リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

クリスマスの12日は西洋版松の内

2016年01月05日 | 日々の風の吹くまま
1月5日。今日が降誕節の十二夜で、明日が公現日。東方の三博士が赤ちゃんのキリスト
を見に来たのはこの公現日で、キリストが生まれた12月25日ではない。博士たちはベツレ
ヘムの星という、今で言う衛星通信みたいな媒体によってキリストの誕生を知ることができ
たんだけど、何しろその当時の交通の便と来たら今とは比べものにならない遅さだったので、
ベツレヘムの厩に行き着くのに12日もかかったわけ。東方だからペルシャのあたりから来
たのかもしれないな。三人は何の博士だったのか?今で言うなら「天文学者」。もっとも、そ
の当時の天文学者は月や星を観測して占いをするのが仕事だったんだけど。

イタリアでは子供たちはこの公現日にプレゼントをもらうことになっているそうで、靴下にプ
レゼントを入れて行くのはサンタクロースじゃなくて、箒に乗った魔女のベファーナ。良い子
にはいいもの、悪い子には石炭の塊を置いて行くと言うのはヨーロッパ各地によく似た行事
があるし、日本のナマハゲの伝統行事と似ていなくもない。子供のしつけの悩みは古から
人類共通だったと言うことか・・・。

イギリスでは十二夜が終わるまでにクリスマスツリーを片付けないと縁起が悪いと言われて
いるらしい。縁起を担ぐわけじゃないけど、我が家(というかワタシ)はだいたいこの十二夜
にあたる1月5日にクリスマスツリーを片付けることにしている。つまり、クリスマスの12日
は日本で言うなら「松の内」みたいなものかな。ワタシなりの「習慣」があって、まずはツリー
トップから優しい目で見守っていてくれた天使を外す。それからインゲ・グラスの「クリスマス
キャロル」の飾り8個を外して専用の箱に納め、そして他の飾りを小さいものものから外して
行って、最後がガラスボール。その後でガーランドとライトを外して、お正月飾りと一緒に段
ボール箱にしまい、ツリーの枝をまとめて、スタンドと一緒に古毛布に包んで縛って完了。

今年は作業スペースがたっぷりあったせいか、2時間ほどで楽々完了。急に広々としたダイ
ニングでランチをして、2つの段ボール箱はクローゼットの奥に、ツリーは地下駐車場にあ
るロッカールームの我が家のロッカーの奥に収納して、これでクリスマスは終わり。寒かっ
たけど、のんびりしたいいクリスマスだったなあ。チョコレートもご馳走もたくさん食べたのに
ちっとも太らなかったし・・・。

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