リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ホリデイの終わり/メキシコで立ち往生の究極のコロナバカ

2022年01月06日 | 日々の風の吹くまま
1月5日(水曜日)。☁☁❆。嵐の前の何とかで、いたって平穏な日。今夜からまた雪が降り出して、夜半には吹雪になり、明日の朝までに20センチくらい積もるという予報。で、朝には気温が上がって雨交じりの雪になり、午後には雨になるそうだから、明日の通勤は大混乱だろうな。きのうも雨になったり、雪になったりで、べっちゃべちゃの銀世界で交通が大混乱。午後にはバンクーバーのグランヴィルストリート橋で路線バスが一時30台以上も立ち往生して、普通なら1時間くらいの路線を走るのに4時間以上かかったと言うから、もう災害なみ。明日の朝もまたそうならないといいけど、こういう予報ってのはなぜかよく当たるんだよねえ。念のため、早めにスーパーに走って牛乳だけ買っておこうっと。

今日のいの一番の「やること」はクリスマスツリーの片づけ。だって、今日はクリスマスの12日目で、明日の「エピファニー」は東方の三賢者がベツレヘムの星に導かれて、生まれたばかりのキリストに会いに来た日。(ああ、それでクリスマスツリーの頂点に星を飾るわけか。)イギリスの伝統では、今夜12夜までにクリスマスツリーを片付けないと、不運な年になるんだそうで、まあ、ぐうたらしてだらだらといつまでもツリーを飾っておかないようにという親心から来ているのかもしれない。縁起かつぎは別としても、毎年この日にツリーを片付けることにしているので、朝ご飯が終わったら、まずは3つの段ボール箱を出して来て、飾りを外して小さいものはビニール袋に、大きいものや壊れやすいものは丁寧に紙に包んで片付け、ガーランドを外し、ライトを外して、それぞれの箱に詰めて寝室のクローゼットの奥に収納。ランチの後はいよいよツリーをたたんで、抱えられるように縛る作業で、腕を引っ掻かれ、鼻の頭から汗を滴らせながらの、ちょっとしたレスリング。あとは古毛布に包んで縛ったのを地下の収納ロッカーに持って行けばいいだけのところで今日の作業は終了。ああ、くたびれた。

1年中飾っておきたいところだけど・・・
あとひと息・・・

今オミクロン株をしのぐ勢いでカナダのメディアを賑わしているのが「サンウィングのパーティ便」。サンウィングは観光地へのチャーター便を運航する航空会社で、12月30日にケベックの若いグループを乗せてメキシコのカンクンに向けてモントリオールを出発。機内では当然マスク着用などの規則があるんだけど、乗客たちはマスクを外し、踊ったり歌ったり、電子タバコを吹かしたり、はてはウォッカの大びんを回し飲みする羽目の外しよう。ごていねいにそれをビデオに撮って得々とソーシャルメディアに投稿したもので、運輸大臣と保健大臣、公安大臣が共同で刑事訴追も視野に入れての調査を指示し、トルドー首相は(ケベック向けの)フランス語でのコメントでグループを「アホ」、「野蛮人」とこき下ろす騒ぎに発展。ツアーの主催者は「落ち着いて、この次はどうすればもっとうまく行くか考えてみる」とソーシャルメディアにコメントする無責任ぶりで、当のグループはサンウィングが求めた機内での規則遵守を確約しなかったので、サンウィングは帰国便をキャンセル。帰れなくなったアホたちは他の便に乗り換えようとしたけど、まずエアトランザット、次いでエアカナダが「パーティ便の乗客」の搭乗拒否を発表したもので、カンクンで立ち往生。

感染を広げないための規制を無視してどんちゃん騒ぎをやるコロナバカは世界中どこにでもいるけど、このツアーの参加者の中にはケベック州のソーシャルメディアのいわゆるインフルエンサーやテレビのリアリテイショーの出演者もいるという話で、仮想現実空間に住む人類亜種の「エイリアン」という変異株なのかもしれないな。その後のコロナ検査では参加者30人以上が陽性だったそうで、ますますおうちが遠くなるばかり。そのうち「何とかしてよぉ~」と政府に泣き付いてくるんだろうけど、どこもこんなアホに同情なんかしないってば。


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