リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

年を取ってもクリスマス大好き

2015年12月13日 | 日々の風の吹くまま
今日は何となく休養日。スカイプレッスンの生徒さんに英語の作文力を伸ばすにはどうした
らいいかと聞かれて、「本を読みまくることだと言ったんだけど」とカレシ。でも、本にもいろい
ろあって、ワタシなんか高校時代に図書室にあったとんでもない三文小説を読みまくった。
自衛隊駐屯地に冬の訓練に来たアメリカ兵が読み捨てて行ったもので、高校の図書室に
置くようなシロモノじゃないのに隅っこの書棚に何十冊もあった。田舎だからそれしか英語
の本はなかった。まあ、あの頃の英語力でどれだけ理解できたか怪しいもんだけど、内容
が内容だから英語力不足で良かったのかも。

リビングの隅のロッキングチェアに収まってArts Clubのアンソロジーを読んでいたら、カレ
シが「何かいい本、知らない?」と聞くので、本棚を見回してO・ヘンリーの短編集を出して
来た。我が家にあるのは101編を集めたFolioの分厚いもので、その中に高校の英語教
科書に出てきた『After Twenty Years(二十年後)』というのがある。20年後の同じ日、同じ
時間に別れたところで必ず再会しようという約束をした2人の親友の話で、こういうちょっと
泣かせるストーリーを書きたいなあと思ったのを今でも覚えている。

クリスマスまで2週間を切って、ラジオからは盛大にクリスマスキャロルやクリスマスソング
が流れる。クラシックから賛美歌、ジャズにポップスまで何でもありだけど、クラシックならア
ダンの『O Holy Night」が好き。バッハの曲は何でも好き。メンデルスゾーンの「Hark the
Herald Angels Sing」は一緒に歌うのが好き。一番楽しいのは1953年当時10歳の女の
子が「クリスマスにはカバが欲しいの。絶対にカバじゃなきゃダメなの」と歌った『I Want a
Hippopotamus for Christmas』。ドクター・スースの名キャラでクリスマス嫌いのグリンチを
歌った『You’re a Mean One, Mr. Grinch』は「あんたはサボテンみたいにかわいいよ」と笑
いながらの口ぱくが楽しい。

そろそろ古希に手の届く年になっても、ワタシはクリスマスが大好き。キリスト教会の幼稚園
でのクリスマスの降誕劇ではマリアに受胎を告知する大天使ガブリエルを演じるはずだった
のに、直前に風邪を引いて舞台デビューのチャンスを逃した。子供のワタシに「受胎」の意
味がわかったとは思えないけど、「恐れるな、マリアよ」と紙切れに書かれたせりふの練習
をがんばったのに。今、毎年クリスマスに必ずツリーの近くに置くのは、まだ日本とカナダで
遠距離だった頃にカレシが街中の本屋を探し回って見つけてくれたワタシの宝もののこの
本・・・↓

  

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