちゃん>が、お箸の持ち方を教える、という内容の絵本です。

昨年の11月に出版された本でした。
まったく知らなかったのですが、最近ちょっと左利きの検索をしていて、
たまたま見つけました。

最近はあまりこういう検索をやってませんでした。
「必要な情報は必要とするときに手に入る」といった信念があり、
実際にけっこううまくいくのですね。
でもやっぱりそれは、絶え間ない努力の結果であって、
偶然手に入る、という生やさしいものでありません。

 ・・・

「できるかな絵本」シリーズ
『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫 作・絵 岩崎書店‎
2024/11/18


岩崎書店サイトを見ますと、


おはしを じょうずに もてるかな
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10092368.html


《左ききも大丈夫!箸の持ち方がわかる絵本》
《おはしの正しい持ち方をわかりやすく、ていねいに伝えます。/
 右きき、左きき、どちらでもおはしをじょうずに持てるようになる、
 画期的な絵本!》

動画で見る
https://youtu.be/oBtAd5Z80nQ?list=TLGGGhiOhBF6smsyMDA2MjAyNQ

中面を見る
https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n106633.html


絵本ですので、内容に関しましてはそのまま画像を出すのは、
著作権的にどうかよくわかりませんので、書影はともかく、
ブログにもサイトからの画像のみを勝手に転載紹介しよう、と思います。

 ・・・

本文の引用ではなく、
私流に言葉を換えて内容をおさらいしますと――

お箸の使い方がわからない<みぎてちゃん>が、
自己流でご飯を食べようとします。

お箸を突き立てようとしたり、色々挑戦します。
そのたびに食べられる方のご飯やおかずのハンバーグたちが、
意地悪をします。
そんな持ち方で食べられたくはない、というわけです。

そこへ(お姉さんふう?の)<ひだりてちゃん>があらわれて、
意地悪しないでと、正しいお箸の持ち方を教えてあげるのです。





まずは、上のお箸を動かす練習です。

親指・人差し指・中指の三本指でつまむように一本のお箸を持ち、
お箸の先を上下に動かします。

次に、下のお箸を動かす練習です。

下の方に当たるお箸を一本、薬指の先の方にある、
第一関節と指先の間の横の方にのせるようにします。
薬指には、下から支えるように小指を添えます。
お箸の上の方を親指と人差し指の間で固定します。

こうして、上の一本目のお箸は三本指で、
下の二本目のお箸は薬指で動かします。

というように、お箸の持ち方を教える、という内容の絵本です。


 ●【絵本レビュー】から

3歳男の子と6歳女の子のママが読み聞かせてきた絵本を紹介する
「はむはむ絵本 ~2児のママがおすすめする絵本のご紹介~」

2025-01-15
【絵本レビュー】おはしをじょうずにもてるかな / 深見春夫
https://mama-ehon.hateblo.jp/entry/4265831311_1

によりますと、

 《右利き、左利き両対応の配慮と、箸の持ち方の丁寧な解説/
  この絵本の一番の特徴は、右利きと左利きの子ども、
  両方に対応している点です。
  多くの箸の持ち方に関する解説書は、
  右利きを前提としたものが多い中、
  この絵本は、左利きの子どもにも同じように分かりやすく、
  正しい持ち方を教えてくれます。
  これは、子どもたちの個性と可能性を尊重する姿勢の表れであり、
  非常に重要な点だと考えます。
  左利きの子どもが、箸の持ち方に苦労する場面を何度も
  目撃してきた私にとって、この配慮は、感動的でさえありました。》

とありました。

その通りで、右利き・左利きの両対応の配慮がうれしい絵本です。

見る人の左側と右側にそれぞれのお箸を持つ手を配置して、
まったく対等の大きさで扱っています。


 ●従来の教本では

従来、こういった教本では、
右手例だけをのせてあることがほとんどでした。

()にくくって「右利きの場合」と注意書きがあればいい方でした。

例えば、岩波ジュニア新書の

『行儀作法の教科書』横山 験也/著 2010/08/21


「5章 食事 <(2)箸の扱い方>」において、
右利き用のお作法が示され、そのような表記がなされています。

そして、それは、「じゃあ、左利きの場合はどうすればいいの?」
に対する回答がないものでした。

左利きの場合は自分で考えるしかない、ということでしょう。
そのような場合、
たいていの左利きの人は「左右を入れ換えて解釈」したものです。
「右手」を「左手」に、「左手」を「右手」に、と。

たぶんこのような著書の場合、著者には適切な「解答」がない――
なぜなら左利きのための決まったルールが確立されていないので、
“現時点”でこれが「正解」といえる「答え」がないからでしょう。


 ●「左手箸」は「直したいお箸の持ち方」?

そして、かつては、ズバリ「左手箸」は「間違った持ち方の例」として
表現されることも多々ありました。

20年前に出版された、お箸の持ち方に関するお作法の教本

『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』
小倉朋子・監修(リヨン社 2005/12/1)


「第1章 箸づかいってそんなに大事?」の 
<こんなお箸の持ち方していませんか?> で、
「直したいお箸の持ち方」として、
「平行型(スプーン型)」「交差箸」「つかみ箸」と並べて、
「左手箸」が紹介されています。

その説明は
 《食卓のマナーや配置などは、
  右手でお箸を持つことを前提に決められています。
  お箸は右手で持てるように練習しましょう。》
というものです。



(画像:左手箸を「直したい持ち方」と紹介する 2005年刊
『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』小倉朋子・監修)


*参照:『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』の
「左手箸」についての筆者の意見

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
(レフティやすおの左組通信メールマガジン)』
・第42号(No.42) 2006.8.5 「左手で字を書くために(3)」
「左利き子育て一口メモ マナー本・作法本」

《悲しいけれど、これがひとつの現実です。

 正しい箸使いは、必ず身に付けるべき技術です。
 美しい箸使いもまた、身に付けておきたいものです。
 しかし、正しい美しいという価値判断に、右手使いか左手使いかが
 含まれるとは、私は考えていません。

 左利きの何たるかを知らないがゆえの偏見にとらわれて、伝統を守
 らんがために、人間としての本質を見落としてしまっている、とい
 うところでしょう。》

・第555号(No.555) 2019/11/2
「GO!GO!GO!号―15年目の左利き事情[左手箸について]」
『レフティやすおのお茶でっせ』2019.11.2
GO!GO!GO!号―15年目の左利き事情[左手箸について]
左利きで生きるには週刊ヒッキイ555号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/11/post-af53c0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/1c41fb11890585350d2278a6599b451c

――日本左利き協会のリツイート
https://twitter.com/japan_lefthand/status/1187710343109201920

を紹介しながら、上記の筆者の意見を引用紹介し、日本左利き協会発起人
大路直哉さんの著書
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著
 三五館 1998/10

の意見や、

小笠原敬承斎(おがさわら・けいしょうさい)氏のサイトにおける挨拶
http://www.ogasawararyu-reihou.com/message/index.html

筆者のブログ記事↓の一部など紹介しています。

『レフティやすおのお茶でっせ』2007.6.30
「横澤彪氏「国分太一くん、箸は右手で…」発言に思うこと」
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/06/post_dade.html


 ●右利きにこだわる人は「伝統、伝統」というけれど……

伝統に関していいますと、
日本語表記の伝統は縦書きで、文章は右から左へ改行してゆくものです。
私の子供の頃は、ほとんどの教科書は縦書きでした。
横書きは、算数や理科、音楽の楽譜面ぐらいでした。
中学になって英語が横書きでした。

ところが、昨今の学校教科書は、国語以外はみな、
“西洋伝来”の横書きになっています。
国語の教科書だけは、伝統に則って縦書きです。

しかし、漢字の練習帳ではどうでしょうか?
大半の練習帳は縦書きで、ページは右から左へ進みます。
国語の伝統に則っています。
一方、ページ内では左から右へ展開する、
右手書きに都合のいい形にアレンジされています。

右手で書くときに、常にお手本の文字が見えるように左端にあり、
そこから順に左から右へ、なぞる枡、位置関係が分かる罫線の入った枡、
まったくの白紙の枡というように並んでいます。

日本語の伝統などどこへ行ったのやら……。

都合のいいときだけ「伝統、伝統」といいながら、
自分に都合の悪いときは、勝手に変えてしまう
「右利き偏重社会」の悪いところです。


 ●「同じ大きさ」という現実

絵本に戻りましょう。

左利きが少数派ではあるけれど、
ごく「普通の存在」となってきた時代ですので、
こういう本が出てきても不思議ではないのです。

しかし、長年左利きの問題と取り組んできたものとしましては、
非常にうれしいものがあります。


筆者の年上の知り合いに、
ご飯を食べるときになると一人で隠れて食べる人がいました。
「字は右になったけれど、箸は直らなかった」というのです。

食は、本能でもあり、生まれてすぐに必要になる技術です。
当然、利き手が優先的に使われ、発達するでしょう。
書字は、もう少し後に必要となる技術です。
まわりの大人たちの教えに左右される可能性が高くなります。
それゆえ、このふたつの技術の間には、
実際に使う手に違いが生まれても不思議ではないでしょう。


筆者も子供の頃は左手で箸を持って食べていると、
まわりの大人の人から色々と言われたものでした。

親戚の家でも、日常的に親しくしている人たちはいいのですけれど、
お正月など普段から付き合いの少ない方々も寄り合う場合は、
けっこうキツいものがありました。

今でも外食をほとんどしないのも、
一つにはそういうことが理由としてありました。

 ・・・

先のママさんのご意見にもありますように、
左右平等に行われる持ち方の説明は、

 《子どもたちの個性と可能性を尊重する姿勢の表れであり、
  非常に重要な点だと考えます。
  左利きの子どもが、箸の持ち方に苦労する場面を何度も
  目撃してきた私にとって、この配慮は、感動的でさえありました。》

ほんとうのその通りで、始めにルールありきではなく、
子供ファースト、子供本位の扱い方であり、
こういう本が「当たり前」のこととなったという現実が、
筆者には未だに嘘のように思われます。

もちろん、本当のことです。
2005年出版の『箸づかいに自信がつく本』から、19年――。
感慨無量!


 ●6年前の教科書の左手書字例と比べてみると

令和2年用の東京書籍から出版された、小学生一年生用の書写教科書で、
鉛筆の持ち方の説明図に、左手の図が初めて入りました。
ただそれは、右手よりも一回り小さいものでした。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

『あたらしいしょしゃ 1 [令和2年度]
(小学校国語科書写用 文部科学省検定済教科書)』東京書籍 2019/3/1


(画像:東京書籍 2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」表紙)

(画像:上記サイトより無断拝借 ●1年P4-5、下は黄色枠「左手例」の拡大図)


それを思いますと、まったく同じ大きさで示されている、
本書のお箸の絵は、本当に画期的といっていいように思います。
これが6年の変化でしょうか?

「左利きは少数派だから(=多くの人にとっては不要なものだから)
小さな図でもいいだろう」ではなく、
左利きであろうと右利きであろうと同じ「人間」で、
それぞれの手なのですから、同じ大きさでいい、のです。

この絵本の登場は、大げさに聞こえるかも知れませんが、
筆者の願いである、
「右利きだけでなく、左利きにも優しい、左右平等・左右共存の社会」
への大きな一歩だ、と感じました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本『おはしを じょうずに もてるかな』」と題して、今回は全紹介です。

元々は、見つけたときブログですぐに紹介しようかと思っていました。
でもその時点で半年が過ぎていましたので、今さら「すぐに」といっても、すでに半年が過ぎているので、即時性という点はどうにもなりません。

じゃあ、メルマガで紹介すればいいじゃないか、ということで。

最初は図書館で探してみたのですが、結構閲覧・貸出されているようでした。
やっぱり支持されているようだ、と思い、本屋さんで買うことにしました。
いつもの本屋さんに行くと、ありました。
児童書は今まで持っていませんでした。
こういう本も資料の一つとして持っていてもいいのかな、と思いました。

実を言いますと、改めて自分の持ち方を確認しました。
この本のような持ち方をしていました。

私自身、玉子の黄身をつまめるほど、じょうずな持ち方ではありませんが、割といい方だと思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
<親御さんへ>特別編―左右共存お箸持ち方絵本『おはしを…』-週刊ヒッキイ第689号
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週刊ヒッキイ第688号-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)

2025-06-24 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【別冊 編集後記】
【最新号の告知】

第688号(Vol.21 no.11/No.688) 2025/6/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)
LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第688号(Vol.21 no.11/No.688) 2025/6/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)
LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻の新規入力分で
「ネット初公開!」――で、これが『LL』最終号となります。

 この号は前号(LL10 1996(平成8)年 秋号)の発行から
 半年以上(3シーズン)あいており、
 「終刊号」と銘打っていますように、これが最後の一号となりました。
 
 ペラペラ一枚、見開き2ページで、いかにもな、
 「最後の一号」という出来になっていました。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (11)
 
   (内容紹介)LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL11 概要

 LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号 A4 2ページ

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<新聞から――>What the newspaper says,...
 朝日新聞 1969(平成8)年9月12日 朝刊「生活」面
右ページ(見出し)危険・不便…あきらめず 「画一社会」を変える力に
左ページ(見出し)左利きにもっと愛を 世の便利は「しゃくの種」
 「個性…」増える専用品
------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ(9)夏目漱石『坊ちゃん』
――<坊ちゃん>は左利き!
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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<新聞から――>What the newspaper says,...

 朝日新聞 1969(平成8)年9月12日 朝刊「生活」面
------------------------------------------------------------------

 今回ご紹介するのは、すでに「旧聞」に属する記事ですが、
「朝日新聞」1969(平成8)年9月12日朝刊「生活」面に
掲載されたものです。
 “大新聞”が「左利き」について記事にするというので、大いに期待
したのですが、内容的にいうと、「左利き問題」が存在するという、
まずは無難な紹介に終わっており、もう一段突っ込んで、真剣に
「左利き問題」をうんぬんする、というレベルまでは達していない点が
残念でした。

 特に、昨今話題に上がることが多い、「バリアフリー」(障壁なき
社会)の観点からのアプローチが見られなかったのが、ものたりなく
感じられた。/「次回」に期待したい。

 実は、筆者もこの記事を書かれた大村美香記者から、電話で取材を
受けたのだが、もう少し派手に宣伝しておけばよかったかな、
と反省している。(やすお)

------------------------------------------------------------------

 ――以下、見開き2ページにわたる新聞の記事をコピーしたものを、
 特にコメントも付けないで、そのまま掲載していました。

 今回は、一部原文を交えて内容の要約を紹介しておきましょう。


 ●左側ページ【見出し】改札機 ビデオ 世の便利は「しゃくの種」

------------------------------------------------------------------
[朝日新聞 1969(平成8)年9月12日 朝刊「生活」面]
------------------------------------------------------------------

 まずは左側ページ、こちらがメインの記事に当たり、

【大見出し】<左利きにもっと愛を>

 の下に記事が展開されます。
 まず冒頭に、記者氏による前説が入ります。
 全文を紹介しましょう。


 《首都圏や京阪神で急速に普及してきた駅の自動改札機。
  すばやく多人数の人が通れる効率的な機械だが、
  左利きの人たちにはどうも使い勝手が悪い。
  「便利」や「楽しみ」をうたい文句に、新たに生活に入ってきた
  自販機やビデオカメラなども、左利きに冷たい。
  長年使われてきた道具類には専用のものが作られ始めたものの、
  人口の一割を占めるといわれる「少数派」の不便は
  簡単には解消しそうにない。(大村 美香)》


【見出し】改札機・ビデオ 世の便利は「しゃくの種」

 横に「自動改札機を通りぬける人々」の写真
 (ぐきっ!!=体をひねるときの擬音)が入っています。
 真ん中の一人が、左腕を身体の前にクロスするように出して、
 自分の向かって右側にある改札機の切符投入口に伸ばしています。

 記事は、自動改札機の不便についての証言と共に始まっています。

 ・・・

日本民間鉄道協会によりますと、
自動改札機は1990年代に急速に普及し始め、
1995年には千駅以上、53%に達している。
しかもそのすべてが、投入口が右側にあるものだといいます。

左利きの人の証言(1)
 《「大きな荷物がある時は、さらにバランスを崩しやすい。
  こんな不便を毎日味わっているんです」》

左利きの人の証言(2)
 《「左右両方に投入口をつけるとか、たくさん自動改札機があるなら、
  一台の投入口を左側にしてもらえれば、楽なのですが」》

という要望に関して――

 《「両方作ってしまうと利用者が混乱する」(名古屋鉄道)
  「設置台数は限られているので……」(小田急鉄道)。
  鉄道会社は消極的。
  「現在の機械が右利き専用というわけではないが、お客様は右利きが
   多数。左利きの方には慣れていただくしかない」(営団地下鉄)
  と左利きの努力を求める。》
 
次に家庭用ビデオカメラについて――
片手で持つタイプはほとんど右手用で、ソニーは国内で発売している
17種類はすべて右手で支えて操作する形。

 《「左利きの方に使いづらいのは承知しているが、慣れの問題。
  ボタンを押すだけだし、さほど支障はないのでは」と同社広報室。》
  
左手用の開発予定はない。

一方、日本ビクターが開発した新方式デジタルビデオカメラは、
テープが小さくなった利点を生かして、
縦長で両手で持つことができ、利き目も選ばない。
左利きばかりではなく、右手を失った人からも注文が来ている、という。

自動改札機も、多少の工夫が出てきた。
阪急電鉄は、左手でも入れやすいように、
投入口を左に5度傾けた機種をすべての駅に置いている。
(写真=ぼちぼち 阪急電鉄梅田駅)

東急電鉄でもこの形式を。
JR東日本も1995年3月から設置を始め、
今後は新規導入や機械の取り換え時に改善してゆく予定。


 ●左側ページ【見出し】はさみ・調理具「個性…」増える専用品

(写真=逆も真ナリ 岐阜県関市川嶋工業、左利き用調理用具シリーズ)

 《はさみや包丁など、左利きが不便を耐えて長く使ってきた道具に、
  専用品が多くなってきた。》

として、らせんが逆のコルク抜き、刃の向きが逆の缶切り、
といった調理用具を販売している、川嶋工業(岐阜県関市)を紹介。

バブル崩壊後、特徴のある製品が求められるようになったこと。
左用に向きを変えるだけなので、設計は難しくなかった。
市場が狭い分、採算は取りにくいが、価格は右と同じにしている。

遠藤民雄課長さん――「正直言って、売れ行きはよくない」
しかし、百貨店などには、個性がある商品として人気が高いという。

 《「最近は左利きを苦にしないし、右に直される人も少ないですから、
  これから育つ子供たちに使ってもらえるのでは……。
  将来への布石です」》





東京中央区の刃物専門店「木屋」は、左利き用の刃物約50点を
取り扱っており、その数は徐々に増えつつあるという。

企画課・石田克由課長さん――
 《「左利きを隠さなくなって需要が増えたことと、
  不便だというお客様の声が大手小売店を通じて伝えられて、
  対応せざるを得なくなっている。最近は発売しなくてはならない
  という意識がメーカーに広がっているようです」》


 ●右側ページ【見出し】危険・不便…あきらめず

(写真=ナイスショップ 東京都内のゴルフショップの左利きコーナー)

 《左利きは古くて新しい問題だ。二年前、左利きの人にとっては、
  衝撃的な本が出た。》

スタンレー・コリン著『左利きは危険がいっぱい』を紹介している。

世の中のテクノロジーやデザインが右手に便利にできているので、
左利きの人は日常生活で、不快な思いをするだけでなく、
事故を起こしやすく、寿命を縮める原因になっている――
左利きには危険がいっぱいだ。


【見出し】「画一社会」を変える力に

工業デザイナー・秋岡芳夫さん――
 《「左利きのような少数派が冷遇されるのは今の工業製品の宿命」》

金型を起こす作る現在の製法は、
生産性は高いが画一的な製品しかできない。
それゆえ、少数派の人には対応しづらい、という。

 《「技術的に未熟なんです。多種類を生産できるような技術を
  開発する時代に来ているのですが」》

現状は、「あきらめ使いのあきらめ暮らし」と秋岡さん。

 《「出来の悪いものに自分を合わせて暮らすと生活が貧しくなる、
  ということです。不便なら、使う側も、文句を伝えた方がいい」》


東京都中野区立区立中野昭和小学校・草場純教諭さん――
麺類の給食配膳用に、左利き児童に特製のおたまを用意している。

右手ですくいやすいように、片側がフォーク状になっているおたまは、
左利きの児童には使いづらい。
そこで逆向きのおたまを注文して作ってもらった。

草場純教諭さん――
 《「文字の学習や習字など、児童が苦労し、親もどうしたらよいか
  迷っているケースが多い。教師が少しでも手助けする方法を知って
  いる方がいいのでは」》

おたまを作ったのも、使いやすい道具を児童に渡すべきだと考えたから。

 《「ただ、いずれ子供は社会へ出ていく。教育現場だけの努力でなく、
  社会全体が変わらないと」》


誰もが使いやすい商品やサービスについて、研究調査、普及活動をして
いる、メーカーの企画開発担当者やデザイナーが参加する
「E&Cプロジェクト」会長、工業デザイナー・鴨志田厚子さん――
 《「公共で使うもの、日用品だからこそ、左右を選ばない形がいい」》

自動改札機の場合、左右に投入口があれば、荷物を持っているときや、
杖をついているときなど、右利きの人でも使いやすくなる。

 《「左利きの人への配慮は、左利きの人のためばかりでなく、
  誰もが便利になることだと思います」》


 ●右ページ【見出し】人口の1割 なぞだらけ

 右ページの端一列は「左利き」についての専門家の科学的説明。

 ・・・

京都大学名誉教授(神経生理学)久保田競さん――
 《「利き手についてはまだ分からないことが多い」》

手を動かすとき、手と反対の側の脳が働く。
右手を動かすのは左脳、左手は右脳というように。
脳のどの領域が関連して手が動くのか、大まかな仕組みは分かっている。
しかし、脳の仕組みと利き手の関係については、まだ手つかずの状態。

左利きの人の割合は人口全体の一割程度。
 
 《日本人は直す習慣があるためか結果として少ないが、
  発現率は時代や民族で変わることはないと考えられている。》

両親が左利きの場合、その子供が左利きになる割合が高く、
片方の親が左利きの場合も平均よりは高いので、
左利きの原因は遺伝による、という説もある。

 《しかし、「左利きを決める遺伝子が発見されているわけではなく、
  類推の域を出ない」と久保田教授。左利きにはまだなぞが多い。》


------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ(9)夏目漱石『坊ちゃん』

――<坊ちゃん>は左利き!
------------------------------------------------------------------

 千円札の肖像にもなっている明治時代の文豪・国民作家、夏目漱石の
代表作であり、また日本を代表する青春文学のひとつでもある
『坊っちゃん』。その主人公“坊っちゃん”が実は左利きだった、
ということはあまり知られていない。

 “坊っちゃん”の性格を紹介する冒頭のエピソードのなかに、
親戚からもらった西洋製のナイフで、「右手」の親指を切ってみせる
というのがある。
 右手にナイフを持って、右手を切ることはできないので、
ナイフは左手に持っていたと考えられる。
ゆえに彼は左利きだったのだ!

 何度も映画やテレビドラマになった作品だが、「左利き」の
“坊っちゃん”を演じた人はいなかったのではないでしょうか。

 だれでも一度は読んだことのある小説でありながら、
案外知られていない事実です。(やすお)

------------------------------------------------------------------

*参照:
『坊っちゃん』夏目 漱石/著 新潮文庫 改版 2003/4/1


(冒頭の“坊っちゃん”の無鉄砲ぶりを示す第二エピソード)

 親類のものから西洋製のナイフを貰って奇麗な刃を日に翳かざして、
友達に見せていたら、一人が光る事は光るが切れそうもないと云った。
切れぬ事があるか、何でも切ってみせると受け合った。
そんなら君の指を切ってみろと注文したから、
何だ指ぐらいこの通りだと右の手の親指の甲をはすに切り込んだ。
幸ナイフが小さいのと、親指の骨が堅かったので、
今だに親指は手に付いている。然し創痕は死ぬまで消えぬ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」と題して、今回は全紹介です。

今回、改めてこの新聞記事を読み、色々と思うところがありました。
当時は、前号からかなり日を置いた最終号ということで、私自身、ちょっと疲れていたのか、旧聞ということで遠慮もあったのか、記事内容に関してのコメントを残していません。

今回のこの機会に少しだけ書いておこうかとも思いましたが、書けばどうも単なる愚痴になるような気もします。
遅れてきた意見はない方がいいのでしょう。

この終刊号発行まで約半年のブランクがありました。
当時私は、仕事が忙しくなり、ちょっと病気をしたこともあり、疲れてしまったのでしょう。

やりたいことと望みが大きかった反面、当時の自分には荷の重い仕事だったのかも知れません。
まあ、今でも荷の重い仕事をしているのかも知れませんけれど。

この左利きメルマガも長くやっている割りには、購読者も増えず、特に世間的にも話題にならず、何かしらオファーがなかったとは言いませんが。

まあ、自分が有名にはなりたくない、目立ちたくはない、という気持ちがあるので、どうしても突っ込んでいけないのですね。
まあ、それでもいいかと思っています。

ただ、後に続く人が出てきて欲しいということだけは、言っておきます。

第一土曜日発行分で左利き用の楽器のことを書いていますように、現実の問題としてやはり左利きは冷遇されています。
左利きゆえに楽器の演奏をあきらめた人も多いと思うのです。

左利きの問題は、まだまだ未解決の部分が大半です。
突き詰めて頑張ってくださる後継者がどんどん現われることを期待して止みません。

では。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


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週刊ヒッキイ第688号-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)
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週刊ヒッキイ第687号-楽器における左利きの世界(32)松野迅さんから

2025-06-10 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】

第687号(Vol.21 no.10/No.687) 2025/6/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(32)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える」



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第687号(Vol.21 no.10/No.687) 2025/6/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(32)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える」
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 前回までは、左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
 左利きに関するサイト、エッセイ集の左利きに関する文章を紹介して
 きました。
 今回は、それらの文章をヒントにして、
 私なりに左利きにおける楽器の演奏について考えようと思います。


■1回目――まつのじんさんのサイトから

 「まつのじん」さんについて知る意味で、
 <まつのじんWebsite> 平和ねがいて 弦なりやまず
 http://mjin.m1001.coreserver.jp/
 「ゴーシュからの左右考」2019年7月27日

第674号(Vol.20 no.19/No.674) 2024/11/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(26)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(1)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.11.02
週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/11/post-9afc9f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c61c87eab970c035e076d6c9e5e0876d


 ●左利きのヴァイオリニスト「まつのじん」さんについて
 ●「左(手)利き」=「強度の左利き」
 ●「不便益」という考え方
 ●日本は漢字文化の影響で書き方が二通りある
 ●左利きの「矯正」(=右使いへの転換)行為について
 ●「ヴァイオリン弾きのゴーシュ」として


■2回目――まつのじん(松野迅)さんのエッセイ集から
『すみれの花かご ヴァイオリンのある喫茶室』松野迅 未來社 1992/1/1

 「II マイ・プライベート・ライフ」<涙のひだりきき>

第676号(Vol.20 no.21/No.676) 2024/12/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(27)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(2)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.12.07
週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/12/post-55f0a7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b193894c6d7a3499fa16569f8282e7a

 ●<左利き者の証言>――ヴァイオリニスト松野迅さんの場合
 ●子供時代から、僕は左利きだ
 ●『左利きの歴史』の記述
 ●左利きのままで育つ
 ●右利き社会と左利き用品について
 ●鏡文字の話、食事の話など
 ●左利きとヴァイオリン演奏について――音を出すのが右手
 ●左手の動きと右手の動き
 ●左利き特有の演奏上の苦労について
 ●余談――左利きの人への共感、等
 ●左利きのヴァイオリン演奏についての結論に満足、満足


■3回目――まつのじんのサイトの左利きページから

 「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
(2019年8月13日)
http://mjin.m1001.coreserver.jp/ [ヒダリスト/]
%e3%83%92%e3%83%80%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88/


第679号(Vol.21 no.2/No.679) 2025/2/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(28)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(3)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.1
週刊ヒッキイ第679号-告知-楽器における左利きの世界(28)まつのじん(3)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-5db9f0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9d54a490b52746a60f5212b9afc3b88a

 ●「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
 ●「ひだりきき 異世界の民たち」
 ●「鏡の世界へ ようこそ」
 ●「左利き演奏者の おもい」=右利き社会に生きる左利き者の悩み
 ●「左利き演奏者の おもい」続き
 ●左利きは


■4回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第681号(Vol.21 no.4/No.681) 2025/3/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(29)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(4)」
【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.3.1
週刊ヒッキイ第681号-告知-楽器における左利きの世界(29)まつのじん(4)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-4c221d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ec35e4d1f81a0ac9153e695fbaaef719

 ●「左利き用の楽器 あるの?」
 ●ヴァイオリンの構造
 ●Amazonの「左利き用ヴァイオリンセット」
 ●「左利きの個性 おしえます^^」【松脂編】
 ●「左利きの個性 おしえます^^」【演奏編】右手と左手の動き
 ●「左利きの個性 おしえます^^」【演奏編】脳の違い?


■5回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-告知-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/04/post-99dd44.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9c05f485df40b156b80fc269468ffb6e

 ●「演奏家の登場です」(1)左弾きヴァイオリニスト
 ●「演奏家の登場です」(2)左弾きピアニスト
 ●通常の「右用」鍵盤楽器について
 ●「左(手)利き用」の鍵盤楽器
 ●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い
 ●クリストファー・シードの左利き演奏の感想
 ●左利きの人は左利き用の道具を!


■6回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第685号(Vol.21 no.8/No.685) 2025/5/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(31)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(6)」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.3
週刊ヒッキイ第685号-楽器における左利きの世界(31)まつのじん(6)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-144cd2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/eeb3d80c9a6227df747486f64257adf9

 ●「LEFTY-INFO-BOX」
 ●「HOW TO PLAY for LEFTY VIOLINIST」冒頭解説
 ●突撃する弓
 ●ウォーミングアップ<左(手)利き編>
 ●自分の指なのに…
 ●右手は今どこにいるのだろう…
 ●いつも曲線を意識してみませんか。
 ●「【ひだり図書館】です」


 今回は、過去6回に渡ってご紹介しました、
 左利きのヴァイオリニスト・まつのじん(松野迅)さんの
 ご意見から、色々と考えてみようという試みです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  左利きのヴァイオリニスト・まつのじん(松野迅)さんの
   ご意見から考える(1)うれしかった情報

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●まちがいじゃなかった私の「鍵盤楽器は右利き用」という意見

一番うれしかった?情報は、やはり現行のピアノが右利き用だ、
というご指摘でした。

*参照:
■5回目――まつのじんのサイトの左利きページから
・第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5

 ●「演奏家の登場です」(2)左弾きピアニスト
 ●通常の「右用」鍵盤楽器について
 ●「左(手)利き用」の鍵盤楽器
 ●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い
 ●クリストファー・シードの左利き演奏の感想

↑このへんのお話です。

<●「演奏家の登場です」(2)左弾きピアニスト> のくだりで、
この連載でもたびたび取り上げてきた、
左利き用ピアノを使って演奏される
クリストファー・シードChristopher Seedさんのお話が出てきます。


まつのさんは、

 《私はこの動画に接した時、生まれて初めて、鍵盤楽器の演奏を
  緊張しないで観る&聴くことができました。楽しめました。それまで、
  なんらかのストレスを伴っていたことに気づかされました。》

と、書いておられます。

 《登場する楽器は、フォルテピアノです。
  現代のピアノ(ピアノフォルテ)の前身です。
  そして調律は現代社会でよく用いられている「平均律」ではなく、
  古典調律のようです。
  ロベルト・シューマン(1810-1856)作曲の「蝶々」作品2(1829-1831)
  が演奏されています。》

だそうです。

そして、<●通常の「右用」鍵盤楽器について> のなかで、

 《一般的にチェンバロ(ハープシコード)、オルガン、ピアノなどの
  鍵盤楽器は、左側の鍵盤から右側の鍵盤へと音程が順に高くなって
  ゆきます。》

 《右(手)利きの人にとっては、音楽・音程の高揚が
  右側へと拡がるので、そのように創られたと推察されます。》

 《人それぞれによって異なりますが、
  左(手)利き人間は、
  音楽・音程の高揚が利き手側=左側に向かう方が、
  自然に感じられます。》

と、まつのさんの言葉を紹介しています。

<●「左(手)利き用」の鍵盤楽器> では、

 《↓この動画で使用されている鍵盤楽器のキーボードは、
  音程の並び方向が真逆にできています。「左(手)利き用」です。》

 《下図の上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順です。
  白鍵(前鍵)は、左側から右側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・
  ド〕と並び、音程が上昇します。
  この動画で使用されているキーボードの白鍵(前鍵)は、
  下図の下のように、右側から左側へ
  〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置されています。
  それに添って黒鍵(後鍵)の並び方も逆仕様となっています。
  左側に向かって音程が上昇します。》

と、この左弾き用のピアノの鍵盤の並び方が説明されています。



この鍵盤の並び方は、私も以前に書いています。

左から右(⇒)の動きが右利き用であれば、
左利き用は右から左(←)への動きなのです。

音楽素人の私の考えであった、
(1)現行のピアノや鍵盤楽器が右利き用であること、
(2)左利きの人用の左弾きピアノの鍵盤の並び方の例
とが、
まつのさんの言うところのものと同じだったのが、うれしかったのです。


*参照:

【右用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)⇒⇒⇒
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)←←←
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)

第616号(No.616) 2022/4/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」
『レフティやすおのお茶でっせ』2022.4.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(2)-週刊ヒッキイ第616号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/04/post-7b0072.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/90951982e3ad1c1498e325ea8915cd0f


 ●右利き用であることに無自覚な右利きの人たち

次の<●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い> で紹介しているのは、

 《演奏する手も入れ替わります。
  私たちが日ごろ目にしていますがる「右(手)利き用」鍵盤楽器では、
  (原則として)楽譜(大譜表)の上段〔高音域〕を右手、
  下段〔低音域〕を左手が演奏します。
  ところが「左(手)利き用」鍵盤楽器では、
  その逆手で演奏することになります。》

 《下図の中央ように、(原則として)上段〔高音域〕の音符を左手が
  担当し、下段〔低音域〕の音符を右手が演奏することになります。
  こうなりますと、
  【音程の方向性と楽譜の地図(ながれ)が一致しない】
  と感じられませんか? 
  楽器のつくりと同様、楽譜のしつらえも「右(手)利き脳」に即して
  発想され、そして発達・発展してきたことがわかります。》

このお言葉の通り、鍵盤の並べ方という楽器の製作の発想も、
演奏にまつわる楽譜の表記の発想もすべて、
「右利きの人のための、右利きの人用」になっているのです。

こういう発想が根底にあるにもかかわらず、
実際に演奏している人たち(要するに右利きの人)は、
その事実をどの程度意識しているのか、
という疑問が強く!強く!湧いてくるのです。

たぶんほとんどの人は、意識していないのでしょう。

そういう「右利き優先、右利き偏重」の利き手に関する実態に
無自覚な態度が、また腹が立つのです。


 ●私も強調したい部分

<●クリストファー・シードの左利き演奏の感想> では、
彼の演奏の動画に関して、

 《この動画をごらんになって、「右(手)利き」の方の中には
  ⚡️違和感を感じる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
  違和感を通り越して、気持ちが?不安定になる方がいらっしゃる
  かもしれません。あるいは、しばらく時を経てから
  不快感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

  私は、その心の衝動を充分に理解できます。
  なぜならその不安定な心の動きは、私たち「左(手)利き族」が
  日常的に内心と精神で味わっている 〈試練〉に他ならないからです。
  それは、生涯にわたり切り離せないものでしょう。》

と書いておられます。

後半の 《不安定な心の動きは、私たち「左(手)利き族」が
  日常的に内心と精神で味わっている 〈試練〉に他ならない》
の部分こそ、私も強調したい部分です。



 ●現実を知らしめる努力を!

結局、右利きの人たちは、
この現実の社会において多数派だというだけの理由で、
多大な恩恵を受けているのだという事実を、
しっかり受け止めて欲しいのです。

その事実に気付けば、少数派への配慮もおのずから生まれてくる、
はずです。

こういう現実社会における実態をもっと声高に発言して知ってもらう
という努力を、われわれは続けていかなければいけないのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(32)左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんのご意見から考える」と題して、今回は全紹介です。

ピアノのような鍵盤楽器はみな右利き用だ、という事実をもっと多くの人に知っていただきたいものです。
「左利きは左利き用の道具を!」という時代に逆行しているという現実を、考え直していただきたいのです。

音楽は器楽演奏も含めて、幼児から親しむことが多いので、特に幼児向けの音楽教室では、当然のごとく右利き演奏を教えています。
しかし、先ほども言いましたように、「左利きは左利きのままで!」という時代にこれはやはり逆行している、というのが私の考えです。

幼児はまだ利き手が十分発達していないので、どちらでもいいじゃないか、と考える人もいるかもしれません。
しかしよく観察していれば、「強度の左利きの子」はすぐに分かります。
「中間的な子」の場合は、右使いでもいいじゃないか、となり得ますが、それ以外は絶対に左利き対応がふさわしいと考えます。

余談が長くなりました。
今日はこのへんで。

*注:
利き手には、“「右利き」と「左利き」の2種類がある”のではありません。
各人の利き手を調べる「利き手テスト」というものがあります。
最もよく知られたスタンダードな「エディンバラ(EDINBURGH)利き手テスト」、日本人向けに考えられた「H.N.きき手テスト」、比較的新しい「チャップマン(CHAPMAN)利き手テスト」、もっとも新しい「フランダース(FLANDERS)利き手テスト」などがあります。
それぞれの調査結果を右端に「強い右利き」、左端にその逆のほとんど動作で左手を使う「強い左利き」を置いたグラフに描きますと、それぞれに該当する人たちが「J」字型に分布するといいます。

右端に、ほとんどの動作で右手を使う「強い右利き」の人が最も多く(「J」字の長い部分に相当する)、左端に「強い左利き」の人がちいさな山(「J」字の左端のはねた部分に相当する)を作ります。
この間の「J」字の鍋底の部分に当たるのが、主に右手を使うが時に左手を使える「弱い右利き」からその逆の主に左利きだけれど右手も使える「弱い左利き」の人たちです。

この、「弱い右利き」や「弱い左利き」の人たちを「強い右利き」と「強い左利き」のあいだに存在するという意味で「中間の人(子)」と私は呼んでいます。
人は、それぞれに利き手の偏りの度合いが異なり、一言で「○○利き」と決め付けられるものではないということです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ヒッキイ第687号-楽器における左利きの世界(32)松野迅さんから
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週刊ヒッキイ第686号-『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)

2025-05-23 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】

第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 久しぶりに今回は、
 季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。

 今回も新規入力分で、
 すなわち「ネット初公開!」――ということになります。

 今回は、前回に引き続き、LL第10号の後半をお送りします。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (10)
 
   (内容紹介)LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

------------------------------------------------------------------

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL10 概要

LL10 1996(平成8)年 秋号 A5版 8ページ

------------------------------------------------------------------
前説 The Compliments of the FALL Issue
―特集“左利きを科学する”(1)
------------------------------------------------------------------
左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!
------------------------------------------------------------------
■その1■…………………………………………………………………………
 スタンレー・コリン著 石山鈴子訳『左利きは危険がいっぱい』
    ((c)1992) 文藝春秋 刊より

(1) 利き手調査――あなたの利き手を調べてみましょう。
(2) 利き足調査――あなたの利き足はどちらでしょうか。
(3) 利き目調査――あなたの利き目はどちらでしょうか。
(4) 利き耳調査――あなたの利き耳はどちらでしょうか。
------------------------------------------------------------------
■その2■…………………………………………………………………………
 前原勝矢著 『右利き・左利きの科学』((c)1989)
  講談社ブルーバックス 刊 より
側性係数(LQ)を用いて利き手の程度を数値で確認してみよう
------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ その8 お勉強編
 前原勝矢著『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・
  利き耳…』講談社ブルーバックス (c)1989
―<あなたの左利き度をしらべてみよう>その2で引用した本。
------------------------------------------------------------------
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その9 Left-handed tools & goods
いつもポケットにウェンガー WENGER
―ウェンガー・スイス・アーミーナイフ レフトハンダー・シリーズ
------------------------------------------------------------------
右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
Letters from the right/left side seats
―右側の席から/左利き用品メーカーより/左側の席から
------------------------------------------------------------------
左利きのテキスト本紹介
―全巻左利きに関するもの/左利きに関する章を含むもの
------------------------------------------------------------------



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL10 1996(平成8)年 秋号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

(後半)5ページから8ページまで

------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ その8 お勉強編

 前原勝矢著『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・
  利き耳…』講談社ブルーバックス (c)1989

―<あなたの左利き度をしらべてみよう>その2で引用した本。
------------------------------------------------------------------

 <あなたの左利き度をしらべてみよう>その2で引用したのが、
この本。
 日本人の著者による、「左利き」について書かれた科学的な本の中で
いちばん手に入れやすく、わかりやすい本。

 私がおもしろいと思ったのは、人間の身体は一見左右対称形ではある
が、実は微妙に左右で異なっており、それぞれの役割分担が決められて
いて、その結果、人間が人間として他の動物たちと分かたれることになる
能力を得た、という考え。
 左右の役割分担が人間に言語と道具を作ることを可能にした、という。
そして、この左右の違いを生んだのは、ふたつに分かれた脳―左脳と右脳
―の存在であろう。

 気になるのは、矯正について、「右手利きは多数であり、社会は右手
利きを前提としているのが現状」だから、「さほどの努力を必要としない
程度のことであれば」、郷に入れば郷に従えの「柔軟な姿勢」で「使い手
を変えることは、悪いことでも、恐ろしいことでも」ない、と述べている
点。
 一見まっとうな意見だが、実は「長いものには巻かれろ」の強者の
論理。7年前の著作という時代背景の違いはあるものの、こういう考えの
持ち主が学者と呼ばれる人たちのあいだにも当時まだ存在していたという
状況は、まさに社会がさまざまな差別や偏見を容認していたという事実を
示している。
 前提がまちがっているのだ! 正しくは、右利き左利きにかかわらず
「だれでも…」、「どちらの手でも…」の考え方である。

*『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・利き耳…』
前原勝矢/著 講談社ブルーバック782 1989/6/1


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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その9 Left-handed tools & goods

いつもポケットにウェンガー WENGER

―ウェンガー・スイス・アーミーナイフ レフトハンダー・シリーズ
------------------------------------------------------------------

 私は数年前からこのシリーズのポケットナイフのひとつ<キャンパー・
レフト>を愛用している。特に便利なのがハサミ。小さいけれど切れ味
バツグンで、ちょっとしたときに非常に重宝している。

 ハイカー・レフト、キャンパー・レフト、トラベラー・レフト、
サイクリスト・レフトの4種類。左利き用となると割高になるのが普通
だが、右利き用と同一価格で提供されているのがうれしい。

(*注:以下に、ウェンガーのレフトハンダー・シリーズのカタログから
 写真と説明を転載している。)


(画像:ウェンガーの日本での発売元だった日本シイベルヘグナーのSさんからいただいた資料を基に作成した、当時並行して出していた新聞『左組通信』第10号(平成8(1996)年5月)「ウェンガー/レフトハンダー・ポケット・ナイフ 紹介号」)

------------------------------------------------------------------
右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
Letters from the right/left side seats

―右側の席から/左利き用品メーカーより/左側の席から
------------------------------------------------------------------

<左側の席から>⇒⇒⇒

【わたしたちはひとりではない】(やすお)

 この夏私の元に一枚の往復はがきが舞い込んだ。
「私は左利きで左利き用に作られた商品を探して各社色々と問い合わせて
いたところミズノKK(お客様商品相談センター)より、やすお様が
新聞を発行されておられるので一度連絡をされたらどうかと住所を教えて
いただきました。」
 と、同じ市内に在住のTさん。
 さっそくお会いして大いに盛り上がり、語り合いました。久々の快感!
溜飲が下がる思いでした。同志とめぐり合えた気分。幕末の志士たちも
きっとこんな気持ちでいたのでしょう!
 Tさんは、非常に熱心に左利き用品を探し、あるいは左利きの人に
とって不便に思われることに関して企業にアピールしてこられた方で、
いろいろと新しい情報を教えていただきました。大いに触発され、新たな
力が湧いてきました。やったるでェー!


<左利き用品メーカーより>⇒

▼川嶋工業株式会社・商品企画開発部・Oさん

 先のTさんから教えていただいた左利き調理用品 <サンクラフト>
“愛妻専科”シリーズ・左きき用11品目の製造販売元――

「当社は、家庭用の刃物を中心に、調理用品、卓上用品、製菓用品などを
企画からデザイン、開発、製造販売をさせていただいているメーカーで
ございます。」
「左利きの方々にとって、生活の中で、自分の片腕としてご使用頂ける
ものを提供させて頂けるよう、研究をしております。
 1、幼児専用のはさみは17年前に香川県の幼稚園の先生と一緒に研究
しできあがりましたものです。このとき幼稚園児の中には25%ぐらいの
左利きの子があったかとおもいます。そこで、左利きも同時に製品化し
使用して頂けるようになりました。この時点で価格も右も左も同じで
提供させてもらいました。現在も販売をさせて頂いております。
 2、その後、調理用品につきましても検討をしておりましてようやく
94年、製品化をいたしました。」
「まだまだ、研究を重ねなければ本当に満足していただける物には
なりません。左利きの皆さんにご使用頂きまして、これからもさらに良い
ものに、また新しい物をご提供させていただければと考えております。
左利きの方々が本当に必要とされているものはなにか、共に考え、具体的
に企画し商品開発できればと思います。」

● ていねいな手紙と“愛妻専科”のカタログ、この左利きシリーズを
 紹介した産経新聞の記事と百貨店の広告、そして幼児専用はさみ
 <ちょっきんな>のパンフレット、並びにその開発に当たった大学の
 研究報告の資料を送っていただきました。とても熱心に左利き用品に
 取り組んでおられる、会社の姿勢がうかがえて、たいへんうれしく
 思いました。ぜひとも、この熱意に水をささぬよう、広く左利きの人達
 に使っていただけるように、わが“LL”でも積極的に応援します。
 (やすお)


(画像1:川嶋工業株式会社・商品企画開発部・Oさんから頂いた資料を基に作成した、当時並行して出していた新聞『左組通信』第11号(平成8(1996)年8月)「サンクラフト愛妻専科 左きき調理用品 紹介号」)


(画像2:川嶋工業株式会社・商品企画開発部・Oさんから頂いた資料――産経新聞の記事と百貨店の広告)



←←←<右側の席から>

▼両手利きの――――<静岡県のNさん>

「『おっ、来たぞ』内心そんな呟きで、読んでいます。多忙な日々を
送っていると、“LL”のことも忘れがちになってしまうのですが、郵便
受けの中に見つけたりすると何やら心待ちにしていたような気がするので
不思議です。…現在私が一番関心のあるのは、左利きと右脳との関係です
が、もしこれに関する情報等お持ちでしたら、次次次…回でけっこうです
ので特集を組んでください。」

● 今回から、「左利き」について科学する、という特集を始めました。
 とこまで実態に迫れるかわかりませんが、いろんな本をテキストに
 「左利き」の謎にチャレンジしてみます。(やすお)


------------------------------------------------------------------
左利きのテキスト本紹介
―全巻左利きに関するもの/左利きに関する章を含むもの
------------------------------------------------------------------

 ここで、私が読んだ範囲で、これはという「左利き」のテキスト本を
紹介しましょう。

 ・・・「左利き」について知るための本・・・

◆全巻左利きに関するもの

・『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン著 文藝春秋
(原著1992 日本語版1994)刊――“LL”3号/左利きの本だなぁ 参照
・『右利き・左利きの科学』前原勝矢著 講談社ブルーバックス(1989)刊
――“LL”10号/左利きの本だなぁ 参照
・『左ききの人の本』斎藤茂太著 MG出版(1987)刊
 (文庫版)『左利きの人はなぜ才能があるのか』KKベストセラーズ/
 ワニ文庫――“LL”5号/左利きの本だなぁ 参照
・『かくれた左利きと右脳』坂野登著 青木書店(1982)刊

◆左利きに関する章を含むもの

・『新版 自然界における左と右』マーティン・ガードナー著
 紀伊國屋書店 刊
・『手と脳―脳の働きを高める手』久保田競著 紀伊國屋書店 刊
・『右脳革命』大前研一編訳/T・R・ブレークスリー 新潮文庫 刊
・『左の脳と右の脳』医学書院 刊

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」と題して、今回は全紹介です。

『LL(レフティーズ・ライフ)』第10号 1996(平成8)年 秋号 の(後半)部分です。

第10号にして、
「特集“左利きを科学する”(1)―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!」
と意気込んで始めたのですが、その後あれこれあって、日を置いた次号で紙の時代は終わってしまいます。

今思いますと、気負い込みすぎだったのかも知れません。
仕事がだんだん忙しくなり、一方で、こちらの仕事量も自分の能力を超えるような、難しいチャレンジを始めてしまい、過負荷になってしまったようです。

今みたいな、だましだましやるのが私の実力にあったやり方だったのかも知れません。

それでも、結果的にここまでこれたのだから、それはそれで良かったのでしょう。

済んだことを今になってにあれこれいってみても詮無いこと。
とにもかくにも、3年11号(LL1-1994(平成6)年 夏号 ~ LL11 1997(平成9)年 夏号終刊号)がんばったのですから。
その前のはがき大の“新聞”からですと、1991年からですので、6年以上。

まったくの素人が情熱だけでやり遂げたのですから、それなりに、褒めてあげたい気持ちです。
よう、やらはりましたなあ!

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ヒッキイ第686号-『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
--
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週刊ヒッキイ第685号-楽器における左利きの世界(31)まつのじん(6)

2025-05-09 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】

第685号(Vol.21 no.8/No.685) 2025/5/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(31)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(6)」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第685号(Vol.21 no.8/No.685) 2025/5/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(31)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(6)」
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 左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
 左利きに関するサイト、エッセイ集の左利きに関する文章を紹介し、
 左利きにおける楽器の演奏について考えよう、という試みの6回目。


■1回目――まつのじんさんのサイトから


 「まつのじん」さんについて知る意味で、
 <まつのじんWebsite> 平和ねがいて 弦なりやまず
 http://mjin.m1001.coreserver.jp/
 「ゴーシュからの左右考」2019年7月27日

第674号(Vol.20 no.19/No.674) 2024/11/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(26)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(1)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.11.02
週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/11/post-9afc9f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c61c87eab970c035e076d6c9e5e0876d

■2回目――まつのじん(松野迅)さんのエッセイ集から

『すみれの花かご ヴァイオリンのある喫茶室』松野迅 未來社 1992/1/1

(Amazonで見る)
 「II マイ・プライベート・ライフ」<涙のひだりきき>

第676号(Vol.20 no.21/No.676) 2024/12/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(27)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(2)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.12.07
週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/12/post-55f0a7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b193894c6d7a3499fa16569f8282e7a

■3回目――まつのじんのサイトの左利きページから


 「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
(2019年8月13日)
http://mjin.m1001.coreserver.jp/ [ヒダリスト/]
%e3%83%92%e3%83%80%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88/

第679号(Vol.21 no.2/No.679) 2025/2/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(28)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(3)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.1
週刊ヒッキイ第679号-告知-楽器における左利きの世界(28)まつのじん(3)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-5db9f0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9d54a490b52746a60f5212b9afc3b88a

■4回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第681号(Vol.21 no.4/No.681) 2025/3/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(29)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(4)」
【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.3.1
週刊ヒッキイ第681号-告知-楽器における左利きの世界(29)まつのじん(4)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-4c221d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ec35e4d1f81a0ac9153e695fbaaef719

■5回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-告知-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/04/post-99dd44.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9c05f485df40b156b80fc269468ffb6e


 さて第6回目は、前回同様、まつのさんの左利きサイト
 「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
 (2019年8月13日)
 から、その後半に当たる部分を分けたその3回目を紹介します。

 以前も書いていると思いますが、私は音楽のまったくの素人ですので、
 色々とトンチンカンなことを書いている場合もあるかと思いますが、
 その辺は、想像力を働かせて、お読みください。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

   左利きのヴァイオリニスト・まつのじん(松野迅)さん(6)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「LEFTY-INFO-BOX」

「LEFTY-INFO-BOX」の段落では、アメリカのカレッジにおける
「左利き学生向けの奨学金」について紹介されています。

 《学校や医療機関に自己負担を伴わない、
  欧米の発想が生きています。》

アメリカの大学では、左利きの人向けのテーブル付折りたたみ椅子が、
人数の10%分置くのが決められている、と聞いたことがあります。

トランプ大統領になって、逆平等になっているといった理由からか、
様々な多様性への対応が取り消されているようですが、
左利きへの配慮はどうなっているのでしょうか。
ちょっと気になるところです。


 ●「HOW TO PLAY for LEFTY VIOLINIST」冒頭解説


次のメインの段落「HOW TO PLAY for LEFTY VIOLINIST」では、
まつのさん自身の演奏に関する解説で、読み方として【じっくりコース】
【斜め読みコース】【飛ばし読みコース】の三通り提案されています。

「左(手)利き演奏家 アルアル」の専門家向け解説、
というところでしょうか。

 《〈左(手)利き 弓弦楽器奏者の アルアル〉コーナーで、
  さまざまな「個性」を紹介しました。左(手)利きの方でも、
  当てはまる項目とそうでない項目があるでしょう。また
  右(手)利きの方で、当てはまる項目に遭遇することもあるでしょう。
  〈アルアル〉で取り上げた現象はわかりやすい例のみで、
  各々のケースが複合的に結合した時には、思いもよらない現象と
  対峙することもあります。
  そのような場合は、絡み合った毛糸をほぐすように、
  エクササイズを用いて「原因探求」をしてゆきます。
  自身に対してもそうです。根気と直感力のいる作業です。》

といいます。


左利きの人が、右利き・右手用のハサミを左手で使う場合を
想定してみるとわかりやすいかも知れません。

ふつうのハサミは、「右手用ハサミ」と呼ぶように、
「右手で使うことを想定した作り」になっています。

「右手用ハサミ」は、右手に持ったときの力の入れ方が、
二枚の刃をかみ合わせる方向に働きます。

それを左手で持つと、逆に刃を離す方向に働くことになり、
切ろうとする対象をはさむだけになります。

また、ふつうに構えますと、上の刃が左側にあるので、
切るところを直接見ることが出来ません。

ちょっと横から首を傾げてのぞき見るようにしなければなりません。
あるいは、最初の個所だけ切るところにあてがい、
あとは勘で切っていくことになります。

このように、左手で右手用を使うには、
それなりの工夫が必要になります。

ヴァイオリンの演奏もそれと同じことなのだろうと思います。
独特のやり方をマスターする必要がある、ということです。

*注:
昨今のハサミは二枚の刃のかみ合わせがしっかりしているので、
昔のガタガタのハサミとは違い、
逆の手で持って使ってもある程度は切れるようになっています。
ただし、切る位置を自然な角度で見ることができません。


 ●突撃する弓

 《右(手)利きの方にとっては、どうして雑音が発生したり、
  演奏途中に右手の持つ位置が変わったりするのだろう…
  と思われるでしょう。
  私たちは、
  「着地点がわからないままジャンプしてしまったような感覚」
  で弦の上に弓が当たります。(略)想定外の「接触音」に、
  コントロールできない自身が驚いているのです。》

また、弓は「右(手)利きの(西洋)人」にちょうどよい長さになっている、
といいます。

 《左(手)利きにとっては、現実の弓の長さの倍くらいの長さを
  操っているような感覚に近いように思います。
  演奏中に弓の先を認識しようとして、弓の持つ手が真ん中方向に
  移動するのは、この長さの認識が先まで至っていないことが
  影響していると思われます。》

日本人向きになっていないだけでなく、左利きを想定していないので、
微妙な違いが出るのかも知れません。

以前、左利きの人の利き手と軸足の関係に基づいて
「ヴァイオリンの演奏と軸足の関係」について書きました。



第669号(Vol.20 no.14/No.669) 2024/8/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(23)左利きは左弾きヴァイオリンで(2)」

『レフティやすおのお茶でっせ』2024.8.3
楽器における左利きの世界(23)左利きは左弾きヴァイオリンで(2)-週刊ヒッキイ第669号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/08/post-531140.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/46057327d09383dd6cd5a1447ab5da30

--
左利きの人では通常、多くの人が右足が軸足となり、体重を支えます。

このとき、右手に弓を持ち大きく動かそうとしますと、
重心の位置がぶれ、その身体を支えるのは非常に不安定になります。

弓を右に大きく弾こうと腕を大きく引くと、身体も同じように振れます。
逆に弓を左に押していけば、右足の重心も左に傾き、
左手に持つヴァイオリン本体も不安定になります。

身体が不安定ですと、安定した演奏も難しいでしょう。
--
 <●ヴァイオリンの演奏と軸足の関係>より引用


左手利きの人は、たいてい左足利きで、
体重を支える支持足(軸足)は右足になる傾向があります。

身体の右側に重心を置いているのです。
そのため、右手・右腕を大きく動かすと重心がぶれ、不安定になります。
逆に左手側は、自由に動かすことが可能になります。

右手利きの人は、左手利きの人とは逆で、
左足が体重を支える支持足(軸足)で、重心は左側になります。
そのため右手・右腕を大きく動かしても、重心はぶれにくいのです。

左手利きの右弾き演奏家の場合、支持足(軸足)の関係で、
右手に持つ弓を大きく動かすのに不向きになっている、と考えられます。

無意識につい右足に重心を置いてしまい、いざ演奏というときに、
右手に持つ弓の動きが不自然になってしまう……。

弓の動きに関しては、
こういうことも影響しているのではないでしょうか。


 ●ウォーミングアップ<左(手)利き編>

 《「左(手)利きの人が右手に弓を持つ場合、右(手)利きの人には
  必要ない(と思われる)ウォーミングアップが必須✌️でしょう。
  しかも、段階的に慣らしてゆくウォーミングアップです。
  日常的に意思疎通のできていない「非利き手」に、
  意思伝達を促してゆきます。ここに時間と知恵を用いましょう。》

《日常的に意思疎通のできていない「非利き手」》
という表現がありますが、
これは、
「利き手は心につながっている」という私の持論に同じでしょう。

以下の部分は、専門的になりますので、割愛します。

「ウォーミングアップ」の4番目に、<左(手)利き編>があります。

 《最終的に弓と弦が接触する瞬間が「勝負どころ」です。
  その接触する直前に、左手に構えた楽器を弓の方向へ接近させます。
  弓がバウンドする前に、左の動きで弓を「とらえる」のです。》

と、左手側から動け、という左手側は単に「受ける」のではなく、
積極的に動け、ということのようです。

先ほどの、支持足と重心の関係で、左手利きは左手側が動かしやすい、
と書いたのと同じ発想でしょう。

 《うまくゆくと、音の出発点から〈左(手)利きコントロール〉の
  「見せ場」&「聴かせどころ」となるでしょう。》

と。


 ●自分の指なのに…

 《そうですね。右手の指を動かして弓を操るのは、
  なかなか思い通りにはゆきません。右(手)利きの人たちにとっても、
  指の動作になるとすべての人ができるとは限りません。》

 《あきらめてはなりません。利き手は違っても、
  同じ形状の指があるのですから、半歩ずつでも乗り越えましょう。》

この辺は、利き手の違いによる困難さ、というところでしょう。

「指の自主独立…」「中指と薬指の分離」
この辺のところは流し読む感じです。


 ●右手は今どこにいるのだろう…

目を閉じて、両手の指先をそれぞれ近づけてみると――

 《どちらかというと利き手の指先の意識が高く、非利き手の指先を
  そこに近づけてゆくスタイルが多いのではないでしょうか。
  非利き手が空間をさまようことがよくあります。》

それぞれの指の感覚を研ぎ澄まそうというところでしょう。
眼で見て確認するようでは演奏してられませんから。

パソコンのキーボードのタイピングなどと同じですね。


 ●いつも曲線を意識してみませんか。

 《利き手に限らず、多くの演奏者の弓の角度が直線的です。》

というのですが、音楽の演奏はもっと自由で、

 《弓の角度は、(略)常に曲線を描くことが可能です。
  その曲線の動きが次に移動する弦へのアプローチとなり、
  音色づくりに結びつきます。音楽的な表現は、弓が放物線のように
  動く姿と切り結んでゆきます。》

で、このとき有効なのが、〈左(手)利きコントロール〉だといいます。

 《楽器の角度に変化を持たせて、弓の角度をサポートすることです。
  弓の右手の角度と、左手で持つ楽器の角度の両方を(反対方向に
  曲面で)動かしてあげると、最小限の角度で収まります。
  その左手側の動作の自由を保障するためには、ヴァイオリンや
  ヴィオラの「肩当て」は動きが制限することがあります。》

左(手)利きだからこそできる、左手でリードする演奏、
とでもいうのでしょうか。
先ほども言いましたように、支持足(軸足)の関係で左利きの場合、
右手の動きは制限されかねませんが、
逆に、左手側の自由度は高くなります。

そこに、
左利き右弾き演奏家特有の円満な演奏の鍵があるかも知れません。

 《自然界に、直線は存在しません。曲線や曲面から成り立っています。
  「曲」を意識することは、自然と融合することです。
  そして日本語の「曲」は音楽を示します。》

なるほど、左利き右弾き演奏家の活路がそこにある、
という、自信の発露のような締めの言葉でしょう。


 ●「【ひだり図書館】です」

末尾に「【ひだり図書館】です」というコーナーがあります。
「脳科学」や「左利き」や「左右」に関連する図書のリストです。

《「おすすめ」や「おきにいり」ではございません。》とあるように、
特にこれを読んで欲しい、というまつのさんのオススメ本のリストでも、
左利き演奏に関連する書目でもありません。
あくまでも、「左利き」を理解する上で役に立ちそうな本のリストで、
1964年から2019年までの65点が紹介されています。

私のお気に入りやオススメの本は、
今までにもいろんな機会に書いていますので、そちらをご参考に!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(31)左利きのヴァイオリニストまつのじん(6)」と題して、今回は全紹介です。

この「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」のサイトは、左手利き右弾きヴァイオリン演奏家のまつのじんさんの左利きへの思いの強さ・熱さが伝わってくるような内容でした。

音楽のこと、ヴァイオリンのことはまったくわかりませんが、左利きの動作としては、何かしら理解できるような気がしました。
後に続くであろう左利きの演奏家にとって、右弾きであろうと左弾きに挑戦する人であろうと、おおいに役に立つものだろうと思います。

さらなる続編が生まれることを楽しみにしています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ヒッキイ第685号-楽器における左利きの世界(31)まつのじん(6)
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週刊ヒッキイ第684号-告知-『左組通信』復活計画[36]『LL』復刻(9)LL10 1996年秋号(前)

2025-04-25 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号の告知】

第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」



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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」
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 久しぶりに今回は、
 季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。

 今回も新規入力分で、
 すなわち「ネット初公開!」――ということになります。

 ここまで8ページ一挙公開してきましたが、
 今回はスペース的にむずかしく、前・後半二回に分けてお送りします。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (9)
 
   (内容紹介)LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL10 概要

LL10 1996(平成8)年 秋号 A5版 8ページ

------------------------------------------------------------------
前説 The Compliments of the FALL Issue
―特集“左利きを科学する”(1)
------------------------------------------------------------------
左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!
------------------------------------------------------------------
■その1■…………………………………………………………………………
 スタンレー・コリン著 石山鈴子訳『左利きは危険がいっぱい』
    ((c)1992) 文藝春秋 刊より

(1) 利き手調査――あなたの利き手を調べてみましょう。
(2) 利き足調査――あなたの利き足はどちらでしょうか。
(3) 利き目調査――あなたの利き目はどちらでしょうか。
(4) 利き耳調査――あなたの利き耳はどちらでしょうか。
------------------------------------------------------------------
■その2■…………………………………………………………………………
 前原勝矢著 『右利き・左利きの科学』((c)1989)
  講談社ブルーバックス 刊 より
側性係数(LQ)を用いて利き手の程度を数値で確認してみよう
------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ その8 お勉強編
 前原勝矢著『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・
  利き耳…』講談社ブルーバックス (c)1989
―<あなたの左利き度をしらべてみよう>その2で引用した本。
------------------------------------------------------------------
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その9 Left-handed tools & goods
いつもポケットにウェンガー WENGER
―ウェンガー・スイス・アーミーナイフ レフトハンダー・シリーズ
------------------------------------------------------------------
右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
Letters from the right/left side seats
―右側の席から/左利き用品メーカーより/左側の席から
------------------------------------------------------------------
左利きのテキスト本紹介
―全巻左利きに関するもの/左利きに関する章を含むもの
------------------------------------------------------------------


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL10 1996(平成8)年 秋号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

------------------------------------------------------------------
前説 The Compliments of the FALL Issue

―特集“左利きを科学する”(1)
------------------------------------------------------------------
 左利きに関するいちばんの疑問は、
「なぜ人間には右利きと左利きがあるのか?」ということでしょう。
それは「利き手はいかにしてつくられるのか?」と言い換えることも
できるかもしれません。
 人が左利きになる理由・原因とはなにか?
 今回からしばらくこの問題に挑戦してみましょう!

 第一回は、アンケート編です。
「左利き」についてより深く知るために、まずあなたの利き手を調べて
みましょう。
科学啓蒙書から、利き手調査のための質問をひろってみました。

 本題に入る前に、ちょっとした質問をします。

(『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コリン著 石山鈴子訳
 文藝春秋 より)


 次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたときに、Bさんの
いわんとする意味をどう解釈しますか?

 Aさん「どんな具合でしたか?」
 Bさん「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 これは、あなたの「左利き」に対するイメージに関する調査――
ハンディズム(利き手差別)について――でした。
 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉を当てはめると、万事うまく
行ったことになる。逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を
入れると、ことがはかばかしくなかったことになる。
 調査によると、「不器用だ」「まぬけだ」とか「場違いだ」「無礼だ」
など、91%の人がマイナスのイメージに解釈したという。
 意識する、しないに関わらず、「左利き」に対して否定的な固定的観念
を持っている人が大部分なのだそうです。そして、残りの人はたぶん
左利きの人なのでしょう。
 さて、あなたの場合はどうでしたか?

――From the Publisher やすお


------------------------------------------------------------------
左利きの生活 To Live In The Right-Handed World

―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!
------------------------------------------------------------------

■その1■…………………………………………………………………………
 スタンレー・コリン著 石山鈴子訳『左利きは危険がいっぱい』
 ((c)1992) 文藝春秋 1994 刊より

………………………………………………………………………………………

 あなたの左利き度を、利き手・利き足・利き目・利き耳について
それぞれ調べてみましょう。

(1) 利き手調査――あなたの利き手を調べてみましょう。

 下記の質問に答えてください。それぞれの動作にどちらの手を使うか、
 もっとも良く当てはまるもの――「右」「左」「両方」――に○を
 付けてください。
 自信がないときは実際にやってみて、どちらの手を使っているか
 確かめてください。

1 普段、字を書くとき―――――――――――― 右 左 両方
2 絵を描くとき――――――――――――――― 右 左 両方
3 ボールを投げたり、的に当てたりするとき―― 右 左 両方
4 テニスなどでラケットを握るとき―――――― 右 左 両方
5 歯ブラシを持つとき―――――――――――― 右 左 両方
6 ナイフでものを切るとき―――――――――― 右 左 両方
7 釘を打つとき、ハンマーを持つのは――――― 右 左 両方
8 マッチをするとき、マッチを持つのは―――― 右 左 両方
9 消しゴムで消すとき―――――――――――― 右 左 両方
10 トランプなど、カードを配るとき――――― 右 左 両方
11 針に糸を通すとき、糸を持つのは――――― 右 左 両方
12 ハエたたきを持つのは―――――――――― 右 左 両方

 それぞれの答えのうち、「右」の答えに3、「両方」の答えには2を
掛け、その数に「左」の数を足したものが、あなたの得点です。

「右」 ×3=〔 〕
「両方」×2=〔 〕
「左」   =〔 〕
――――――――――
あなたの得点 〔 〕

得点33~36: 強度の右手利き
  29~32:中程度の右手利き
  25~28: 軽度の右手利き
     24:    両手利き
  20~23: 軽度の左手利き
  16~19:中程度の左手利き
  12~15: 強度の左手利き


(2) 利き足調査――あなたの利き足はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 ボールを蹴ったり、的に当てたりするとき――― 右 左 両方
2 足の爪先で小石を拾い上げたいと思ったとき―― 右 左 両方
3 虫を踏みつぶすとき―――――――――――― 右 左 両方
4 椅子の上に足をのせなければならないとき、
  どちらから先にのせますか―――――――――― 右 左 両方

(3) 利き目調査――あなたの利き目はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 望遠鏡をのぞくとき―――――――― 右 左 両方
2 瓶の中をのぞくとき―――――――― 右 左 両方
3 鍵穴からのぞくとき―――――――― 右 左 両方
4 ライフルの照準を合わせるとき――― 右 左 両方

(4) 利き耳調査――あなたの利き耳はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 締め切ったドアの向こうに会話を聞くとき、
  どちらの耳をドアにあてますか――――― 右 左 両方
2 ラジオのイアホンは―――――――――― 右 左 両方
3 人の心臓の鼓動を聞くとき――――――― 右 左 両方
4 時計のコチコチという音を聞くとき――― 右 左 両方


(2)(3)(4)それぞれの利き側の得点

11~12: 強度の右側利き
 9~10:混合型の右側利き
    8:    両側利き
  6~7:混合型の左側利き
  4~5: 強度の左側利き

調査によると、

 強度の右手利きは、72%
 強度の左手利きは、 5%
 両手もしくは混合型は、22%
 
それにひきかえ、利き足では、

 強度の右足利きは、46%
 強度の左足利きは、 4%
 混合型は、    50%

利き目でも、

 強度の右目利きは、54%
 強度の左目利きは、 5%
 混合型は、    41%

にものぼるという。

利き耳は、もっと希薄で、

 強度の右耳利きは、35%
 強度の左目利きは、 5%
 混合型は、    60%

と、右耳利きはわずか35%で、大半は混合型を示すという。

さて、あなたの場合は? 


■その2■…………………………………………………………………………
 前原勝矢著 『右利き・左利きの科学』((c)1989)
  講談社ブルーバックス 刊 より

………………………………………………………………………………………

 利き手は、右または左と二分されるものではなく、右に近い両手利きや
左に近い両手利きなど、様々な程度の両手利きが存在する。
 側性係数(LQ)を用いて、利き手の程度を数値で確認してみよう。

1 文字を書く―――――― 右手 左手 両手
2 ハシをつかう――――― 右手 左手 両手
3 絵をかく――――――― 右手 左手 両手
4 ハサミをつかう―――― 右手 左手 両手
5 ボールを投げる―――― 右手 左手 両手
6 歯ブラシをつかう――― 右手 左手 両手
7 スプーンをつかう――― 右手 左手 両手
8 短いホーキを持つ――― 右手 左手 両手
9 マッチをする――――― 右手 左手 両手
10 ビンのフタをひねる― 右手 左手 両手

〔計算式〕LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)

すべての動作を右手で行う人は、LQ=プラス100。
逆にすべての動作を左手で使う人は、マイナス100。
右手利きから左手利きまで20段階に評価することができる。
結果は以下のとおり。あなたはどうでしたか?

(*注:以下に『右利き・左利きの科学』から写した、
    手書きのグラフを図示。今回は数値で表現してみました。)


【14~15歳の男性の利き手分布】

100~91 :50%弱 ―――――↑右手利き傾向
 90~81 :20%弱 
 80~71 :15%ぐらい
 70~61 :7~8%ぐらい
 60~51 :5%ぐらい
 50~41 :3%ぐらい
 40~31 :2~3%
 20~11 :2%ぐらい
  0~-9 :2%ぐらい
-20~-29:1~2%
-40~-49:2~3%
-60~-69:2~3%
-80~-89:3%ぐらい
-90~-100:5%ぐらい ―――↓左手利き傾向

LQの値が高い(プラス)ほど、右手利き傾向が強く、
低い(マイナス)ほど、左手利き傾向が強い。


【動作の難易度による右手利き頻度の違い】

 びんのふた:80%弱
ほうきをもつ:87~88%
  歯ブラシ:90%弱
 さじをもつ:92%ぐらい
 ボール投げ:93%ぐらい
   マッチ:94%ぐらい
    ハシ:95%ぐらい
   ハサミ:96%ぐらい
    絵画:97%ぐらい
    書字:98%ぐらい

難しい動作ほど利き手がハッキリする。

 ・・・

以上、ここまでで前半4ページ分が終了です。

紙版の誌面では、余白を利用して、うまく詰めて紹介していました。
こちらでは、その辺がむずかしく、長くなってしまいました。

次回、後半の5~8ページ分を紹介します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」と題して、今回は全紹介です。

紙版の復刻版の10号まで来ましたが、いよいよゴール間近となりました。

このあと、本格的に活動が進むのかと思っていたのですが、仕事が忙しくなったり、ちょっとした病気になったり、で頓挫してしまいます。
やはり無理は良くないということだったのですね。
背伸びしていたようです。
何事もほどほどにしておくべきでした。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
週刊ヒッキイ第684号-告知-『左組通信』復活計画[36]『LL』復刻(9)LL10 1996年秋号(前)
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週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)

2025-04-08 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】x【最新号・告知】

第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」



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第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」
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 左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
 左利きに関するサイト、エッセイ集の左利きに関する文章を紹介し、
 左利きにおける楽器の演奏について考えよう、という試みの5回目。


■1回目――まつのじんさんのサイトから

 「まつのじん」さんについて知る意味で、
 <まつのじんWebsite> 平和ねがいて 弦なりやまず
 http://mjin.m1001.coreserver.jp/
 「ゴーシュからの左右考」2019年7月27日

第674号(Vol.20 no.19/No.674) 2024/11/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(26)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(1)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.11.02
週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/11/post-9afc9f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c61c87eab970c035e076d6c9e5e0876d

■2回目――まつのじん(松野迅)さんのエッセイ集から

『すみれの花かご ヴァイオリンのある喫茶室』松野迅 未來社 1992/1/1

 「II マイ・プライベート・ライフ」<涙のひだりきき>


第676号(Vol.20 no.21/No.676) 2024/12/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(27)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(2)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.12.07
週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/12/post-55f0a7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b193894c6d7a3499fa16569f8282e7a

■3回目――まつのじんのサイトの左利きページから

 「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
(2019年8月13日)
http://mjin.m1001.coreserver.jp/ [ヒダリスト/]
%e3%83%92%e3%83%80%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88/

第679号(Vol.21 no.2/No.679) 2025/2/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(28)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(3)」
【最新号・告知】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.1
週刊ヒッキイ第679号-告知-楽器における左利きの世界(28)まつのじん(3)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-5db9f0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9d54a490b52746a60f5212b9afc3b88a

■4回目――まつのじんのサイトの左利きページから

第681号(Vol.21 no.4/No.681) 2025/3/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(29)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(4)」
【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』2025.3.1
週刊ヒッキイ第681号-告知-楽器における左利きの世界(29)まつのじん(4)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-4c221d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ec35e4d1f81a0ac9153e695fbaaef719


 さて第5回目は、前回同様、まつのさんの左利きサイト
 「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
 (2019年8月13日)
 から、その後半に当たる部分の2回目を紹介します。
 意外に長くなってしまい、次回3回目をお送りします。

 以前も書いていると思いますが、私は音楽のまったくの素人ですので、
 色々とトンチンカンなことを書いている場合もあるかと思いますが、
 その辺は、想像力を働かせて、お読みください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆
 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}
- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

   左利きのヴァイオリニスト・まつのじん(松野迅)さん(5)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「演奏家の登場です」(1)左弾きヴァイオリニスト

「左利き左弾き」の二人の演奏家の動画2本による紹介です。

まず一人目は、ヴァイオリニストから。

なんと、(ふつうの)右利き用を「左弾き」する(!)
ヴァイオリン演奏家が紹介されています!


ヴァイオリニストのカトリーナ・ニコライエフKatrina Nicolayeffさん

 《彼女は左手に弓を持ち、
  右手にヴァイオリンを構えて演奏をしています。
  彼女は私と同じく、
  「右(手)利き用」のヴァイオリンを使用しています。
  「左(手)利き用」の楽器ではなく、
  弦の並び順も変更せずに演奏しています。
  弓を持つ左手を上げると高音、下げると低音が鳴ってきます。
  演奏はおみごとです。
  彼女の演奏するジャンルは〈フュージョンFusion〉と呼ばれる
  音楽分野です。》

「右利き用を左弾きする」というスタイルです。
「これぞ、超絶技巧!」というものでしょう。

ギターでは、松崎しげるさんが「右用をそのまま左弾きしている」
と聞いたことがありますけれど、こういう例もあるのですね。

ただしこれは、「〈フュージョンFusion〉と呼ばれる音楽分野」での話、
だそうです。

 《私も採用したいところです……が、音域上の理由でこのスタイルは
  クラシック音楽の演奏には適さないのです。(≧∀≦)》

というのです。

 《クラシック音楽は、
  ヴァイオリンに高音域のきらめくような音質を要求》

されるからだそうです。

以下、技術的なお話が出てきます。
演奏者でなければわからないと思われますので、カットしますが――。

 《「右(手)利き用」の楽器を右手で持つと、
  細い弦(E線)のハイポジションにまでは指が届きづらく、
  クラシック音楽で必要な音域へ指が到達しないでしょう。》

といいます。一方、

 《フュージョンは、限られた音域から豊かなニュアンスを紡ぎだす
  魅力あふれる音楽です。カトリーナ ・ニコライエフ さんのような
  卓越した「左利き奏者」を生み出したことは、すばらしいことです。
  動画で拝見・拝聴してから、私は彼女の大ファンとなりました。》

彼女の演奏する動画――

カトリーナ ・ニコライエフさんの右利きヴァイオリンの左弾き演奏




音楽のジャンルによっては、右用の左弾きも可能、という実例ですね。

要は、

(1)「右用」を「右弾き」――
 不自由でも非利き手の右手で演奏することを重視して、
 右弾きに慣れるように必死で練習するか

(2)「右用」でも「左弾き」――
 あくまでも利き手である左手による演奏を重視して、
 難しい左弾きに慣れるように必死で練習するか

という二つの選択が、
左利き用の楽器が少ない現状における、「現実的な選択」となります。


 ●「演奏家の登場です」(2)左弾きピアニスト

ついに、以前からこの企画で紹介してきました、
クリストファー・シードChristopher Seedさんが登場します。

  《1998年に製作された左利き用フォルテピアノを演奏しています。》
  このあたりは必読でしょうね!


二つ目の動画がそれ、鍵盤楽器の演奏です。

 《私はこの動画に接した時、生まれて初めて、鍵盤楽器の演奏を
  緊張しないで観る&聴くことができました。楽しめました。それまで、
  なんらかのストレスを伴っていたことに気づかされました。》

これって、どういうことなのでしょうか。

右利きの人が感じるという、
左利きの人が左手で字を書いているのを見たときの「違和感」、
と同じようなものなのでしょうか。


 《登場する楽器は、フォルテピアノです。
  現代のピアノ(ピアノフォルテ)の前身です。
  そして調律は現代社会でよく用いられている「平均律」ではなく、
  古典調律のようです。
  ロベルト・シューマン(1810-1856)作曲の「蝶々」作品2(1829-1831)
  が演奏されています。》

このへんの楽器についてのお話はよくわかりません。


 ●通常の「右用」鍵盤楽器について

「動画に登場する楽器について」です。

 《一般的にチェンバロ(ハープシコード)、オルガン、ピアノなどの
  鍵盤楽器は、左側の鍵盤から右側の鍵盤へと音程が順に高くなって
  ゆきます。》

これは以前も書きましたように、

 →ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド→

と左端の低音部から右端の高音部へと展開しています。
そしてこの並びは、

 《右(手)利きの人にとっては、音楽・音程の高揚が
  右側へと拡がるので、そのように創られたと推察されます。》

と私の考えと同じ考えが示されています。

漢字の「一」を書くときや、横線を引くとき、右利き・右手書きの人は、
右手・右腕を左から右へ「引く」ように動かします。
この方向の動きが、右手・右腕の「自然な動き」になるからです。

鍵盤の演奏も同じです。
右手・右腕の「身体の自然な動き」と、
低音から高音への展開による「心の高揚」との一致が、
まさにこの鍵盤の並びに反映しています。


 《人それぞれによって異なりますが、
  左(手)利き人間は、
  音楽・音程の高揚が利き手側=左側に向かう方が、
  自然に感じられます。》

この「利き手側=左側へ向かう動き」こそが、
左利きの人の自然な「身体の動き」と「心の高揚」の一致した方向
となります。
横線を引くときの右から左へ(←)の動きと同じです。


 ●「左(手)利き用」の鍵盤楽器

 《↓この動画で使用されている鍵盤楽器のキーボードは、
  音程の並び方向が真逆にできています。「左(手)利き用」です。》




クリストファー・シードChristopher Seedさんの演奏


 《下図の上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順です。
  白鍵(前鍵)は、左側から右側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・
  ド〕と並び、音程が上昇します。
  この動画で使用されているキーボードの白鍵(前鍵)は、
  下図の下のように、右側から左側へ
  〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置されています。
  それに添って黒鍵(後鍵)の並び方も逆仕様となっています。
  左側に向かって音程が上昇します。》

図は、サイトを御覧下さい。
白鍵と黒鍵の位置が示されています。



 ●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い

次に、演奏の仕方について書かれています。

 《演奏する手も入れ替わります。
  私たちが日ごろ目にしていますがる「右(手)利き用」鍵盤楽器では、
  (原則として)楽譜(大譜表)の上段〔高音域〕を右手、
  下段〔低音域〕を左手が演奏します。
  ところが「左(手)利き用」鍵盤楽器では、
  その逆手で演奏することになります。》

当然のことですが、左右の手を入れ換えて演奏するわけです。

 《下図の中央ように、(原則として)上段〔高音域〕の音符を左手が
  担当し、下段〔低音域〕の音符を右手が演奏することになります。
  こうなりますと、
  【音程の方向性と楽譜の地図(ながれ)が一致しない】
  と感じられませんか? 
  楽器のつくりと同様、楽譜のしつらえも「右(手)利き脳」に即して
  発想され、そして発達・発展してきたことがわかります。》



そうなんですね。楽器の製作の発想も、
演奏にまつわる楽譜の表記の発想もまた、右利き用になっているのです。


ここでも、図はサイトをご参照下さい。

要するに上下を入れ換え、通常、右手演奏部分が上段で、
左手演奏部分が下段に配置されているのを、入れ換えるのですね。

右手が主旋律で左手が伴奏、という通常の演奏を、
左右の手の役割を入れ換えるわけですから。

さらに、

 《そこで、下図の3つめ(黄色)のように元々の楽譜を左右反転させ、
  右側から左側へと音が流れるようにしてみました。
  そうしますと、私は脳内の音のイメージと?内心の音楽が
  ぴったり重なってくるのです。
  そればかりか、左側に進行するにつれ音程の高まりとともに、
  気持ちが自然と高揚してまいります。》

すなわち、「←」へと進行する楽譜にするということです。


 《この動画のような楽器が身近にあれば、
  私はもっと鍵盤楽器のお稽古を励んだことでしょう。(o^^o)》

というお言葉が、とても大きいと思います。

「左利きの人は、左利き用の道具を!」
という、私のいつもの言葉に通じるものです。


 ●クリストファー・シードの左利き演奏の感想

 《動画で演奏するピアニストは、クリストファー・シード
  Christopher Seedさんです。
  1998年に製作された左利き用フォルテピアノを演奏しています。
  2015年8月15日、スコットランドの首都エディンバラEdinburghの
  グレイフライアーズ教会Greyfriars Kirkでの、ステージです。
  すばらしい演奏が聴こえてまいります。
  Leftt-Handed Piano built in 1998,
  a mirror-image copy of a Graf fortepiano
   built by Poletti and Tuinman Fortepiano Makers.》

クリストファー・シードさんのことは、(ブログでは写真とともに)
この連載で何度か紹介してきました。


 《この動画をごらんになって、「右(手)利き」の方の中には
  ⚡️違和感を感じる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
  違和感を通り越して、気持ちが?不安定になる方がいらっしゃる
  かもしれません。あるいは、しばらく時を経てから
  不快感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

  私は、その心の衝動を充分に理解できます。
  なぜならその不安定な心の動きは、私たち「左(手)利き族」が
  日常的に内心と精神で味わっている 〈試練〉に他ならないからです。
  それは、生涯にわたり切り離せないものでしょう。》

先ほども書きましたように、
左利きの人が字を書くのを見たときの違和感と同じようなものでしょう。

これは、一つは慣れの問題です。

実際に、私たち左利きの人間でも、
以前は左利きの人が左手を使っているのを見たときに、
何かしら不自然なものを感じることがあったからです。

なぜなら、私たち左利きの人も、普段身近に目にしているのは、
右利きの人たちの姿ばかりだからです。
自分の姿も、鏡の反転したものしか見ていないのです。

自分のまわりに左利きの人がいないかぎり、
左利きの姿を目にすることがないからです。

見慣れないものは、やはり違和感の素になるのですね。


 ●左利きの人は左利き用の道具を!

それでもやはり言わなければいけないのですが――

左利きの人はやはり左利き用の道具を使わなければいけないのです。

なぜなら、
右利きの人が右利き用の道具を使って幸せになっているのですから。

それと同じ事なのです。

みんながそういう風に振る舞ってゆけば、
自ずとそれが自然に見えてくるのです。

そう信じています。

 ・・・

 この後、「LEFTY-INFO-BOX」をはさんで、
 次のメインの段落「HOW TO PLAY for LEFTY VIOLINIST」では、
 左利きの右弾きのヴァイオリニストの演奏についてのあれこれ――
 左利きの演奏家の陥るあれこれが書かれています。

 こちらは次回改めて私に理解できる範囲で紹介してみようと思います。

 私にも理解できそうな一般的な事例に置き換えて読む、
 という方向になりますが、取り上げておきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(30)左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」と題して、今回は全紹介です。

一人でも多くの人に、この手の左利き情報をお届けしたい、という気持ちで、今回も全文転載します。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

2025-03-17 | 左利き
古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)
【最新号】


2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
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第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
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*「前編」も見てね! 「前編」はこちらで↓
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(9:40 配信)

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も先月に引き続き、私の発行しているメルマガ
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画、
 <左利きミステリ>の第7回目。

 過去5回は、第6回の(前編)をご参照下さい。

第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ★ コラボ企画 ★

 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
  <左利きミステリ>第7回 国内編
(前編)新規発見作紹介

 × × × × × × × × × × × × × × × ×

 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
  <左利きミステリ>第7回 国内編
(後編)再発掘作紹介

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後、機会ある毎に新たな情報を追加しながら、今日に至っています。

今回は、<国内編>を紹介していきます。

 ・・・

*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
 左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
 ホラー作品等の広義の「ミステリ」の総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』

------------------------------------------------------------------
*(新たに表示記号の追加・変更があります)

 1843:新聞・雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 (フランス/中国):出版国/作品の舞台となる国―出版国と異なる場合
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編 
 エミール・ガボリオ:作者名 
 [シャーロック・ホームズ]:登場する「名探偵」(シリーズ探偵)の名
 ・特記事項
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 [外]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
 [H]:ホラー [SF]:SF [F]ファンタジー
 [傍]:メインのストーリーとは無縁の傍系の話
 [参]:参考作品(一般小説・児童書、小説以外のノンフィクション等)
------------------------------------------------------------------

<左利きミステリ>の登場人物・分類表

 (探):左利きの探偵/探偵役
 (被):左利きの被害者
 (犯):左利きの犯人
 (容):左利きの容疑者
 (他):左利きのその他の事件関係者
 (脇):脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
    ([傍]メインのストーリーとは無縁の傍系の話に登場する人物)

<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。

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<左利きミステリ>:<国内編> 再発掘作紹介

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(再発掘/リスト漏れ<左利きミステリ>)
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今回は、<左利きミステリ>の国内編の再発掘編。
再発掘もしくは、忘れ物ですね。

ただ、内容を御覧いただければ分かりますように、
純粋に「ミステリ」と呼べそうなものは、山本周五郎の作品ぐらいです。
ほとんどが「非ミステリ」という感じです。
広義のミステリとしても、ホラー系です。

参考作品として「左利き」の性質といいますか、「左利き」の本質、
あるいは、発表当時の社会の平均的な「左利き」感、もしくは
「左利き」に対する見方というものを知っていただくための情報として、
その価値があるかと思います。


 ●「一粒の真珠」山本周五郎

1947「一粒の真珠」山本周五郎 (容)
<左利きの容疑者、「ぎっちょの文治」>
初出『新青年』1947年2月号
――窃盗容疑者の許嫁者の元不良の徒「ぎっちょの文治」。
 お嬢様の首飾りの真珠を盗んだ罪をかぶせられた小間使いの許婚者の
 文治は、元不良ということで、容疑者の共犯と疑われる。 
・『山本周五郎長篇小説全集 23 寝ぼけ署長』新潮社 2014/11/27

・『寝ぼけ署長』山本 周五郎/著 新潮文庫 第二版 2019/3/28

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第214号(No.214) 2010/6/5
<左利きムーヴメントLHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”

【新企画】“左利き紳士・淑女録”
(2)架空の人物編
■か行-き・ぎ■
【ぎっちょの文次】ぎっちょ・の・ぶんじ
・山本周五郎/著「一粒の真珠」の登場人物
  新潮文庫『寝ぼけ署長』(1981)収録
・本名 西山文次
・建具屋職人
 《十歳前後で孤児になり、
  富屋町の表通りに店のある建具屋の家で育てられ、
  親方は鈴木秀吉といい、
  文次にずいぶん目をかけて仕込んだし、
  当人も左利きが難だったけれど手の性が良く、
  十六七になると一人前の仕事をするようになった。》p.77
・若くして金を稼ぐようになり、一度ぐれて、
 「ぎっちょの文次」と呼ばれる不良の徒となる
 その後立ち直り、結婚を機に建具屋として独立する


 ●「眠れる美女」川端康成

1960.1-1961.11「眠れる美女」川端康成 [H]
『新潮』1960(昭和35)1月~1961(昭和36)11月
<怪しい宿の左利きの女(女性管理人?)>
――変態老人男性の女体偏愛小説? 老人の性を扱った佳編。1999年の
 新潮文庫「人は誰でも年を取る」フェアの一冊にも選ばれています。
 怪しい性風俗店の女主人を「左利き」らしく設定し「怪しさ」を演出
 していると、巻末の三島由紀夫の解説でもそのように解釈しています。
・『眠れる美女』川端 康成/著 新潮文庫(新版) 2024/8/13
(著者没後50年、浅田次郎氏の新解説を追加した増補版)


《(略)女は立って、隣室へ行く戸の鍵をあけた。左利きであるのか
 左手を使った。(略)なんでもないうしろ姿なのだが、江口にはあやし
 いものに見えた。帯の太鼓の模様にあやしい鳥が大きかった。(略)》


 ●[参考]「片腕」川端康成

1963.8-1964.1「片腕」川端康成 [参](H)
<男と片腕を交換した若い女性の「右腕」>
『新潮』1963(昭和38)8月~1964(昭和39)1月
――右腕を外して男に貸す娘。男は腕を取り換えて眠り、起きると元に
 戻すが、女の腕は冷たくなって……。『眠れる美女』に併録されている
 ように、こちらは孤独な男の性欲を描いている奇妙な味の一編。
・『眠れる美女』川端 康成/著 新潮文庫 2024/8/13

《「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。/そして右腕を
 肩からはずすと、それを左手に持って私の膝の上においた。/
 「ありがとう。」と私は膝を見た。娘の右腕のあたたかさが膝に
 伝わった。》p.135


 ●[参考]『流しのしたの骨』江國香織

(1996.7) 『流しのしたの骨』江國香織 [参]
<「左利き」の恋人は便利?>
――三女の「こと子」を語り手に奇妙な家族を描く小説。こと子は、
 ダブル・デートの相手の恋人たちが手を繋ぎながらフォークを使うのを
 見て便利だと思い、以後、食事の際右手を釣って左手を使い始めます。
・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29


《「あなたのお友達は左利きなの?」(略)
 「ほら、あの二人ずっと手をつないでいたでしょう? 
 もともと左利きなのか、それとも彼女と手をつないでいるために
 左手を使っていたのかしらって……」(略)
 「左利きだよ」/私は感心した。恋人が左利きだとすごく便利だ。
 そう感想を述べると、深町直人はわらっていた。》p.10
《「利き腕のことだけど、ことちゃんが練習してみれば? 真面目に
 やれば、フォークくらいきっとすぐ左手で使えるようになるよ」/
 「……そう思う?」/小さな弟は力強くうなずいた。》p.14
《ごはんを食べるときに右手を使ってしまわないように、
 右腕をスカーフで吊ってるの」/
 父は私の右腕をじっとみつめた。母も食べるのをやめている。
 弟だけがお行儀良く食べ続けながら、/「魚、むしってあげるよ」/
 と言った。/「ありがとう」》p.18
《「……なぜ右手を使っちゃまずいんだ?」(略)
 「だって便利でしょう? 両方使えると」/「……」/
 父は少し黙ってそうか、と言うと再び自分の食事にもどる。/
 「かまわないのよ。こと子。私はおもしろいと思うわ、右手を使わずに
 ごはんを食べるのも」/母が言い、そのあとはもう誰もなにも
 言わなかった。》p.19


 ●「左きき」伊集院静

(1996.10) 「左きき」伊集院静 (犯?/失踪人)
<姿を消した女の特徴は「左利き」>
――左利きの女性を探してほしいという依頼を受けた「探偵」(?)。
『昨日スケッチ』伊集院 静/著 講談社 1996/10/1

・『昨日スケッチ』伊集院 静/著 講談社文庫 1999/11/1

「左きき」 p165-170
《「この女を探してる」(略)「ハワイで知り合った。日本へ一緒に
 戻ってきたら突然、いなくなった」/「名前は?」/「ミチコ……。
 それしかわからん」/「一緒にいて、姓も聞かなかったのか」/「そう
 いう関係だった」/国谷が少し悔むように言った。/私は渡された
 写真の女の顔をじっと見た。Tシャツに短パンツというラフな恰好で、
 ベッドサイドに腰かけて女は笑っていた。特別美人というわけではない
 し、どこかに特徴がある女でもなかった。》


 ●『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋

(2009.3) 『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋 [時代小説](脇)
――敵討ちを果たすべく江戸に出てきた古井虎之助を主人公とする
 時代小説シリーズ第二作、虎之助に右腕を切り落とされて左腕一本で
 剣を振るう剣士二人が登場する。 (ホームページ『左利きを考える 
 レフティやすおの左組通信』「小説で読む左利き」2009.9.13 より)
・『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋/著 講談社文庫 2009/3/13



 ●『闇彦』阿刀田 高

(2010.7)『闇彦』阿刀田 高 [H]
『闇彦』新潮社刊
<ホラー/ファンタジー、左利きのお話し上手の血を継ぐ少女>
――海彦、山彦、闇彦という、海の神、山の神、そして夜の神。
 夜の神は、語り部の血を引く一族で、語り手の小学生時代の同級生稲子
 も、語り手もまた、同じストーリーを紡ぐ血筋の仲間だったのか……。
・『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24


《「ぎっちょでした。だーすけ字が書きにくくて、なんでも覚えてしまう
 んです。お話をたくさん聞かせてくれました」》p.18
《――稲子はどこへ行ったのか――/海の向こうに闇彦の島がある。
 死んだ人が行くらしい。/(略)人知を超えたあやかしの……闇彦の
 しわざかもかもしれない(略)――稲子はそこから来て、そこへ帰って
 行ったのかな――/お話がうまいのは、そのせいかもしれない。
 しばらくは心に残った。》p.24


 ●『ドリームバスター』宮部みゆき

(2011.11)『ドリームバスター』宮部みゆき [SF](ヒーロー)
<SFファンタジーの少年ヒーロー、左利きのD.Bシェン>
――悪夢から人をすくいだす、主人公の少年シェンと師匠のマエストロの
 二人のドリームバスター(D.B)の冒険物語。
・『ドリームバスター』宮部みゆき/著 山田 章博/イラスト 徳間書店
2001/11/1


《(略)話しながら彼が背中を向けたとき、細長くて少し反りのかかった
 刀を、斜めに背負っているのが見えた。(略)
 このタイプの長い刀は、鞘を払うときも、真っ直ぐには抜けない。
 自分の身体を中心に、ちょうど背負い投げをするように、
 斜めに半円を描くようにして抜くのだ。
 だから、右利きなら左肩の後ろに柄が来るように背負う。
 左利きなら右肩に背負う。少年の刀の柄は右肩に来ていた。/
 「君は左利きなんだね」/
 伸吾に問われて、腕組みして歩き回っていた少年は足を止めた。/
 「へえ……最初にそういうことを訊くD・Pは初めてだぜ」》

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本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」と題して、今回も全文転載紹介です。

2月、3月と月の半ばの号では、こういう<左利きミステリ>について書いてきました。
関心のない方には、無意味な企画かもしれません。
「左利き」のみならず、ミステリや推理小説のトリックやストーリーの一つのテーマと言いますか、モチーフとして使われる小道具の一つとして、関心を持つ方もいるのではないか、と思っています。

そういう面からだけではなく、ひいては「左利き」そのものにも関心を持っていただければ、という気持ちで続けています。

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

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