リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

インフルエンザがリベンジをしかけて来るらしいけど

2022年09月29日 | 日々の風の吹くまま
9月28日(水曜日)。☁⛅☁。週中のこぶの日。青空がのぞいていたりするけど、おおむね曇り空。今日はちょっと雨が降るという予報がおとといくらいまで出ていたので、期待していたのに全然その気配がないじゃん。(午後遅くに夕方にルーフデッキがちょっとだけ水玉模様になったけど、ほんの10分かそこいらのことで、そんなの「雨」の部類に入らないじゃないの。)ほんとに、メトロバンクーバーの天気予報ほど当たらないものはないって感じだけど、山あり平地あり川あり海ありという複雑な地形で微気候がごちゃごちゃしているために、天気の動きを正確に予測するのが難しいんだそうな。まあ、東の端(内陸平地)と西の端(海)の気温の差も、夏は東高西低、冬は西高東低でかなりの開きがあるしね。新しい「雨」の予報は再来週の月曜日で、感謝祭。三連休を狙って雨なんて、マザーネイチャーも人が悪いねえ。

きのう、ヴィクターのお父さんにこの冬はインフルエンザ(と風邪)が暴れそうだと言っていたら、BC州の保健衛生局長の(コロナ関連の)定例記者会見で、秋から冬にかけての「呼吸器疾患シーズン」について、コロナは下火になっているものの、この冬はインフルエンザがコロナ以上の猛威を振るいそうとの予測で、さらに季節的に屋内で過ごすことが増えてコロナもやや増える可能性を踏まえた上で、十分な病床の確保を図っているとのこと。まあ、この2年はコロナの陰で脇役に甘んじて来たわけで、コロナが息切れして来たところで、やっと我々の出番が来たと張り切っているってことだろうな。一般市民のインフルエンザワクチンの接種は再来週の連休明けに始まるそうで、今年は生後6ヵ月以上を対象に誰でも無料、さらに65歳以上の場合は高用量ワクチンを無料で受けられるようにするという話。インフルエンザワクチンと同時にコロナのオミクロン株ブースターも受けられるそうだけど、ブースターは前回の接種から6ヵ月後ということなので、6月初めに4回目を接種した私たちに通知が来るのは12月初めかな。だったら、インフルエンザワクチンの方をさっさと受けてしまうのが最善の策だと思うけど、はて、安全性を考えたら、この風邪の後始末を付けてからの方がいいかな。


自分の身の安全は自分で考えて積極的に動かないと守り切れないってことだけど、世紀が変わってからというもの、「それにはアプリがあるから大丈夫」というテクノロジーの甘いささやきに載せられたミレニアル族が自分の安全は誰かが守るものだと思ってしまっている節があるけど、先日そんな風潮にスポットを当てるようなローカルニュースがあって、なるほどなあ。世界のどこの誰とでも仮想の空間で瞬時に接触できるソーシャルメディアの技術が生んだヒットビジネスのひとつがマーケットプレイスで、互いに知らない売り手と買い手をオンラインで引き合わせる、いわばマッチングサービス。最近バンクーバーでは、その取引の引き渡しで売り手が現れた買い手に襲われて売り物を奪われる事件が相次いだそうで、一計を案じたバンクーバー市警察が「安全な取引は警察署でどうぞ」。確かに警察本部の外やロビーほど安全なところはないな。照明は煌々と明るいし、セキュリティカメラがいつも見ているし、バンクーバー市警察は角にあって人通りが多いから、逃げるのも大変で、悪い奴には近寄りがたいはず。

それでも、「安全なのがあたりまえ」という思考は何とかした方がいいんじゃないかという気がする。自分の安全は自分で守ると言っても、必ずしも誰でも何でも頭から信用するな、疑ってかかれ、理解できないものは避けろということじゃなくて、突き詰めて行けば、自分自身の直感や判断力を「どこまで信頼できるか」というところに行き着くんであって、それが「自信」というものの本質なんだと思うし、本当の意味での自己責任感じゃないかと思う。で、安全があたりまえの環境で育った世代が遭遇したのがコロナと言う大危機で、アメリカのある大学医学部の研究では、コロナで日常のリズムのかく乱や行動制限による社会的孤立が長引いた結果、若い成人たちはより不機嫌になって、よりストレスに弱く、さらにより非協力的で人間不信が強まり、自制心と責任感が低下したという結果が出たそうな。まあ、若い世代はまだ自分の人生を十分に生きて来てないんだから、それが一時的な変化なのか、持続的なものなのかはまだわからないとしても、これもコロナの(精神的な)後遺症なんだろうな。



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