(画像:手持ちの左手・左利き用品から、本書掲載品の一例を)
7月11日に発売されました宝島社のムック
『別冊宝島1786 最強の文房具394―仕事が快適になる超組み合わせ術』美崎栄一郎/監修
宝島社のページ
末尾のほうに、
「“毎日が迫害” のサウスポーに朗報 左利き文具に刮目せよ!!」
というページがあります。
左利きグッズの店として有名な、神奈川県相模原市
(相模原6丁目26番7号/〒229-0031 TEL:042-754-9211 FAX:042-754-9051)
の「菊屋浦上商事(株)」の浦上裕生(ひろお)さんが登場、
なぜか右利きの担当者さんのインタヴューに応え、商品を紹介しています。
紹介されているのは、定番の左手用ハサミ、
工具のタジマの左手用カッターナイフとメジャー、
文具のクツワの右から目盛の左利き用定規、
(KUTSUWAクツワ STAD メタクリル直線定規 左利き用 18cm)
軸とペン先の角度が異なる「ヨーロペン」、
(YOROPEN Z1 デラックスバージョン 油性ボールペン シルバー(キャップ式))
左利き用マウスなど。
ひろおさんの言葉のなかに、
「左利きの場合、右手・右利き用をいかに左手で使いこなすかがデフォルトになっているので…」
といった意味合いの言葉がありました。
従来のように右手・右利き用を左手で使う習慣が身に付いた人の場合、
確かに左手・左利き用品は逆に使いにくく感じる、
というケースがあります。
これは一つには、
この右利き・左利きという性質が、非常に個人差に満ちたものであるところにも大きな原因があるように思います。
結果的に
(1)右用を右手で対応できる人―右利きの要素を持った「弱い左利き」の人/左利きの要素を持った「弱い右利き」の人
(2)右手ではできずに、右用を左手で対応する人―右利きの要素をほとんど持たない「強い左利き」の人、
(3)右用ではなく、左用を左手で対応する人―新しい世代の左利きの人
といった「人種」の違いが生まれることになります。
しかし、今後ハサミのように、様々な左手・左利き用品が普及し、
幼少時からそれぞれの利き手に合った道具を使う習慣が広く普及すると、
また違った状況になるような気がします。
そういう意味では、今は過渡期である、ともいえると思います。
・・・
私は、子供の利き手を変えるのではなく、社会の在り方を変えるべきだと言い続けて来ました。
その都度生まれてくる左利きの子供を右手が使える子供に変えるのでは、
いつまでもたっても左利きの子供たちは、みな同じ苦労をし続けなければなりません。
しかし、子供を変えるという発想をやめ、社会を変えるという発想を持てば、
社会の在り方そのものを左右共存の形に変えてしまえば、
その後に生まれてくる左利きの子供たちみんなが幸せを享受できるのです。
左手・左利き用品を普及させるということも、その大事な一歩です。
もっと多くの場で、左手・左利き用品が紹介され、
広くその存在が知られ、求められるようになり、
左利きの子供たちが最初から左手・左利き用品を使う社会になって欲しい、
と願っています。
それは何も特別な要求ではなく、
今現在、右利きの子供たちが最初から右手・右利き用の道具を使って幸せになっていること、
とまったく同じことなのです。
*
因みに、
「第1章 ペンのコーディネイト術/フォルムの統一でペンケースすっきり ペン型文具を使おう!」
の中で、レイメイのペンカット(↓参照)が左右両用ハサミとして紹介されています。
2011.02.10 Raymayレイメイ藤井ペンカット:右手左手両対応携帯ハサミ
(お茶でっせ) (新しい生活)
(ペンカット ブラック)
--
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「左利き文具に刮目せよ!!『別冊宝島1786 最強の文房具394』」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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7月11日に発売されました宝島社のムック
『別冊宝島1786 最強の文房具394―仕事が快適になる超組み合わせ術』美崎栄一郎/監修
宝島社のページ
末尾のほうに、
「“毎日が迫害” のサウスポーに朗報 左利き文具に刮目せよ!!」
というページがあります。
左利きグッズの店として有名な、神奈川県相模原市
(相模原6丁目26番7号/〒229-0031 TEL:042-754-9211 FAX:042-754-9051)
の「菊屋浦上商事(株)」の浦上裕生(ひろお)さんが登場、
なぜか右利きの担当者さんのインタヴューに応え、商品を紹介しています。
紹介されているのは、定番の左手用ハサミ、
工具のタジマの左手用カッターナイフとメジャー、
文具のクツワの右から目盛の左利き用定規、
(KUTSUWAクツワ STAD メタクリル直線定規 左利き用 18cm)
軸とペン先の角度が異なる「ヨーロペン」、
(YOROPEN Z1 デラックスバージョン 油性ボールペン シルバー(キャップ式))
左利き用マウスなど。
ひろおさんの言葉のなかに、
「左利きの場合、右手・右利き用をいかに左手で使いこなすかがデフォルトになっているので…」
といった意味合いの言葉がありました。
従来のように右手・右利き用を左手で使う習慣が身に付いた人の場合、
確かに左手・左利き用品は逆に使いにくく感じる、
というケースがあります。
これは一つには、
この右利き・左利きという性質が、非常に個人差に満ちたものであるところにも大きな原因があるように思います。
結果的に
(1)右用を右手で対応できる人―右利きの要素を持った「弱い左利き」の人/左利きの要素を持った「弱い右利き」の人
(2)右手ではできずに、右用を左手で対応する人―右利きの要素をほとんど持たない「強い左利き」の人、
(3)右用ではなく、左用を左手で対応する人―新しい世代の左利きの人
といった「人種」の違いが生まれることになります。
しかし、今後ハサミのように、様々な左手・左利き用品が普及し、
幼少時からそれぞれの利き手に合った道具を使う習慣が広く普及すると、
また違った状況になるような気がします。
そういう意味では、今は過渡期である、ともいえると思います。
・・・
私は、子供の利き手を変えるのではなく、社会の在り方を変えるべきだと言い続けて来ました。
その都度生まれてくる左利きの子供を右手が使える子供に変えるのでは、
いつまでもたっても左利きの子供たちは、みな同じ苦労をし続けなければなりません。
しかし、子供を変えるという発想をやめ、社会を変えるという発想を持てば、
社会の在り方そのものを左右共存の形に変えてしまえば、
その後に生まれてくる左利きの子供たちみんなが幸せを享受できるのです。
左手・左利き用品を普及させるということも、その大事な一歩です。
もっと多くの場で、左手・左利き用品が紹介され、
広くその存在が知られ、求められるようになり、
左利きの子供たちが最初から左手・左利き用品を使う社会になって欲しい、
と願っています。
それは何も特別な要求ではなく、
今現在、右利きの子供たちが最初から右手・右利き用の道具を使って幸せになっていること、
とまったく同じことなのです。
*
因みに、
「第1章 ペンのコーディネイト術/フォルムの統一でペンケースすっきり ペン型文具を使おう!」
の中で、レイメイのペンカット(↓参照)が左右両用ハサミとして紹介されています。
2011.02.10 Raymayレイメイ藤井ペンカット:右手左手両対応携帯ハサミ
(お茶でっせ) (新しい生活)
(ペンカット ブラック)
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「左利き文具に刮目せよ!!『別冊宝島1786 最強の文房具394』」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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