リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

銀行屋は天国に行けないんだって

2015年04月14日 | 日々の風の吹くまま
今日はまた春らしい天気だけど、きのうの精神的なきりきり舞いでぐったり。まずは若夫婦
が銀行にローンの申請に行ったら「明け渡し後に解体して新築」という約款を外さないとダメ
と言われたから、「補遺」を修正してくれという知らせ。家付きの土地を買うなら土地と「家」
の公正市場価格を勘案して審査した上でまとめて払われるけど、新築の場合は設計図など
から想定した「完工図」を元に金額枠が決まって、各工事過程の終了ごとに払い出される。
そうか、条文からは「建設費ローン」の申請と読めなくもないか。

でも、案の定カレシが「ヤダ」と駄々をこねて、おまけに銀行の鑑定士が家の中を見に来る
と聞いてさらに大むくれ。期限までに借りられなかったら反故になって、私たちのオファーも
ご破算になるけどと言っても「他に見つかる」と取り付く島もない。弁護士に相談しようと言っ
ているうちにまた大げんかに発展。この2ヵ月半の間に何度大げんかしたことか。(そのた
びに互いの心のひだの部分がわかって来て、分裂には至っていない。)夜遅くにすったもん
だの末に修正に(カレシはしぶしぶ)応じることにしたところで、「現金決済するって」とポー
ルから連絡が来て拍子抜け。

銀行の横槍に売り主が躊躇していると聞いて、双方の両親が息子/娘夫婦のために資金
の工面に乗り出したんだそうな。それくらい若夫婦は我が家の土地が欲しいんだな。「ほん
とにそこに夢の家を建てたがっているんです」とエージェント氏も援護射撃。私たちは環境
の変化が嫌になって離れるのに、若夫婦はどうしてもこの環境に住みたいとは。ある種の
世代交代だな。そこまで熱心に言われると、情にほだされてしまうね。こうやって親が子供
の援助に乗り出して来るのはアジア系の家族に多いような気がする。ワタシの亡き父も私
たちが買うときと新築のときにそれぞれ「遺産の先渡し」として援助してくれた。

銀行ってお金を借りる人にイジワルで、私たちの初マイホームのローン(高利貸し並みの年
17.5%の金利)のときは「買値が高い」と言われ、新築したときのローン(年12%)のとき
は「寝室ひとつの家は売れない」と文句を言われ、郊外の丘陵地に千坪の分譲区画を買お
うとしたときは、10年償却で借りて二度とも4年で完済していたので、「繰り上げ返済してば
かり」と嫌味を言われたっけ。そういえば、「銀行屋は天国に行けないんだよ」と言った人が
いたっけなあ・・・。

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