リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

もしかしたら引越しブームになるかも

2015年06月29日 | 日々の風の吹くまま
暑い!今日はカレシの発案でガレージの片付け。ずっと昔にカレシが作ったごっつい棚が
あって、埃を被った園芸用品や何やらがいっぱい。包装したままのものがそのまま忘れら
れていたと思えば、園芸センターが使う薄っぺらなポットがそこら中にある。(温室の後ろの
物置にあるプラスチックのポットは千個は下らない・・・。)よくもこんなにたくさんガラクタを溜
め込めるもんだと感心しつつ、捨てるものをガレージドアのそばに集めて、トラックを回して
来て積み込み。あ~あ、汗だく・・・。

リサイクルデポとゴミ捨て場を回って帰って来たら、隣のパットが「メリットにいい物件を見つ
けてね・・・」。あはぁ、来年には引っ越すと言っていた彼もとうとう本気になったらしい。メリッ
トは州中南部のニコラバレー地域に19世紀末に牧畜で拓けた町で、「市」とは言っても人
口は1万人に満たない。内陸盆地だから夏は40度近くになるし、冬はマイナス30度以下に
なるけど、夏のメリット・マウンテン・ミュージック・フェスティバルには人口の10何倍もの人
が集まる。見つけたのは築5年の大きな家で敷地は1000坪くらい。水道は井戸から引い
ているだんそうな。

パットは74歳。便利な施設や医療などのサービスが整った大都会を離れるには勇気がい
るだろうと思うけど、この2ヵ月ほど頻繁に3、4日ずつ家を留守にしていたのは、同年代の
恋人のウェンディと引越し先を探し歩いていたためらしい。野鳥観察の同好会でパットと知
り合ったというウェンディは溌剌としたおばあちゃまと言う感じのイギリス人で、カントリーリ
ビングはイギリスの伝統文化なのかもしれない。けっこう長い付き合いの2人、どうやらそれ
ぞれの家を売って、田舎に家を買って、いよいよ結婚するつもりらしい。うふっ、ほのぼのと
しちゃうなあ。

そっかぁ、パットもいよいよここから出るのか。20年来のご近所さんが次々と出て行ったら、
3軒隣のアントンとカヨも、道路向かいの家に1人住まいのマージョリーも、それじゃあってこ
とになるんじゃないのかな。みんな60代、70代。やっぱり節目と言える時が来ているのか
もしれない。だけど、パットはカレシに何倍も輪をかけた「捨てられない人」。不用品は整理
するとしても、ガレージを埋め尽くしている段ボール箱の山はどうするのかと聞いたら、「い
や、全部持って行くよ」。う~ん、ウェンディが何と言うかなあ・・・。

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